お嬢様探偵ありすと少年執事ゆきとの事件簿
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子供なお嬢様探偵と少年執事のお話。 1巻だけあってまだこのお嬢様の設定とか謎で気になった。 | ||||
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児童向きミステリーとはいえ、さりげない伏線と展開に、なるほど、そうくるか!と思わせられました。 孤児であった少年が財閥に拾われ、小学生のお嬢様に仕える執事になり、これも小学生。 大人の理屈を超えているところが、こども読者を楽しませるのです。 読めば、クラシック音楽や絵画の知識、執事の心得、紅茶の入れ方など、得した気分になるプチ情報も散りばめられています。 シリーズ一巻目は、お嬢様ありすと執事少年ゆきの紹介もかねた展開ですが、巻を追うごとに、ミステリーの楽しさが増幅されていき、ありすとゆきのキャラクターの魅力も増していきます。 三巻の『豪華客船の爆弾魔事件』の謎解きなど、一気に読ませられました。 作者は翻訳児童小説にも造詣が深く、それが物語の随所に活かされていくのを楽しみにしています。 ミステリー好きの少年少女には、おススメです。 (ただし、児童小説ですので、事件にも配慮がほどこされています。残虐シーンや猟奇事件などお好みの方にはおススメできません) | ||||
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娘が推理小説に目覚めたらしいので、色々探していたところで本書を発見。 「七時間目の〜」シリーズで(我が家で)好評だった藤野恵美さんとHACCANさんのタッグ! 物語は……「謎解きはディナーの後で」の二番煎じっぽいけれど、HACCANさんの表紙イラストが何とも読む気をそそる。 ネットでの評判も良いようなので購入しました。 先に娘が読みまして、感想を聞いてみたところ「面白くない」とのこと。 「え、そう?……なの」と私も読んでみましたところ……娘に同意せざるを得ませんでした。 謎解きの部分はキチンと伏線も張られ上手く回収されており、丁寧に作り込んでいるのですが、いかんせん主人公二人と物語に全く魅了が感じられません。 お嬢様は11才にして財閥の当主であり、なおかつ警察が頼るほどの頭脳明晰な探偵。 そして小学生とは思えぬ落ち着きと膨大な知識量。 少年執事は11才とは思えぬ語彙と言葉遣い(理由はちゃんと書かれていますが、それにしてもなぁ)。 周りの誰かツッコミなさいよ……と言いたくなるほど。 まるで読者である子供の共感を拒絶するような主人公二人。 子供である必要もないです。 (小学生と書きましたが、学園生活や同年代のキャラが登場しないため、二人が成人の設定であっても何ら問題なく物語は成立します) 二人とも完璧すぎて感情移入しづらいですし、このコンビから生まれる魅力がありません。 お互いがお互いの魅力を引き出していないのです。 そもそもコンビである必然性も感じられません。 少年執事がいなくても、事件はお嬢様が全て無事に解決してしまいますし。 語り部である少年は、孤児であり執事という仕事もこなす良い子なのですが上記のキャラ付けもあり、どうにも応援する気になれない。 感情の上っ面をなぞっているだけで、とても「七時間目の〜」シリーズの作者さんが書いた物とは思えないで出来で、読みながら何度も頭をひねりました。 この孤児という設定も、何ら活かされていません。 (あとがきで、少年が天涯孤独で働かざるを得なかった理由らしきものとして「強い心で健気に生きていく」主人公で、カズオ・イシグロの影響で「いつか執事を主人公にした話を」書きたかったとの事) これを読んで、かなり不快な気持ちになりました。 作者の趣味と作劇上、両親が邪魔なために殺したとしか受け取れません。 そもそも強い心と健気に生きていくのは、両親または片親の子は無理なのでしょうか? さて本作はシリーズ化前提で執筆されている為、名前しか出てこない重要人物(?)や謎が持ち越されていますが、続きに興味が持てない身としては、本作は未完成な印象しか与えられませんでした。 キチンと一冊完結して欲しかったです。 とはいえ、勢い余って同時に続刊も買ってしまったからなぁ ^^;) | ||||
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