黒死館殺人事件

評判

黒死館殺人事件の評価:

3.89/5点 レビュー 150件。 D ランク

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平均点3.89pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全504件 441〜460 23/26ページ
No.64
(5pt)

元祖バカミス

その知名度に反して完読した者があまりにも少ない伝説の奇書。最後まで読み通した者は大いに誇っていい。オレは読んだゼ!

『黒死館』で起こった事件は、陳腐で下等で無意味なものだ。だが、探偵はそれを許さない。あらゆる手段を用い、あらゆる詭弁を弄し、時には証拠を捏造してまで、「偶然」を徹底的に排除する。そうして明らかにされる「真相」はすでにこの世のものではない。だけど、それがどうした?ミステリってのはそういうもんなんだろ?
『黒死館』がもの凄いのは、そうしたことに対して(恐らくは)作者が意識的ではなかったということだ。虫太郎本人はあくまでも大真面目に本格推理小説を書き上げた。優れた本格推理小説に必要と考えられる要素(そこにはウソも多分に含まれる)を全部盛り込んだ。結果、出来上がったのは重厚長大豪華絢爛な「奇形」そのものであった。
そう、『黒死館』は奇形なんだ。やわでまっとうな純ミステリ的分析など、受け付けるものか。

『黒死館』は二度と生まれ得ない。『黒死館』を書こうとする者は、結局はパロディしか書き得ないことを早くに了承するだろう。『黒死館』はひとつの奇跡だった。
さまざまな『黒死館』論があるが、どんな評論よりもその本質に深く切り込んだのは清涼院流水『コズミック』だろう。「はぁ?あの壁投げ本がか?」うん、残念ながらそうなんだ。例え見た目がどんなに違っても、あれほど『黒死館』に傾倒して書かれた本があるものか。
黒死館殺人事件 (1969年) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (1969年)より
B000J95PKM
No.63
(5pt)

元祖バカミス

その知名度に反して完読した者があまりにも少ない伝説の奇書。最後まで読み通した者は大いに誇っていい。オレは読んだゼ!
『黒死館』で起こった事件は、陳腐で下等で無意味なものだ。だが、探偵はそれを許さない。あらゆる手段を用い、あらゆる詭弁を弄し、時には証拠を捏造してまで、「偶然」を徹底的に排除する。そうして明らかにされる「真相」はすでにこの世のものではない。だけど、それがどうした?ミステリってのはそういうもんなんだろ?
『黒死館』がもの凄いのは、そうしたことに対して(恐らくは)作者が意識的ではなかったということだ。虫太郎本人はあくまでも大真面目に本格推理小説を書き上げた。優れた本格推理小説に必要と考えられる要素(そこにはウソも多分に含まれる)を全部盛り込んだ。結果、出来上がったのは重厚長大豪華絢爛な「奇形」そのものであった。
そう、『黒死館』は奇形なんだ。やわでまっとうな純ミステリ的分析など、受け付けるものか。
『黒死館』は二度と生まれ得ない。『黒死館』を書こうとする者は、結局はパロディしか書き得ないことを早くに了承するだろう。『黒死館』はひとつの奇跡だった。
さまざまな『黒死館』論があるが、どんな評論よりもその本質に深く切り込んだのは清涼院流水『コズミック』だろう。「はぁ?あの壁投げ本がか?」うん、残念ながらそうなんだ。例え見た目がどんなに違っても、あれほど『黒死館』に傾倒して書かれた本があるものか。
黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240)より
4150002401
No.62
(5pt)

元祖バカミス

その知名度に反して完読した者があまりにも少ない伝説の奇書。最後まで読み通した者は大いに誇っていい。オレは読んだゼ!
『黒死館』で起こった事件は、陳腐で下等で無意味なものだ。だが、探偵はそれを許さない。あらゆる手段を用い、あらゆる詭弁を弄し、時には証拠を捏造してまで、「偶然」を徹底的に排除する。そうして明らかにされる「真相」はすでにこの世のものではない。だけど、それがどうした?ミステリってのはそういうもんなんだろ?
『黒死館』がもの凄いのは、そうしたことに対して(恐らくは)作者が意識的ではなかったということだ。虫太郎本人はあくまでも大真面目に本格推理小説を書き上げた。優れた本格推理小説に必要と考えられる要素(そこにはウソも多分に含まれる)を全部盛り込んだ。結果、出来上がったのは重厚長大豪華絢爛な「奇形」そのものであった。
そう、『黒死館』は奇形なんだ。やわでまっとうな純ミステリ的分析など、受け付けるものか。
『黒死館』は二度と生まれ得ない。『黒死館』を書こうとする者は、結局はパロディしか書き得ないことを早くに了承するだろう。『黒死館』はひとつの奇跡だった。
さまざまな『黒死館』論があるが、どんな評論よりもその本質に深く切り込んだのは清涼院流水『コズミック』だろう。「はぁ?あの壁投げ本がか?」うん、残念ながらそうなんだ。例え見た目がどんなに違っても、あれほど『黒死館』に傾倒して書かれた本があるものか。
黒死館殺人事件 Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件より
480602063X
No.61
(5pt)

元祖バカミス

その知名度に反して完読した者があまりにも少ない伝説の奇書。最後まで読み通した者は大いに誇っていい。オレは読んだゼ!
『黒死館』で起こった事件は、陳腐で下等で無意味なものだ。だが、探偵はそれを許さない。あらゆる手段を用い、あらゆる詭弁を弄し、時には証拠を捏造してまで、「偶然」を徹底的に排除する。そうして明らかにされる「真相」はすでにこの世のものではない。だけど、それがどうした?ミステリってのはそういうもんなんだろ?
『黒死館』がもの凄いのは、そうしたことに対して(恐らくは)作者が意識的ではなかったということだ。虫太郎本人はあくまでも大真面目に本格推理小説を書き上げた。優れた本格推理小説に必要と考えられる要素(そこにはウソも多分に含まれる)を全部盛り込んだ。結果、出来上がったのは重厚長大豪華絢爛な「奇形」そのものであった。
そう、『黒死館』は奇形なんだ。やわでまっとうな純ミステリ的分析など、受け付けるものか。
『黒死館』は二度と生まれ得ない。『黒死館』を書こうとする者は、結局はパロディしか書き得ないことを早くに了承するだろう。『黒死館』はひとつの奇跡だった。
さまざまな『黒死館』論があるが、どんな評論よりもその本質に深く切り込んだのは清涼院流水『コズミック』だろう。「はぁ?あの壁投げ本がか?」うん、残念ながらそうなんだ。例え見た目がどんなに違っても、あれほど『黒死館』に傾倒して書かれた本があるものか。
黒死館殺人事件 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (河出文庫)より
4309409059
No.60
(1pt)

実体のない観念だけで綴られた空虚な作品

作者の代表作と言われている作品だが、実体のない観念だけで綴られた空虚な作品。百科事典を引き写しただけのエセ・ペダンティックと支離滅裂な文章で常軌を逸した雰囲気を醸し出す演出で、読者を驚かせる一種のハッタリ小説である。降矢木家の出自が毒女ビアンカ・カペッロと千々石ミゲルの不義に依ると言う噴飯物の設定も、単に天正遺欧使節記録を見て得た小狡い発想だろう。

特殊な網膜に映る像をトリックにする等、ミステリ的にも子供騙し。小中学生が読めば感心するかもしれないが、大人の読書には耐えない。このようなコケ脅しの作品を、ミステリ界を代表する作品と呼ぶのは余りにも虚しすぎる。
黒死館殺人事件 (1956年) (世界探偵小説全集) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (1956年) (世界探偵小説全集)より
B000JB23AU
No.59
(1pt)

実体のない観念だけで綴られた空虚な作品

作者の代表作と言われている作品だが、実体のない観念だけで綴られた空虚な作品。百科事典を引き写しただけのエセ・ペダンティックと支離滅裂な文章で常軌を逸した雰囲気を醸し出す演出で、読者を驚かせる一種のハッタリ小説である。降矢木家の出自が毒女ビアンカ・カペッロと千々石ミゲルの不義に依ると言う噴飯物の設定も、単に天正遺欧使節記録を見て得た小狡い発想だろう。

特殊な網膜に映る像をトリックにする等、ミステリ的にも子供騙し。小中学生が読めば感心するかもしれないが、大人の読書には耐えない。このようなコケ脅しの作品を、ミステリ界を代表する作品と呼ぶのは余りにも虚しすぎる。
黒死館殺人事件 (1969年) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (1969年)より
B000J95PKM
No.58
(1pt)

実体のない観念だけで綴られた空虚な作品

作者の代表作と言われている作品だが、実体のない観念だけで綴られた空虚な作品。百科事典を引き写しただけのエセ・ペダンティックと支離滅裂な文章で常軌を逸した雰囲気を醸し出す演出で、読者を驚かせる一種のハッタリ小説である。降矢木家の出自が毒女ビアンカ・カペッロと千々石ミゲルの不義に依ると言う噴飯物の設定も、単に天正遺欧使節記録を見て得た小狡い発想だろう。
特殊な網膜に映る像をトリックにする等、ミステリ的にも子供騙し。小中学生が読めば感心するかもしれないが、大人の読書には耐えない。このようなコケ脅しの作品を、ミステリ界を代表する作品と呼ぶのは余りにも虚しすぎる。
黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240)より
4150002401
No.57
(1pt)

実体のない観念だけで綴られた空虚な作品

作者の代表作と言われている作品だが、実体のない観念だけで綴られた空虚な作品。百科事典を引き写しただけのエセ・ペダンティックと支離滅裂な文章で常軌を逸した雰囲気を醸し出す演出で、読者を驚かせる一種のハッタリ小説である。降矢木家の出自が毒女ビアンカ・カペッロと千々石ミゲルの不義に依ると言う噴飯物の設定も、単に天正遺欧使節記録を見て得た小狡い発想だろう。
特殊な網膜に映る像をトリックにする等、ミステリ的にも子供騙し。小中学生が読めば感心するかもしれないが、大人の読書には耐えない。このようなコケ脅しの作品を、ミステリ界を代表する作品と呼ぶのは余りにも虚しすぎる。
黒死館殺人事件 Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件より
480602063X
No.56
(1pt)

実体のない観念だけで綴られた空虚な作品

作者の代表作と言われている作品だが、実体のない観念だけで綴られた空虚な作品。百科事典を引き写しただけのエセ・ペダンティックと支離滅裂な文章で常軌を逸した雰囲気を醸し出す演出で、読者を驚かせる一種のハッタリ小説である。降矢木家の出自が毒女ビアンカ・カペッロと千々石ミゲルの不義に依ると言う噴飯物の設定も、単に天正遺欧使節記録を見て得た小狡い発想だろう。
特殊な網膜に映る像をトリックにする等、ミステリ的にも子供騙し。小中学生が読めば感心するかもしれないが、大人の読書には耐えない。このようなコケ脅しの作品を、ミステリ界を代表する作品と呼ぶのは余りにも虚しすぎる。
黒死館殺人事件 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (河出文庫)より
4309409059
No.55
(5pt)

唯物主義カルト?

真実と迷信がまだまだ複雑に絡み合っていた時代の物語。
次々に巻き起こる超自然現象の前に、人々は畏れ、うろたえるしかありませんでした。
そこに現れるのが、名探偵・法水麟太郎であります。
法水は、論理とも直観ともつかぬ推理を用いて、迷信に戦いを挑んでゆくのです。

読みづらいけどね!

迷信を隠れ蓑にして、犯人はその超絶技巧を用い、次々と不可能犯罪を起こしてゆきます。
その様はまるで、神か悪魔を装っているかのようです。
しかし、唯物論の使徒である法水は、そのような欺瞞を許しません。
彼は、古今東西の物語を集め、それがいかに滑稽な偶像であるかを証明してゆくのです。

ものすごくイライラするけどね!!

迷ったが星は五つとしたい。
今となっちゃ、「ミイラ取りがミイラに」なってしまった印象もぬぐいがたいのだけど・・・
黒死館殺人事件 (1956年) (世界探偵小説全集) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (1956年) (世界探偵小説全集)より
B000JB23AU
No.54
(5pt)

唯物主義カルト?

真実と迷信がまだまだ複雑に絡み合っていた時代の物語。
次々に巻き起こる超自然現象の前に、人々は畏れ、うろたえるしかありませんでした。
そこに現れるのが、名探偵・法水麟太郎であります。
法水は、論理とも直観ともつかぬ推理を用いて、迷信に戦いを挑んでゆくのです。

読みづらいけどね!

迷信を隠れ蓑にして、犯人はその超絶技巧を用い、次々と不可能犯罪を起こしてゆきます。
その様はまるで、神か悪魔を装っているかのようです。
しかし、唯物論の使徒である法水は、そのような欺瞞を許しません。
彼は、古今東西の物語を集め、それがいかに滑稽な偶像であるかを証明してゆくのです。

ものすごくイライラするけどね!!

迷ったが星は五つとしたい。
今となっちゃ、「ミイラ取りがミイラに」なってしまった印象もぬぐいがたいのだけど・・・
黒死館殺人事件 (1969年) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (1969年)より
B000J95PKM
No.53
(5pt)

唯物主義カルト?

真実と迷信がまだまだ複雑に絡み合っていた時代の物語。
次々に巻き起こる超自然現象の前に、人々は畏れ、うろたえるしかありませんでした。
そこに現れるのが、名探偵・法水麟太郎であります。
法水は、論理とも直観ともつかぬ推理を用いて、迷信に戦いを挑んでゆくのです。
読みづらいけどね!
迷信を隠れ蓑にして、犯人はその超絶技巧を用い、次々と不可能犯罪を起こしてゆきます。
その様はまるで、神か悪魔を装っているかのようです。
しかし、唯物論の使徒である法水は、そのような欺瞞を許しません。
彼は、古今東西の物語を集め、それがいかに滑稽な偶像であるかを証明してゆくのです。
ものすごくイライラするけどね!!
迷ったが星は五つとしたい。
今となっちゃ、「ミイラ取りがミイラに」なってしまった印象もぬぐいがたいのだけど・・・
黒死館殺人事件 Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件より
480602063X
No.52
(5pt)

唯物主義カルト?

真実と迷信がまだまだ複雑に絡み合っていた時代の物語。
次々に巻き起こる超自然現象の前に、人々は畏れ、うろたえるしかありませんでした。
そこに現れるのが、名探偵・法水麟太郎であります。
法水は、論理とも直観ともつかぬ推理を用いて、迷信に戦いを挑んでゆくのです。
読みづらいけどね!
迷信を隠れ蓑にして、犯人はその超絶技巧を用い、次々と不可能犯罪を起こしてゆきます。
その様はまるで、神か悪魔を装っているかのようです。
しかし、唯物論の使徒である法水は、そのような欺瞞を許しません。
彼は、古今東西の物語を集め、それがいかに滑稽な偶像であるかを証明してゆくのです。
ものすごくイライラするけどね!!
迷ったが星は五つとしたい。
今となっちゃ、「ミイラ取りがミイラに」なってしまった印象もぬぐいがたいのだけど・・・
黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (ハヤカワ・ミステリ 240)より
4150002401
No.51
(5pt)

恋愛小説として読む黒死館

推理小説史上に名高い黒死館。盛り込まれたウンチクの多さと難解なことでも有名で、
今回再読しましたが訳の分からなさは相変わらずです。
この訳の分からなさを楽しめ無いために、通読をあきらめた人もきっと多いでしょう。

そんな人には、こんな読み方も出来るという読み方を紹介します。
・恋愛小説として読む
名探偵法水氏の犯人探しは特定の人をかばうかのようです。ネタばれになるので
詳しくは書けませんが、真相を知ってから読むと、ほのかに恋愛(っぽい)描写が
読み取れるような
・喜劇として読む
名探偵法水氏と黒死館の人たちとのウンチク談義に付き合わされて、そのうち
刑事たちもおかしくなってくる?
挙句に「そうではなくて、問題なのは海王星の位置だ」と叫ぶ、刑事に爆笑出来るか?

上の読み方を進めはしませんが、読み手に多様な解釈を与える懐の深さを持つ、
小説の長さ以上に「巨大」な作品です。
黒死館殺人事件 (1956年) (世界探偵小説全集) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (1956年) (世界探偵小説全集)より
B000JB23AU
No.50
(5pt)

恋愛小説として読む黒死館

推理小説史上に名高い黒死館。盛り込まれたウンチクの多さと難解なことでも有名で、
今回再読しましたが訳の分からなさは相変わらずです。
この訳の分からなさを楽しめ無いために、通読をあきらめた人もきっと多いでしょう。

そんな人には、こんな読み方も出来るという読み方を紹介します。
・恋愛小説として読む
名探偵法水氏の犯人探しは特定の人をかばうかのようです。ネタばれになるので
詳しくは書けませんが、真相を知ってから読むと、ほのかに恋愛(っぽい)描写が
読み取れるような
・喜劇として読む
名探偵法水氏と黒死館の人たちとのウンチク談義に付き合わされて、そのうち
刑事たちもおかしくなってくる?
挙句に「そうではなくて、問題なのは海王星の位置だ」と叫ぶ、刑事に爆笑出来るか?

上の読み方を進めはしませんが、読み手に多様な解釈を与える懐の深さを持つ、
小説の長さ以上に「巨大」な作品です。
黒死館殺人事件 (1969年) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (1969年)より
B000J95PKM
No.49
(5pt)

恋愛小説として読む黒死館

推理小説史上に名高い黒死館。盛り込まれたウンチクの多さと難解なことでも有名で、
今回再読しましたが訳の分からなさは相変わらずです。
この訳の分からなさを楽しめ無いために、通読をあきらめた人もきっと多いでしょう。
そんな人には、こんな読み方も出来るという読み方を紹介します。
・恋愛小説として読む
名探偵法水氏の犯人探しは特定の人をかばうかのようです。ネタばれになるので
詳しくは書けませんが、真相を知ってから読むと、ほのかに恋愛(っぽい)描写が
読み取れるような
・喜劇として読む
名探偵法水氏と黒死館の人たちとのウンチク談義に付き合わされて、そのうち
刑事たちもおかしくなってくる?
挙句に「そうではなくて、問題なのは海王星の位置だ」と叫ぶ、刑事に爆笑出来るか?
上の読み方を進めはしませんが、読み手に多様な解釈を与える懐の深さを持つ、
小説の長さ以上に「巨大」な作品です。
黒死館殺人事件 Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件より
480602063X
No.48
(5pt)

恋愛小説として読む黒死館

推理小説史上に名高い黒死館。盛り込まれたウンチクの多さと難解なことでも有名で、
今回再読しましたが訳の分からなさは相変わらずです。
この訳の分からなさを楽しめ無いために、通読をあきらめた人もきっと多いでしょう。
そんな人には、こんな読み方も出来るという読み方を紹介します。
・恋愛小説として読む
名探偵法水氏の犯人探しは特定の人をかばうかのようです。ネタばれになるので
詳しくは書けませんが、真相を知ってから読むと、ほのかに恋愛(っぽい)描写が
読み取れるような
・喜劇として読む
名探偵法水氏と黒死館の人たちとのウンチク談義に付き合わされて、そのうち
刑事たちもおかしくなってくる?
挙句に「そうではなくて、問題なのは海王星の位置だ」と叫ぶ、刑事に爆笑出来るか?
上の読み方を進めはしませんが、読み手に多様な解釈を与える懐の深さを持つ、
小説の長さ以上に「巨大」な作品です。
黒死館殺人事件 (河出文庫) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (河出文庫)より
4309409059
No.47
(5pt)

語彙のブラックホール

本文庫は、推理/探偵小説作家:小栗虫太郎(1901〜46)の初期作品を纏めたもので、全5編が収まる。

作品を順に列挙しますと…“完全犯罪”“後光殺人事件”“聖アレキセイ寺院の惨劇”“黒死館殺人事件”“オフェリヤ殺し”。氏は昭和8年(1933)年に、病を患った横溝正史に替って“彗星のごとく”新青年にてデビューした由のエピソードは広く知られている事と思う。その折の、超が付くほどの一大傑作“完全犯罪”も勿論ここに収まっている。松野一夫氏の挿絵が掲載されているのが本文庫の魅力でしょう。

驚くべきことに、本文庫の5編は全て、虫太郎デヴュー後1〜2年の間に集中して書かれている。私は彼の小説を読み始めて約8年経ちますが、その圧倒的な想像力と筆力には何時も感嘆せざるをえません。

虫太郎の文章はしばしば“悪文”とも言われますが、そんな事はけっして無いと思う。彼の文体の特性は…“本来、たいていは<直喩>として書かれる表現を悉く<暗喩>で書いている”…点に尽きよう。初めて彼の作品と接する読者はおそらくその点に躓くかもしれませんが、ひとたび上記の点を了解すると、その途端から彼の描き出す“語彙のブラックホール”に全身ごと巻き込まれる。

上記の性質は寧ろ、私などの後の世代の一読者からすると、例えば瀧口修造さんのようなモダニズム期に活躍した詩人諸氏と同質の感性と解されます。虫太郎は“形而上学詩人”の感覚で文章を書き続けた探偵作家なのだと。正直誇張なく、エドガー・ポー級の頭脳だと思う。残念ながら、現代ではこの様な作家とリアルタイムで出遭うことはありません。

現在、手軽に購入できる虫太郎集の類は殆ど無いです。数年前の、日下三蔵さんの編まれたちくま文庫も入手困難。以前の社会思想社:現代教養文庫に収められた諸作を、どうかもう一度出版して欲しい…というのが、1ファンとしての強い希望です。
本文庫の如き“代表作”のみでは片手落ちです。とりわけほとんど顧みられない秘境もの、伝奇ものなども纏めての体系的な文庫復刻を熱望しています。
日本探偵小説全集〈6〉小栗虫太郎集 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 日本探偵小説全集〈6〉小栗虫太郎集 (創元推理文庫)より
448840006X
No.46
(5pt)

文章解読に時間が掛かるある意味ホントの推理小説

呪われた一族:降矢木家。
館の主、降矢木算哲は他界し、息子のの降矢木旗太郎が今は主として住んでいる。
なぜ黒死館と言われるかについてはかつて黒死病患者を詰め込んだ城に
由来している為。
算哲は西洋に研究後帰国した際、西洋の赤子4人を連れて帰り
何十年も門外不出にし絃楽四重奏団として教育したのである。
その後、絃楽四重奏団が次々と殺害され、その殺害方法がなんとも奇妙であった。
主人公である法水麟太郎が怪事件を推理する、、。

日本のミステリー三大奇書と言われるだけあって本の内容に恐怖するのではなく
作者の脳内に恐怖しました。

というのもこれを推理小説と呼ぶべきなのか、、?
と痛感したからです。
この作品に読んでて挫折する人多いと思います。
それはまず絶対この事件に関係ないでしょ!と言いたくなる
法水のオカルトうんちく(心理学、宗教学、数式、犯罪学、薬学)の
長い事長い事この人が作中で喋る喋る。
そして一つ一つ理解ができない!
難解な漢字のルビにも脱帽。京極夏彦先生の本も難しい漢字でいっぱいだけど
この作品はなおさらです。
また難解漢字に外国語カタカナルビも非常に多い。

以下はその一部です。

秘密表示=サイファリングエキスブレッション
檸檬水=レモナーデ
比斯呈利病者=ヒステリー

など。

作品文章が難解で文章を解読するという意味で
ある意味立派な推理小説かもしれません。
黒死館殺人事件 (1956年) (世界探偵小説全集) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (1956年) (世界探偵小説全集)より
B000JB23AU
No.45
(5pt)

文章解読に時間が掛かるある意味ホントの推理小説

呪われた一族:降矢木家。
館の主、降矢木算哲は他界し、息子のの降矢木旗太郎が今は主として住んでいる。
なぜ黒死館と言われるかについてはかつて黒死病患者を詰め込んだ城に
由来している為。
算哲は西洋に研究後帰国した際、西洋の赤子4人を連れて帰り
何十年も門外不出にし絃楽四重奏団として教育したのである。
その後、絃楽四重奏団が次々と殺害され、その殺害方法がなんとも奇妙であった。
主人公である法水麟太郎が怪事件を推理する、、。

日本のミステリー三大奇書と言われるだけあって本の内容に恐怖するのではなく
作者の脳内に恐怖しました。

というのもこれを推理小説と呼ぶべきなのか、、?
と痛感したからです。
この作品に読んでて挫折する人多いと思います。
それはまず絶対この事件に関係ないでしょ!と言いたくなる
法水のオカルトうんちく(心理学、宗教学、数式、犯罪学、薬学)の
長い事長い事この人が作中で喋る喋る。
そして一つ一つ理解ができない!
難解な漢字のルビにも脱帽。京極夏彦先生の本も難しい漢字でいっぱいだけど
この作品はなおさらです。
また難解漢字に外国語カタカナルビも非常に多い。

以下はその一部です。

秘密表示=サイファリングエキスブレッション
檸檬水=レモナーデ
比斯呈利病者=ヒステリー

など。

作品文章が難解で文章を解読するという意味で
ある意味立派な推理小説かもしれません。
黒死館殺人事件 (1969年) Amazon書評・レビュー: 黒死館殺人事件 (1969年)より
B000J95PKM