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真夏の方程式
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真夏の方程式の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.86pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全45件 41~45 3/3ページ
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「容疑者Xの献身」が伏線になっている、と言えなくもない、珍しい終わり方。 納得のいくような、いかないような、少しモヤモヤした気持ちになるけれど、美しいとも言える結末。 「麒麟の翼」のような強引さはないので安心して読める、かな。 ただ、湯川さんのキャラは健在。この人は何でこんな言い方しか出来ないのかw 自分を差し置いて少年を「偏屈」だと言い切る所がスゴい。 面白くない訳ではないけれど、 ガリレオシリーズの中でもこの作品はイマイチ、、な気がする。 | ||||
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湯川シリーズというと、どうしてもトリックの妙を 期待してしまい、それを物理学者の目、湯川の論理的思考 で、警察も予測しえない真相に辿り着くことがデフォルト であると思っていたが、今作は違う。 「X」「聖女」での設定:「果たしてこんな奴いるのか?」 という犯人を、これまた「変だけれど、超人的な物理学者」 が謎をひも解く・・・感じではない。 直木賞以後の作風変化にも通ずる、どちらかというと、 加賀シリーズにも似た、「ある程度納得がいく、あたりまえだが 深い心情」が前面に出ている。 これはこれで、路線変更であるというなら仕方ないが、 拙私は不満が残った。 湯川を登場させる意味がない。 そして、何と言っても、その動機が理解できない。 塚原氏は決して真相を漏らすキャラでもなく、ただお願いに 来ただけ。 家族はみんな知っているわけだから、受け入れるかどうか は別として、殺人と天秤に掛けたら自ずと結論は出るはず。 成実が自らの出生の秘密を知らないとでも思っていたのか? 塚原氏の申し出をスルーしてしまっては、成実が待っている 意味がないし、このまま死ぬまで真相はわからない。 親心(微妙)としての処理は平凡すぎる。 また、煙突の段ボールの件も疑問が残る。 足が不自由な設定もムリヤリだし、事件後にも 入浴しているシーンがあり、そのままだと果たして ボイラーはちゃんと動くのか? 一夜の過ちが、大きく人生を左右する手法も ありきたりで・・・。 「おまえが俺に文句を言うな」という科白も、 前半に配置される伏線であるべきだ。 まぁ、湯川が、少年と成実のこの先の人生を危惧して 最大限の配慮をする所以は理解できるし、中盤のモヤモヤ感 の配置から、終盤のたたみ掛けはいつも通りうまいのだが、 プロットそのものが東野氏レベルではないと感じた。 美しい海を背景に、トラウマと向き合いながら生きる つらさ、少年の成長と未来への光明を描く作品であるならば、 それはそれでいい。 しかし、東野氏であれば、他作家にないレベルの作品を 上梓してほしい。 レビュールールを逸脱して申し訳ありませんが、既読者として、 レビューを読むことも多々あるので、今回は書きました。 お許しください。 P.113 2行目下部、「仙波さん」は「塚原さん」の 誤植でした(文藝春秋確認済み/初版のみ)。 | ||||
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普通の一般作だと星4つだと思いますが、ガリレオシリーズとしては星3つです。 自分としては湯川が湯川らしくないとしか思わなかった。 犯行の手口にしても犯人の前職が出てきたことによりそれに絡んだ凄い手口を 期待してしまっただけに拍子抜けでした。 前回、前々回の長編二作品に比べて最後の最後での驚きが無かったのも物足りなく 思いました。 | ||||
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麒麟の翼、今作とも、前編の批評をならこれで文句ないか!と書き直したかのようです。 大大先生はネタ切れでしょうか、それとも前編はご自身でも納得いかない最後だったのでしょうか。。 定価2千円近く出して損した気がします しかし、東野ワールドとして読まなかったら……… ☆いくつなったかは謎です、、 | ||||
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この作品は読んだ直後は美しい人間ドラマが描かれているように感じる。 また、少年の成長も微笑ましく思う読者も多いと思う。 しかし、事実を明らかにしないでおくのはなにか甘いし これでは 親族とかどうしようもない場合は事実は隠してもいい ように感じてしまう。 また、登場人物(S)でこの程度の事でこんな犯罪するか?海を愛する人なら何故そこに? 人を殺めて結構しっかり生きてこれるものか、これからも生きていけるのか? 罪を犯したものは裁かれるものだと思うし、今回のような結末は東野さんらしくないような気がする。 しかし、上記のような点が気にならないのなら とてもリーダビリティの良いエンタメ作品である事も間違えではない。 | ||||
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