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生徒会探偵キリカ2



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【この小説が収録されている参考書籍】
生徒会探偵キリカ2 (講談社ラノベ文庫)

生徒会探偵キリカ2の評価: 3.86/5点 レビュー 7件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.86pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(3pt)

確かに杉井光作品ではあるのだけど…消化不良感が残る出来

う〜ん、確かにこの本は杉井光の作品ではあるんです
お約束通りの「男の娘」キャラも出てきますし、主人公が変人相手に突っ込みまくりますし、ヒロインはツンデレですし
そういうポイントの抑え方だけ見れば確かに杉井光作品ではあるんです…でも何か足りない

まず「生徒会探偵キリカ」というタイトルにも関わらず一巻と違ってキリカはあくまで脇役の一人です
むしろ神林姉弟(上記の「男の娘」は議長・朱鷺子さんの弟です)が三本の中・短編からなるこの巻の主役ですし
真打はその神林姉弟を巻き込んでひかげとキリカを意のままに走り回らせる狐徹会長です

ただ、一巻でキリカとひかげの個人的な問題にケリが付いたような感じでキリカの家族についても、ひかげが捻くれる原因となった姉のひなたも
影も形もないぐらいに出てこないので本来の主役二人は内に抱えた物を感じさせる事もなく、ただ走り回って会長とその過去の人間関係に屈するだけの役回りです
一応ひかげの前任の書記である先輩キャラも出てきますし、元広報の先輩についても語られるのですが特に掘り下げる事無く、さらりと流されて深みが感じられません

ぶっちゃけ新キャラを出し過ぎて新キャラを活かし切る前に前巻から出ているキャラとかちあって双方の影が薄くなるという事態になっており
この作品のマスコットである兎を例に出すならまさしく「二兎を追う物は一兎を得ず」という何とも薄ぼんやりとした出来になっております
キャラクターを増やすのは良いけど、まだ二巻目のシリーズであまりに多くのキャラを出してしまい、活かしきれない消化不良感が強く感じられました
生徒会探偵キリカ2 (講談社ラノベ文庫)Amazon書評・レビュー:生徒会探偵キリカ2 (講談社ラノベ文庫)より
4063752291

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