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(短編集)

サヴァイヴ



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【この小説が収録されている参考書籍】
サヴァイヴ
サヴァイヴ (新潮文庫)

サヴァイヴの評価: 4.22/5点 レビュー 58件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.22pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全7件 1~7 1/1ページ
No.7:
(3pt)

ツール

ツールの小説ですね。フランスは左だ、とかいう話もあります。輸入は社会党政権からが良い、という国のようです。次は右のフィヨンのようですが、やはり、輸入はオランドからということが良いようです。フィヨンに頼む日本人はいないようです。
サヴァイヴ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サヴァイヴ (新潮文庫)より
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No.6:
(3pt)

走り続ける男たちに惹かれていく

『Story Seller』など文芸誌に掲載された六篇を収録.11年06月の単行本の文庫化です.

各編,シリーズ二作の前後を補完,繋ぐ内容で,中心だった四人の人物が描かれるため,
それらを読み,彼らへの思い入れが少ないと,すべての楽しむのは難しいかもしれません.

とはいえ,物語の繋がりはともかく,彼らの人となりはこの一冊だけでも十分に伝わり,
もがき,生き,それでも走る男たちの姿に,少しずつ惹かれていくのではないでしょうか.
また「ロードレースは団体競技」と何度も語りながら,『個』が強調された描写が印象的で,
彼らの思いや言葉がどのように続いていくのか,既刊の二作を強く意識させられてしまいます.

いくつかの篇で似た部分があったのは気になりましたが,レースのシーンはわかりやすく,
全体的にも読みやすい文章は,短篇集ということもあって,気持ちよく読むことができます.
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No.5:
(3pt)

赤城さんのキャラが…

今回、サクリファイス、エデンに出てきたキャラに焦点を当てた作品。
赤城さんのキャラがいい。
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No.4:
(3pt)

迫力ある作品

時には、自分の勝利を捨ててまでやらなければならないことがある・・・。過酷な自転車レースに
賭ける男たちの胸に去来するものはいったい何か?6編を収録。

勝つことだけを考え、彼らはひたすらペダルを漕ぐ。だが、その重圧に耐え切れなくなったとき、
思いもよらぬ悲劇が起きることがある。薬物使用、そして死。いつ誰がそうなってもおかしくない
ような張り詰めた世界。弱ければ生きていけない。けれど、強いだけでもこの世界では生きていけ
ない。チームの中でどのように己の存在を生かすべきか?そのことが重要なポイントになってくる。
自分自身の葛藤もある。そして、他人からのうらみやねたみもある。過酷な世界に身を置く彼ら。
彼らの苦悩や喜びが、読んでいると直接心に伝わってくる。とても迫力のある作品だ。
この作品に登場する白石、伊庭、石尾は、「サクリファイス」の中に登場している。「サヴァイウ」は
その「サクリファイス」のサイドストーリー的な作品になっているので、先に「サクリファイス」
そして「エデン」を読んでから読んだほうが面白みが増すと思う。
サヴァイヴ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サヴァイヴ (新潮文庫)より
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No.3:
(3pt)

自転車競技に生きる男たち

自転車競技はヨーロッパでは人気があるが、日本ではマイナーなスポーツである。本書は、この競技に人生をかけて生きる男たちの姿を切り取った連作短編集だ。「サクリファイス」「エデン」に続く三作目となり、この作品だけでも楽しめるが、先に前の2作を読んでおいた方が登場人物と自転車競技に対する理解が深まるので、より楽しめるだろう。

本作品が前2作と異なるのは、これまでは白石という一人のレーサーを主人公にしていたのが、本作品では白石も登場するが、作品ごとに主人公が変わる点だ。また、個々の短編の独立性がかなり高く、本書全体で大きな物語を構成しているわけではなく、それぞれの主人公の競技人生における別個のエピソードを切り取った短編集となっている。

自転車競技というマイナーで、かつエースを除いては自己犠牲を要求される特殊な競技の不思議な魅力を感じさせる作品だ。
サヴァイヴ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サヴァイヴ (新潮文庫)より
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No.2:
(3pt)

正直、白石の活躍に期待していました。

ロードレースの世界で奮闘する若者を描いた小説の三部作目。

本作はエピソードがいくつかに分れており、
それぞれのエピソードで主人公が違います。

冒頭こそ、一作目(サクリファイス)、二作目(エデン)で、
主人公を演じた?白石誓がエピソードの主人公として登場します。
なので、いままでの白石の活躍や奮闘を期待して、
本作を買うと、裏切られた感があるのでご注意下さい。

エピソードの主人公を演じているのは、3人くらいでしょうか。

一作目で舞台となった日本の自転車チーム「チーム・オッジ」で、
エースとして登場したクライマーの石尾豪。
オッジで白石誓と同期だったスプリンターの伊庭。
オッジの最年長で、チームのまとめ役だった、
石尾の忠実なアシスト・赤城などです。

本作では、彼らチーム・オッジ当時のメンバーが、
それぞれのエピソードの主人公を演じています。
タイトルや作品の雰囲気からすると、
本作の主人公は石尾豪ですかね。

近藤さんの書くレースシーンが好きです。
伊庭や石尾それぞれにある、ペダルを踏む意味や目的も、
アスリート然としていて好みです。

二作目とは違い、
一作目の物語背景がふんだんに盛り込まれているので、
「一作目を読んで面白かった人へオススメ」の本です。
ただし、白石の奮闘を期待するとやはり肩透かしなので、
そこはご注意下さい。

★3つ。
そうは言っても、石尾の姿には心が熱くなりました。
サヴァイヴ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サヴァイヴ (新潮文庫)より
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No.1:
(3pt)

光と影

手にとってから、「なんだ…短編集かあ」と若干の落胆、
しかもStorySellerで既に読んだ作品だったため、少々不満もありました。
でも、初見の方にとっては、赤城視点の3本を読むことで
「サクリファイス」に違う光が当たるのを感じられるのではないかと思います。
赤城がいなければ、石尾は真のエースに到達し得なかったでしょう。
もちろん「サクリファイス」の悲劇に見舞われることもなかったでしょうが。
「サクリファイス」を先に読んでからこちらの3本を読むのがベストで、
逆だときっと「サクリファイス」の魅力は半減したでしょう。
初見だったら★5つでした。
それくらい、腑に落ちたストーリーでした。
サヴァイヴ (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サヴァイヴ (新潮文庫)より
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