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図書館危機



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【この小説が収録されている参考書籍】
図書館危機
図書館危機  図書館戦争シリーズ3

図書館危機の評価: 4.29/5点 レビュー 75件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.29pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全63件 61~63 4/4ページ
No.3:
(5pt)

図書館は誰がために

「視聴者や読者に自覚させないように造反語をこっそり狩っていき、気がついたら一語一語では済まないもっと大きな何かが狩られている」
 そんなメディア良化法に対抗すべく、自らの体を盾として戦う図書館員達。
 彼らはスーパーヒーローではない。完璧な人格者でもない。
 けれど、譲れないなにかの為に、懸命に戦おうとしている。完璧じゃないから、泣いて、傷ついて、でも、それでも立ち上がる姿に、胸が熱くなる。
 それぞれが自分が出来ることを、もがきながらやり遂げようとする。
 前2作を通して流れているテーマは、今回も顕在だ。

 こんなに思いテーマを、普通に書けば重いし、暗い。読み通すのも辛いはずだ。
 なのに面白い。
 なのに笑ってしまう。そしてときめく!(稲嶺司令は素敵だし、玄田三監は格好いいし、堂上二正は可愛いし、小牧二正は王子様だ!)
 なんでだ。
 大体、泣かすより、笑わす方が大変だ。それを両方してしまう作者の技量は、ただ者ではない。

 こんな面白い本を読んでない人は、羨ましい。
 これから一気に真っさらの状態で読めるなんて。
 早く読んで。
 そして、一緒に最後のページでショックを受けて…。

図書館危機Amazon書評・レビュー:図書館危機より
4840237743
No.2:
(4pt)

うん、やっぱり面白い!

図書館シリーズ、1・2巻が好きな方なら間違いなく好きになる第三巻です。
相変わらずの図書隊メンバーがあちこちで騒動を起こしたり巻き込まれたり。
大きな山場がいくつもあって最後に一番大きなインパクトを与えるのも、もう三冊目ともなれば恒例ですね。
この作家さんで凄いなあと思うのは、ストーリー中でいくつもあるカップル(候補)たちにスポットを当てる配分がとてもお上手。
主役二人は勿論のこと、手塚・柴崎、小牧・毬江、玄田・折口ペアにもそれぞれ恋愛方面での見せ場があって、そういう方面のエピソードに抵抗のない方には嬉しい内容です。
小牧さんと毬江ちゃんの恋愛に関しては、てっきり前巻で決着が付いたとばかり思っていたので、今回もう一つエピソードを盛り込まれていたことに素直に驚きました。
一巻の後書きにもあったように、「月9連ドラ」でいかにも扱われそうなエンターテイメント色の高いこの作品。あまり大衆の読まないようなディープなジャンルの本を普段好んで読まれている生粋の読書家さんたちの中には、このライトなノリに反発を覚える方もいるかもしれません。
けれど私個人の感想を言うなら、やっぱり面白い作品で、本棚の中でもいつでも気軽に手を伸ばせる位置に残しておきたいシリーズです。

ただ、今回一つだけ気になったのが目次の表記について。
読んでる最中、次はどんなお話が飛び込んでくるのかとわくわくしながらページを捲っていくのが醍醐味なこの作品で、あの展開のよめてしまうタイトルは少し残念です。
最初に目次に目を通した時点で、ラストのオチ(P.338)がわかってしまって凄くがっかりしました。少なくとも五章のサブタイトルは不要だったと思います。
その点を差し引いて、星四つで。
図書館危機Amazon書評・レビュー:図書館危機より
4840237743
No.1:
(5pt)

有川さんらしさ満載。

この巻を買うのはきっと前二作を読んだ人だという思いを込めて。

「図書館内乱」、査問会時の郁のことを覚えているでしょうか。
ああいう暗い流れが嫌いな人は、好きになれない本だと思います。
四組のカップルもそこそこ甘いのでご注意を。
それよりも暗めな印象のほうが強く残っていますが。

最後の最後に奈落に突き落とされるので、覚悟して読んで下さいな。

どういう方向だろうと感情を揺さぶられたということで、星5つ。
図書館危機Amazon書評・レビュー:図書館危機より
4840237743

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