デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士

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デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士の評価:

4.65/5点 レビュー 96件。 A ランク

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平均点4.65pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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未読の方はご注意ください

全143件 121〜140 7/8ページ
No.23
(4pt)

面白かった

設定が特殊な環境なので、興味深く読むことが出来ました。
多くの人に読んでもらいたいと思います。
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫)より
4167904209
No.22
(4pt)

あなたはどちら側の人間?

小説の中に幾度となく問われる疑問。あなたはろう者側、それとも聴者側?
手話を母語としている人たちは「ろう者側」として分けられ、
日本語を母語としている人たちは「聴者側」として分けられる。
同じ日本人なのになぜ分ける必要があるの?と一瞬疑問が沸くかも知れない。

日常生活、犯罪容疑の取り調べ、そして法廷へ・・・・・・、
いかに聴者とろう者の間に大きな壁があるかよく調べて書かれている。

日本手話は日本語の様であって日本語ではない、文字を持たない言語なのだ。
私の手話は初心者レベルだが、ろう者の友人が沢山いる。
手話が出来ても発声が聞き取り難い者が多く、メールの文章はとても日本人とは思えない書き方である、
発声は比較的わかりやすく読み書きが出来るのだが、手話がおぼつかない者、
中には平仮名すらロクに読めず、発声も出来ず(全てア~のみ)、もちろん手話も私以下のレベルの者。

一口にろう者といっても様々なのだ、それを限られたページ数でよく書き表していると感じた、
主人公は「コーダ」であるが、手話キャスターの田中清さんも長い間コーダである事を隠していたとのこと、
家族のことで色眼鏡で見られる風潮は今でもあるように感じる。

手話を学んでいる人に一言、
ろう者は聴者と違い、一声?かければ直ぐに仲良くなれる、ろう文化は良いものである。
ろう者を見かけたら外国旅行をしているつもりで話しかけてみると良い、
講習会やサークルではなかなか身に付きにくい手話だが、
ろう喫茶や、ろうパブ、ろうレストランなどで生きた手話と触れ合えば、
手話レベルが格段と上手くなる、特に読み取りレベルが飛躍的に身に付く。

また、ろう者のネットワークは絆が深く(喧嘩も頻繁にしているが)、
喫茶店で雑談したり、福祉バスで毎月のように旅行している、
知り合いのろう者がいたら同伴させて頂くと良いだろう。
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫)より
4167904209
No.21
(5pt)

みんなの表現の形

私の人生を変えた一冊です。ろう者のことをよく調べてあり、ろう者の歴史まで事細かに書かれています。その取材力に脱帽しました。それが嫌味でなく外連味の無い「作品」となっています。後味悪いのかもしれない、と思いながらも一気に読んでしまいました。結果的に読後感はスッキリした気持ちになりました。不思議なことに、通常のミステリー物と変わらないのです。しかも泣ける方。私も日常生活の通訳はしますが、この本に出会うまではそれだけでした。私がずっとやりたかったことを具現化されたような衝撃でした。文庫本は持ち歩き、こちらの大型本は人生を変えた本棚に入れています。
デフ・ヴォイス Amazon書評・レビュー: デフ・ヴォイスより
4163808108
No.20
(5pt)

面白い

手話通訳士という言葉につられて購入しましたが、小説としても思う存分に楽しめる一冊でした。
友人にも勧めて読んでもらっています。
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫)より
4167904209
No.19
(5pt)

流行らせました

手話の会の仲間で、これを読むのを流行らせました。通訳士さんも、うんうんと頷く箇所がたくさんあったようです。盛り上がりました。
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫)より
4167904209
No.18
(5pt)

ポリグロットの立場から

言語学も(ことのほか通訳は)、警察・法廷サスペンスも好きである。 しかし、数か月前の私なら、仮に本書を手に取ったとしても、ろう者の世界はチンプンカンプンで、すぐ投げ出していた筈だ。

私は自称ポリグロット(多言語学習者)で、十数年来、4つの西洋語を勉強している(但し、最も得意とする言語=英語ではない=でも、土産物店での買い物仲介ならともかく、世間話以上の通訳を頼まれると、わかるひとがいないのをいいことに、半分以上、山勘で訳している。  法廷通訳・捜査の通訳は、やってみたいが今現在の力量では残念ながら無理だ。 ただ、ビジネスで使えるレベルを目指して、常に向上の努力は続けている。)。  そんな私は、言語学の一般書と見れば、分からないなりに求めては読むようにしている。 誰の本だったか(故・千野栄一先生か、黒田龍之助センセイか、ロンプ・カトー女史か)忘れてしまったが、「手話は、独立した言語である」というところだけは、ずっと記憶に引っ掛っていた。

最近、偶然ながら手話の先生と知り合い、手ほどきを受け始めた。 自分の教わっている手話が実は「日本手話」であって、「日本語対応手話」ではないと知ったのは、迂闊にも更にごく最近のことである。  「手話(日本手話)は独立言語」という記憶がなければ、「日本語対応手話のほうが便利そうだし、覚えやすい。」と、安易にそちらに走っていたかも知れない。

この本は色々な立場から読める本だ。 ろう者、その家族、教員、雇い主・同僚、障害福祉関係の公務員、障害者団体、更には単なるサスペンス愛好者、私のような言語学・多言語学習者・・・etc.。  どの立場でもいい。 日本手話を母語(私は「母国語」論者だが、この場合は「母語」というべきだろう)とする人たちのコミュニティがあり、それを取り巻く世界の複雑さに思いを致していただきたい。

この著者の本を読んだのは初めてだが、私小説としても、ろう者・手話に関する啓蒙書としても重厚・秀逸であった。
以上が、2日目で本書を読み終えての私の感想である。

【2017.04.12追記-日本手話入門学習者として】
本書の中で、手話の形・動作を文で説明したところが何か所もあり(まだカウントしていない)、これは手話学習者(聴者)にとって使えそうだ。読みながら二つか三つは覚えた。  但し、説明は余り分かり易いとは言えない。 次はじっくり読み返しながら、本書で説明されている手話のリストを作ろうと思う。

いまは、インターネットで「手話 **(調べたい表現)」をキーワードに検索すれば写真・イラストが多数ヒットするし、you tubeで動画を見ることができる。 手話は動きであるから、固定されたイラストと説明文では限界がある。  写真と説明はNTTデータ通信のものが見易いので、お勧めである。
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫)より
4167904209
No.17
(5pt)

知らない世界を勉強できました

ろう者についても考えさせられる素晴らしいミステリー。ただただ感動。
デフ・ヴォイス Amazon書評・レビュー: デフ・ヴォイスより
4163808108
No.16
(4pt)

コーダ(両親がろう者の子どもで健聴者)の悩みと葛藤

コーダ(両親がろう者である子どもで健聴な子ども)の立場をよく理解して、書かれていることに驚いた。ろう者の文化やろう者で日本手話を使用する人たちの生き方、周囲の人達への思いなど、よく研究して書かれていると思います。他の言語と違い、手話を使える、理解できることを人に知られたくない気持ちなど複雑な思いを事件を通して描かれています。実際にこの項権は起こるとは思えないけど、自分たちを理解してくれる人かどうかを常に敏感に区別していく気持ちは理解できる。ろう者について知りたい人におすすめ。
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4167904209
No.15
(5pt)

魂を揺さぶられる作品

心を大きく揺さぶられる作品でした。
「犯人は誰?何故?」というミステリーの本質でも、衝撃の事実が待ち受けています。

しかし、この作品の本質はそこではありません。
「コーダ」という誰にも理解されない存在。苦しみ。
そして、大きな矛盾を抱えた巨大組織と戦った男の悲哀。
全てが収束したときに、深く深く引き込まれる物語の展開にはもはや目を離せなくなってしまいます。

障害者と一括りにしてはいけない、恐らく我々凡人が知るすべもなかった「ろう」という世界に引き込まれた後に
読者は何を考えるのでしょうか。
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫)より
4167904209
No.14
(4pt)

何も知らないことに気付かせてくれます。

そもそも手話が一つじゃないことから、ろう者という呼び方など、自分がこんなに知らなかったのかと、気づかされる作品です。しかも話も読みやすく、手話の説明部分等も違和感なく読むことが出来ました。話の中で進んでいく事件については、途中で真相に気付いてしまったので、星一つマイナスはしていますが、読んで損のない作品です。
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4167904209
No.13
(5pt)

久しぶりにいい本に出会った

手話の知識も構成もよくできているし素晴らしい作品だと思う。誰にでも胸を張って進められる作品です。
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4167904209
No.12
(5pt)

見かたが変わりました。

この本を読んで手話を勉強したくなり教育テレビの手話の番組を見ています。
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫)より
4167904209
No.11
(5pt)

「ことば」とは

「ことば」について改めて考えさせられる一冊でした。
 日常のなかで何かを伝えるための手段として用いられるのが言語ですが、その言語の種類が他多数の人たちとは異なるのが「ろう者」。つまりなんら「外国人」と変わらない。
 ろう者ではない私にはそのような考え方を当事者の方々がどう思われるのか想像もつきません。
 結局は、その「ことば」が本当に伝わるかどうかはその言語に関わらず、わかるものではないのかもしれません。
 しかし、この本をより多くの方に読んでいただきたい。
 その想いだけは、ここでことばにさせていただきたいと思います。
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫)より
4167904209
No.10
(5pt)

理解が深まりました

随所に聴覚障碍者について詳しく書かれており、聞こえない障害について理解できる内容でした。
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫)より
4167904209
No.9
(5pt)

ばぁ子

手話、手話ダンスでサークルに入れて頂いて、その必要性を感じて居るものにとって、大変意味深く心に響いた一冊でした。
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫)より
4167904209
No.8
(5pt)

「ろう」について知ることができた

「ろう」について全くの無知であった私に様々な知識を与えてくれた。「手話を使う人には「ろう者」、「聴者で手話を学ぶ人」、「コーダ」の3種類の人がいること。みずからの帰属に悩む主人公というのは、在日等の物語でも語られるテーマですが、この小説を読んで、「手話」が独立した言語であること、何を自身の言語とするかは、その人の生きる上でのアイデンティティであることを感じさせます。ミステリーとなっていますが、真実はどこに? にひかれて読み進むうち、異なる言語を持つ人たち「ろう者」の社会について関心がわきました。
デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士 (文春文庫)より
4167904209
No.7
(5pt)

多くの方に読んいただきたい。

久々に読む美しい文体の小説。奇をてらうこともなく自然な文体で始まるストーリーに一気に読み進めてしまいました。ああそうなのかと思いながら知らなかったろう者にとっての手話の捉え方、使い分けなども興味深い。そしてありがちな殺人事件ではあるがその事件を通して書かれているろう者の社会がよりクローズアップされていろいろな点と線が本の中でも私の人生のなかでも繋がりました。泣くような話しではないかもしれないが私は最後のほうで涙が出てきました。映画化されたらいいなと思う小説です。
多くのかたに知っていただきたい作家さん。次回作も期待。
デフ・ヴォイス Amazon書評・レビュー: デフ・ヴォイスより
4163808108
No.6
(5pt)

コーダについて

手話を使う人には「ろう者」「聴者でありながら手話を学ぶ人」「コーダ」の3種類の人がいることを改めて教えられた本。
三者三様の想いをストーリーを読み進めながら自然と知ることができる。ろう者や手話について興味のある人はぜひ読んでみることをおすすめします。
デフ・ヴォイス Amazon書評・レビュー: デフ・ヴォイスより
4163808108
No.5
(5pt)

デフ・ヴォイスって?

実は、最初この題名の意図がよく分かりませんでした。今は分かります。私には生まれつきろうの友人がいます。手話を学習する上で仲良くなりました。彼女には娘が二人いますが、二人とも聴者です。今は二人とも結婚して子供もいます。ほとんど手話を使いません。ろう者の中には子供たちと人前でなかなか手話を使わない人が多いように思います。私とは人前でも堂々と手話で話すのですが、娘さんと話す手話は家族間にだけ通じる暗号のように見えました。娘さんが遠方にいた時のこと、そのころは携帯はなく、ファックスで「電話して」といってきたそうです。彼女には自分の声は聞こえません。「お母さんの声が聞きたい」そういう娘さんに、彼女は電話しました。「元気にしてる?」って。
 ところで、作品は練りこまれた緻密さに惹かれて一気に読みました。ろう運動にも触れる機会のある私には、よく分かっていらっしゃるなあと納得するところがとても多かったです。今度、別な作品で、ろう者の持っているユーモアのセンスにも触れて下さったら嬉しいな、と思いました。
デフ・ヴォイス Amazon書評・レビュー: デフ・ヴォイスより
4163808108
No.4
(4pt)

母語は生き方を決める

主人公荒井尚人は、「ろう者(先天的聴覚障害者)の親のもとに生まれた聴こえる子」です。
「日本手話」を使う家族とは異なる言語「音声日本語」を使うため、家族の中で孤独を感じています。
幼いころから家族と世間の間に立ち通訳を務めるのですが、それは、ときにはつらいことでした。
長じてからは、ろう者コミュニティから距離を置いていた荒井は、不本意ながら手話通訳士として働くことになりました。

17年前、通訳を務めたある事件の「犯人」は本当に犯人だったのか?
ある事件をきっかけに、荒井は再び昔の事件と向き合うことになります。
「おじさんは、私たちの味方? それとも敵?」
「犯人」の娘の問いに若き日の荒井は答えられませんでした。
今回、荒井は答えを出すことができたでしょうか?

本書は、松本清張賞の最終選考に残ったということで、ミステリーとなっていますが、真実はどこに? にひかれて読み進むうち、異なる言語を持つ人たち「ろう者」の社会について自然に関心がわきます。
みずからの帰属に悩む主人公というのは、日系人や残留孤児の物語でも語られるテーマですが、この小説を読んで、「手話」が独立した言語であること、何を母語とするかは、その人の生きる上でのスタート地点であることを感じさせます。

次作もぜひ読みたいので、星5つはそのときにとっておきたいと思います。


デフ・ヴォイス Amazon書評・レビュー: デフ・ヴォイスより
4163808108