華氏451度

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評判

華氏451度の評価:

4.08/5点 レビュー 60件。 D ランク

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平均点4.08pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全130件 61〜80 4/7ページ
No.70
(4pt)

ディストピアを描く代表作

ディストピアを描いた往年の名作。
近年の同様な作品に比べ設定などの風呂敷を広げすぎない点は、このジャンルのファンには物足りないかもしれませんが
その分登場人物の内省に目が行きコンパクトな作品に感じさせます。
華氏451度 (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 華氏451度 (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAGPH8
No.69
(4pt)

ディストピアを描く代表作

ディストピアを描いた往年の名作。
近年の同様な作品に比べ設定などの風呂敷を広げすぎない点は、このジャンルのファンには物足りないかもしれませんが
その分登場人物の内省に目が行きコンパクトな作品に感じさせます。
華氏451度 (ハヤカワ文庫 NV 106) Amazon書評・レビュー: 華氏451度 (ハヤカワ文庫 NV 106)より
4150401063
No.68
(4pt)

ディストピアを描く代表作

ディストピアを描いた往年の名作。
近年の同様な作品に比べ設定などの風呂敷を広げすぎない点は、このジャンルのファンには物足りないかもしれませんが
その分登場人物の内省に目が行きコンパクトな作品に感じさせます。
華氏451度 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)より
4150116911
No.67
(5pt)

今こそ読むべき

サンタさんからクリスマスプレゼントで頂きました。

60年前に書かれた本なのに、現代社会そのものが描かれている。

刹那の楽しさに身を沈めて、思考をしない毎日。そんなんであんたら幸せかい? とぶっとい釘を刺された気がした。あくまでも作者の想像の世界なのに、ものすごく現代社会とシンクロしている。情報を自分から進んで取り入れ、その情報を元に思索する、今の私達はそれを忘れてしまっている。

そしてやっぱり、本は紙に限る。ページをめくる快感は何物にも代えがたい。
華氏451度 (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 華氏451度 (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAGPH8
No.66
(5pt)

今こそ読むべき

サンタさんからクリスマスプレゼントで頂きました。

60年前に書かれた本なのに、現代社会そのものが描かれている。

刹那の楽しさに身を沈めて、思考をしない毎日。そんなんであんたら幸せかい? とぶっとい釘を刺された気がした。あくまでも作者の想像の世界なのに、ものすごく現代社会とシンクロしている。情報を自分から進んで取り入れ、その情報を元に思索する、今の私達はそれを忘れてしまっている。

そしてやっぱり、本は紙に限る。ページをめくる快感は何物にも代えがたい。
華氏451度 (ハヤカワ文庫 NV 106) Amazon書評・レビュー: 華氏451度 (ハヤカワ文庫 NV 106)より
4150401063
No.65
(5pt)

今こそ読むべき

サンタさんからクリスマスプレゼントで頂きました。

60年前に書かれた本なのに、現代社会そのものが描かれている。

刹那の楽しさに身を沈めて、思考をしない毎日。そんなんであんたら幸せかい? とぶっとい釘を刺された気がした。あくまでも作者の想像の世界なのに、ものすごく現代社会とシンクロしている。情報を自分から進んで取り入れ、その情報を元に思索する、今の私達はそれを忘れてしまっている。

そしてやっぱり、本は紙に限る。ページをめくる快感は何物にも代えがたい。
華氏451度 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)より
4150116911
No.64
(5pt)

本は紙でできている。燃やさずとも、読む者の心を熱くさせる物語。

華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)

2012年6月5日に91歳で亡くなったブラッドベリの初期の長編。帯に「追悼──レイ・ブラッドベリ 幻想と叙情の詩人」とあるが、同じ初期の代表作『火星年代記』と違って(どちらも不朽の名作SFだが)、こちらはリアリティと社会的情熱に溢れた作品だ。

佐野眞一氏の解説は完璧すぎるので、決して先に読まないように。と言いつつ、一部引いてみよう(笑)
「本はよく森や宇宙にたとえられる。一本の樹木では森にならず、一つの星では宇宙にならない。夜空を見上げると、無数の星がある。その星と星を結んで大熊座とかオリオン座とか名づけたのは、人類の叡智である。
 読書とは、無数の星のなかから好きな星を選び取って自分だけの星座をつくる行為に似ている。それにはベストセラー本を読むだけでは無理である。」

図書の森に、SFの宇宙に、この『華氏451度』がそびえ立ち、光り輝いていることを幸せに思う。それを決して忘れてはならない。この作品で描かれているのは国家の検閲ではなく──著者も解説者も述べているように──読者が減ることによる文化の破壊、なのだから。
華氏451度 (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 華氏451度 (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAGPH8
No.63
(5pt)

本は紙でできている。燃やさずとも、読む者の心を熱くさせる物語。

華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)

2012年6月5日に91歳で亡くなったブラッドベリの初期の長編。帯に「追悼──レイ・ブラッドベリ 幻想と叙情の詩人」とあるが、同じ初期の代表作『火星年代記』と違って(どちらも不朽の名作SFだが)、こちらはリアリティと社会的情熱に溢れた作品だ。

佐野眞一氏の解説は完璧すぎるので、決して先に読まないように。と言いつつ、一部引いてみよう(笑)
「本はよく森や宇宙にたとえられる。一本の樹木では森にならず、一つの星では宇宙にならない。夜空を見上げると、無数の星がある。その星と星を結んで大熊座とかオリオン座とか名づけたのは、人類の叡智である。
 読書とは、無数の星のなかから好きな星を選び取って自分だけの星座をつくる行為に似ている。それにはベストセラー本を読むだけでは無理である。」

図書の森に、SFの宇宙に、この『華氏451度』がそびえ立ち、光り輝いていることを幸せに思う。それを決して忘れてはならない。この作品で描かれているのは国家の検閲ではなく──著者も解説者も述べているように──読者が減ることによる文化の破壊、なのだから。
華氏451度 (ハヤカワ文庫 NV 106) Amazon書評・レビュー: 華氏451度 (ハヤカワ文庫 NV 106)より
4150401063
No.62
(5pt)

本は紙でできている。燃やさずとも、読む者の心を熱くさせる物語。

華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)

2012年6月5日に91歳で亡くなったブラッドベリの初期の長編。帯に「追悼──レイ・ブラッドベリ 幻想と叙情の詩人」とあるが、同じ初期の代表作『火星年代記』と違って(どちらも不朽の名作SFだが)、こちらはリアリティと社会的情熱に溢れた作品だ。

佐野眞一氏の解説は完璧すぎるので、決して先に読まないように。と言いつつ、一部引いてみよう(笑)
「本はよく森や宇宙にたとえられる。一本の樹木では森にならず、一つの星では宇宙にならない。夜空を見上げると、無数の星がある。その星と星を結んで大熊座とかオリオン座とか名づけたのは、人類の叡智である。
 読書とは、無数の星のなかから好きな星を選び取って自分だけの星座をつくる行為に似ている。それにはベストセラー本を読むだけでは無理である。」

図書の森に、SFの宇宙に、この『華氏451度』がそびえ立ち、光り輝いていることを幸せに思う。それを決して忘れてはならない。この作品で描かれているのは国家の検閲ではなく──著者も解説者も述べているように──読者が減ることによる文化の破壊、なのだから。
華氏451度 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)より
4150116911
No.61
(5pt)

あまりにも普遍的な“読書人批判”

黙示録的な傑作。
今日のような発火しそうな酷暑のなかで読むと、いっそうズシリと来る。

若いときは、良く出来た近未来小説と思ったが、いまは違う。
これは、心底おそろしい小説だ。今年6月にブラッドベリが亡くなったとき、
再読しようと思ったものの、盛られた内容があまりにも昨今の出版(とメディア)
状況に似過ぎていることを再確認するのがおそろしく、ためらっていた。

それでも開かずにおれなくさせるのが、傑作の磁力であり、
開けばつき進むように読破せざるを得ないのが、名作の証明だ。
そして、本作が半世紀以上前に描かれたことに、改めて畏怖せざるを得ない。
メディア批判、体制批判、社会風刺、それ以上に古びないのは、いわば
“読書人批判”が実に揺るぎない構成とレトリックで描かれているからだ。

本作がおそろしいのは、自分がガイ・モンターグのようになることでない。
もちろん、彼の妻のようになることでもない(とはいえ、読書を知らず書物そのもの
を嫌忌し、ただダラダラとテレビ漬けになる妻と彼女の友人たちの描写は実に出色だ)。

真におそろしいのは、モンターグの上司である焚書官のように、あまたの読書体験を
もちながら、読書を憎み、読書家を罵り、記された言葉そのものを空疎な虚言と
侮蔑するようになることだ。古来、「論語読みの論語知らず」という格言もある。

改版された本書は、解説を佐野眞一が書いています。
編集者の意図は明らか。ただし(矛盾するようだが)本書の愛読者なら
佐野さんに言われなくても、今そこにある危機の底知れなさは、
わかり過ぎるくらいわかっているはず。
華氏451度 (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 華氏451度 (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAGPH8
No.60
(5pt)

あまりにも普遍的な“読書人批判”

黙示録的な傑作。
今日のような発火しそうな酷暑のなかで読むと、いっそうズシリと来る。

若いときは、良く出来た近未来小説と思ったが、いまは違う。
これは、心底おそろしい小説だ。今年6月にブラッドベリが亡くなったとき、
再読しようと思ったものの、盛られた内容があまりにも昨今の出版(とメディア)
状況に似過ぎていることを再確認するのがおそろしく、ためらっていた。

それでも開かずにおれなくさせるのが、傑作の磁力であり、
開けばつき進むように読破せざるを得ないのが、名作の証明だ。
そして、本作が半世紀以上前に描かれたことに、改めて畏怖せざるを得ない。
メディア批判、体制批判、社会風刺、それ以上に古びないのは、いわば
“読書人批判”が実に揺るぎない構成とレトリックで描かれているからだ。

本作がおそろしいのは、自分がガイ・モンターグのようになることでない。
もちろん、彼の妻のようになることでもない(とはいえ、読書を知らず書物そのもの
を嫌忌し、ただダラダラとテレビ漬けになる妻と彼女の友人たちの描写は実に出色だ)。

真におそろしいのは、モンターグの上司である焚書官のように、あまたの読書体験を
もちながら、読書を憎み、読書家を罵り、記された言葉そのものを空疎な虚言と
侮蔑するようになることだ。古来、「論語読みの論語知らず」という格言もある。

改版された本書は、解説を佐野眞一が書いています。
編集者の意図は明らか。ただし(矛盾するようだが)本書の愛読者なら
佐野さんに言われなくても、今そこにある危機の底知れなさは、
わかり過ぎるくらいわかっているはず。
華氏451度 (ハヤカワ文庫 NV 106) Amazon書評・レビュー: 華氏451度 (ハヤカワ文庫 NV 106)より
4150401063
No.59
(5pt)

あまりにも普遍的な“読書人批判”

黙示録的な傑作。
今日のような発火しそうな酷暑のなかで読むと、いっそうズシリと来る。

若いときは、良く出来た近未来小説と思ったが、いまは違う。
これは、心底おそろしい小説だ。今年6月にブラッドベリが亡くなったとき、
再読しようと思ったものの、盛られた内容があまりにも昨今の出版(とメディア)
状況に似過ぎていることを再確認するのがおそろしく、ためらっていた。

それでも開かずにおれなくさせるのが、傑作の磁力であり、
開けばつき進むように読破せざるを得ないのが、名作の証明だ。
そして、本作が半世紀以上前に描かれたことに、改めて畏怖せざるを得ない。
メディア批判、体制批判、社会風刺、それ以上に古びないのは、いわば
“読書人批判”が実に揺るぎない構成とレトリックで描かれているからだ。

本作がおそろしいのは、自分がガイ・モンターグのようになることでない。
もちろん、彼の妻のようになることでもない(とはいえ、読書を知らず書物そのもの
を嫌忌し、ただダラダラとテレビ漬けになる妻と彼女の友人たちの描写は実に出色だ)。

真におそろしいのは、モンターグの上司である焚書官のように、あまたの読書体験を
もちながら、読書を憎み、読書家を罵り、記された言葉そのものを空疎な虚言と
侮蔑するようになることだ。古来、「論語読みの論語知らず」という格言もある。

改版された本書は、解説を佐野眞一が書いています。
編集者の意図は明らか。ただし(矛盾するようだが)本書の愛読者なら
佐野さんに言われなくても、今そこにある危機の底知れなさは、
わかり過ぎるくらいわかっているはず。
華氏451度 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)より
4150116911
No.58
(5pt)

もはやSFではない

60年近くも前の作品ですが、本文を読み進めるたびに
背筋の凍りつく思いをしました。
この小説で描かれているのは想像上の世界ではなく
いま、私達が暮らしている世界そのものなのです。

作中では書物の所持が禁止され
テレビ、ラジオなど映像や音声の洪水によって
考える習慣を捨てさせられ、人々が
権力者の言うがままの行動しか取れなくなった
ディストピアが描かれています。

主人公のモンターギュは知識人の生き残り達と出会い
滅亡寸前の書物の知識を保存する運動に参加しますが
現実世界においても、書物を通じて培われてきた精神が滅亡し
保存活動をしないといけないような状況になってしまうかもしれません。

中国では「金盾」というネット検閲システムが稼動していますし
日本においても東京都の青少年育成条例、人権保護法案、
また国際協定の「ACTA」など
SF小説さながらに
個人の思想信条の自由を制限、ひいては破壊しようとする法案の
成立が現実のものとなりつつあります。

そして本を読まない人の割合もどんどん増えつつあります。
書店にならんでいる本は、読みやすさだけを
追求した安易なハウツー本ばかりになり
「本を読みながら、思索でもって作者と対決する」という
思考力を磨くのに最適な習慣が失われつつあります。
書物の衰退は精神の衰退をも意味するのです。

巻末の解説にも記されていましたが
「権力の手によるものではなく、民衆がみずから書物や思想を放棄する現象」
というのは非常に恐ろしいものがあります。

「華氏451度」はそのような知的衰亡を防ぐために発せられた
ブラッドベリの時空を超えた告発の書なのです。
華氏451度 (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 華氏451度 (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAGPH8
No.57
(5pt)

もはやSFではない

60年近くも前の作品ですが、本文を読み進めるたびに
背筋の凍りつく思いをしました。
この小説で描かれているのは想像上の世界ではなく
いま、私達が暮らしている世界そのものなのです。

作中では書物の所持が禁止され
テレビ、ラジオなど映像や音声の洪水によって
考える習慣を捨てさせられ、人々が
権力者の言うがままの行動しか取れなくなった
ディストピアが描かれています。

主人公のモンターギュは知識人の生き残り達と出会い
滅亡寸前の書物の知識を保存する運動に参加しますが
現実世界においても、書物を通じて培われてきた精神が滅亡し
保存活動をしないといけないような状況になってしまうかもしれません。

中国では「金盾」というネット検閲システムが稼動していますし
日本においても東京都の青少年育成条例、人権保護法案、
また国際協定の「ACTA」など
SF小説さながらに
個人の思想信条の自由を制限、ひいては破壊しようとする法案の
成立が現実のものとなりつつあります。

そして本を読まない人の割合もどんどん増えつつあります。
書店にならんでいる本は、読みやすさだけを
追求した安易なハウツー本ばかりになり
「本を読みながら、思索でもって作者と対決する」という
思考力を磨くのに最適な習慣が失われつつあります。
書物の衰退は精神の衰退をも意味するのです。

巻末の解説にも記されていましたが
「権力の手によるものではなく、民衆がみずから書物や思想を放棄する現象」
というのは非常に恐ろしいものがあります。

「華氏451度」はそのような知的衰亡を防ぐために発せられた
ブラッドベリの時空を超えた告発の書なのです。
華氏451度 (ハヤカワ文庫 NV 106) Amazon書評・レビュー: 華氏451度 (ハヤカワ文庫 NV 106)より
4150401063
No.56
(5pt)

もはやSFではない

60年近くも前の作品ですが、本文を読み進めるたびに
背筋の凍りつく思いをしました。
この小説で描かれているのは想像上の世界ではなく
いま、私達が暮らしている世界そのものなのです。

作中では書物の所持が禁止され
テレビ、ラジオなど映像や音声の洪水によって
考える習慣を捨てさせられ、人々が
権力者の言うがままの行動しか取れなくなった
ディストピアが描かれています。

主人公のモンターギュは知識人の生き残り達と出会い
滅亡寸前の書物の知識を保存する運動に参加しますが
現実世界においても、書物を通じて培われてきた精神が滅亡し
保存活動をしないといけないような状況になってしまうかもしれません。

中国では「金盾」というネット検閲システムが稼動していますし
日本においても東京都の青少年育成条例、人権保護法案、
また国際協定の「ACTA」など
SF小説さながらに
個人の思想信条の自由を制限、ひいては破壊しようとする法案の
成立が現実のものとなりつつあります。

そして本を読まない人の割合もどんどん増えつつあります。
書店にならんでいる本は、読みやすさだけを
追求した安易なハウツー本ばかりになり
「本を読みながら、思索でもって作者と対決する」という
思考力を磨くのに最適な習慣が失われつつあります。
書物の衰退は精神の衰退をも意味するのです。

巻末の解説にも記されていましたが
「権力の手によるものではなく、民衆がみずから書物や思想を放棄する現象」
というのは非常に恐ろしいものがあります。

「華氏451度」はそのような知的衰亡を防ぐために発せられた
ブラッドベリの時空を超えた告発の書なのです。
華氏451度 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)より
4150116911
No.55
(5pt)

後書きが余計

2008年に発行された版を読みましたが

後書きの「出版不況と『華氏451度』」
これは余計な内容ですね。

情報を得るのに何も本でなくても良い
Wikileaksなど、告発本以外からでも色々と
根の深い重要な情報を個人でも調べられる事

また、本作のラストに出てくる、一人が一冊の本になると言う考えは
民主化革命すら起こせたソーシャルネットワークに通ずるもの
今までは無理だった個人の知の集合体を築けるようにもなった
現代の考え方とはどうしても相容れぬ内容。

情報を与えられるだけの時代はすでに終わっている。
華氏451度 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)より
4150116911
No.54
(5pt)

後書きが余計

2008年に発行された版を読みましたが

後書きの「出版不況と『華氏451度』」
これは余計な内容ですね。

情報を得るのに何も本でなくても良い
Wikileaksなど、告発本以外からでも色々と
根の深い重要な情報を個人でも調べられる事

また、本作のラストに出てくる、一人が一冊の本になると言う考えは
民主化革命すら起こせたソーシャルネットワークに通ずるもの
今までは無理だった個人の知の集合体を築けるようにもなった
現代の考え方とはどうしても相容れぬ内容。

情報を与えられるだけの時代はすでに終わっている。
華氏451度 (ハヤカワ文庫 NV 106) Amazon書評・レビュー: 華氏451度 (ハヤカワ文庫 NV 106)より
4150401063
No.53
(5pt)

「焚書坑儒」の話というだけではなかった!

作者が「テレビなどのメディア文化が、読書の世界を侵食することを念頭に置いて書いた」という所に惹かれて購入しました。1953年からかなり経ち、今はテレビ以外のゲーム、漫画なども含まれるでしょうか?個人的にそういったものを遠ざけながら子育てしてきたため、深く読み込むことが出来ました。映画も見てみたいと思いました。
華氏451度 (ハヤカワ文庫SF) Amazon書評・レビュー: 華氏451度 (ハヤカワ文庫SF)より
4150116911
No.52
(5pt)

「焚書坑儒」の話というだけではなかった!

作者が「テレビなどのメディア文化が、読書の世界を侵食することを念頭に置いて書いた」という所に惹かれて購入しました。1953年からかなり経ち、今はテレビ以外のゲーム、漫画なども含まれるでしょうか?個人的にそういったものを遠ざけながら子育てしてきたため、深く読み込むことが出来ました。映画も見てみたいと思いました。
華氏451度 (ハヤカワ文庫 NV 106) Amazon書評・レビュー: 華氏451度 (ハヤカワ文庫 NV 106)より
4150401063
No.51
(5pt)

本を焼くことは人を焼くこと

主人公のモンターグは焚書官だ。耐火素材で作られた家屋を燃やす。その中にある本を燃やす。
それが、本の舞台の政府の方針だからだ。
人は本を読んではいけない。知恵を身につけてはいけない。自分の頭で考えてはいけない。
それが唯一の心の平和を保つ方法だと謳って。考えるから不安になるのだから。
代わりに与えられた、人々を考えさせないようにする装置は、壁面のテレビと、耳に差し込む<海の貝>という通信機器。

私もブログを書くし、SNSを利用しているが、携帯やPCを手放せない今時の生活を鋭く批判されたような気がして、その詩人の直観の鋭さにぞっとした。
この本が書かれたのは1953年。新聞も雑誌も書籍も、まだ力があったからこそ、この本は警句となりえた。
活字離れが進み、この本もまた情報の海に埋もれて読まれなくなることは、もっともっとぞっとする。
不朽であり続けてほしい本である。読んでよかった。そう思った。
華氏451度 (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) Amazon書評・レビュー: 華氏451度 (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)より
B000JAGPH8