プシュケの涙
評判
プシュケの涙の評価:
4.14/5点 レビュー 91件。 A ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全182件 141〜160 8/10ページ
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プシュケの涙の評価:
4.14/5点 レビュー 91件。 A ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
結果、有川氏の推薦文通りの内容でした。
2部構成になっており、1部は裏表紙に書かれている通り、一人の少女(吉野彼方)の死の謎を解明していくお話。
学生の時、テストが近づいてきて勉強しているのに「全然勉強してないんだよねー」と友達に言っていたあの気持ち。
"だからあなたも勉強しないで"と牽制し合う、薄っぺらい友情。
涼しい顔で激しく嫉妬する。優越感を覚えながら慰める。笑いながら心は悔しがる。
1部はそんな身に覚えのある、甘酸っぱい気持ちがこみ上げてくる内容でした。
2部は、1部の直前まで、つまり吉野彼方が生きていた時のお話。
この、初めに"死"という結果を分からせておいて、その後生きていた頃の姿を描くという構成が見事だと思いました。
吉野彼方は家庭環境に問題があり、学校でも上手くいっていない、人が嫌い、自分が嫌い…
そんな彼女が由良という男の子に振り回され、徐々に心を開いていく。
自分の居場所を見つける。
…そうして良い方向に進むにつれて、「この後死ぬんだな…」と切なく哀しい気持ちになります。
死んでしまうという結末を知っているが故に、その前の幸せに近づいていく課程を読むのが辛い。
こんな気持ちで読ませるとはすごいなと思いました。
残酷な構成、でもそれがこの本の魅力なのだと思います。
星を1つ減らした理由は吉野彼方の死の理由が軽薄だったこと。
もっと複雑な、もしくは重く切ない理由があるのかと期待していましたが、よくあるような理由。
ここが薄っぺらいために、後半を読んでいると「この後あんなしょうもない理由で死ななくてはならないのか?」と思ってしまった事が残念でしたが、良い物語だったと思います。
続編も発売されるようなので是非読んでみたいと思っています。