(短編集)

花まんま

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評判

花まんまの評価:

4.41/5点 レビュー 95件。 B ランク

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平均点4.41pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全191件 141〜160 8/10ページ
No.51
(4pt)

心温まる、ちょっと不思議な物語

女泣かせだったおっちゃんの葬式で急に霊柩車が動かなくなったりとか、幼い妹が突然誰かの生まれ変わりだと言いはじめたりといった、ちょっと不思議な物語を集めた短編集。

さまざまな怪奇現象を通じて、それに巻き込まれる人たちの人間模様があぶり出されていきます。その人間の描き方が、人情味に溢れていてとってもうまいんですよね。子供同士の友情、親子関係、兄弟愛、どれもが良質のドラマに仕上がっています。

個人的に好きな作品をあげるとすれば、ユーモラスなオチに思わずにやけてしまう「摩訶不思議」、人の生死を操ることの難しさを描いた「送りん婆」、そして何より表題作「花まんま」でしょう。「花まんま」は先に挙げた、幼い妹がとある高校生の生まれ変わりだと言い出す話。この話では、妹を守ろうとする兄の思いと、高校生の娘を失ったおじさんの思いが二重に描かれていて、ドラマとしても一層奥が深く、また切ないです。

そこはかとない死の臭いが、生の暖かさを浮かび上がらせる作品だと思います。
花まんま Amazon書評・レビュー: 花まんまより
4163238409
No.50
(4pt)

ちょっぴり怖く、愛しいファンタジー集

全6編とも昭和40年代(?)くらいの話で、下町情緒に溢れている。日本ホラー小説大賞短編賞を取った著者はそのホラー感覚も大事にしつつ、愛しいファンタジーを書き上げている。どれも得した気分になる話ばかりだが朝鮮人の少年との不思議かつ哀しい体験を描いた「トカビの夜」と、生前愛した三人の女が揃うまで霊柩車を足止めにする男の話「摩訶不思議」がお気に入り。
花まんま Amazon書評・レビュー: 花まんまより
4163238409
No.49
(4pt)

計算高い作者の本

下町の雰囲気をまとった不思議な話の短編集。

中には読後怖くなる話もあるが、
そのほとんどはせつなかったり、
優しい気持ちに浸れる。

会話分のみに関西弁を使用することで、
登場人物に躍動力をつけており、
理詰めでは計り知れない不思議なストーリーとは対照的に
作者の計算高さが垣間見れる。
花まんま Amazon書評・レビュー: 花まんまより
4163238409
No.48
(5pt)

他の作品も読みたくなりました

お恥ずかしいが、直木賞作家であることをアマゾンのレビューで初めて知りました。ですから、それ以外の先入観は全く持たず、この作品を読み始めたのです。これまで、昭和40年から50年代ごろの子供の視点で書かれた小説はあまり無く、その設定だけでも意外な感じがしたのですが、それ以上に、子供の持つ孤独感がとてもリアルで「そういえば、あの頃の子供って、ほったらかしだったなぁ」と昔の自分に重ねることができました。だけど、その孤独な時間でいろいろ考え、子供は子供なりに成長する姿がこの作品には多く描かれています。
また、非常に誠実な文章を書かれる作家さんだと感じました。差別を扱う話では「差別」が起こす悲しさや人間の弱さを、誰かを一方的に責めることなく表現されています。おそらく、子供というニュートラルな視点で描いているからではないでしょうか。ファンタジーなのに、生々しい現実を見せつけられる短編集です
花まんま Amazon書評・レビュー: 花まんまより
4163238409
No.47
(2pt)

ちょっと物足りない

霊現象、不思議な生物など不思議なストーリーの詰まった短編集。

が、そういったオカルトめいたのを期待して読むと肩すかしを食らうし、
しみじみとした雰囲気を求めるとがっくりする。

「トカビの夜」などは怖くもなければ不思議でもなく、ありふれたお話であるし、
「摩訶不思議」などもステレオタイプのコメディでしかない。
唯一心に残ったのは「送りん婆」ぐらいか。
それですらもう少し謎を残すなり、主人公が人知れずいまも続けているなどの設定の方が読了感が良かったはずだ。

御涙頂戴でもないし、抱腹絶倒でもない。
どこか、なにか一つ足りない話が多いと思う。
昭和時代へのノスタルジーでそれを補っているのかも知れないが、
だとすれば、50代以降でないと愉しめないと思う。
花まんま Amazon書評・レビュー: 花まんまより
4163238409
No.46
(4pt)

しみじみ、きゅん。

解説を読んではっとした。そうか、重松清とトーンが似てるのか。

でも、重松清のそれが、少しだけ硬質で冷たい石であるならば、
朱川氏のそれは、丸くてほわほわの、手あかのついたぬいぐるみの柔らかさだ。

ひなたの香りがする。
少しほこりっぽい感じもする。
ちょっと色あせたような、でもたまらなく懐かしい、優しいほっこり感。

読み終わったあとに、顔がにっこりして、
いいため息をつける本。
花まんま Amazon書評・レビュー: 花まんまより
4163238409
No.45
(5pt)

人の心がうまく表現されていて感動です!

初めて朱川さんの作品を読みました。人が持っているズルイ心や弱さ、また相手への強い思いやりや優しさなどとてもきちんと表現されていて心にしみるものがありました。昭和の時代背景や時代の匂いのようなものまで伝わってきます。妖精生物の最後の一行には背筋が凍りました。私が好きなのは凍蝶です。弱く見えても芯の強い蝶の生き様と登場する女の子の姿がとても綺麗に上手に表現されています。何かあるといつも読み返しています。大切な作品です。
花まんま Amazon書評・レビュー: 花まんまより
4163238409
No.44
(3pt)

ノスタルジー溢れる直木賞受賞作

非常に完成度の高い作品ばかりの短編集。
ノスタルジックな雰囲気に満ちた作品が多い。また、人が亡くなる(亡くなった)話と少し不思議な話を組み合わたパターンが多く、万人受けしそうな作品だ。
でも、少しあざといというか、手堅くまとめすぎかも。
花まんま Amazon書評・レビュー: 花まんまより
4163238409
No.43
(5pt)

おもしろかった

直木賞を受賞して存在を知り、読んでみたいと思っていた本書。
(日常の中にある不思議やファンタジーといった類の話が好きなので…。)

じーんとしたり、笑えたり、不気味だったり…。
どの話も読みやすく、おもしろくて、物語に引き込まれていきました。
ぜひとも他の著書も読んでみたくなりました。おすすめです。

ただ、ある話の描写が私的に不気味でぞっとして、この作者の怖い話は
読めないかもなとも思いました。
花まんま Amazon書評・レビュー: 花まんまより
4163238409
No.42
(5pt)

遠近感のある文章

重松清氏はこの本のコアを的確に解説している。この本には6篇の作品が収められているが、それぞれ後になっても題名を見ただけで内容が思い出せる印象の強い作品ばかり。朱川氏の作品はこの一冊と「かたみ歌」を読んだが、両作品とも一冊を通してテーマが揺るがない。「花まんま」は大阪という地域と昭和30〜40年代という時代が全篇共通しており、そのせいか不思議と一冊の長編小説を読んだような錯覚を味わった。
花まんま Amazon書評・レビュー: 花まんまより
4163238409
No.41
(5pt)

flower rice

この本 ソウルで韓国人の友人に勧められたのでした。
友人が英語で"flower rice"と繰り返す小説が、「花まんま」だと知ったのは
帰国してからでした。
冒頭の一遍「トカビの夜」を読みながら、韓国との浅からぬ関係を見つけ、
思わずうなずいたのでした。
でも 英訳本があるのかなあ? それともハングル訳?
こんど 友人に確かめてみたいです。
お勧めです。

追記:ハングル訳があるそうです。
花まんま Amazon書評・レビュー: 花まんまより
4163238409
No.40
(5pt)

良い・・・・。(ネタバレあり)

「花まんま」・・・お花で作ったママゴト遊びのお弁当。輪廻転生からよみがえる記憶が贈った「花まんま」。泣けちゃいました。僕が泣けたのは、お兄ちゃんの妹思いのところ。この本が好きになって著者の本を読み漁りましたがこの本が1番でした。他には「都市伝説セピア」の「昨日公園」。お勧めです。
花まんま Amazon書評・レビュー: 花まんまより
4163238409
No.39
(5pt)

とても良かった

朱川さんはホラー作家という事で少々身構えて読みましたが、
とても切なくて、人に対してやさしさを持とうという気持ちになりました。
ハートウォーミングは、お話ばかりで是非読まれることをご推薦します。

ただし大阪弁が嫌い、読みにくいという方には敬遠されると思います。
花まんま Amazon書評・レビュー: 花まんまより
4163238409
No.38
(5pt)

怖さの中に優しさ、切なさ、ユーモアがある

「花まんま」は直木賞受賞作。弁当箱に花を詰めたシーンは
情景が目に浮かぶようでとても美しい。
でも、この人の本はやはり怖いので、基本的にホラーだと思う。
他の小説も短編ながら読み応え十分である。
昭和30年代〜40年代の時代背景にしっかり入っていけるのは
著者と年代が近いせいか。時々「ALWAYS 3丁目の夕日」
を感じてしまうこともある。ストーリーは短編ながらも見事に
完結している。「送りん婆」はちょっと怖い。
この著者の本には一貫して、怖さの中にそこはかとない優しさや
切なさ、ユーモアがある。そこが普通のホラーとは違うところで
好きな所でもある。
花まんま Amazon書評・レビュー: 花まんまより
4163238409
No.37
(5pt)

また好きな本が増えてしまった!

○○賞を受賞した本はあまり読む気がしなくて皆が忘れた頃を見計らって読むようにしている。
’花まんま’読了しました。こ、これは私の大好きなジャンルだー。懐かしさを感じさせる不思議な話 こういうのを待っていたのだー。
これは薦めできる本である。早速朱川湊人の本を5・6冊買ってきた。読み終わったらまたレビューする予定。(気がむいたら)
花まんま Amazon書評・レビュー: 花まんまより
4163238409
No.36
(5pt)

昭和30年代生まれの方、是非にお奨め

ベストセラーを避けていたのは間違いということで、

気にはなっていても敬遠していたこの本に手を出しました。

大正解♪

6つのファンタジー?ホラー?が、大阪方面を舞台に繰り広げられます。

時代設定は、昭和30年代から40年代かな?

どのお話も切ないというか、差別や暴力が満載なのですが、

なのに懐かしいというか・・・

考えてみると、子供時代ってどんなにひどい環境でも、

それなりになじんで暮らしていたよなぁと。

年代的に、この時代を知っているせいもあり、とてものめり込めました。
花まんま Amazon書評・レビュー: 花まんまより
4163238409
No.35
(5pt)

文庫本の値段なら、是非にお奨め

6つのファンタジー?ホラー?が、大阪方面を舞台に繰り広げられます。

時代設定は、昭和30年代から40年代かな?

どのお話も切ないというか、差別や暴力が満載なのですが、

なのに懐かしいというか・・・

考えてみると、子供時代ってどんなにひどい環境でも、

それなりになじんで暮らしていたよなぁと。

年代的に、この時代を知っているせいもあり、とてものめり込めました。

文庫本の値段なら、是非にお奨めの本です。
花まんま Amazon書評・レビュー: 花まんまより
4163238409
No.34
(2pt)

受賞作ではあるが、好き嫌いあり。要注意

「第133回 直木賞 受賞作(2005年)、受賞作含む中編6編

どれも関西弁で文章が進んでいく。そもそも最初のこの時点で、ちょっと違和感と嫌悪感を覚える。またどれも著者世代(1960年代)がベースにあり、大阪で生まれ育ったこの世代の人には懐かしくていいのかもしれない。が、私にはちょっと、・・・距離を置いてしまう作品。
「花まんま」は確かにいい話ではあるが、どこかで読んだことのあるような内容で感動が薄い。また、全編の根底に「ちょっと異様な世界」が漂い、これが著者の特徴なのか、1編だけならまだいいのだが、全編となると非常に辛い。
端的な話、残念だが「ちょっと私には向かない本(著者)」であった。まー、このことが解かっただけでも「価値があった本」ではあった。

お薦め度:★☆☆☆☆
残念ながら“私には”合わない本なので、人にお薦めすることは出来ません。誠に恐縮です。しかし、天下の「直木賞」受賞作、どうぞ私の無知な感想にとらわれず、是非お読み下さい。
花まんま Amazon書評・レビュー: 花まんまより
4163238409
No.33
(4pt)

しっとりと泣ける良作

'@「トカビの夜」 少年×少年
'A「妖精生物」  少女×青年
'B「摩訶不思議」 少年×青年
'C「花まんま」  少年×少女
'D「送りん婆」  少女×老女
'E「凍蝶」    少年×少女
の六作が収録されています。
×表示は主人公と副主人公を意味する。
×表示したが恋愛物語ではない。
'Aと'Eは初恋物語としても読めるが、
ホラー短編集なので、もちろん悲惨な結末を迎える。
大阪に住む貧乏人の少年少女が
スーパーナチュラルに遭遇するというパターンの短編集である。
ただのホラーではなくて、
クーンツのように社会的問題意識に溢れているのが素晴しい。
在日朝鮮人問題や、
被差別部落問題が語られます。
文学としてもしっとりと泣ける良作。
作者の朱川湊人はKOボーイだが、
金持ちのボンボンが貧乏人の味方の視点で小説書いたとは意外!
実はKOの方が早生だより学費安いので、
KO出身者が全て無神経な気障なお坊ちゃんとは限らないので、
学閥による偏見は止めましょうね(←お前だろw)
花まんま Amazon書評・レビュー: 花まんまより
4163238409
No.32
(5pt)

文句なしに素晴らしい

読めば分かるこの一冊。
何も言うことはありません。
とにかく読んでみてください。
花まんま Amazon書評・レビュー: 花まんまより
4163238409