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螺鈿迷宮
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螺鈿迷宮の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.07pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全111件 21~40 2/6ページ
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梱包が過剰だったため開封するのに時間がかかってしまった。本の内容はとても良かったです。 | ||||
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医療関係者です。ジーンワルツにしても、この作品にしても、医者特有の傲慢さを感じます。死にたいと言ったから、生みたいと言ったから… 身体中管だらけなら死んだ方がまし。そう言っているように感じました。生きる事も死ぬ事もそんなに簡単じゃありゃしません。一度幽霊人命救助隊を作者に読んでほしいです。自殺がどれだけもったいない事だか分かります。 | ||||
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薬漬けにしてまで人を生かすべきなのか、あるいはすんなり死なせるべきなのかという 答えの出ない終末医療問題に目を向けた作品で、それだけでなく不審な死体があっても 資金的な理由で解剖されず焼却炉へ送られてしまうという、金にならぬ死者に対する扱いの 適当さにも言及しており、そういった部分は読者視点でもさすがに行政に対して釈然としない 気持ちを味わわされた 登場人物は個性的な人物が多く、その中でも三婆や巌は魅力的だったが、 あの流れなら加瀬や日菜といった人物たちにももう少し存在感を与えて欲しかった 姫宮は終盤までひたすら迷惑なだけなので、あまり魅力はないのが残念 白鳥は本編ほどのインパクトがなく何となく登場するが大して活躍することなく事件が 解決してしまうが、ストーリー自体は悪くないので外伝と割り切って読むべきなのかもしれない バチスタ以降のシリーズが好きな人なら満足できる一冊だろう | ||||
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海堂尊さんの本。 本作はでんでん虫と呼ばれる桜宮病院がなぜ火災で燃え落ちたのかが 明らかにされる。 海堂尊氏の桜宮フーガを扱う作品群で後半になるほどこの本で出てきた事件を 把握していないと意味が掴み切れないものが多いため是非読んでおく必要がある。 ただこの作品群の作り方だと新規読者が増えていかないし 何より初期ファンにとっても世界観が複雑になってきて良くないように感じる。 終末期医療のあり方、AIセンターの必要性を絡めて小説化していることは 面白いし海堂尊らしいとも思える。 | ||||
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百年の歴史のある病院を舞台にした濃厚に「死」がただようミステリーです。 「田口・白鳥」シリーズにもよく「桜宮病院事件」が引用されるため、読みたくなってしまう(筆者にうまく誘導されているのですが)。 もちろん、本書だけでも完結した作品となっています。最終的にAiがキーとなるのはお約束。 | ||||
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父である院長とその娘である美人姉妹の医師がいる桜宮病院は終末期医療を扱い、バチスタスキャンダルを起こした東城大学付属病院から末期癌患者等が転院されてくる。又、東城大付病院で厄介者扱いされて移ってきた姫宮看護師がおり、同様に専門でない皮膚科の診療の為に白鳥医師が送られて来る。その桜宮病院では患者が次々と亡くなっており、新聞社の編集員である別宮葉子は、友人であり劣等医学生である天馬大吉に、その病院のボランティア要員として潜入させる。 | ||||
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海堂氏の読みやすくテンポの読みやすい文章がいいですね。 チームバチスタと同じく医療の闇を焦点にあてた作品(終末医療など)で あり、登場人物も少しかぶっているけれどやや幻想的な雰囲気もあって良かった。 最後にあの人までで出てきてなんだか得した気分。 チームバチスタを読んでいなくとも、読める作品ではあるけど、 読んでいたほうがより楽しめると思います。 | ||||
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本書(海堂尊『螺鈿迷宮』角川書店、2006年)は医療ミステリーである。バチスタ・シリーズの田口公平が主人公ではないが、桜宮市を舞台とする桜宮サーガの一作である。終末期医療をテーマとする。死を操るという医者としての一線を越えた病院の闇に迫る。バチスタシリーズの白鳥圭輔が登場し、医療の常識からは外れるが、彼の理想とする診断方法が実践される点に注目である。(林田力) | ||||
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この作品を色で例えると、個人的にはセピア色かなと思います。 最後まで楽しく読めました。 | ||||
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螺鈿(らでん)という言葉を、初めて知った。 螺鈿・翡翠。見る角度により様々な表情を見せるものたち… この物語も、読み手にとって様々な受け止め方が出来ると思う。 魅力的だったのが敵役の桜宮家の面々。白鳥も霞んでしまう、否、あの白鳥が畏敬の念を抱くほどの猛者。そして、その遺伝子を引き継いだ、恐るべき娘達。 「白鳥ファン」には物足りないだろうが、彼も作品ごとに人間味が増し、より魅力的なモンスターになった。 物語はあくまで「パルプフィクション」。ただし、タランティーノほどは上手く行っていない。 ストーリーは予想通り進み、脳天気な主人公の「原罪」にも驚けなかった。 パズルのピースが、するすると組み上がっていく感じ。 物語を紡ぐ糸が細く綺麗。バチスタの、麻紐をぐいぐい引っぱっていくような力強さではない。 ミステリー仕立てなのに、謎解きものとしては弱い。わざわざヒントを「目立つように」配置しているので、筆者はミステリーとして成功させようとは意図していないのは明らか。 その確信犯の意図は、どこにあるのか? この辺りが螺鈿であり、翡翠であると思うのだが。 例えば、「存在の耐えられない軽さ」のクンデラが哲学的と言われるのに対し、海堂は哲学者? 告発者? 私自身は、小説の形をしたジャーナリズムであるように思う。 愛する家族、そして自分自身、最期をどのような形で迎えたいか? 肩肘張らずに、想いを馳せることができる。 余談だが、たまたま「存在の〜」を読んだ後だったので、主人公・天馬君の奥手ぶりが微笑ましかった。ちょっと背中を押してあげたら、全く別の展開になったかも、と思いつつ… | ||||
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「チームバチスタの栄光」、「ナイチンゲールの沈黙」の続編です。 火食い鳥こと白鳥が登場します。 終末期医療がテーマにした重めの作品です。 いずれは誰にでも訪れる死、その死が近づいた終末期医療の問題を取り上げています。 本作の主人公である、「天馬大吉」(作品中では、天馬=ペガサスに大吉でめでたい名前と言われている)が、なぜ主役なのか?他の登場人物とのかかわりは?など不明な点がありながら進むのですが、終盤に全てが明かされ、そういうことだったのかと納得。 また、あの口喧嘩なら負けたことがなさそうな白鳥が言い負かされてしまうシーンがあり新鮮で楽しめます。 | ||||
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怪人20面相ばりのド派手な消え方に、それまでのストーリーが吹っ飛びました。 舞台とキャラクターは共有するけど、バチスタのシリーズとは言えないでしょう。 じいさんの思想も好きです | ||||
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・終末期医療に対する厚生労働省の対応 ・病理解剖数の減少に対する警告 ・AIに対する無理解、厚生労働省の対応 などが、この本における作者の医療問題の提起だと思います。 死を取り扱う暗い雰囲気の話の展開ですが、そこに練りこまれた綿密なストーリーは素晴らしいと思いました。 作者の全ての本を読んでいませんが、必ず続編にあたる本があるはずですね。 | ||||
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「チーム・バチスタ」シリーズに連なる作品で、このシリーズを3作目まで読んでから、 「螺鈿迷宮」を読むと時系列的に解りやすいでしょう。 バチスタシリーズが、Aiを主軸としたメッセージを持つとするなら、 本作品は、終末期医療の在り方を問う作品になっていると思います。 主人公は、天馬大吉という1人の大学生ですが、あの白鳥も登場するし、 うわさの姫宮もいよいよ登場します。 物語は、作者独特の流暢さでサクサク進んでいきます。 冒頭の「序章」は、軽く読み流さずにしっかり読んでください。 | ||||
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下巻に入り、展開も進みます。 病院で起こり続ける連続不審死は何故なのか。 病院長とその双子姉妹の行動。そして、怒涛のラスト。最後に残された謎。 医療エンターテイメントとしてだけでなく、ミステリーとしても しっかり読める作品だったと思います。 続編が期待できます。 | ||||
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新品のようにとてもきれいな商品でした。 このようなものなら、又利用したいです。 | ||||
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暗いよ・・。その暗さ故に著者が伝えたいものが薄れている様な気がする・・。 | ||||
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期待していた通りよかったです。 他の作品とのつながりがあって、この人はあの作品でも出ていたなどの発見もあり楽しく読むことができました。 また、現在の医療が抱えている問題を改めて認識することができました。 | ||||
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期待していた通りよかったです。 他の作品とのつながりがあって、この人はあの作品でも出ていたなどの発見もあり楽しく読むことができました。 また、現在の医療が抱えている問題を改めて認識することができました。 | ||||
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終末医療の問題点をモチーフにした作品。 これまで読んだ著者の作品の中では、1、2を争うおもしろさでした。 ドラマというより、映画化して欲しいと思う作品でした。 本書にある桜宮病院の患者は、末期的な症状ではあるが、 麻薬の力によって生命が終わるその瞬間まで活き活きと暮らしている。 ただ寝ているのはなく、働く喜びを噛み締めている。 一方、いわゆる普通の病院では、終末期になるといろいろなチューブを 身体に繋がれ、延命することに全力が注がれている。 どちらがよいかと問われれば、答えに窮してしまう問題である。 高齢化社会が進む現代では、きちんと考えないといけないと気づかせてくれました。 せめて選択できればよいなと思いました。 ところが、行政は財政再建の過程で終末医療にかかるリソースを切り捨てていると 本書は指摘しています。 本シリーズは、普段触れることが少ない医療現場の問題点を、物語を通して伝えてくれるので、 視野を広げるという意味でもおすすめしたいです。 | ||||
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