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ハルさん
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ハルさんの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.98pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全44件 1~20 1/3ページ
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日常の謎系のミステリ、父子家庭でしっかりものの娘と、頼りないが娘大好きの、ビスクドール人形師である父、という組み合わせはまあいい。娘の成長に合わせて物語が進み、その中に謎が織り込まれる、というのもいい。だが謎の解き方があまりに安直すぎる。 【以下ネタバレです】父親は、目の前の謎を父親は解くことが出来ない。すると毎回、死んだはずの母(父にとっては妻)の魂だか霊だかが、いきなり語りかけてきてヒントを与えるのだ。しかも父はそれに驚いたりせず(喜んではいるが)、フツーに会話もしている。これでは母を亡くした、父子家庭、という設定が台無しだし、何より死人がへらへら登場してくるのがミステリとしては外道で安直だと思う。 あと、一番リキの入った描写が、主人公でも娘でもなくビスクドールの美しさのように感じられた。何というか、作者の愛の込めどころが間違っている。ミステリの東京創元社で出版されていなければ、もう少し素直に読めたと思う。残念。 | ||||
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父と娘、そして亡き妻との愛の物語。娘の結婚式の日、父はこれまでの娘の成長に思いを馳せる。優しいがちょっと頼りない父親、しっかりものの娘、そして困ったときに助けてくれる亡き妻。人は死んでも、その思いや優しさは誰かに繋がっているということを感じることができ、優しい気持ちになれた。文庫版あとがきに書かれた作者の思いも心に響く良いものだった。 | ||||
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これは、何かの続編か?と思うくらい話が進まない。しばらく読み進めても進展しない。 なんだこれ?というのが正直な感想。 退屈な文字の連鎖、感情移入できない唐突なエピソード、、なんだこれ? | ||||
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奥さんと死別した人見知りで優しい人形作家のお父さんと、娘の物語。 書評で激ホメされていたのだけど、、、なんだろう、ネタとしては大人が共感する育児あるある系なんだけど、文体が児童小説のよう。そして、子育てエピソードに散りばめられた謎解きが、なんだかご都合主義で腑に落ちない。 するする読める文体で、ヒマ潰しには良いと思います。 | ||||
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ドラマにもなったからと読んでみた 父子愛溢れる作品 当然だが尺制限あるドラマより断然内容も濃く温かな気持ちになれた | ||||
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しっかりとした文章で表現力のある小説です。何気ない気持ちの変化、子供のさり気ない一言、日常を切り取った心温まる小説です。 | ||||
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ミステリー小説ということで大きな謎なのかなと思っていましたが、私達の身にも起こりうるような些細な謎解きでした。主人公のハルさんには感情移入してしまい、最後には泣いてしまいました。本を読んで初めて泣いてしまったかもしれません。 | ||||
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金曜日の本屋さんを読んで気になった本でした。亡くなった奥さんの影の声をお父さんと一人娘の繰りなす事件簿よかったです。2、3年後再度読み直してみたくなる本ですね。 | ||||
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読後感がとてもいいです。 ほっとできる一冊です。 まわりの人にすすめたくなります。 | ||||
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軽く読めそうだと思って手に取ったのです。 短編連作ものが好きだし、ミステリーが好きだし。 最近、重いものばかり読んでいたので、ちょうどいいかと思って。 でもでも、年頃の娘のいる私は、最後の話で泣いてしまった。 子育てに追われてる頃には、思い出さないけど、娘が社会人となって 余裕が出ると、昔のことをよく思い出す。 寝顔が赤ちゃんの頃と変わらない、とか 手の形が、小さい頃と一緒だとか。 そういうことを思い出す年代だと、 小学生のふうちゃんが夏の日に突然姿をした事情。 中学生のふうちゃんの描いた絵が捨てられていたわけ。 高校生のふうちゃんがバイト先で拾った指輪の持ち主の居場所。 大学生のふうちゃんが帰省した日に起こった人形盗難事件の真相。 のそれぞれに、自分の身を重ねてしまい、泣いてしまいました。 親の気持ちをすごくわかっているなぁとかんじました。 | ||||
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文芸作品と言うよりは、童話や絵本のようなストーリー。 お話の一つ一つが温かく優しい気持ちになれる。 文章にラノベのような処理がなされていたので☆は一つ減らした。 言葉や文章を味わうような作品ではない。 個人的には筆者のあとがきに心を打たれた。 それを読んでから再読するとまた雰囲気が変わるかもしれない。 | ||||
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とても好意的な書評を読んだので、期待しすぎたようだ。 よくある「しっかり者の娘」と「頼りないが優しい父」の話。 父一人で子育て…となると世間の目は優しい。子を守るのが親だと思うけど、頼りなくても許されてしまう。冒頭からすでにいらいらする。そして最後までずっとそのまま。 残念ながら人物描写が浅いので印象が薄い。主人公に魅力が感じられないのが一番残念だった。 | ||||
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書店で違う本を探していて、ふと目についた本書を気が付けば購入していました。 ストーリーに大きな変化はありませんが、とても読みやすく、心温まる内容でした。 自分にも娘がいるので、物語の「ふうちゃん」(ハルさんの一人娘)と重ね合わせて読んでいた気がします。 最後の数ページは父娘の愛情や絆を感じ、目から汗が出てきました。 娘の嫁入りはまだ先のことだけど、いつか迎えるであろうその日まで、1日1日を大事に重ねていきたいと思わせてくれる本でした。 娘さんのいるお父さんには読んでもらいたいです。 | ||||
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なんだろう。 なんでだかとても良かったです。 娘が成長していく過程で父は・・・。 自分のことのように感じてしんみりしちゃいました。 | ||||
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冒頭で「僕が花嫁の父になるなんて…」っていう文章をなぜか深読みしてしまった私ですが、衝撃的な展開はありません。ミステリー要素でいえばそんなに評価はできません。文章も少し子供っぽいですが、その分読みやすくはあります。 ただただハルさんとふうちゃんのやりとりが微笑ましい作品です。ハルさんは私の視点では相当理想の父親かなと。 文章の簡単さやミステリーの弱さはありますが、今までを振り返るラストでうるっときたので星4つにさせて頂きます。 心温まる作品なので温まりたい方にオススメです! | ||||
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風里ちゃん人格は、お父さん、お母さんのやさしさからくるものですね。 子育てとはかくありたい。 風里ちゃんのお婿さんも素敵な挨拶でした。やさしくなる小説でした。 | ||||
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人形作家のハルさんは若くして妻・瑠璃子さんを亡くし、男手ひとつで娘のふうちゃんを育てあげた。今日は彼女が嫁ぐ日。式場へ向かうハルさんは、ふうちゃんの成長の折節で遭遇した五つの小さな謎のことをひとつひとつ想い出していく…。 親一人子一人の生活の中で出くわしたのはどれもが本当に些細で柔らかな謎ばかり。 幼稚園でふうちゃんの同級生のお弁当から卵焼きが消えた理由。 小学生のふうちゃんが夏の日に突然姿をした事情。 中学生のふうちゃんの描いた絵が捨てられていたわけ。 高校生のふうちゃんがバイト先で拾った指輪の持ち主の居場所。 大学生のふうちゃんが帰省した日に起こった人形盗難事件の真相。 こうした謎が解けても解けなくても誰かの人生を大きく狂わせるような悲劇がもたらされることはありません。 それはひとつには、謎をもたらす登場人物たちもそれを解くハルさんも、皆が一様に邪(よこしま)という言葉を知らぬかのように純真な存在だからでしょう。ハルさんは人づき合いが決して得意ではない引っ込み思案な性格ですし、ふうちゃんは健気で無垢な心を持った女の子として描かれます。 そう、これはまるで幼い子どもにゆっくりと読み聞かせるお伽話のような温もりをもった物語です。事実、作者がこれを紡ぐのに用いる日本語はまさに絵本のような柔らかさ。読者をやさしく包みこんでいきます。 それもそのはず、作者が出版の世界に足を踏み入れるきっかけとなったのは第20回福島正実記念SF童話賞の入選だったとか。作者の筆致がこうした物語ジャンルから生まれたということでしょう。 さらに、あとがきで恬淡と綴られることによれば、作者の実父は家族に暴力をふるう人物だったため、その反動としてハルさんという慈愛に満ちた人物が造詣されたというのです。 作者自身が、実世界からは少し離れた場所――有体に言えば、浮世離れした世界――に安息を得んがために語られたお話。そんな印象が強い連作短編集といえるでしょう。 | ||||
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これは良い作品です。妻をなくした人形作家のハルさんは男手一つで娘のふうちゃんを育て、結婚式を迎えます。結婚式場に向かうハルさんの胸にふうちゃんとの思い出が蘇ります。 5つの短編集で綴られたこの作品は、娘との日常生活から生まれた小さなミステリーで構成されており、その中で幼いふうちゃんが成長する姿が描かれていています。読んでいると思わずハルさんになったような気になってしまい、結婚式のシーンでは胸が熱くなりました。 | ||||
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謎解き的な側面は読んでて楽しいけど読み手を泣かせるために結婚式や奥さんの死を設定したりした感じがして少し鼻についた。文章も少しライトノベル的で普段から本を読んでる人にとっては少し読みごたえにかけるかもしれない。 | ||||
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朝日新聞の書評を読んで購入しました。 期待に反しない良書でした。 妻を亡くしたハルさんと、ひとり娘のふうちゃん。 そのふうちゃんの結婚式の日に、ハルさんは 今までに起きたいくつかの事件を振り返ります。 それぞれの歳のふうちゃんがみんな生き生きしていて、 読んでいるこちらもいつのまにかふうちゃんを温かく見守っていました。 そして、少し頼りないけれど、人形作家の仕事と家事とを両立しようと 奮闘するハルさんのことを応援していました。 父と娘の成長の様子を非常に良く描けていると思います。 最後には一親族のような気持ちになっていました。 ほっこりしたい人におすすめです。 | ||||
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