薬指の標本

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評判

薬指の標本の評価:

4.30/5点 レビュー 84件。 C ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.30pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全142件 61〜80 4/8ページ
No.82
(3pt)

恋愛小説(幻想小説?)が好きなら。

初出92年で文庫化は97年。小川さんの本はあまり読んだことがなかったので読んでみる。
設定がブローティガンの愛のゆくえに似ていてるな、というかマンマだな、
(小川さんも影響されてると言ってたし、意図的なのかもしれない)
と思いつつ読んでいくと、どうも出てくる人物、物語の流れが類型的というか女版オタク的と言うか。

途中、突然男が女に靴をプレゼントするシーンがあるのだけど、そこで読むのやめようかと思った。
(なにが「まあ、ぴったりだわ!」だよ。苦笑した。)

ヲタク的妄想恋愛小説の女の子版に、口当たりの良いホラー幻想要素を組み合わせた、そういう感じである。
思わせぶりに靴屋のオヤジが登場するのだけど、ここも悪い意味であざとい。
ピアノとか火傷の少女とか雲母の結晶とか、ここらへんの登場してくる品もいかにもと言った感じであざとい。

要するにこれを読んでも新しい何かが得られるわけでなく、
いや、幻想小説として読めばいいんだろうけど、
中高生女子あたりを狙った雰囲気系恋愛小説の域は出ていないと思う。

ただ文章はうまいし携帯小説を読むよりは全然マシである女子向けメルヘン。
そう.そう、メルヘンなんだよこれは

「毎日その靴をはいてほしい。とにかくずっとだ。いいね」って男の人にキリッとした顔で言ってほしい女子向け。
薬指の標本 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 薬指の標本 (新潮文庫)より
4101215219
No.81
(3pt)

不思議な空間

不思議な空間で起こる不思議なこと
どちらの話も同じテーマで描かれていると思う。
若干のオカルト的な話と
若干のファンタジー的な話
読み終わった後に感動はなかったので
僕の評価は 星3つ(It's OK)
薬指の標本 Amazon書評・レビュー: 薬指の標本より
4104013013
No.80
(3pt)

不思議な空間

不思議な空間で起こる不思議なこと
どちらの話も同じテーマで描かれていると思う。
若干のオカルト的な話と
若干のファンタジー的な話
読み終わった後に感動はなかったので
僕の評価は 星3つ(It's OK)

薬指の標本 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 薬指の標本 (新潮文庫)より
4101215219
No.79
(5pt)

究極の束縛

『薬指の標本』と『六角形の小部屋』の短編集。
(六角形の小部屋は割愛)
『薬指の標本は』標本技師(男)とそこで働く事務員(女)との恋を描いている。
この恋愛、一言でいうと『究極の束縛』。
縛る男と縛られる女。
閉じ込める男と閉じ込められる事を望む女。
話の中で男は女に「毎日履いてほしい」と靴をプレゼントする。
その靴は女の足にぴったりで、女は男の言う通り毎日履き続けた。
靴は女の足を侵す。
逃げられない様に。
まるで中国の纏足の様に。
標本技師は女を封じ込める。
足を留め、体を留め、心を留める。
なんて歪んだ恋愛だと思うけど、人の気持ちなんて大概歪んでいる。
どこかでこの話に惹かれるのは、心の湾曲にこの話の歪みがぴたりと添うからなんだと思う。
薬指の標本 Amazon書評・レビュー: 薬指の標本より
4104013013
No.78
(5pt)

究極の束縛

『薬指の標本』と『六角形の小部屋』の短編集。
(六角形の小部屋は割愛)
『薬指の標本は』標本技師(男)とそこで働く事務員(女)との恋を描いている。
この恋愛、一言でいうと『究極の束縛』。
縛る男と縛られる女。
閉じ込める男と閉じ込められる事を望む女。
話の中で男は女に「毎日履いてほしい」と靴をプレゼントする。
その靴は女の足にぴったりで、女は男の言う通り毎日履き続けた。
靴は女の足を侵す。
逃げられない様に。
まるで中国の纏足の様に。
標本技師は女を封じ込める。
足を留め、体を留め、心を留める。
なんて歪んだ恋愛だと思うけど、人の気持ちなんて大概歪んでいる。
どこかでこの話に惹かれるのは、心の湾曲にこの話の歪みがぴたりと添うからなんだと思う。
薬指の標本 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 薬指の標本 (新潮文庫)より
4101215219
No.77
(4pt)

なんだか不思議な世界でした

著者の本を初めて読みました。

ひとこと「不思議で靄がかかったようなお話」でした。

ちょっぴりファンタジックな要素もあって、

登場人物に良い意味で生命力を感じないと言いますか、

軽く触れただけで崩れてしまいそうなモロさを帯びていながらも、

芯の強さは感じさせる。収録されている2編とも、同じことを感じました。

次は「博士の愛した数式」を読んでみますが、

どんな世界が広がっているのか楽しみ&興味が湧いてきました(笑顔)
薬指の標本 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 薬指の標本 (新潮文庫)より
4101215219
No.76
(5pt)

快作二編!!!

標題の「薬指の標本」は勿論すばらしいのですが、
(ドラマチックなので分かりやすいです)
「六角形の小部屋」もなんともいえない不思議な風情を湛えた快作でした。
現代社会に生きるわたしたちが必要としている「場」を見事に描いています。
小川洋子さんの本領が見事に発揮されている二編です。
薬指の標本 Amazon書評・レビュー: 薬指の標本より
4104013013
No.75
(5pt)

快作二編!!!

標題の「薬指の標本」は勿論すばらしいのですが、
(ドラマチックなので分かりやすいです)
「六角形の小部屋」もなんともいえない不思議な風情を湛えた快作でした。
現代社会に生きるわたしたちが必要としている「場」を見事に描いています。
小川洋子さんの本領が見事に発揮されている二編です。
薬指の標本 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 薬指の標本 (新潮文庫)より
4101215219
No.74
(5pt)

「ここまでたどり着けたことが大事」に思える、大切にしたい現代の伝奇小説。

「薬指の標本」と「六角形の小部屋」の二編を収録した短編集。単行本は94年の発売だから著者の初期の作品となる。著者の医大秘書室勤務の経験が生かされている作品だ。

前者は、頼まれた(、そして2度と顧みられることがない)ものを何でも標本にする標本室の受付係の女性が、標本技師に徐々に吸い寄せられ(恋といっていいだろう)、身体を侵食されることを受け入れる話。後者は、外界と隔絶された持ち運び可能な六角形の、その中にこもってただ独白するための小部屋が近所にやって来たことを知り、その不思議な心地よさにやみつきになり、ある日小部屋が消え去ったことにとまどう女性の話。

現実には存在しないが、いかにもありそうな、現代人の思いをすくい取るサービス業の想定が奇抜で面白い。二編とも主人公の女性がそのサービス業およびサービス提供者に依存していく、心の揺れが繊細なタッチで描かれる。行間に漂う静謐・透明な雰囲気は著者のファンにはたまらない。

どちらも「ここまでたどり着けたことが大事」な物語。私は「博士の愛した数式」からの、新参者のファンだが、これら現代の伝奇小説にめぐり合えたことを大切に思いたい。
薬指の標本 Amazon書評・レビュー: 薬指の標本より
4104013013
No.73
(5pt)

「ここまでたどり着けたことが大事」に思える、大切にしたい現代の伝奇小説。

「薬指の標本」と「六角形の小部屋」の二編を収録した短編集。単行本は94年の発売だから著者の初期の作品となる。著者の医大秘書室勤務の経験が生かされている作品だ。

前者は、頼まれた(、そして2度と顧みられることがない)ものを何でも標本にする標本室の受付係の女性が、標本技師に徐々に吸い寄せられ(恋といっていいだろう)、身体を侵食されることを受け入れる話。後者は、外界と隔絶された持ち運び可能な六角形の、その中にこもってただ独白するための小部屋が近所にやって来たことを知り、その不思議な心地よさにやみつきになり、ある日小部屋が消え去ったことにとまどう女性の話。

現実には存在しないが、いかにもありそうな、現代人の思いをすくい取るサービス業の想定が奇抜で面白い。二編とも主人公の女性がそのサービス業およびサービス提供者に依存していく、心の揺れが繊細なタッチで描かれる。行間に漂う静謐・透明な雰囲気は著者のファンにはたまらない。

どちらも「ここまでたどり着けたことが大事」な物語。私は「博士の愛した数式」からの、新参者のファンだが、これら現代の伝奇小説にめぐり合えたことを大切に思いたい。
薬指の標本 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 薬指の標本 (新潮文庫)より
4101215219
No.72
(5pt)

さすがだと思いました

最近の本は面白くないと言われていますが、この人の作品は面白い。
最近は連載を始めていますが やはり面白かった。
これが文学だと思いました。
薬指の標本 Amazon書評・レビュー: 薬指の標本より
4104013013
No.71
(5pt)

さすがだと思いました

最近の本は面白くないと言われていますが、この人の作品は面白い。
最近は連載を始めていますが やはり面白かった。
これが文学だと思いました。

薬指の標本 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 薬指の標本 (新潮文庫)より
4101215219
No.70
(5pt)

映画も良かった

たまたま、書店でもらったチラシでこの本が映画化されたことを知った。しかも、フランスの映画監督で。

小川洋子の作品を読むのは、『博士の愛した数式』以来だが、あの作品よりも、彼女らしい、万人受けしない作品だ(?)。

耽美的でフェティッシュで、マジカルでリリカル。日本映画ではなくフランス映画が似つかわしい。

ちょっとグロい話も、彼女の抑えた筆致がかえって、想像力を書きたてる。この作品がどう映画化されたのかな。映画も見てみたい。
薬指の標本 Amazon書評・レビュー: 薬指の標本より
4104013013
No.69
(5pt)

映画も良かった

たまたま、書店でもらったチラシでこの本が映画化されたことを知った。しかも、フランスの映画監督で。

小川洋子の作品を読むのは、『博士の愛した数式』以来だが、あの作品よりも、彼女らしい、万人受けしない作品だ(?)。

耽美的でフェティッシュで、マジカルでリリカル。日本映画ではなくフランス映画が似つかわしい。

ちょっとグロい話も、彼女の抑えた筆致がかえって、想像力を書きたてる。この作品がどう映画化されたのかな。映画も見てみたい。
薬指の標本 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 薬指の標本 (新潮文庫)より
4101215219
No.68
(4pt)

立ち読みで。。。

この小説は「博士の愛した数式」を読んでから、手に取りました。この物語はホラーっぽいです。なので「博士の愛した数式」のような泣ける感じを期待していた僕は見事に裏切られました。でもその裏切りは良い方の裏切りでもありました。僕はこの本を購入しないで立ち読みでしが、読んでいると周りの雑音が消し飛びました。それだけこの小説にはなにかしらの引力があるってことですね。こんなに本に夢中になったのは久々でした。ページも少ないので、軽く読めると思います。でも内容は深い。
薬指の標本 Amazon書評・レビュー: 薬指の標本より
4104013013
No.67
(4pt)

立ち読みで。。。

この小説は「博士の愛した数式」を読んでから、手に取りました。この物語はホラーっぽいです。なので「博士の愛した数式」のような泣ける感じを期待していた僕は見事に裏切られました。でもその裏切りは良い方の裏切りでもありました。僕はこの本を購入しないで立ち読みでしが、読んでいると周りの雑音が消し飛びました。それだけこの小説にはなにかしらの引力があるってことですね。こんなに本に夢中になったのは久々でした。ページも少ないので、軽く読めると思います。でも内容は深い。
薬指の標本 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 薬指の標本 (新潮文庫)より
4101215219
No.66
(5pt)

幻想的なSM小説

ある人の日記で、SMシーンの一切無いSM小説だと紹介されていて、興味を持って読んでみた。確かに、ここに描かれている世界は紛れも無いSMワールドだと思う。

 標本と赤い靴という小道具が、とても妖しく世界を形作っていく。何度も何度も読み直してみたくなる、不思議な小説だ。
薬指の標本 Amazon書評・レビュー: 薬指の標本より
4104013013
No.65
(5pt)

幻想的なSM小説

ある人の日記で、SMシーンの一切無いSM小説だと紹介されていて、興味を持って読んでみた。確かに、ここに描かれている世界は紛れも無いSMワールドだと思う。

 標本と赤い靴という小道具が、とても妖しく世界を形作っていく。何度も何度も読み直してみたくなる、不思議な小説だ。
薬指の標本 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 薬指の標本 (新潮文庫)より
4101215219
No.64
(5pt)

劇薬注意!

小川さんの作品は博士の愛した数式しか読んだことがないので、てっきり温かみのあるストーリーを主に描く方かと思いきや…。いやはや、こんなサイコパス風味なモノも書ける方だとは。
情景を美しく描き出した文体に魅せられて読み進めていたら、何時の間にか「薬指の〜」の主人公のように日常から異世界へと切り離されていくような感覚に陥っている自分に気がついて、この方の持つ世界観にただ驚嘆するしかなかった。「六角形の〜」の方も、切ないストーリーの中に二度と覚めない夢の中に引きずりこむような怪しさを漂わせていてインパクト大。博士の愛した数式でファンになった方には、次にこの「劇薬本」を読むことはおススメしかねる。他作品で耐性を身に付けてからご賞味あれ。
薬指の標本 Amazon書評・レビュー: 薬指の標本より
4104013013
No.63
(5pt)

劇薬注意!

小川さんの作品は博士の愛した数式しか読んだことがないので、てっきり温かみのあるストーリーを主に描く方かと思いきや…。いやはや、こんなサイコパス風味なモノも書ける方だとは。
情景を美しく描き出した文体に魅せられて読み進めていたら、何時の間にか「薬指の〜」の主人公のように日常から異世界へと切り離されていくような感覚に陥っている自分に気がついて、この方の持つ世界観にただ驚嘆するしかなかった。「六角形の〜」の方も、切ないストーリーの中に二度と覚めない夢の中に引きずりこむような怪しさを漂わせていてインパクト大。博士の愛した数式でファンになった方には、次にこの「劇薬本」を読むことはおススメしかねる。他作品で耐性を身に付けてからご賞味あれ。
薬指の標本 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 薬指の標本 (新潮文庫)より
4101215219