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とっても不幸な幸運
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とっても不幸な幸運の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.82pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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ほんとは切ない事なのですが柔らかく包み込むようにきかせてくれる、畠中さんの作品が大好きです。本作も優しいなあ…ってじんわり感じとれます。 | ||||
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彼氏に貸したらすごく気に入ったみたいです。なのでプレゼントしたら喜んでくれました。 | ||||
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職業も地位も年齢も違う普通の人々のそれぞれに、思いもよらない過去や境遇が次々と判明し興味深いストーリーです。 | ||||
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しゃばけシリーズなどの江戸物、アイスクリン強しを読んで現代物にも挑戦してみました。 1話目あたりはまだなにかしっくりこないものを感じながら読んでいましたが、だんだんと登場人物の設定や過去に引き込まれていきました。 なかなかハードボイルドで、意外な感じでした。 シリーズ化されたら読み続けようと思う作品でした。 | ||||
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読めば「酒場」を探しに行きたくなる。「酒場」でこんな大人たちと一緒にお酒を飲みたくなる。 続きが読みたい一冊。 「とっても不幸な幸運」をモチーフに、それにまつわる一話一話がよーく練られていて、おもしろかったです。 仕事で疲れた時にも、これを読めば楽しい気持ちになれる。そんな本です。 | ||||
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新宿の片隅で古くから営業する「酒場」 酒場に「酒場」なんてふざけているように思えるが、「酒場」には料理が得意で、世話好きで、それでいてちょっと怖い「店長」がいる。 常連にとっては居心地の良いそんな「酒場」に店長の義理の娘が100円ショップで買ってきた「とっても不幸な幸運」と書かれた缶を持ち込んで憮然としていた。 彼女は缶を開けたときに、死んだ母親の姿を見たというのだ。 「とっても不幸な幸運」と書かれた不思議な缶に起因する「酒場」の常連客たちの6つの物語。 店長の娘から、医師の飯田、住み込みウエイターの健也、警察官の花立、マジシャンの天野と常連客が抱える悩み、闇が缶を開ける度に生々しく浮かび上がらせられ「不幸」と「幸運」の間を行ったり来たりする物語。 ビターでありながら甘みの効いたチョコレートのような魅力のある作品でした。 「とっても不幸な幸運」缶とは異なる缶を巡る店長の話で締める展開も巧いし、店長の作る料理がいちいち美味そうで、「酒場」を探したくなりました。 個人的にはかなりビターの度合いの高い「飯田はベートーベンを聴く」が好きです。こんな思いはしたくありませんが。 | ||||
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失礼ながら余り期待せずに読み始めたのですが、いい意味で期待を裏切られました。 恐持てするのに娘には弱いマスターの開く『酒場』。 一見客は物理的に入れず、雑多な職業の常連客が皆家族のようにざっくばらんに振る舞い、 時に店主の代わりに料理し、人のボトルから酒を注ぎ、人の不幸もネタにして賭けをし、 大喧嘩でアンティークな家具を破壊しまくり。 あり得ないバーだけど、こんな場所があったらいいなぁと思わされました。 そんな不思議な場所で「とっても不幸な幸運」という変わったネーミングの缶が 巻き起こす不思議な現象に絡み、店主、従業員、常連客があれやこれやとわいわい 騒いで、問題を解決(?)していきます。 その際の、それぞれの人物の心理描写が楽しく、また大人気ないけど、やっぱり 大人な店主が魅力的でした。 もっと面白く出来る予知がある気もしますが、人物像や舞台設定・小道具のアイディアが なかなかだし、エピローグでじわっときたので☆5つあげちゃおう! | ||||
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舞台は、新宿の伊勢丹のそばにあるビルの地下の『酒場』。 ちょっとひねくれたマスターが居るなじみの客しか入れないバーで『とっても不幸な幸運』という名の缶詰が引き起こす物語です。 話は6話で舞台は酒場のままですが、主人公が次々に変わりそして様々な物語が語られます。 全ての話がスカッと解決で良かったねとはなりません。なんだかやっぱり不幸なんだけれどここに登場した人達の抱えていた問題に気付いたり、生きる力を得たりしています。 ところどころ茶々を入れる一癖も二癖もある常連とマスターがいい味を出していて話のアクセントになって飽きさせません。 話の印象は全体的にもやもやしていますが、読み終わった後に強く思ったことはこの『酒場』にいきたい!です。 こんな『酒場』があるんじゃないか、探してみようかって気持ちにさせられるだけでもこの本を読む価値があります。 | ||||
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新宿にある「酒場」という名前の酒場が舞台。 30代半ばの武闘派でちょっと世話焼きの店長と 色々な職種の個性的な常連客が集まっています。 ある日、店長の義理の娘・のり子が100円ショップで買った 「とっても不幸な幸運」という缶を開けたのを皮切りに、 その缶を開けた人に不思議な出来事が起こり 決着をつけることになる、連作集。 著者のこれまでの作品では、まだ将来が見えていず 傷つきやす若者が主人公であることが多かったので、 「酒場」が舞台とは意外な気がしました。 お話はいつもどおりあたたかく、すこししんみりして 大人であることの強みと切なさも描かれていました。 ラストのお話は少し趣向が違って、過去のお話。 不思議な缶の、いわくのような、 「酒場」の昔のお話です。 | ||||
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他の方が、畠中恵さんにどんな期待をかけているかは、わかりませんが、意外に低い評価が多くて、少し残念です。 「しゃばけ」を読んで以来、すっかり作者のファンになってしまった私としては、時代ものもいいけど、現代ものも素晴らしい!!と思いました。 何といっても「とっても不幸な幸運」を連れてくる100円ショップに売っている不思議な缶が、いいじゃないですか。この缶欲しいですぅ。見てみたい気持ちになります。 水戸黄門の主題歌でも「人生楽ありゃ苦もあるさ〜」と言っているし。 今の10代20代の知り合いを見ていると、ラクしくて、幸せがいい。苦しいことや、嫌いなものは見ない聞かない触らない。主義の人が多いような気がします。 でも!ここに登場するキャラクターたちは、すっごく嫌な現実を「とっても不幸な幸運」の缶とともに、見つめて、受け入れていくんです。 その過程が、なんというか、学校の道徳の授業に使われるやらせ的なお話じゃなくて、本当に生きて、動いて苦しんで、そしてその先にあるものを掴んでるって、感じがものすごく伝わってきたのは、私だけでしょうか? のり子も洋介も味があって素敵でしたが、この物語の中で一番好感触だったのは花立さん!お話も「第4話 花立は新宿を走る」が良かったです。 | ||||
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