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確信犯
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確信犯の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.41pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全6件 1~6 1/1ページ
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犯人が分かったと思った時、まだ半分しか読み進めておらず、残りの半分は何だろうかといぶかしく思った。その後、主人公と思われた人物は、あっけなく殺されるし、意外な展開が待ち受けていた。人物描写も興味深く、性格づけも特徴的だったので、読みやすく、面白かった。 ただ、真犯人に結びつく新たな物証が出てきた場合、再審が行われるはずなのに、「一事不再理」の原則により、「どうしようもない」と決めつけている箇所が二箇所あり、どうして普通の素人でも知っていることを否定するのか、疑問に思った。 | ||||
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雪冤でおなじみの著者。主に冤罪裁判や司法関係のミステリーが多い。 今回もそこらへんをテーマにしている。 著書は中盤でどんでん返しをするパターンが多く、今回もえっっていうのがあった。 しかしながら全体を通して、タイトルにもなっている確信犯というものへのこだわりが強すぎる。 ある語彙をテーマにもってくる場合、それにこだわりすぎるとただの言葉への執着になりかねない。 終盤が良かっただけに、中だるみが惜しい。著者の作品は、粗削りだがスピード感がすごいものが好きである。 だけにちょっと残念だった気もする。 | ||||
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プレゼント | ||||
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強盗殺人事件の判決、被害者の息子の目撃証言が汲み入れられずに無罪判決を言い渡してしまう。 被疑者臨終の際に自分の犯行と告白、その後当時の裁判官が殺される。 誤判を世間に晒し、謝罪したい判事と自己の破滅を思い躊躇う判事、やがて一方の判事が殺害される。 一気に読み終えました、面白かったです。 | ||||
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横溝正史ミステリ大賞作家の大門剛明氏による書き下ろしです。 同賞受賞作「雪冤」は未読なのですが、本作を読む限り、社会派ミステリの期待の新星という形容詞がよくわかります。 本作は冤罪と復讐の物語です。たまたま同じテーマの貫井徳郎「灰色の虹」を読んだばかりだったので比較してしまうのですが、貫井氏より正当派ですが面白みに欠ける、という評価になります。 ストーリーやプロットは良くできているのですが、残念ながらリーダビリティが弱い。登場人物のキャラクター設定と描写がもう一つ足りないため、ストーリーに没頭できないのです。そして著者特有のやり方なのか、展開が時系列でありながら一人称が変わるたびに同じ部分をダブらさせて書いていて、これが思考を中断させる元凶になっています。もっと表現方法を工夫すればグッと読者を引きつける作品になったろうにと惜しく思います。 とはいえ、私にとっては新たな才能を見つけた喜びもあり、同氏の「雪冤」と「罪火」は一読しておこうと思います。 雪冤 罪火 | ||||
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今の司法のあり方、変革による今後の法曹界については内容が専門的に書かれていて、わかりやすかったと思います。ただ、中軸になる野心家二人の男の、人物描写にいまひとつ魅力を感じられなかったせいで、物語に厚みがなかった気が…同じような説明箇所が多いところや、最後の謎解きを対話文で済ます場面、登場人物の心理描写の少なさ・登場人物の書き分けに中途半端な感じがして不満が残ります。今後に期待したいと思います。 | ||||
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