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黒死館殺人事件
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【この小説が収録されている参考書籍】
黒死館殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.89pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 1~20 1/2ページ
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本筋ではなく探偵を始めとした登場人物の語りが最大の魅力と言われる作品です。 本筋ではなく贅肉と言われる所が見所。 そのため好みがかなり分かれます。通読に何度も挑戦していますが読み切ったことがありません。 | ||||
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探偵役の法水麟太郎は殺人犯を割り出そうという意欲より、自分の学識をひけらかしてやろうという意欲のほうが強いのではないか(笑)。衒学的すぎて何がなんだかわからずに途中で投げだす人もいると思うが、無料版なので、ダウンロードして損はない。 | ||||
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事件解明に関わる情報が多いうえマニアックすぎて 私の頭ではついていけず途中で挫折しました。 また、別の機会に再チャレンジしたいと思います。 | ||||
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『新青年』の読者向けなのか、『聖アレクセイ寺院の惨劇』から暫く後の事件だと冒頭に謳われているが、同書の掲載後、本書の連載開始までに、別の雑誌で『夢殿殺人事件』と『失楽園殺人事件』が発表されていて、本書の中で法水と支倉が『夢殿殺人事件』に言及するところもあって、いまひとつ他作品との時系列はよくわからない。 なにしろ敷居が高くて、これまでなかなか読めなかった。 実のところ、本書の前に『潜航艇「鷹の城」』や幾つかの短篇を先に読んでいるので、雰囲気はわかっていて、それが長篇の分強化されている感じ。まぁ世評のとおりペダントリーの洪水だ。 法水が喋りまくるその洪水は、最初は蘊蓄をできるだけ吸収すべく読み始めたが、蘊蓄というか衒学なので、そのほとんどは理解する必要なしと悟ってからは、読書もはかどった。彼の衒学に満ちた指摘(しかもかなり失礼だ)に対する相手の反応から心理を探っていくのだが、現実にあんな聞き込み捜査をすれば、相手は間違いなくのきなみ( ゚д゚)ポカーンだろう。そんな彼の衒学攻撃に相棒の支倉や他の登場人物(つまり容疑者たち)もそこそこついてくるのが笑える。 また衒学を除いた、つまり物語における行動や現象も曲者だ。 法水が“解明”する事象は、「そんな事例が本当にあるの?」「いやいやないないない」のオンパレード。 彼の語りではないが、特にきつかったのが弩による射殺未遂事件。 被害者は頭を掠めた巨大な矢に髪が引っかかって、矢とともに窓外へ……。 『トゥルーライズ』かなww あの映画はなかなかステキなコメディ・アクション大作だが、テロリストを引っかけたまま直進するミサイルにはずっこけた。 とまぁ、物語上の現実である筈の謎の“解明”はまるで納得できず、つまりは大量の衒学と物語上の現実が同じように並んで、双方ともにアテにならないので、謎の“解明”は一応されて犯人は決定されるにもかかわらず、なんともふわふわしたまま終わってしまう。 最初に魅力的な謎として登場する「動き回る殺人人形」とか「発光する死体」とかも特に読後の印象には残らない。 いや、特に取材することもなく本書を書き上げて、「ああしたものは幾つでも出来るし、割合にやさしい」と豪語したという著者の頭の中身に興味が沸くが、本書を高く評価する人たちのことはよく理解できない。 わたしなどは、いくら体系が堅牢に構築されていても、占星術にはなんの価値も見いだせないクチだが、そういったものをありがたがる人が本書に惚れこむのだろうか。島田荘司は大好きかなw 本書を「ヴァン=ダインの(悪いところ=衒学趣味の)模倣」と評したという坂口安吾に一票。 | ||||
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日本ミステリー界三大奇書のうち最後まで残っていたこの大作を夏の課題としてようやく読了。探偵役の法水の凄まじい衒学と対応する登場人物の言動にめまいがする。日本語なのに読んでいて頭に入ってこない。一応ミステリーの形態を取り、犯人探し、推理するが博覧強記の記述、どこまでが史実かフィクションか分からず、本筋に必要ない記述が連綿と続く。1934年、著者33歳時の執筆、戦前にこのような作品を発表している事が素晴らしい。しかし挿絵が理解の助けになっておらず、ルビや注釈に至ってはなくても良いかというくらい。 | ||||
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金田一少年の事件簿を思い出しました。おもしろかったです。 | ||||
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殺人事件あったことあります。 やばいです。 怖すぎます。 | ||||
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黒死館の中の殺人事件は、台詞のやり取りが面白い。昔の表現でわかりづらい部分もあるが、魅了される人もいると思う。 | ||||
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2018年11月の版から塔晶夫の解説は著作権継承者の本多正一氏により引き上げられたため、掲載されていません。書誌が未修正です。 | ||||
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日本探偵小説全集の小栗虫太郎の巻。 「完全犯罪」「後光殺人事件」「聖アレキセイ寺院の惨劇」「黒死館殺人事件」「オフェリヤ殺し」を収録。 大作「黒死館~」はS・S・バン・ダインの影響から書かれたとよく言われており、私もそう思いましたが、いくらなんでも影響受けすぎ、バン・ダインも超える様な異様な探偵小説になっております。 まず、殺人が起こる、それがどうゆう風に、いかに起こったかよりも、その殺人にどうゆう意味があるのかを過去のあらゆる学問(天文学、キリスト教の教理問答等)から探ったり、考えたりに延々堂々巡りを繰り返し、その間にまた殺人が起こり・・・と、当時の時代状況だから許される、今だったらありえない様な展開で、今読んで面白いかと問われたら疑問に思えました。読んでいる間、誰が殺され、誰が容疑者かもあまり追求されない為、今小説がどういう状況なのかもよく把握できない部分も多かったです(私の読みが浅いかもしれませんが)。 読んで、エーコの「薔薇の名前」を少し想起しましたが、あちらはキリスト教の総本山イタリアで書かれ、内容も中世の隔絶した修道院で起こる連続殺人という事で納得できましたが(それでも動機は不可解でしたが)、キリスト教に疎い国で、こういう内容では今読むと少し・・・というのが正直な感想でした。 一回読んだだけの感想なので、再読したらまた評価が変わるかもしれませんが、長いのでとても今すぐ読み返す気にもならないので、こういう評価をしておきました。すいません。 他の短篇は短い分、情報量が少なく普通の推理小説として読めましたが、人に勧めるかどうかはやはり少し疑問でした。 巻末の付録に、家族の方の小栗の実像が書かれた文章が掲載されておりますが、情緒的であいまいな人間くさい人で、インテリを嫌い肉体労働もしていたと書かれており意外でした。「黒死館~」みたいな物を書いた人なので超インテリっぽい人を想像していたので。 異彩を放った日本の探偵小説の異端に触れられる短篇集。お暇ならどうぞ。 | ||||
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トリック少し当たってしまいました。いい事件だった。 | ||||
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江戸川乱歩が好きで探偵小説の解説などを読むと必ず小栗虫太郎の名前が出てきます。 興味はあったのでFire7購入を機にKindle 0円で読んでみました。 長編だし難解だし、ヘトヘトになって意地でも読破したって感じです。 登場人物は当然のように膨大な著述や文献の知識を会話の中で引き合いに出すのですが、 これは言うまでもなく小栗虫太郎自身のペダントリーそのものであって、 正直言って読むにつれ不快にすらなってきました。 時代を考えればすごい力作だとは思いますが、感動よりも疲労だけの読後感でした。 | ||||
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とにかくこんなに内容のある商品を0円で購入できたことに感謝! しかしながら、とにかく難しい。。理解するまでに何度も読み直さなくてはならない点、箇所が多くあった。 特殊な専門用語が並び、思想・宗教・犯罪学・異端文学・神学・医学・暗号学等々膨大な量のがでてくる。 言い回しが大変くどく、漢字も理解できないながら文章を脳内で映像化して読み、想像しながら楽しめる本である。 評価はしにくい本ではあるが、0円で楽しませたいただいたため、レビューしたいと思いました。 | ||||
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Surely a work that Tatsuhiko Shibusawa praised. It's a so-called masterpiece, so I won't tell you in detail. In the case of Shibusawa, it is an essay and his novel is easy to understand, but this is a full-scale pedantry, and it is a type that sits down and reads. I'm frustrated because I don't feel like that now. Recommended if the wavelength matches. | ||||
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I'm not a Bruce Lee, but I read while thinking, "Don't think, feel." Hoshi told me “You read 〇〇”, and laughed that no one would have read it. Read while. Inferring the case of the medieval renaissance in Europe Although it shows, it is also interesting that everything keeps coming off. Knowledge of psychiatry, acoustics, etc. Most of them are used for creating the atmosphere of the work. It seems. However, the writing power of the author who has written this much knowledge (even if there is a part of the eye) is I think it's quite a reason, and that's why it's called a miracle. | ||||
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確か澁澤龍彦が絶賛していた作品。いわゆる名作なので、詳しくは語りませんが、推理小説、難解、特にペダントリー(学術的な知識を長々とひけらかすこと)、が楽しめないとキツイかも。澁澤の場合はエッセーだし、彼の小説は分かりやすいのだが、こちらは本格ペダントリーで、腰をすえて読むタイプでしょう。今そういう気分じゃないので、自分は挫折。波長が合えばオススメです。 | ||||
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ブルースリーじゃないですが、”考えるな、感じるんだ”と思いながら読みました。 法水に「君は〇〇を読んだかね」と言われて、多分誰も読んだことないだろうなと苦笑い しながら読みました。中世ルネッサンスの欧州に関する薀蓄を延々と続けて事件を推理して みせるのですが、ことごとくはずれ続けるのも面白い。精神医学、音響学等々の知識が湯水 のごとく登場し、そのほとんどが推理とは無関係で、作品の雰囲気づくりに使われている ようです。しかしこれだけの知識(出鱈目の部分があるにせよ)を書き切った作者の筆力は 相当のものだし、それが奇書といわれる所以かなとも思います。 | ||||
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ペダントリーが凄いというのが事前の知識でしたが、想像を軽く超えていて もう1ページにネタいくつ仕込んでんだこれ!という具合。 ただ、どうも創作もあるらしいと(何かの拍子に)思い、注釈読むのは途中でやめた。 (注釈も難解だし) 舞台装置のわりに、事件の真相が陳腐だったりで、あまり楽しい読書体験にはならず。 あぁ、「倍音がどーこー」のところはさっぱりわかんなかったなぁ~。 漫画版とやら見れば理解出来るかしら? | ||||
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医学、物理学、占星学、宗教学、医学、心理学、情報学… これらすべてについて明るくなければ何を言っているのかを把握することはできないでしょう ペダントリーな本は他にもありますが、これは群を抜いて難解です さすが三大奇書の一つです 相当知識に自信がある人以外にはおすすめできません | ||||
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書籍というモノが、作家ひとりの作品ではなく、名の出てこない組み版職人さんとの合作であることを思い知るためのサンプルですね。 紙の書籍なら星5のところ、電子本故のリーダビリティの低さ、醜さで減点2。 ルビの配置や用字等、電子書籍は、まだまだ紙の書籍に取って代わるには時間がかかりそうです。 (青空文庫を、出来のいいビューアで参照した方がkindleよりはマシかと思います) | ||||
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