黒死館殺人事件

評判

黒死館殺人事件の評価:

3.89/5点 レビュー 150件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.89pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全504件 461〜480 24/26ページ
No.44
(5pt)

文章解読に時間が掛かるある意味ホントの推理小説

呪われた一族:降矢木家。
館の主、降矢木算哲は他界し、息子のの降矢木旗太郎が今は主として住んでいる。
なぜ黒死館と言われるかについてはかつて黒死病患者を詰め込んだ城に
由来している為。
算哲は西洋に研究後帰国した際、西洋の赤子4人を連れて帰り
何十年も門外不出にし絃楽四重奏団として教育したのである。
その後、絃楽四重奏団が次々と殺害され、その殺害方法がなんとも奇妙であった。
主人公である法水麟太郎が怪事件を推理する、、。
日本のミステリー三大奇書と言われるだけあって本の内容に恐怖するのではなく
作者の脳内に恐怖しました。
というのもこれを推理小説と呼ぶべきなのか、、?
と痛感したからです。
この作品に読んでて挫折する人多いと思います。
それはまず絶対この事件に関係ないでしょ!と言いたくなる
法水のオカルトうんちく(心理学、宗教学、数式、犯罪学、薬学)の
長い事長い事この人が作中で喋る喋る。
そして一つ一つ理解ができない!
難解な漢字のルビにも脱帽。京極夏彦先生の本も難しい漢字でいっぱいだけど
この作品はなおさらです。
また難解漢字に外国語カタカナルビも非常に多い。
以下はその一部です。
秘密表示=サイファリングエキスブレッション
檸檬水=レモナーデ
比斯呈利病者=ヒステリー
など。
作品文章が難解で文章を解読するという意味で
ある意味立派な推理小説かもしれません。
黒死館殺人事件 Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件より
480602063X
No.43
(5pt)

文章解読に時間が掛かるある意味ホントの推理小説

呪われた一族:降矢木家。
館の主、降矢木算哲は他界し、息子のの降矢木旗太郎が今は主として住んでいる。
なぜ黒死館と言われるかについてはかつて黒死病患者を詰め込んだ城に
由来している為。
算哲は西洋に研究後帰国した際、西洋の赤子4人を連れて帰り
何十年も門外不出にし絃楽四重奏団として教育したのである。
その後、絃楽四重奏団が次々と殺害され、その殺害方法がなんとも奇妙であった。
主人公である法水麟太郎が怪事件を推理する、、。
日本のミステリー三大奇書と言われるだけあって本の内容に恐怖するのではなく
作者の脳内に恐怖しました。
というのもこれを推理小説と呼ぶべきなのか、、?
と痛感したからです。
この作品に読んでて挫折する人多いと思います。
それはまず絶対この事件に関係ないでしょ!と言いたくなる
法水のオカルトうんちく(心理学、宗教学、数式、犯罪学、薬学)の
長い事長い事この人が作中で喋る喋る。
そして一つ一つ理解ができない!
難解な漢字のルビにも脱帽。京極夏彦先生の本も難しい漢字でいっぱいだけど
この作品はなおさらです。
また難解漢字に外国語カタカナルビも非常に多い。
以下はその一部です。
秘密表示=サイファリングエキスブレッション
檸檬水=レモナーデ
比斯呈利病者=ヒステリー
など。
作品文章が難解で文章を解読するという意味で
ある意味立派な推理小説かもしれません。
黒死館殺人事件 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (河出文庫)より
4309409059
No.42
(5pt)

理解不可能幻惑殺人。

この本はかなり前から持っていたが、最初の2ページで訳が分からなくなって読むのをやめた(5、6回)。しかし、意を決して3ページ目に突入!…すごい!むちゃくちゃ面白い!何が書いてあるのか全然分からない!探偵と犯人の頭の中、どうなってんの?とにかく夢中になって一気に読了。ミステリとして、オールタイムベスト級の最高の出来。ミステリが好きで、この本の存在を知っていたら、読まなきゃ損です。大丈夫、3ページ目から面白くなるから!生前にこの作者にインタビューしたかった…。奇才どころじゃないです。鬼才です。よくもまあこんなミステリがあったもんだ。
黒死館殺人事件 (1956年) (世界探偵小説全集) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (1956年) (世界探偵小説全集)より
B000JB23AU
No.41
(5pt)

理解不可能幻惑殺人。

この本はかなり前から持っていたが、最初の2ページで訳が分からなくなって読むのをやめた(5、6回)。しかし、意を決して3ページ目に突入!…すごい!むちゃくちゃ面白い!何が書いてあるのか全然分からない!探偵と犯人の頭の中、どうなってんの?とにかく夢中になって一気に読了。ミステリとして、オールタイムベスト級の最高の出来。ミステリが好きで、この本の存在を知っていたら、読まなきゃ損です。大丈夫、3ページ目から面白くなるから!生前にこの作者にインタビューしたかった…。奇才どころじゃないです。鬼才です。よくもまあこんなミステリがあったもんだ。
黒死館殺人事件 (1969年) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (1969年)より
B000J95PKM
No.40
(5pt)

理解不可能幻惑殺人。

この本は出版社が違うものを2冊持っていたが、最初の2ページで訳が分からなくなって読むのをやめた(5、6回)。しかし、意を決して3ページ目に突入!…すごい!むちゃくちゃ面白い!何が書いてあるのか全然分からない!探偵と犯人の頭の中、どうなってんの?とにかく夢中になって一気に読了。ミステリとして、オールタイムベスト級の最高の出来。ミステリが好きで、この本の存在を知っていたら、読まなきゃ損です。大丈夫、3ページ目から面白くなるから!生前にこの作者にインタビューしたかった…。奇才どころじゃないです。鬼才です。よくもまあこんなミステリがあったもんだ。
黒死館殺人事件 Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件より
480602063X
No.39
(5pt)

理解不可能幻惑殺人。

この本は出版社が違うものを2冊持っていたが、最初の2ページで訳が分からなくなって読むのをやめた(5、6回)。しかし、意を決して3ページ目に突入!…すごい!むちゃくちゃ面白い!何が書いてあるのか全然分からない!探偵と犯人の頭の中、どうなってんの?とにかく夢中になって一気に読了。ミステリとして、オールタイムベスト級の最高の出来。ミステリが好きで、この本の存在を知っていたら、読まなきゃ損です。大丈夫、3ページ目から面白くなるから!生前にこの作者にインタビューしたかった…。奇才どころじゃないです。鬼才です。よくもまあこんなミステリがあったもんだ。
黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240)より
4150002401
No.38
(5pt)

知らなかった!

発売日を過ぎて知った、不覚。黒死館は、創元文庫の挿し絵を切り取って、教養文庫の該当ページにはさみこんで、老後の完読用(拾い読みで挫折)に保存してある。河出文庫で出るとは、再加工が楽しみ(笑)。
黒死館殺人事件 (1956年) (世界探偵小説全集) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (1956年) (世界探偵小説全集)より
B000JB23AU
No.37
(5pt)

知らなかった!

発売日を過ぎて知った、不覚。黒死館は、創元文庫の挿し絵を切り取って、教養文庫の該当ページにはさみこんで、老後の完読用(拾い読みで挫折)に保存してある。河出文庫で出るとは、再加工が楽しみ(笑)。
黒死館殺人事件 (1969年) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (1969年)より
B000J95PKM
No.36
(5pt)

知らなかった!

発売日を過ぎて知った、不覚。黒死館は、創元文庫の挿し絵を切り取って、教養文庫の該当ページにはさみこんで、老後の完読用(拾い読みで挫折)に保存してある。河出文庫で出るとは、再加工が楽しみ(笑)。
黒死館殺人事件 Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件より
480602063X
No.35
(5pt)

知らなかった!

発売日を過ぎて知った、不覚。黒死館は、創元文庫の挿し絵を切り取って、教養文庫の該当ページにはさみこんで、老後の完読用(拾い読みで挫折)に保存してある。河出文庫で出るとは、再加工が楽しみ(笑)。
黒死館殺人事件 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (河出文庫)より
4309409059
No.34
(1pt)

論理的な人や推理小説好きは絶対呼んではいけない作品

この小説全集の味噌は推理小説全集ではなく探偵小説全集の一言である。
それに惑わされた私は、結局だまされてしまった。
この本は衒学主義にあるにもかかわらず、科学的裏づけが皆無に等しいことです。
まず、作者が勝手に作った創作用語のオンパレードです。
一つ一つのトリックを理解をしようとしてもまったくの無駄。
単に探偵自身が悦に入って様々な仮説を打ち立てて捜査陣を混乱させただけだ。
かえって探偵が出てこなければ単純に解決する事件ではなかったのかと思ったのが私の感想。
鍵のトリックが気になって専門家の知人に読んでもらったところ、
下手でまったく分からない文章と言うほどだから、
真面目にトリックを理解しようとした人はたまった物ではない。
最低文章というのは相手に伝えられてこそ面白いのに、
この作品はまったくそれを無視している。単に妄想と夢想に溺れたい方に進める。
日本探偵小説全集〈6〉小栗虫太郎集 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 日本探偵小説全集〈6〉小栗虫太郎集 (創元推理文庫)より
448840006X
No.33
(5pt)

これは専門家向けの資料である

'黒死館殺人事件' を専門的に扱う時,必要な資料は第一に自筆原稿,次に初出の '新青年' のテクスト,そうして初版本である.自筆原稿は必ずしも完全には残っていないだろうから,残る二つが重要となる.この出版物は,1935 (昭和10) 年5月に新潮社から出版された初版本の複刻版で,いかにもその当時のものらしく本字旧かな総ルビの,懐かしい,しかも後の再刊本では失われた人名の読み方の詳細を教えてくれるものである.紙谷伸子の姓の部分の読みを私は知らなかった.後年の版では印刷されない (桃源社版を除く) 自序によって,この極めて視覚的な作品がモッツァルトの埋葬の情景から発想されたものであることなど,学のない日本の探偵小説評論家達には挨拶の仕様もない事情が明かされる.ドイツ語的には,モーツァルトよりモッツァルトの方が原発音に近い.著者は私立旧制中学を出ただけなのに,なんと言う学識か,と改めて敬服する.とにかく普通の鑑賞には向かない,マニア及び専門家用のものだとご注意申し上げる.
黒死館殺人事件 (1956年) (世界探偵小説全集) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (1956年) (世界探偵小説全集)より
B000JB23AU
No.32
(5pt)

これは専門家向けの資料である

'黒死館殺人事件' を専門的に扱う時,必要な資料は第一に自筆原稿,次に初出の '新青年' のテクスト,そうして初版本である.自筆原稿は必ずしも完全には残っていないだろうから,残る二つが重要となる.この出版物は,1935 (昭和10) 年5月に新潮社から出版された初版本の複刻版で,いかにもその当時のものらしく本字旧かな総ルビの,懐かしい,しかも後の再刊本では失われた人名の読み方の詳細を教えてくれるものである.紙谷伸子の姓の部分の読みを私は知らなかった.後年の版では印刷されない (桃源社版を除く) 自序によって,この極めて視覚的な作品がモッツァルトの埋葬の情景から発想されたものであることなど,学のない日本の探偵小説評論家達には挨拶の仕様もない事情が明かされる.ドイツ語的には,モーツァルトよりモッツァルトの方が原発音に近い.著者は私立旧制中学を出ただけなのに,なんと言う学識か,と改めて敬服する.とにかく普通の鑑賞には向かない,マニア及び専門家用のものだとご注意申し上げる.
黒死館殺人事件 (1969年) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (1969年)より
B000J95PKM
No.31
(5pt)

これは専門家向けの資料である

'黒死館殺人事件' を専門的に扱う時,必要な資料は第一に自筆原稿,次に初出の '新青年' のテクスト,そうして初版本である.自筆原稿は必ずしも完全には残っていないだろうから,残る二つが重要となる.この出版物は,1935 (昭和10) 年5月に新潮社から出版された初版本の複刻版で,いかにもその当時のものらしく本字旧かな総ルビの,懐かしい,しかも後の再刊本では失われた人名の読み方の詳細を教えてくれるものである.紙谷伸子の姓の部分の読みを私は知らなかった.後年の版では印刷されない (桃源社版を除く) 自序によって,この極めて視覚的な作品がモッツァルトの埋葬の情景から発想されたものであることなど,学のない日本の探偵小説評論家達には挨拶の仕様もない事情が明かされる.ドイツ語的には,モーツァルトよりモッツァルトの方が原発音に近い.著者は私立旧制中学を出ただけなのに,なんと言う学識か,と改めて敬服する.とにかく普通の鑑賞には向かない,マニア及び専門家用のものだとご注意申し上げる.
黒死館殺人事件 Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件より
480602063X
No.30
(5pt)

これが天才小栗の最高傑作

この作品は雑誌 '新青年' に連載され,1935年5月異例にも新潮社から豪華本として発行された.著者序文によれば,"褒められるにも,誹られるにも,悉く最大級の用語を以ってせられた" そうだが,それは現在まで70年以上の間継続している.探偵小説であるかどうかは全く問題ではなく,明治以後この国で書かれた最も衒学的な,謎に満ち満ちた作品で,この方面の達人であった澁澤龍彦氏もどこまでが本当でどこからが捏造かを桃源社版の解説で研究したが,ウィチグス呪法典で挫折した程である.この早川版は旧字旧かなのままで,それが最大の長所である.この作品は解けない謎なのだから濫りに改めては謎がより見えなくなるのだ.私はこの傑作と60年来付き合っているが,今度初めて判った本当が一つあった.それはヴィオラの巨匠テルチスで,今井信子さんの本で初めて知った Lionel Tertis のことだった.この始末なので,うっかり嘘だと言えない恐ろしさがあるのだ.それと,生粋の神田っ子の歯切れ良い戦前の下町言葉.とにかく天下の奇書である.
黒死館殺人事件 (1956年) (世界探偵小説全集) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (1956年) (世界探偵小説全集)より
B000JB23AU
No.29
(5pt)

これが天才小栗の最高傑作

この作品は雑誌 '新青年' に連載され,1935年5月異例にも新潮社から豪華本として発行された.著者序文によれば,"褒められるにも,誹られるにも,悉く最大級の用語を以ってせられた" そうだが,それは現在まで70年以上の間継続している.探偵小説であるかどうかは全く問題ではなく,明治以後この国で書かれた最も衒学的な,謎に満ち満ちた作品で,この方面の達人であった澁澤龍彦氏もどこまでが本当でどこからが捏造かを桃源社版の解説で研究したが,ウィチグス呪法典で挫折した程である.この早川版は旧字旧かなのままで,それが最大の長所である.この作品は解けない謎なのだから濫りに改めては謎がより見えなくなるのだ.私はこの傑作と60年来付き合っているが,今度初めて判った本当が一つあった.それはヴィオラの巨匠テルチスで,今井信子さんの本で初めて知った Lionel Tertis のことだった.この始末なので,うっかり嘘だと言えない恐ろしさがあるのだ.それと,生粋の神田っ子の歯切れ良い戦前の下町言葉.とにかく天下の奇書である.
黒死館殺人事件 (1969年) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (1969年)より
B000J95PKM
No.28
(5pt)

これが天才小栗の最高傑作

この作品は雑誌 '新青年' に連載され,1935年5月異例にも新潮社から豪華本として発行された.著者序文によれば,"褒められるにも,誹られるにも,悉く最大級の用語を以ってせられた" そうだが,それは現在まで70年以上の間継続している.探偵小説であるかどうかは全く問題ではなく,明治以後この国で書かれた最も衒学的な,謎に満ち満ちた作品で,この方面の達人であった澁澤龍彦氏もどこまでが本当でどこからが捏造かを桃源社版の解説で研究したが,ウィチグス呪法典で挫折した程である.この早川版は旧字旧かなのままで,それが最大の長所である.この作品は解けない謎なのだから濫りに改めては謎がより見えなくなるのだ.私はこの傑作と60年来付き合っているが,今度初めて判った本当が一つあった.それはヴィオラの巨匠テルチスで,今井信子さんの本で初めて知った Lionel Tertis のことだった.この始末なので,うっかり嘘だと言えない恐ろしさがあるのだ.それと,生粋の神田っ子の歯切れ良い戦前の下町言葉.とにかく天下の奇書である.
黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240)より
4150002401
No.27
(3pt)

驚くべき作品だが・・・。

一読すればわかるように超人的なペダントリー小説である。そして知識の一つ一つが有機的に絡み合い底知れないミステリーを形成している。作家は言語で虚無な実体に過剰な装飾をさせたかったらしく、その理想の集積である。文学作品としてテーマは序文にもあるとおり「ファウスト」と同一である。だから最低限ファウストを読んでから、この本に挑戦してほしい。
黒死館殺人事件 (1956年) (世界探偵小説全集) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (1956年) (世界探偵小説全集)より
B000JB23AU
No.26
(3pt)

驚くべき作品だが・・・。

一読すればわかるように超人的なペダントリー小説である。そして知識の一つ一つが有機的に絡み合い底知れないミステリーを形成している。作家は言語で虚無な実体に過剰な装飾をさせたかったらしく、その理想の集積である。文学作品としてテーマは序文にもあるとおり「ファウスト」と同一である。だから最低限ファウストを読んでから、この本に挑戦してほしい。
黒死館殺人事件 (1969年) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (1969年)より
B000J95PKM
No.25
(5pt)

お得です。

値段の割りにページ数がたくさんあり、黒死館のみならず短編が数編収められており、
かなりお得感があります。しかも短編が普通に本格で、面白いです。
小栗虫太郎はすごいです。何がすごいかといえばこんなの書ける気がまったくしないからです。
現代日本の歴史小説推理小説文学、その他の小説は同時代の文章だからということもあるでしょうが
少しはまねできる気がします。言い換えれば同じ人間が書いた小説と感じられるのです。しかし小栗の
書いた小説ははっきりいって同じ人間が書いたとは思えないし、到底まねすらできそうにないです。
これを読むと平野啓一郎の小説がライトノベルのようにすら感じられます。それぐらい小栗の小説は
衒学的な濃密度が高いです。
日本探偵小説全集〈6〉小栗虫太郎集 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 日本探偵小説全集〈6〉小栗虫太郎集 (創元推理文庫)より
448840006X