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はた迷惑なウェディング
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はた迷惑なウェディングの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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シリーズ前半のほうがおもしろいのよ。ちょっとむりな展開と思う部分もあるが主人公が好きなので星四つ。 | ||||
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アメリカのメイン州にあるという(実際は無い)小さな町ティンカーズコーヴを舞台に繰り広げられる素人主婦探偵ルーシー・ストーンの活躍を描くコージー・ミステリー・シリーズ第8弾です。このシリーズも順調に8冊目が紹介されまして、ヒロインのルーシーと夫ビルと四人の子供達の一家の成長と家族史が描かれる人間ドラマと共に小さな町に押し寄せる様々な犯罪の波というリアルな社会問題を含んだシリアスな犯罪ドラマの2つの面がバランス良く味わえ、一作毎に趣向が凝らされた1パターンに陥らない新鮮な読み心地で毎回楽しんで愛読しております。 おめでたい事に親友スーの娘シドラと若き大富豪との結婚が決まり、ルーシーは頼まれて自宅のあずまやを結婚式に提供する運びになる。やがて一足先にフィアンセとその母親がNYからやって来るが、二人の感じの悪い態度に接したスーと夫のシドは嫌悪感を抱く。そして許婚者の母テルマが強引に開いたウェディングシャワーの催しの夜に不幸な事件が起きるのだった。 今回の推理は、ルーシーの息子トビーのアルバイトの関係で関心を持った漁港の港長と漁師達の対立問題と次のビル・ゲイツと噂される華やかなネット業界の寵児の一見全く関係が無さそうな2つの問題を上手く結び付けて料理しています。ルーシーは今回推理ではなくまたもやヤバイ場所に出向いた為に向こうの方から自白して犯人を知りますが、でも過去に何度も修羅場を切り抜けて来た経験を生かして見事にピンチをさばきます。その場面では登場犬物と言うべき‘やんちゃな飼い犬’クードーの存在がクローズアップされてとっても愉快です。この事件を通じて思うのは、シドラは真実の意味ではロンを愛してはおらずようやく目が覚めたのかも知れませんが、その冷たくドライな感覚には到底ついて行けないというのが正直な気持ちで、せめて今後はこれに懲りて世の中お金が全てではないと心から反省して欲しいですよね。さて、ルーシー家の子ども達ですが長男トビーは海洋調査のアルバイトで張り切って活動し、始終愚痴ばかりこぼす長女エリザベスも恋人と順調みたいですし、次女セアラと三女ゾーイはデイキャンプで楽しく過ごしていて、みんな総じて大きく曲がらずに成長しているのは結構な事だと思います。そしてヒロインのルーシーは、前々から地元新聞社で働いている事に不満を抱いている夫ビルとの間がまずくなりかけますが、でも強い意志と夫婦愛で今回も何とか乗り切ってホッとします。ルーシーは忙しい毎日を過ごしながらも、家庭に縛られずに社会の動向を知ってアクティヴに活動したいと決心し、新聞社で働く事で様々な情報を得てティンカーズコーヴの犯罪解決に貢献して来ましたし、(たまに綴り字のミスとかはあるにしても、それくらいは大目に見てあげて)主婦も記者も探偵も立派にこなすルーシーはもっと讃えられるべきだと思いますね。特に今回は事件をがんばって解決したのに全く感謝もしない警察の態度はどうかと思いますし、今後は両者の関係がもう少し良くなればなと願います。まあ色々とありましたが、最後は娘を嫁がせた母が流す涙のハッピーエンドで幕を閉じ、オマケとして著者からの特別プレゼントのルーシーの結婚式の幸せな思い出話も読めて、今回も充実した内容に大満足しました。 | ||||
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