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(短編集)
退職刑事
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退職刑事の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.90pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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最後の方になって、漢字の練習?、落書き等が多数あり、読みにくかった。幸い、鉛筆だったので、消しゴムでけしたけど、気分が萎えてしまった。 | ||||
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定年退職した元悪徳刑事が、離婚で別れた息子のヤクザがらみのトラブルを知り、窮地を救うために奔走する「退職刑事」。息子を自殺で失った退職間際の刑事が、担任の女教師を追いつめる「レディ・Pの憂鬱」。胃ガンで死期を前に辞職した刑事が、迷宮入りした“幼女神隠し事件”の解明に執念を燃やす「神隠しの夜に」──警察組織を離れ一般人となった後も、身に染みついた刑事魂が疼き、自らドロ沼にはまっていく退職刑事たち“人生最後の事件”とは? 警察小説全5篇。 | ||||
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この著者の作品は初めて読みましたが、骨がある抑えた文章とやるせないストーリーがいいですね。 | ||||
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面白そうかと、今まで読んだことのない、新しい人を発掘と購入しました。ん~…短編であっさりしすぎというか、あまり内容を感じられないまま、読み終わってしまった感覚です。 | ||||
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永瀬さんの本の魅力は ・初期の頃の貫井徳朗さん(修羅の終わりとか殺人症候群とか)ばりの、重くてハードで 容赦の無い嫌〜な展開 ・初期の頃の馳星周さん(不夜城とか夜光虫とか)ばりのバイオレンス描写 ・メチャメチャ重い展開なんだけど、文章自体は読みやすい ・そしてなぜか、読後感も悪くない ・どんでん返しもきっちりとある といった点だと思ってるんですが、短編集である本書にも そんなエッセンスがたっぷりと詰まってて、非常に面白かったです。 特に、1話目の「主人公の身内の腹黒さ」には痺れました(笑) 最近の刑事小説って、東野圭吾さんの『新参者』のような人情路線が 流行ってるみたいですが、本書みたいなハード路線の方が好きですね〜。 永瀬さんは、もっとブレイクしていい作家さんだと思います(それで、ライト路線 に転じられても困るんですが)。 | ||||
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この著者の作品を読んだのは初めてですが かなり完成度の高い短編集であり、 異色の警察モノです。 何気なく読み始めたつもりが どんどんその世界にのめり込み、 終いにはがんじがらめになりました。 解説で、ミステリー評論家の村上貴史さんが こう書かれていますが、本作品の本質を ずばりと言い表しています。 「ナイフで腹を刺されると、こんな感じがするのかもしれない。 …(中略)…それほどまでに、この短編集は心に刺さるのだ。 五つの短編が、五本の短剣に思えるほどに。」 一編一編が、かなり重い。 読み終わった後にどっと重いものが のしかかってきます。 但し、決して不快な読後ではない。 長編小説を立て続けに読んだような、 あるいは息も詰まる映画を立て続けに数本観たような、 濃密な時間を過ごした後に似た疲労感があります。 そして、短いそれぞれの話に 予想外のどんでん返しが仕掛けられており そういった意味でも完成度の高い仕立てです。 いわゆる正義の味方としての「警察官」ではなく、 すねに疵を持つ「元」警察官たちの姿に、 そしてそこに描かれている世界に、 どっぷりとはまってください。 | ||||
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す、すげー。 タイトルを考えずに読んで正解。 一作目の重たさにちょっと沈み、二作目でめまい。 三作目はなんどもなんども読み直し、ため息。 四作目は幻想的なエンディングにしばし瞑想。 そうして、最後で息が苦しくなった。 短い中にスリラー、恐怖、幻想、狂気、苦しいまでの重たさ。 ちらほらとのぞく日常がよけい、すぐそこにあるかもしれない隣人の陥穽を思わせる。 お腹に力を入れて息を詰めて読む、がつんの一冊。あちら側に、落ちないように。 この作家は、なんだ? | ||||
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初めて読んだ作家でしたが、なかなか読ませました! 短編が5編ですが、主人公はいずれも退職した警察官、それも訳ありの退職、暗い過去を持った刑事ばかりという、異色の警察小説。 これでもか、という過剰な心象風景描写がやや窮屈ですが、バラエティに富んだ短編に唸りました。 秀作は冒頭の『退職刑事』。今は退職し、大邸宅にひとり隠居の元警察官の主人公。息子の不祥事を知らされ、腰を上げるが…。 重厚な情景描写、起承転結のメリハリ、ラストの落とし方、完璧です。かなり完成度の高い短編に目からウロコでした。 背筋も凍る恐怖感をお望みならラスト『父子鷹』がお薦め。 | ||||
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リタイアした警察が主人公の短編集(5作品を収録)。 各ストーリー毎に元悪徳警察であったり、退職後も事件解決に執念を燃やす警察であったりと、その主人公の人物像が変わる。 作品は細かい描写が必要な部分がやや荒削りである印象はあったものの、どの作品も概ね面白かった。 特に「神隠しの夜に」は良かった。 寂れた山村で起きた幼児の行方不明事件を追ってリタイアした警察が事件の真相に迫る。 舞台が寂れた地域での村ぐるみの犯罪だけあって「横溝正史」作品を彷彿とさせる作品であった。 警察小説ファンにはお薦めしたい。 | ||||
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タイトルの通り、退職した刑事達のそれぞれの人生を描いた短編集。 定年退職した刑事が息子の窮地を救うために奔走した先に知った現実、 ドロップアウトした元マル暴担当刑事が元恋人のためにした壮絶な決 意、病のために死期を前にした元刑事が人生を暗転させた未解決事件 の現場へ再度訪れたときに知った恐ろしくも悲しい真相など...刑 事という職業故に人生を翻弄された男達の悲哀や切なさや空しさや時 には狂気などが描かれています。 みな警察官になった当初はそれぞれの正義感だったり功名心だったり の夢があっただろうに、いつの間に彼らはこのような運命に捕らわれ ることになってしまったのか...。 刑事という職業はやはりディープなもののようです。 | ||||
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