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(短編集)

氷平線



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【この小説が収録されている参考書籍】
氷平線
氷平線 (文春文庫)

氷平線の評価: 4.46/5点 レビュー 48件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.46pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全44件 1~20 1/3ページ
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No.44:
(5pt)

「ここから出たいなんて、思わなければ良かった」

デビュー作と知って、感嘆しかない。タイトル章「氷平線」が、ひときわ素晴らしい。オホーツク海を望む集落にある小さなトタン家で、友江は何をどう思って生き抜いて来たか。たった一人で生きるしかなかった彼女は、男性の心を射貫く特別な輝きがあった。「便所女」と揶揄されて、彼女は身の丈というものを分かるようになってしまったのかもしれない。マイナス15度の厳寒で、「ここから出たいなんて、思わなければ良かった」と言い遺し、自分を好いた男性の目の前で海中に深く沈んだ友江の人生を想うほど、とても悲しい。
氷平線Amazon書評・レビュー:氷平線より
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No.43:
(4pt)

良かった

ずっと心に残る物語です
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No.42:
(5pt)

古書らしくない古書。

綺麗で気持ちよく読めました。
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No.41:
(5pt)

珠玉の短編集

この作者の作品は、初めて読んだし、失礼ながら名前も存じ上げなかった。でも、第一編から非凡な作風に圧倒された。特に氷平線はよかった。人物設定だけでなく物語の終わリ方も非常に感動した。一夜で読み終わり、直ぐに他の作品もポチってしまった。近年、稀にみる名著だった。
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No.40:
(5pt)

さすがの

安定した面白さ。
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No.39:
(4pt)

こんな人生もある!

一気に読める❗️
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No.38:
(5pt)

硬質な筆致、切ないストーリー

『雪虫』、を読んで合わないなあ、と思ってやめたのですが、『ホテルローヤル』が意外に良いので、もう一度ランダムに読み始めて、「きゃーっ」と嬉しい悲鳴を上げています。
これよ、これ。求めていたものは。知的な文体、描き過ぎない感情、大人の女性のカッコいい台詞(女将さんの女性論、しびれた)、キャラもとてもいい。
私も良い作家さん見つけたって思いました。もう最&高!!!!
以下、ネタバレ










霧繭……師匠、女将さん、弟子、みんなもうサイコー。舞台も和服の世界で、本当に素敵。これを有吉佐和子とか宮尾登美子とかではなく、現代の女性作家が書いてくれているのはもう嬉しい限りです。ただ、水色を浅黄とかで、コートを羽織りと書いてほしかったな。わざわざコートと書くところ、意味あるのかな、すごいひっかっかった。あーでも、これ、本当に好き、キャラもみんないい、舞台設定も素敵なのでもうサイコーです。
氷平線……これ、もう、たまらん。可哀相な少女を王子様がさらいに来てくれるというディズニー的なロマンチック話(これだけでも大好物)かと思えば、何と悲恋!! しかもヒロインが自己犠牲に!!(更なる大好物) ご飯三杯、かっ込めますわ、この話だけで。鼻血出そうになりました。もうこれ読んだ時点でメロメロです。

はぁぁ。ホント、良きかな。大興奮しました。良い作家さん見つけたーやったー。
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No.37:
(5pt)

北の景色が目に浮かぶような

海辺の近くの小屋のストーブが思い浮かぶような感じがした。
天城越えを少し思い出させた氷平線。他人から惨めに思えても、気にせず自分の道を生きてる人たち。この作家の、愛とか希望とかで、乗り越えようとしないところが心地いいです。人は人で木のようにそこに生えていて、それだけ、、、のところが好きです。
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No.36:
(5pt)

哀愁

桜木紫乃らしい作品です。
薦めます。
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No.35:
(4pt)

氷平線

桜木紫乃さんのファンで、雪虫を読んでなかったので買いました。桜木ワールドアリですが、やはり、長編に浸りたいです。
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No.34:
(5pt)

遜色ありません。

きれいでした。
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No.33:
(4pt)

どんより感

どんより感満載の短編集です。
床屋の若旦那のお話、苦学生した税務署長のお話は絶品です。
話に入り込みやすい方は御用心かもねぇ。
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No.32:
(5pt)

北海道に生きる大人の男女の愛と人生を描き続ける直木賞作家・桜木紫乃さんの心を打つデビュー作品集。

ここに描かれる男女達は意志が強固なしっかり者ばかりなのですが、でも時には自力ではどうしようもない辛くて哀しい運命もあるのですね。『雪虫』達郎の仕事は四季子を愛しマリーを幸せにする事ですね。『霧繭』真紀には男よりも着物なのですね。『夏の稜線』京子は最早限界でこれが最善の道でしょう。『海に帰る』自由気ままでいたい女・絹子。『水の棺』不幸や落ち目の時も見捨てないのが真実の愛。『氷平線』友江の薄幸の人生に涙が溢れます。
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No.31:
(5pt)

少数派の心の襞まで見せてくれる

いい作家を発見した気持ちです。嬉しいです。私は日本の各地へ行き農業を主に手伝う作業者を長年して来たので、旅行者ではない視点での経験が各地であります。作者が多く書く舞台の道東も然りです。

どこにもマイノリティや世代弱者の様な人はいて、どこでも身を小さくして生きています。この本のあらゆる所に出て来るように。その意味でずっと「日本はいい国なんかじゃない」と思うのでした。そしてそれはその地自体では「何のこと?」と受け入れられない論になる。なぜって、その土地から出た事がないから他との比較も知らないから。また逆に、出た事がない劣等感から他がいい筈がないと偏執する人も多く沖縄では「沖縄そばがどんなそばより日本一美味しい」と、内地の「そば」を食べた事がないのに言い張ったり。

東北の津波災害では多くの人が日本の各地から身銭を切って手伝いに来ても、5人以上じゃないとダメと医師でさえ滞在する事を拒否され帰されたのを間近に見ました。「知らない人が入ると何をするか分からない」からだそう。山口県でもそうでした。そんな数々。

それがこの本からも分かり少しでも世間に広がるなら、今、悲しい思いを覆せずに生きている日本各地の人と、これからの未来がよくなる様に、私たち日本人全体の視野も広がる機会になればと拍手を送ります。そういう事が私が日本に感じる念願でもあります。他所者にだけ話して聴かせてくれる事が沢山あった日本でしたから。これは一番ヒューマニティ溢れる本ではないでしょうか。こんな事から本当の世界感覚や、人情ある土地や私たちに繋がって行くと思えます!
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No.30:
(4pt)

思わず、引き込まれる展開

短編集ですが、一作づつ異なるシチュエーションで一気に読ませる力作でした。
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No.29:
(4pt)

氷平線について

桜木紫乃さん特有の北海道独特の雰囲気を漂わせた短編で男女の愛を描いた作品は大変良かったです。
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No.28:
(4pt)

桜木ワールドの初期の短編集

他の作品にくらべて、初期の短編集だけに、粗削りで文章に洗練さが足りないが、やはり、人間の業を描く筆致に光るものを感じた。
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No.27:
(5pt)

良かった。

心に響きました。
北海道の勤務時を思い出して読んでいました。
淋しさと儚さ、郷愁が残ります。
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No.26:
(5pt)

痛い

ターミナルを読んで、この作家さんのファンになりました。
そして本作を読んでみて、まず感じたのは「痛い」「強烈に痛い」という気持ち。

雪虫、霧繭、氷平線は特に気に入りました。
私は自営をやっているので、特に霧繭のような作品にはしびれました。

桜木紫乃さんの真骨頂とでも言うべき本書。
ぜひ手に取って読んでいただきたい。
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No.25:
(4pt)

中々の力作です

好き嫌いは個人の問題ですが。 彼女の作品は自分好みです。 北海道が何か好きなところもあるのでしょう。 それと何とも言えない虚しさ、これ魅力です。 40P程度の短編集は中々の読み易さがあります。 情景描写の素晴らしさ、時間をかけてじっくり書いているような感じがします。
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4163265406

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