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螺鈿迷宮
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螺鈿迷宮の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全111件 81~100 5/6ページ
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読み応えもありましたし、人が存在し続けることの罪と罰、光と闇 というメインテーマが重厚で深みを感じました。 お薦め致します。 | ||||
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海堂尊の作品は、基本的に架空の桜宮市(昔、埼玉の久喜市が合併して桜宮市になるという話があったが、作品中の桜宮市は海があるので埼玉ではないと思う)を元に描かれている。このため、違う作品を読んでも登場人物が重なっている。本作品を読む前には「ナイチンゲールの沈黙」を読んでおかないと、氷姫のことなどよく分からないし、「ナイチンゲール…」を読む前には「チーム・バチスタ…」を読んでおかないと、「昼行灯」の田口のことなど、よく分からないと思う。海堂作品は順番通りに読むことをお薦めします。 | ||||
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途中でネタはわかっちゃうのは仕方がないにしても、それが「あちこちに張り巡らされた伏線」でわかるのではなく、「話の構造から、どうせそうなんでしょ」的にわかってしまうので、もうミステリとも言えないぐだぐだっぷりです。ナイチンゲールの沈黙と同時に書かれたのでしょうから、同じように無用な新本格風味が入っていますが(館モノだし)、あくまで風味であって謎は大したことはありません。 とは言え、姫宮がかわいかったりするので、とりあえず読み飛ばすのに苦痛はないのが救い。いずれにせよ、次作のジェネラル・ルージュの凱旋につながるので、読んではおきましょう。 | ||||
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海堂 尊氏 「チームバチスタの栄光」シリーズの番外編 いつもは東城大学医学部付属病院が舞台ですが、 今回は近隣にある碧翠院桜宮病院でのお話! さえない東城大学医学生の主人公 ラッキーペガサスこと天馬大吉は 幼馴染の葉子から、 碧翠院桜宮病院へ潜入調査の依頼を受けた。 乗り気ではなかった主人公も 葉子の巧みな罠にひっかかり、 イヤイヤ潜入調査することになり・・・ そこで出会う厳雄医院長や小百合先生、 すみれ先生など複雑な人間関係が見られます。 また、看護士の姫宮や皮膚科医の白鳥など 怪しい人物の病院の内外にチラホラ いつもなら主人公の不定愁訴外来の田口先生も 脇役で出演! いつもと病院が違うだけに、 こんな確執もあるのかと感じられずにはいられません。 主人公天馬君の物語が進むにつれて、 成長していく姿にこうご期待!!! | ||||
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ジェネラル・ルージュを先に読んだのだが、あちらで評判の悪かった桜宮病院も、桜宮病院の側から見ると別の世界が広がっていることがわかり、一筋縄ではいかないものを感じた。それをまた少しずつずらしながら別の本でやるところもいいなぁ。この世界にまだまだ広がりの余地も感じさせる。 | ||||
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終末医療、チューブでの延命治療、軽視される検視解剖など、医療界の問題点が提示されてる興味深い読み物。田口医師をもっと出してほしかったな。 | ||||
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チームパチスタに、感激し、ナイチンゲールで、がっくしでしたが、 これは、面白かったです。 番外編みたいな感じになるのかな? 氷姫に出会えたし、相変わらずの白鳥さんにも出会えたし。 天馬大吉なんてふざけた名前の坊やにも出会えて。 天馬くんの将来のお話も読みたいな。 定価で買っても惜しくない一冊でした。 | ||||
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ストーリーは面白いし、読ませるけれど、白鳥の強烈さを期待しているファンとしては、少し気落ちしてしまった。巌雄の方が人間としては魅力的で、白鳥が沈んでしまっている。 でも、このシリーズは続けていって欲しい。 | ||||
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6時間位で読める良質のミステリー。 白鳥氏と部下の氷姫が、魅力的かつユーモアにあふれています。 驚くようなトリックはありませんが、随所に気の利いた会話あり、ストーリーも飽きさせません。 一方、日本での死亡診断の問題、AIの必要性等、タイムリーな話題も取り入れられています。(3千体の解剖資料を保管するスペースとはどのくらい広大なものなのか…。) 読んで元気がでるミステリーです。 | ||||
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あれほどリアルな描写と現代医療の最前線を見せてくれる 作者が、なぜファンタジーの世界にしか出てこないような 館を描いたのか。(描かざるを得なかったのか) それほど終末期医療、死の医療に対する闇が深く、物語の中で しか語れない何かがあったからでしょうか。 これからも他の誰も描かないようなタブーをファンタジーな 仕掛けに詰め込んだ挑戦的な作品を読んでみたいと思いました。 | ||||
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留年を繰り返している東城大学医学部3年の主人公:天馬大吉は,幼なじみの時風新報に勤める葉子から桜宮病院への潜入取材の依頼を受ける。受けしぶっていた大吉であったが,麻雀賭博に負けた借金の形から依頼を受けざるをえなくなる・・・ 田口・白鳥シリーズの外伝。物語の時期的には『ナイチンゲールの沈黙』とかぶるのだろうか?全くシリーズを読んでいなくても単独で読めるが,シリーズを読んでいた(最低でも『チームバチスタの栄光』欲張れば2作目まで)ほうが物語の背景が分かり,より楽しめるのではないかなと思う。人物関係などがそんなにもうまくいくものだろうか?とか,そんな病院ってないだろう?とか思ってしまう事を全く気にせずに物語だけを見るのであれば十分星4つかなぁって気がするが,気になるところが物語の根幹だから仕方がない。ところで私はこの『螺鈿』って言葉知らなかった・・・自分の無知を痛感した題名でもあった。 | ||||
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舞台は桜宮病院。バチスタ・スキャンダルが起きた東城大学病院と深いつながりがある。最先端医療は東城、終末期医療は桜宮。だが、ある時から東城が態度を変えたことから、今回の事件は起こる。 ストーリー展開は、この著者には珍しくシリアスである。また、医者ならではの現在の医療の問題点を鋭く突いた箇所がいくつか見られる。それが海堂の持つ問題意識であり、心からの叫びなのであろう。私たちは、その言葉に耳を傾けねばならない。…と思ったら、途中から、白鳥の部下、姫宮が初登場する。白鳥自身も、なぜか皮膚科医役で出てくる。何のことはない、いつもの海堂ワールドの始まりだ。まあ、ファンとしてはそれを望んでいたのではあるが。 しかし、それでもこの作品はこれまでとは異なり、メッセージ性が強くなっている。読者は、この作品を通して、終末期医療のありかたについて考えざるをえないだろう。ただ生きることか、その質を重視するかがこの作品の中でも問われている。生の質を重視する考え方からすれば、この小説で行われる不正は決して間違ってはいないのだ。体中チューブだらけになって生き続けるか、人間らしい死を選ぶか。どちらを選ぶかは、患者とその家族にゆだねられるべきではないのか。 事件の真相が明らかになった後でも、桜宮病院のシステムが間違っているとはどうしても思えない。この本では、医療行政が終末期患者を切り捨てる方針をとったために、今回の事件が起こる。それだけに、なおさら桜宮病院の姿勢を非難することができないのである。 医学の抱える闇は、私たち素人が考えるより、はるかに広く、深い。 | ||||
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今作の舞台は、前作で起こった「ナイチンゲール」の事件の元凶となった碧翠院桜宮病院。 その病院の設定と、物語の展開のさせ方がとにかく上手い。 「あまりに死にすぎる患者」とか「病院に入ったきり出てこない男」とか「謎のホームページ」とか、 まさに謎が謎を呼ぶ展開。ついつい読み進めてしまいます。 そして徐々に明らかになる病院の驚くべきシステム・・・設定と展開なら前2作よりも良く出来ています。 テーマである「終末期医療」の問題点を、素人でも興味深く読めるようになっている点はさすが。 ただ、キャラクタ面は弱い。 前2作はキャラ重視のエンタメ小説でしたが、 今作は、癖はあるものの、笑えるような人物はあまり登場しません。 待望の白鳥の部下、氷姫がついに登場しますが、変な方向にぶっ飛んでます・・・。 白鳥の出番は今までで一番多いですが、余裕で敵を叩き潰す白鳥を期待していると痛い目に遭います。 メッセージ性を前面に押し出してきたことも、評価を分ける一因になりそうです。 | ||||
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おなじみ「チーム・バチスタの栄光」シリーズ3作目だが、シリーズが進むに つれてその魅力が薄れていくような気がする。おなじみの田口が登場しないのは 物足りなかった。内容もちょっと漫画的すぎないだろうか?天馬の過去の因縁話も、 あまり驚きも感動もなかった。白鳥の登場の仕方もいまいち。それに、あれほど 正体を知りたかった氷姫だが、正体が分かれば「な〜〜んだ」という感じ。もっと すごい存在の女性を想像していたのだが。ただ、人はいかに生きるべきか?いかに 死ぬべきか?という切実な問題については、胸にずしんと来るものがあった。ラ ストは完璧に「次回作へ続く」だったので、期待しながら待っていたい♪ | ||||
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いつもの田口・白鳥コンビとは違う新コンビが面白い。いつも、言葉の上でしか知らない氷姫が看護師として登場。天馬大吉と桜宮病院で起こる不可解な難事件を解決していく。特に。東上大学と桜宮病院の対決と闇、そして水面下で起こる行き詰まるやりとり。読み進めるうちにどんどん引き込まれていきました。とにかく読んで見て面白いと思いました。 | ||||
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バチスタが爽快な医学ミステリーだったとすると本作は、著者の思いがつまった医学+サスペンスという感じがしました。ナイチンゲールは特異過ぎてちよっと肩透かしだったけど、本作はそれよりは良かったです。この3作は読者によって評価が大きく分かれるだろうと思いました。ミステリー重視かつ、ひくいどりのキャラのきわだだせかたを選ぶ人は本作はあわないでしょう。本作はなんいうか重苦しい感じがします。軽快なテンポでつづられるわけではありません。テーマを重視した作風になっていると思います。本作は本作でこの作風が好きな人も多いと思います。多くの言葉で語られる心象風景と医療の光と闇をめぐる攻防など読み応えがありました。なんとなく途中で犯人のめぼしがつきやすいつくりになっていますが、うまく書かれていて、最後まで一気に読んでいきました。またこの作者はいろいろな印象的な登場人物を作り出すのに長けています。特にナイチンゲール以降顕著なのが、人生を達観したような重厚な人物が出てきます。これはバチスタにはなかった存在です。そのため作品に重みが出てきました。終わり方は、続編を期待させるものですが、難しそうですね。がんばってください。 | ||||
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満を持して登場した”氷姫”が正直拍子抜けした。なんかもっとすごいのを想像していたのだが、本作の活躍を見る限りでは普通の有能な助手の域を出ていないのでは?あと氷姫のあだ名の由来も適当過ぎというか、え?それだけ?という感じがした。 作中のほとんどが主人公・天馬の視点で語られる一人称なのだが過剰な修辞が多く胸焼けした。それはこの作者の作品全部に言えるけど。 それと厳雄院長のセリフも陳腐というか、まるでゲームキャラのセリフを聞いてる気分にさせられる。 悪いところばかり書いてしまったが、水準以上の面白さはあると思う。2日かけて一気に読めたし。次回作に期待、、、かな。 | ||||
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親の遺産を食い潰しつつ留年を続ける「アンラッキー・トルネード」を自称する医学生が、恋人?の罠にまんまと嵌まり怪しげな病院の内偵をする事に。院内はいたって健康な?患者達。入院時に病院系列の会社社員になり、手の施しようのないはずの末期がん患者が幾本ものチューブに繋がれることなく、食事当番や院内雑事をこなし、薔薇のお告げで3階病棟に上がった者は翌朝には亡くなる。まるで死がコントロールされているかのように・・・。そして全ての患者が解剖、検案される。病院の闇を知った医学生を襲う危機!彼を救うべくまた病院の闇を白日の下にさらすため活躍する厚生労働省のお役人白鳥と姫宮。が、救おうとしているのか災いしているのか? 益々危機に陥る学生。そして最後に知らされる内偵のきっかけとなった行方不明者と病院・学生の繋がり。白鳥の奇人変人ぶりを期待した向きにはちょっと物足りないかな? 一族の中から一人逃れ出た者の今後は? 続くの? と、不気味さが残ります。 | ||||
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ナイチンゲールとは、路線が違うけど、きっと作者が書きたいことが一番詰まってるのではないかな。終末期医療、緩和ケア、エーアイの必要性、人は何により生かされるのか、など。作品的には軽快な乗りではあるけど、医療現場の人が肌で感じる問題点を小説を通して作者は訴えていきたいのでは。私たちの問題として、色々考えなくちゃと思わせてくれる作品ですよ。お薦めです。もっと真面目に書いても、読む人はいると思うので、できれば、氷姫あたりライトノベルキャラやめてほしいかな。 | ||||
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「チームバチスタ」、「ナイチンゲール」、そしてこの「螺鈿迷宮」と全3作品とも読んでますがなんと言っていいか・・・正直「バチスタ」が一番楽しめた感があります。作品を重ねるたびに白鳥や田口がどんどんパワーダウンしていってる感が否めません。今回の主人公もどこかお間抜けで魅力が感じられませんし、氷姫にもそれほど魅力が感じられませんでした。会話のテンポはよくても前半部分のだらだら流れる感じがどうしても好きになれませんでした。続編も感じさせる終わり方でしたが、次の作品に手が伸びるかといったら正直・・・伸びないかな? 人それぞれの感想があると思いますが、作者には一度白鳥や田口といったシリーズから離れた新たな作品を書いてもらいたいものです。 | ||||
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