■スポンサードリンク


(短編集)

サヴァイヴ



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
サヴァイヴ
サヴァイヴ (新潮文庫)

サヴァイヴの評価: 4.22/5点 レビュー 58件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.22pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全48件 41~48 3/3ページ
<<123
No.8:
(4pt)

楽しみました

サクリファイスも、エデンも楽しみました。
自転車ロードレースという舞台での、“華々しいだけではないプロスポーツの世界”を丁寧に描いて下さっていると思います。嫉妬、苦悩、挫折、限界、など、美しくないどころか、醜いとさえ言える部分を描いて下さっている事により、逆に、私に勇気を与えてくれています。

近藤さん、ありがとうございました。
サヴァイヴ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サヴァイヴ (新潮文庫)より
410131263X
No.7:
(4pt)

シリーズ3作目

「サクリファイス」「エデン」に続く、シリーズ3冊目
今回は6本の短編を収録したスピンオフ的な作品集でした

ドーピング、チーム内不和やライバルによる嫌がらせといった負のエピソードもありましたが、
ペダルをひたすら回し続けることによる爽快感も伝わってきました

白石が主人公の「エデン」の後の話、日本が舞台の「サクリファイス」より過去の話
アシスト・エース、クライマー・スプリンター色々なタイプの人物に焦点があてられます
バラエティーに富んでいました

長篇の合間の箸休め的な作品で、小ぶりながらも作品世界に広がりを持たせる作品でした
もちろん、続編の長篇でますよね・・・
若干、ネタ切れになっていないか心配だったりします
サヴァイヴ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サヴァイヴ (新潮文庫)より
410131263X
No.6:
(5pt)

ありじゃないかな…

もう少し濃い話(長い話)で題材を絞ってもいいかなと思う。

これからも話は続いていくのだろうか?(これで終わりというのはもったいないな)

短編でも長編でもそれなりに興味はある。

個人的には菊池昭夫さんとの漫画も見てみたい!
サヴァイヴ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サヴァイヴ (新潮文庫)より
410131263X
No.5:
(5pt)

ロードレースに魅せられた男たち

近藤史恵さんの「サクリファイス」「エデン」に続くロードレースシリーズの3作目です。
おなじみの白石誓や赤城、石尾、伊庭らがそれぞれの舞台で繰り広げるロードレースで
各々の個性・生きざま・心理が良く描かれており思わず応援したくなる。
このシリーズを読んでからロードレースの面白さに引き込まれ、NHKBSで放送していた
「ツールドフランス」を見入ってしまった。期待を裏切らないお勧めの1冊です。
サヴァイヴ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サヴァイヴ (新潮文庫)より
410131263X
No.4:
(4pt)

堅実な作品集

「サクリファイス (新潮文庫)」「エデン」に続く自転車ロードレースの物語。前2作は長編でしたが、本書は6話の短編を集めたもの。
 初出は、(a)「老ネプトンの腹の中」、(b)「スピードの果て」がyom yom、(c)「プロトンの中の孤独」、(d)「レミング」、(e)「ゴールよりももっと遠く」がStory Seller、(f)「トウラーダ」が小説新潮です(なお、単行本化に際し、加筆訂正がされているとのこと)。

 (a)(f)は、白石の視点、(b)は伊庭の視点で現時点の物語が描かれています。
 そして、(c)(d)(e)は赤城の視点で過去の時点の石尾の姿が描かれています。サクリファイスでは明かされていない石尾の、まだ若かった頃の姿から、エースとして成長していく姿が描かれ、サクリファイスのファンにとっては、けっこう楽しめると思います。白石をヨーロッパに送り出した石尾のサクリファイス(犠牲)の心の背景が理解できます。

 それにしても、著者の筆力にはいつも「上手だなあ」を感心し、引きこまれて読んでしまいます。私は、この自転車ロードレースの物語に魅了され続けています。
 ただ、本書は、3話は過去の石尾に関する話であり、あと3話もストーリー的には大きな進展がありません。なので、「物語の筋立てを追いたい」という人にとっては、「何も物語が進まなかった」と不満を持つ人もいるかもしれません。
 また、白石、伊庭、石尾という、サクリファイスで印象的に登場する人物のサイド・ストーリーなので、前2作を読んでいない人にとってはあまりおもしろくないと思います。

 私のように、サクリファイスに心酔した人は、ぜひ本書もお読みください。きっと味わい深く、上手に構成された短編を楽しめるはず。
サヴァイヴ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サヴァイヴ (新潮文庫)より
410131263X
No.3:
(4pt)

堅実な作品集

「サクリファイス (新潮文庫)」「エデン」に続く自転車ロードレースの物語。前2作は長編でしたが、本書は6話の短編を集めたもの。
 初出は、(a)「老ネプトンの腹の中」、(b)「スピードの果て」がyom yom、(c)「プロトンの中の孤独」、(d)「レミング」、(e)「ゴールよりももっと遠く」がStory Seller、(f)「トウラーダ」が小説新潮です(なお、単行本化に際し、加筆訂正がされているとのこと)。

 (a)(f)は、白石の視点、(b)は伊庭の視点で現時点の物語が描かれています。
 そして、(c)(d)(e)は赤城の視点で過去の時点の石尾の姿が描かれています。サクリファイスでは明かされていない石尾の、まだ若かった頃の姿から、エースとして成長していく姿が描かれ、サクリファイスのファンにとっては、けっこう楽しめると思います。白石をヨーロッパに送り出した石尾のサクリファイス(犠牲)の心の背景が理解できます。

 それにしても、著者の筆力にはいつも「上手だなあ」を感心し、引きこまれて読んでしまいます。私は、この自転車ロードレースの物語に魅了され続けています。
 ただ、本書は、3話は過去の石尾に関する話であり、あと3話もストーリー的には大きな進展がありません。なので、「物語の筋立てを追いたい」という人にとっては、「何も物語が進まなかった」と不満を持つ人もいるかもしれません。
 また、白石、伊庭、石尾という、サクリファイスで印象的に登場する人物のサイド・ストーリーなので、前2作を読んでいない人にとってはあまりおもしろくないと思います。

 私のように、サクリファイスに心酔した人は、ぜひ本書もお読みください。きっと味わい深く、上手に構成された短編を楽しめるはず。

サヴァイヴAmazon書評・レビュー:サヴァイヴより
4103052538
No.2:
(5pt)

風になれず苦悩するアスリートたち

全六話のスピンオフ・ショート・ストーリー集。ヨーロッパで転戦する白石の物語が1話目と6話目。2話目はかつてのチームメイト伊庭の物語。残り3話は、かつて白石のチームの先輩だった赤城の物語だ。赤城のエピソードで、白石の物語とはまた違って影の深いストーリーが紡ぎだされた。
 「俺をツール・ド・フランスへ連れてけ」「ツール・ド・フランスへ行くんじゃないのか」2つの物語をつなぐ言葉が、アスリートたちの純粋な魂を表現する。可能性は0に近い。しかし0ではないのだ。アスリートたちは、自分があきらめない限り、不可能に挑戦し続ける。

 本作でも、反則、ドーピング、いやがらせなどがたくさん描かれる。物語なのだから仕方がないが、そこを不満に感じる人はいるだろう。ただ、ここに描かれた時間の何十倍何百倍の描かれない時間、白石が、ミッコが、赤城が、石尾が、ハンドルに肘をかけながらエナジーバーをかじり、雨と太陽と風の中をひたすら走り続けていると、私は感じることができた。…あ、石尾はエナジーバーが苦手だからジャムサンドですね。てへ。
サヴァイヴ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サヴァイヴ (新潮文庫)より
410131263X
No.1:
(5pt)

ずるい、

肉付けした。石尾のエースとしての挟持、支える赤城の憶い。またサクリファイスを読まなければ。サクリファイスを書いていた時、人物像に おもい(設定)があっても書く余裕が無かった作者が、再び伝えた話。そして継承する人達の話。
サヴァイヴ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サヴァイヴ (新潮文庫)より
410131263X

スポンサードリンク

  



<<123
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!