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契約



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【この小説が収録されている参考書籍】
契約 (光文社文庫)

契約の評価: 2.50/5点 レビュー 8件。 Dランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点2.50pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全8件 1~8 1/1ページ
No.8:
(1pt)

契約というなら法律に則らないと

少しネタバレ入ります。

契約は有効なのか?というのは作品の大事な要素になっているようなのですが、労働基準法とかきらしたら明らかに無効なものを当然有効だという前提でいろいろ書かれても、ちょっと興醒めでした。こんなことも許されるんだ?と誤解されたら困るなぁという印象です
契約 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:契約 (光文社文庫)より
4334748228
No.7:
(1pt)

悪質ないじめが描写が不快なので1点にしました。こういうのは推理小説では見たくないですね。

悪質ないじめが描写が不快なので1点にしました。こういうのは推理小説では見たくないですね。
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4334748228
No.6:
(1pt)

説得力がない

「そっと覗いてみてごらん」でも感じたけど、悲惨な境遇に落とされた(らしい)ヒロインが、さほど悲惨にも思えない。手取り45万だし。「ヘルパーや便利屋さんの仕事=ハードで恥ずかしい」という前提で成立している話らしいけど、神経難病患者や高齢者の介護、ヘルパーの仕事がいきなりできるとも思えない。こんな人がイヤイヤ介護なんかして、事故にならないのだろうか。
終盤、一気に明かされる桃子周辺の情報が無駄に詳細なのが不思議だった。祖父の子飼いの部下のフルネームなんてどうして羅列する必要があるんだか…。どんなに祖父の人生訓や桃子の殊勝さ等を並べても、言葉が上滑りするだけで説得力がない。桃子のストーリーは、ヒロインが酷い目に遭う必然性を担保するために適当に付け加えただけのように思える。結局、この著者は「同性が酷い目に遭う話が大好き」と密かに思ってる女性向けの作家だと思う。
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4334748228
No.5:
(2pt)

中途半端な印象

主人公二人の人物が中途半端(特に追い詰める側)なので、あまり感情移入できず、後味の悪さ以外の印象が心に残らない。
追いつめる側の女性に正義があるかのような視点で描かれているが、このようないやらしい復讐をして許されるほどのひどい仕打ちをされたようには思えない。むしろ、自分の努力によらず手に入れた力(しかも実質母親を捨てて手に入れたに近い)や人を使い、自分の手を汚さず姿も見せず、狡猾な方法で子供時代の仕返しをしようとするこの女性の方が、客観的に見て醜悪だと思う。二人の女性の対決もなく、心の中に食い込んでゆくような描写もない。なので、現時点では単純にいやらしく後味の悪い復讐劇というだけの本になっている。この本を人から紹介されたとき「するすると読めるけど、それだけの本」といわれたが、まさにそんな感じ。暇つぶしにはなるかも。
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4334748228
No.4:
(3pt)

残念な結末

今回の作品に関しては、少々残念な展開といわざるを得ない。
いつもの女どおしの攻防戦が見られず、一方的な展開で結末を迎える。
湊かなえの「告白」に通じるものがあるが、残念ながらこの作品に関しては
復讐される側に対しての展開にどうしても感情移入できずらい。

いつもなら、追いかけられ狙われる者に対しても、戦う場面が用意されていて、
それが作品をより盛り上げる。
だが、この作品の狙われる側は、どこにでもいるある意味で普通の女性であり、
過去の罪があったにしても、この展開に対してどうしても違和感を覚えてしまう。
一方で狙う側の女性は、結局のところ自分も権力を利用したに過ぎない、
善良でもなんでもないただのつまらない女だと言わざるをえない。

この作品に関しては、ぜひ続編を望む。人生は流動し、人も立場も変わる。
その時の攻防戦こそ、この作者本来の持ち味だと思うからだ。
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4334748228
No.3:
(5pt)

引き込まれます

これってホラー? と考えてみるとそうとも言い切れない。つまり怖いけど狂気は感じない。南欧子も桃子も、俯瞰してみれば運命と環境に流されて生きてきただけ。それなのに、人の心の深淵に潜む闇に背筋がひんやりします。人としての上級と下級は、主観的にも客観的にも変動しつづける。人は無意識に自分の善良さを信じて生きているけれど、それがいかに儚いものか。平和で安全な毎日も裏側を覗けば、あらゆる病理がかくれていると思わせる本です。でも私は陰鬱な気分にはなりませんでした。とにかくエンターテイメントとして面白い!
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4334748228
No.2:
(4pt)

面白かった〜

本当に久々に面白い小説家に出会った気がします。
前半は、少々だるさはありますが、中盤から「主人公は一体どうなるのか?」と気になってページを捲り続け、どうなるのか薄々気付いた頃には「何故こんな目に遭うのか?」と動機を知りたくてページを捲り続けました。
後半はあっという間です。一気に読みました。
強いて言えば、最後は二人の攻防戦をみたかったな〜という感じです。
そこが残念!
主人公のキャラからしたら、あの結末は分かるのですが……。
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No.1:
(3pt)

女性の怖さをひしひしと感じます

いつも楽しみに待っている明野照葉さんの新刊です。

牧丘南欧子、三十四歳。つまらない仕事。くだらない恋人。サエない日常。下り坂の人生だ。そんな時、突然の申し出が舞い込む。ある人物が彼女を見込んで雇いたいと言っている。ついては、試用期間の契約を結びたいというのだ。提示された多額の報酬と不思議な仕事内容。その契約書が彼女の運命を大きく変えてゆく……。
〜〜〜データベースより〜〜〜

今回も最初から最後まで明野さんならではの一種独特な不穏な空気感
(けれどそれが最大の魅力でもあります)を漂わせながら物語が展開されて行きます。

物語の主役、牧丘南欧子も決して好人物とは言いがたいけれど、
「善人」のはずの桃子が途中から南欧子以上の悪人に見えてしょうがなかった。

表向きは南欧子の為と言いつつ、心の奥底には根強い復讐心が渦巻いている、
その執拗なまでの復讐こそイジメにイジメで対抗する嫌な女に見えてぞっとさせられました。

やっぱり女の敵は女?
明野さんの作品はこれだから止められない。
契約 (光文社文庫)Amazon書評・レビュー:契約 (光文社文庫)より
4334748228

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