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初恋
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初恋の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全14件 1~14 1/1ページ
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中古本の割には綺麗 | ||||
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この作者の作品に登場する女性は 心底恐ろしいです。 先が気になって一気読みしてました。 初恋と言う言葉はこういう捉え方も ありかと妙に納得しました。 なかなか面白いホラー作品でした。 | ||||
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記憶に残らなかったので面白くなかったんだと思います。 | ||||
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話の展開も早く、一気に読めました。ものすごく怖いです。でも私の脳裏には、おおむねコメディーの映像が流れていました。意識すればホラー仕立てにもできるし、いずれにしてもおもしろかったです。 しかし、これが書かれた時代というのは「中小企業ながら安定した職を得て、同僚なり部下なりにも恵まれ、その会社では一般的とはいえ30歳そこそこで係長、建売ながら郊外に一軒家をもち、いつも笑顔で迎えてくれる優しい伴侶がいて、もちろん自動車も持っている」というのが中くらいの幸せだったんですね。現在ならこのうちの一つでも持っていればかなり幸福なほうなのでは?つくづく孤独で厳しい社会になったものだと、そっちのほうが感慨深かった。 | ||||
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読者自身を主人公に投影させ恐怖を与える、それがホラーというものではないだろうか? 私は全く主人公に同化できずに客観的にこの本を読み終えたがその感想が 「この本はホラーじゃないコメディだ。 」 だがホラーとしては⭐1だけどコメディだと思えば⭐5です。 だって終始笑いっぱなしだったもの。 そしてタイトルは初恋じゃなく「克江」いや、「KATSUE」が相応しい。 | ||||
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職場結婚をして平凡で中くらいの生活に満足している男の職場に、突然お弁当が届けられた。そのお弁当を送ってきたのは中学生時代に一度だけキスをして以来会っていない女性だった。 1993年は、まだストーカーという言葉が認識されていない時代だったが、これはまさしくストーカーによる犯罪である。なぜ自分が被害を受けなければならないのか、次にどんなことをされるのか分からない恐怖が見事に描かれていて怖かった。ただ、あまりに展開が早すぎたため、恐怖を感じるのもあっという間だったのが残念だった。もう少し長い時間かけて恐怖を感じられれば、もっと楽しめたと思う。 | ||||
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1時間半ほどで読み終えました。 話はさほど濃くありませんし、文章も読みやすいのでさらさらと読み進めることができます。 ストーカー行為の行く末はどうなるんだろう?という興味で引き付けられますが、凝った結末や驚きの展開もなく、ある程度予想しながら読めるかもしれません。 殺人シーンはありますが、決してグロくありませんし、ホラー小説やサスペンス物を読みなれている人なら、物足りない感もあるかと思います。 | ||||
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これ、私は好きです。 ネットなどで見受けられる評の中には「暇つぶし程度の価値」といったものもありますが・・・。 たしかに平易な文体でさらっと読める小説ではありますが、決してそれだけではないと思います。 どこまでも常識的な人生のレールから逸脱しないことをモットーとして生きてきた幸せな男の前に現れた、かつての同級生。このヤンデレヒロイン?克江の描写が奮っていて存在感があります。冴えなくて人にどんどん押しのけられていそうな、道の真ん中も歩けなさそうな気弱な女の子の抱えていた狂気、抑圧されているからこそ生まれた執念は、常軌を逸しているのに変なリアリティがあります。 その後の経緯はともかく、みんなから侮蔑されてポツーンとしている少女時代の克江の姿は、本を閉じた後で「クラスにこんな感じの子がいたなぁ・・・」と思わせ、特に少女時代が灰色だった女性には、痛ましくも懐かしく思えるのではないでしょうか。 また二人の故郷の埼玉の田舎の学校の描写も、郷愁にあふれていて印象的です。 | ||||
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「初恋」という誰もが甘酸っぱいものを連想するタイトルで、 こんな恐ろしいスリラー小説が書けたもんだとつくづく感心させられました。 ちょうど雛形あきこさん主演の、「ストーカー・誘う女が」放送されてた頃に この作品を知ったのですが、いや、この小説に比べたらこんなドラマ、てんでたいしたこと無いですね。 自分的に一番印象的だったのは、主人公の勤める会社にストーカー女から電話がかかって来たときの 回想シーンで、主人公が、中学時代のことを思い浮かべるわけですが。 恐怖とともに、初恋の初々しさを感じさせる、なんとも奇妙な気分にさせられました。 だけど、少しぐらいは救いのあるラストにしてくれても良かったんじゃないかなぁ? あと、なぜ女ストーカーが主人公に恋をしたのか? その辺の経緯が、全く描かれて無かったことに、少し不満を感じました。 | ||||
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実際にありそうな話である簡単に言うとストーカー。サッカーのストライカーとは違うのである。偉いチープな表現ではあるが、読んでいる最中、笑ってしまった。人は極限状態になると笑ってしまうという事を誰かが言っていた。まさにそれではないのかな と思う。そして鳥肌がたった という表現がピッタリである。よくどーでもいいフジテレ女子アナとかすぐいなくなるアイドルなどが「鳥肌がたっちゃいました〜」とか言いやがるが、だったらみせてみろといいたくなりますよ。そんなのとは違う鳥肌。あとタイトルがいい「初恋」まさにそのまんまですが、やはり幽霊ホラーよりもリアルな人間ホラーの方が圧巻しますね。 | ||||
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吉村作品のコンセプトは「人が最も怖い」というテーマにそっています. そういった意味でこの本が最も吉村作品の中で怖い作品だと断言できます. 女性が一人の男性のことを偏執的に思い続けると,このような結果を生むのかとただただ恐怖です. 証拠の残らない方法で主人公の男性は,家庭をこわされます. 奥さんは,殺人犯にまで仕立て上げられてしまうというこの怖さ. 昨今,ネット犯罪やストーカーなど変質的な犯罪が多いですが,この怖さは実際の事件よりも戦慄できると思います. | ||||
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かなり以前に読んだのですが、あの怖さはいまだに忘れられません。 本当にインパクト強かったです。 人間の情念というか、執念というか・・・これほど恐ろしいとは! | ||||
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角川ホラー文庫はほとんど読んでいますが、いまだにこの作品が一番恐いと思います。人を呪い殺すことのできる超能力者や、マッドサイエンティストが作り出したグロテスクな怪物よりも、普通の人間が一番恐いと思わせる作品です。一般に流布しているストーカーのイメージと言うのは、おそらくこの作品によって作られたのではないでしょうか? 正直なところ、他の吉村達也作品で特にお薦めしたいものはありませんが、この作品だけは別格です。それほどの出色の出来で、「これを読まずしてホラーを語るなかれ」と言いたいです。 | ||||
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吉村達也さんの本が大好きで出版されているものはほとんど読んでいますが、その中でピカイチです!!!!! ストーカーという言葉が世の中に浸透する前に書かれているものですが、理由もなく好かれる事の怖さをこの本から体感できる一冊です。 サイコホラーが好きな方には是非読んでもらいたい一冊です。 | ||||
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