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(短編集)
失はれる物語
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失はれる物語の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全13件 1~13 1/1ページ
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「GOTH」で乙一さんという作家を初めて知り、一気にほぼ全作を買って読み始めましたが、残念ながらこれは平凡な出来でした。短篇でも何かピリっとした仕掛けがあるものと期待して読んだら、半分くらいの話は何もなし。特に「Calling You」と「傷」にはがっかりしました。面白い設定なのに。この中では「手を握る泥棒の物語」が唯一ひねりが利いていていて、楽しく読めました。 | ||||
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最近小説の面白さを知り、東野圭吾ばかり読んでいて、初めての乙一作品。 初めのCalling Youは不思議なのに救いようのないと味の悪い作品だな~と思ったら、乙一さんの作品自体こんな感じの様ですね。 失はれる物語の切なさに引き込まれました。悲しくも綺麗な作品でした。 傷も切なかった。けれど引き込まれた。 手を握る泥棒の物語はまあまあ。 一番好きなのはしあわせは子猫のかたち。可愛く切ない作品。 マリアの指は小説で初めて途中辞めしたくなった作品。犯人が気になるから最後まで読んだものの、浅い動機というかなんというか・・・。 乙一さん作品はファンタジーなのでしょうか・・・。 主人公指をホルマリン漬けにするのですがその行動が一番無理・・・と思いました。 | ||||
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電子で乙一作品をまとめ買いしたのですが、この本はすべて再録でした。 書き下ろしはあとがきにかえての掌編「ウソカノ」のみ。 紙だったら友人に譲ることもできますが、電子で二重に揃えても‥‥というわけで、注意喚起のためあえてこの評価にさせていただきました。 内容はみなさん書かれているように傑作ばかりです。 乙一傑作選というタイトルだったら間違えなかったのになぁ。 | ||||
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この本に収録されているほとんどすべての主人公が、対人関係などで悩みがあり、暗く引きこもりがちな性格である。そのような主人公達の生活にある人との出会いであたたかい希望の風がふく、というのが大体のパターン。一つ一つの話を取れば、題材も違い、それぞれの設定は突拍子もないことが多くおもしろいのであるが、続けて読むと「またこのパターンか」と少々うんざりしてしまう。 良い意味で心に残ったのは『失はれる物語』。これは他の話とは違い、自分の身のも起こる可能性があるような話。孤独すぎる待遇を受けるラストは少しリアルでないような気はするが、心の中の孤独感は想像すると恐ろしく、とても切ない。 『しあわせは子猫のかたち』は、作者の作品「暗いところで待ち合わせ」に通ずるものがある。個人的には、事件性を絡ませずに、ほのぼのとした切ない物語として、このような話を読んでみたい。 『手を握る泥棒の物語』は早々に展開が読めてしまい残念だった。 ところで、乙一の作品はタイトルがとっても魅力的ですね。 | ||||
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★3、5 失はれる物語は★5で傑作。calling youと傷もまあまあ。マリアの指は今一。 作者にセンスは感じるが、軟弱、負け犬みたいな主人公が多いような。もう少し力強さが欲しいかな。 | ||||
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「しあわせは子猫のかたち」という可愛らしい短編の題名に惹かれ、初めて乙一さんの作品を読みました。 前々から評価が高かったので、とても期待していたのですが、一言で言うと「微妙」。 淡々と物事が進みすぎて「あれ?」ってことが多かったです。 それに細やかな心理描写が少なかった為、ストーリーは可愛らしいのに物足りないまま終わったのが残念でした。 乙一さんのファンには申し訳ありませんが☆3つとさせて頂きますm(_ _)m | ||||
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「さみしさの・・・」に続いて読んでみたのがこの短編集。 すべてが良い短編でしたよ^^ さらっと読めるし。 でも・・・ それ以上でもそれ以下でもないかな^^; 「ZOO」が最高だったので仕方ないですが。。。 | ||||
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不気味で、薄暗くて、猟奇的で、そのくせ優しい短編集です。 全編通して、 友達と呼べるような人が誰もいない女子高生とか、 親に裏切られ親戚に邪険にされる小学生とか、 土台が薄暗くどん底なのです。 ですが、その中に垣間見える人の優しさ、暖かさがあって救われます。 私が好きなのは『しあわせは子猫のかたち』。 死んでしまっても明るくて優しい幽霊の先住者が気に入りました。 心に残ったのは表題作の『失はれる物語』。 奥さんを解放してあげようとする大人の優しさ、 皮膚で世界を認識するその世界が印象的でした。 それほど深みはありません。 わかりやすい物語が多く、読みやすいと思います。 それにしてもこの作者って、フェチっぽいですよね。 《収録作品》 Calling You …………………頭の中に妄想した携帯電話。その電話が繋ぐ時間と空間を超えた物語。 失はれる物語…………………事故によってほとんどの感覚を失った主人公とその妻の話。 傷…………………………………傷を自分の身体へ移動させる不思議な力を持った少年の話。 手を握る泥棒の物語…………泥棒と泥棒に入られた部屋にいた人との壁越しのやりとり。 しあわせは小猫のかたち……内向的な主人公と、明るい幽霊が同居する話。 マリアの指………………………周囲から奇異な目で見られる『マリア』。彼女の死後解る、死に際の彼女のホントの気持ち。 | ||||
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人間はなんて悲しい生き物なのだろう。傷ついたり、傷つけられたりするのが怖くて、人と接することを恐れている。だがそういう人ほど心の奥では誰かをいつも求めている。一人でも平気と言う人ほど、一人じゃいられない。ここに描かれているひとつひとつの物語が、心にしみる。人の心を救えるのは、やはり人のやさしい心しかない。作者の思いがこの作品を通して、切々と胸に伝わってくる。 | ||||
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ファンタジーな趣きが強いストーリー重視の作品集です。 やはり表題作の「失はれる物語」は、琴線に触れるものがありました。 我孫子武丸絶賛の「しあわせは子猫のかたち」も、心に切なく響く いい作品でした。 本作品集は、乙一の中では変化球のような気がしますが、テクニシャン ぶりは相変わらずです。装丁も、思わず手に取ってまじまじと見てしまうこと間違いなしです。 | ||||
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書き下ろしのマリアの指は中々よい作品だったと思うがいまいち乙一スパイスが薄い。 失はれる物語の味が濃い分これでもいいのだろうが、少々不満が残った。書き下ろしのために1500円払えるかどうか。それが問題だ。 | ||||
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ほんとに乙一さんはすごい人だと思います。 普通の人とはものを見る視点が違っていて、そしてその視点がとても面白い。 なにせ絵本までこなせてしまうんだから。 この本のcalling youと手を握る泥棒の物語は特に自分のすきな物語です。始めて乙一さんを読む人にはとてもオススメですが、再録ばかりで書き下ろしが1つしかない点がどうも腑に落ちません。なので、まことに恐縮ですが☆3にさせていただきました。 | ||||
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ほんとに乙一さんはすごい人だと思います。 普通の人とはものを見る視点が違っていて、そしてその視点がとても面白い。 なにせ絵本までこなせてしまうんだから。 この本のcalling youと手を握る泥棒の物語は特に自分のすきな物語です。 初めて乙一さんを読む人にはとてもオススメですが、書き下ろしが1つしかない点がどうも腑に落ちません。なので、まことに恐縮ですが☆3にさせていただきました。 | ||||
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