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涙はふくな、凍るまで
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【この小説が収録されている参考書籍】
涙はふくな、凍るまでの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.30pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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テレビのサスペンスを見ているような感覚でワクワクしながら読み進むことができました。 | ||||
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大阪を駆け巡るハイスピードアクション小説だった前作に比べると、舞台が北海道だからか 最初にピンチになってから次に危険な目に会うまでかなり間が空いてとかなり展開はゆったり 前作は二つの相手に挟まれ行くも地獄戻るも地獄な展開だったが、今回は相手が一つしかないので、 危機感はそこまでない 前作のヒロインだった真弓は出てこないし、今作のヒロインは真弓ほど活躍するわけではないので、 そういった点でも前作より魅力は薄いかもしれない まあそれでも北海道の描写は面白いしそれなりには楽しめるので、ちょっとした空いた時間に読むには ちょうどいいかもしれない | ||||
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物語の大半北海道の気候のことばかりストーリーがイライラするだけで感動もなし、大沢在昌の作品は当たり外れが多すぎる。 | ||||
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この流れの話は何度読んでも楽しめます。 続編も早速読もうと思います。 | ||||
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前作「走らなあかん〜」とはだいぶ毛色が違う作品と感じました。あのようなスピード感やいろんな人が入り乱れるドタバタ感といった派手さは本作品にはありません。 登場人物もある程度限られているし、表向きみんなクールなので比較的淡々と物語は進みます。 前半は情景描写が多く、それに合わせて主人公坂田の目を通した北海道という土地の印象が語られる記述が頻繁にあります。さらにロシア人観や、北海道北端の片田舎の街ですらどれほど生活レベルでロシアと密接に繋がっているか、そうした状況はある意味東京などよりはるかに国際化といえるのではないか、などといった、北海道におけるロシアが他のどの外国よりも身近な存在たる驚き、また日本全体としてそうした隣人としてのロシアに対する認識の薄さがもたらすリスクへの危惧などが述べられていて、そうした場面はまるで文化論を交えた旅行記のようでした(とはいえそれはそれで大変興味深いです)。 後半は一転してスリリングな展開で、前作同様坂田の逆ギレ気味な開き直りなどもあり痛快でした。 展開にそれほど派手さはなくとも丁寧な情景描写のおかげで本当に北海道という舞台の空気がよく伝わってきて飽きさせません。 ただ、個人的にはどうしてもストーリーよりは、日本とロシアとの関係など文化論的な記述のほうが印象に残る作品でした。 これ以降の作品でもロシアンマフィアは頻繁に出てきますし、大沢さんのロシアへの強い思い入れを感じます | ||||
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実体験に基づいた感想ほど、説得力が有る物は、無いと 思うのです。 私は小樽に小旅行に出かけた際、この小説の中に出てくる 小樽での、ある地元の方が口にするセリフとまったく同じセリフ を、実際耳にしました。 小樽の人の考え方の一端を、実際見聞きして足で仕入れた 知識を元に、この本が書かれたことを、確認した一瞬でした。 それは、驚きと、喜びでした。 ええ、物を書く上で当然と言ってしまえばそれまでですが、 本当に著者は、しっかりとした取材の元に、物語を描いている と実感した瞬間でした。 前作『走らなあかん!夜明けまで』の大阪に引き続き、 舞台は北海道。 私個人的に、私自身にゆかりの有る場所ばかりが舞台に 選ばれ、狂喜乱舞したいほどの、自意識過剰です。 ラストシーンが、また良いんですよ。 主人公坂田の、けしてスマートでは無いけど、人情味有る人柄 が伝わってきます。私たちが日頃忘れかけていた勇気も、ちょっぴり 呼び覚ましてくれるかも。 どうか、一読下さい。 そして、できれば小樽もお訪ね下さい。 素敵な街です。 本を読んで、その街を訪ねてみたくなる作品です。 | ||||
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前作を読まずに読んだのですがまあまあ楽しめました。 私の祖父母が稚内に住んでいて、途中出てくる土地の名前などを読むと よく取材しているなと思わず笑ってしまった。 偶然ロシアマフィアの争いに巻き込まれ、ロシアと北海道の関係や ポテトチップスの製造過程など、アクションやミステリーよりも そういう北海道の知られざる事情を知るのにもってこいの一冊。 ロシアについてとても興味がわきました。 ただ作者の感想を主人公の坂田を通して語る場面が多くあり、 ハードボイルドな面は少ないので、不快に感じたり退屈するかも なので星3つ | ||||
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大沢さん、口述筆記でしょう、これ。大阪を舞台にした前作はソコソコにおもしろかったけど、北海道を舞台にしたこの作品は全然ダメ。筆が荒れていた時期だったんだろな。大沢作品では最低最悪の部類に属する。途中で何度も投げ出そうと思った退屈な作品。 興味深かったのは、大沢さんが辿った北海道取材が想像できてしまうところかな。非常に感覚的な取材で、小説の名を借りた「北海道旅行記」として読める。大沢さんの北海道メモというか。大沢さんが感じたことがそのまま主人公の声になっている。これが良かったか悪かったか。 ともかく、全編がドタバタでコジツケの連続。読むだけ損。 | ||||
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毎度毎度この主人公は事件に巻き込まれてしまいますね。それもひどい事件に。そうでなければ物語にはならないのですが。内容としてはソ連邦崩壊後の混迷するロシア、そしてロシアンマフィアと日本の関わりに主人公が巻き込まれていく物語です。登場人物同士の駆け引きや恋愛関係が大沢在昌らしいタッチで描かれていると思います。 | ||||
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大沢作品の真骨頂ともいえる、ギスギスと尖った男っぽさがある反面、この作品には「心理描写」が意外なほど細やかな面もある。その意味で、ストーリーを追って一読し、間をあけずに、登場する男たちの「こころ」を読み取るべく再読するという読み方をぜひ推奨したい。 | ||||
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