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ひぐらしふる 有馬千夏の不可思議なある夏の日



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ひぐらしふる 有馬千夏の不可思議なある夏の日の評価: 3.25/5点 レビュー 4件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.25pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全4件 1~4 1/1ページ
No.4:
(3pt)

もう少し整理して、最初の話を無くしてっと...

悪くは無いのだが最初の話のイメージが悪く暫く(2ヶ月くらい)読む気がうせてました。飛ばして読み始めたら大分読めました。癖もなく読めるので?悪くは無いです。少々要らない?記述が多いのが気になります(この辺とか少し削ってとか)とそこまで謎解きしなくてもと思わなくもないです
ひぐらしふる 有馬千夏の不可思議なある夏の日 (幻冬舎文庫)Amazon書評・レビュー:ひぐらしふる 有馬千夏の不可思議なある夏の日 (幻冬舎文庫)より
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No.3:
(2pt)

ミステリ好きが読んだら、ちっと厳しいかなと思ったり……

ネタバレなしにレビューするのが難しいです。
ミステリとして読んだら私的には「ナシ」です。

短編連作で、プロローグ+計四章+エンディングという構成。
内容説明のところに「最後の最後に、二重三重のどんでん返しが待ち受ける。」とありますが。

……どんでん返しじゃなくてアンフェアだろ!と叫びたくなりました。

どんでん返しについては、ミステリ好きな人ならば、一章の段階である程度の仕掛けに気づくと思います。
実際、中四章の読みにくさ(どくに第一章ミツメル)は、そのための仕掛けなのだと思いながら読んでいました。

が……どんでん返しを知った後では、ただ三人称文体が下手なだけじゃと悪態つきたくなるよーなないよーな。
試みた仕掛けは確かにおもしろいと思うのですが、もっとやりようがあったのではと思いました。

中四章も、一章はそれなりにおもしろかったのですが、他はちょっと……。
四章もネタとしてはおもしろいのに、それに気づく理由が……。
これほど刑事物ドラマがはやっている現代で、そのくらいのネタ知っていて当然では?と思ったり。

加えて、エンディングで「男にさらわれた親友」を助けにいくんですが。
推理というほどのものもなく、ただ追っかけるだけ。
落ちが……だから仕方ないのかもしれませんが。

ミステリとして読まなければおもしろいかなぁと思います。
ひぐらしふるAmazon書評・レビュー:ひぐらしふるより
4344019954
No.2:
(5pt)

最終章でやられました

こういうお話は大好物なのですが、
どういうお話かというと盛大なネタバレになりそうです(笑)

個人的には、第四章「ボーイズライフ」のトンデモトリックに爆笑しました。
東北の架空の町を舞台にした夏の情景や雰囲気が、息を呑むほど美しかった。
読み終わってから今日マチ子のジャケットを見返して「なるほど〜」と思いました。

良かったです。

ひぐらしふるAmazon書評・レビュー:ひぐらしふるより
4344019954
No.1:
(3pt)

ヴァン・ダインの「探偵小説作法の二十則」に叛旗を翻したのだろう

小説だから『シンセミア』の神町は山形県東根市神町ではないし、
この、『ひぐらしふる』の天堂市も、山形県天童市ではないのである。

しかし天童生まれの者にとっては、気になるのである。
それが小説読みのほんとうの姿ではないと分かっていても。
天堂高原が天童高原で、そこからじゃがらもがらであるジャガジャガに
自転車で走ってもワープするようには近づけないし、
舞鶴山である舞鳥山から最上川と思える川は見下ろせても、
夏に灯篭は流れていないのである。
天堂高校は、校門前のさくらんぼ畑の描写からすると位置的には
天童高校だが、ここには、千夏や成瀬や、利緒や式部のような生徒は在籍しないのである。

洒落たトリックと小洒落たどんでんがえし。

この小説にはこんな文章があった。
「余計な情景描写やわき道にそれた文学的饒舌は省くべきである」
きっと本作はヴァン・ダインの「探偵小説作法の二十則」に叛旗を翻したのだろう。
ひぐらしふるAmazon書評・レビュー:ひぐらしふるより
4344019954

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