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判決はCMのあとで ストロベリー・マーキュリー殺人事件
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判決はCMのあとで ストロベリー・マーキュリー殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全1件 1~1 1/1ページ
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刑事裁判をテレビショー化した世界が舞台の作品で,12年02月の単行本の文庫化です. 派手なセットが組まれ,アイドルが歌い踊り,キャラの強い検察や弁護人の決め台詞に, はじまりこそは吹き出したりもするのですが,次第にそれは嫌悪感へと変わっていきます. これは,全く同じではないにせよ,似たような事が自身の周りにもあると感じられるからで, その妙な現実感や小さな義憤に,読む側は主人公と同じ疑問と違和感を覚えることになります. ただ,主人公側を中心にして,法律や裁判の意識の変化に重きが置かれた流れとなるため, サブタイトルから期待されるミステリ要素や,それが裁判にて明かされていく様子は弱めで, かといって,エンタメに徹した作品でもないため,全体として中途半端になっているのは残念. とはいえ,憎まれ役たちがわかりやすく配置され,わかりやすい話であるのは確かで, 数回に渡り行われる公判も,回想形式を織り込むなど,見せ方に工夫があるのは好印象. 巻末の解説のさらに後ろ,ここにあるちょっとした『遊び心』もなかなか面白かったです. | ||||
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