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判決はCMのあとで ストロベリー・マーキュリー殺人事件
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判決はCMのあとで ストロベリー・マーキュリー殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全2件 1~2 1/1ページ
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作品を通して伝わってきたのは、「それは何のためにあるのか?」ということを考えなければいけないということ。 裁判とは、司法とは、テレビとは、教育とは、自分とは、果たして何のためにあるのか、たぶん真剣に考えたことがあるという人は少ないだろうと思う。 だけど、考えなくてはいけないのだと、そうしないと流されていくだけの人生になっていくのだと、悠太や真帆をはじめとした登場人物たちに教えられた気がする。 それは、何のために創られ、何のために使うものなのか、一度真剣に考えてみてほしい。 | ||||
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日本国憲法第97条って知ってますか? 学生時代、見たことはあるのですが、改めて見ると なんて感慨深い条文 だろうって思います。 この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、 人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、 これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、 現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない 永久の権利として信託されたものである。 きっかけは毎月のごとく買っている小説選びの中で見つかった 1冊。●【判決はCMのあとで 青柳碧人】● 「裁判員制度」が現在もありますが、この世界ではメディアと司法が 協力し、「公開裁判」を行っている日本という可能性を描いた話です。 CSB法廷8なんて裁ドル(裁判員の中からメディアで注目され、芸能入り したアイドル) A●Bのパクリかと冒頭苦笑。外帯をみるかぎり了承済み のようですが(笑) 自分には全く縁のない話だと思っているどこにでもいる主人公(私たち) に裁判員の通知が届き、見事にこれまでの生活圏をぶっ壊した。 でも裁判を通し、この条文がこの物語のラストに大きな役割を果 たす。 いまだ私たちの世界では多くの人にとって非日常なこの世界 を知る一つのきっかけともなりますし、また主人公の裁判を通じて 起こる恋や笑いもありで私にとっては久しぶりのいい収穫となりま した。 考えてみれば、難しい条文や法律だらけの司法の世界の中でも際立 って97条は私たちに寄り添っているもののような気がします。 【過去幾多の試錬に堪へ】た私たちだからこそ、保障されるべき未来永劫 守る権利なんだと、日本史を振り返れば故人が残したこの権利は今 の私たちにとって大きな意味がある、そんなふうに思います。 最後にこの本の中246p7行目以降数行に渡り既視感がすごく残っ てしまった。この本の出版日は今年の2月である。立ち読みしてい た、ことを忘れているだけと片付けるのが一番筋が通るような気が する。でもかなり前にすれはあったような気がして満足した反面、 すこしだけデジャブ に近い感覚を味わえたのも事実です。 たまーにあるんですよね。こういう感覚が。 | ||||
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