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上海特急殺人事件
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上海特急殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.75pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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トリックがあるわけでもなく、どんでん返しがある訳でもなく、近鉄特急じゃなくても良かったんじゃないの?ってお話。 ひたすら宗教の話で、宗教の話がしたいから殺人事件を絡ませた印象しかしなかった | ||||
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書名に惹かれて本書を購入しました。日本の鉄道ミステリーは食傷気味ですが、上海特急での殺人事件とは、どのような展開になるのか、という期待を込めて読み進めました。 日本での殺人事件をおって、十津川警部もカメさんも中国に渡ります。上海のバンドや黄浦江も舞台として登場しますので、旅情が湧きましたが、描写が日本的ですから、異国情緒という点では薄いですね。 最後に北京から上海への特別快速列車が登場します。これが標題の「上海特急」のようです。取材して値段や車内の状況を取り入れた展開でしたが、必ずしも中国でなくても良かったのでしょう。前半の女子大生連続射殺事件という派手なオープニングや日本領事館の書記官の登場、政治家の影などをチラつかせた前ふりは何の意味があったのか、良く分かりません。伏線の張り方として必要性があったのでしょうか。 途中で十津川警部が自分の推理を披露する場面がありますが、そこまで読者の理解がいっていないわけで、独りよがりのストーリーを読まされた気がしました。 西村京太郎の作品全般に言えることですが、多作ゆえ、ストーリー展開が大味になっています。ミステリーという意味合いも薄くなっており、何でもテーマにして書いている気がしました。 作家になりたての頃の作品は気骨があり、プロットもトリックも優れており、読者をワクワクさせる力量を発揮していました。どこか武骨な文章もまた味があったものです。ベストセラー作家になってからは、読みやすい文章で綴られており、一定のファンもいるのは確かです。私も購読者の一人ですが、西村京太郎の力量を感じさせる作品とまた再会したいと切に願っています。 | ||||
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