わたしを離さないで

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わたしを離さないでの評価:

4.11/5点 レビュー 714件。 B ランク

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平均点4.11pt

Amazonレビュー一覧

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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,450件 1,041〜1,060 53/73ページ
No.410
(5pt)

洗練された犠牲、そして生きる欲望

ある寄宿舎学校で、教育熱心な保護官たちに見守られ、大切に大切に育てられる子ども達。
うっすらと運命を知りながら、手をつなぎあい成長していく。
それは虐待ですらなかった。とても洗練された形の「犠牲」だった。

代替品としての人間に生まれついていようとも、幼い頃から覚悟していても
愛したい、生きていたいという思いを殺すことはできない。
すくすくと伸びる生命力と、のしかかる避けがたい運命とに
静かに向き合い、対峙する人々の物語。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.409
(5pt)

洗練された犠牲、そして生きる欲望

ある寄宿舎学校で、教育熱心な保護官たちに見守られ、大切に大切に育てられる子ども達。
うっすらと運命を知りながら、手をつなぎあい成長していく。
それは虐待ですらなかった。とても洗練された形の「犠牲」だった。

代替品としての人間に生まれついていようとも、幼い頃から覚悟していても
愛したい、生きていたいという思いを殺すことはできない。
すくすくと伸びる生命力と、のしかかる避けがたい運命とに
静かに向き合い、対峙する人々の物語。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.408
(5pt)

圧倒的な精神的恐怖、そして読書感。

初め本書を手に取ったとき、冒頭から語られているある《単語》の意味が把握しずらかったため、英文学を日本語に翻訳したとき特有の《翻訳に際する両言語の溝》が読者の理解を妨げているのだと思った。

冒頭が分かりにくいが故に、期待はずれとして読むのを止めようかと思ったくらいだ。

しかし、そのような不安は直ぐに晴らされ、中盤からは別の不安感が漂う。

正直に言って、本書はホラー映画に近いと思う。映画と言ったのは、場面を隅々まで鮮明にイメージしながら読みすすめられたからだ。その分リアリティーが高く、最後まで読んでショックで身が凍ってしまった。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.407
(5pt)

圧倒的な精神的恐怖、そして読書感。

初め本書を手に取ったとき、冒頭から語られているある《単語》の意味が把握しずらかったため、英文学を日本語に翻訳したとき特有の《翻訳に際する両言語の溝》が読者の理解を妨げているのだと思った。

冒頭が分かりにくいが故に、期待はずれとして読むのを止めようかと思ったくらいだ。

しかし、そのような不安は直ぐに晴らされ、中盤からは別の不安感が漂う。

正直に言って、本書はホラー映画に近いと思う。映画と言ったのは、場面を隅々まで鮮明にイメージしながら読みすすめられたからだ。その分リアリティーが高く、最後まで読んでショックで身が凍ってしまった。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.406
(5pt)

“生”を理解することなく命は尽きるのだ

20代半ばにして救うためだけにこの世に受けた“生”が見知らぬ誰かに“提供”される
“私たちと私たちが救った人々に違いが?”
最後の最後で儚く潰えてしまった、見えかけたささやかなキャシーとトミーほんの少し先の未来
“それがわかっていれば、2人の手を離さずに潮の流れに逆らったのに”
「物の憐れ」
こんなにせつなく苦しくて、胸が痛くて堪らなかった小説は思い出しても、今までない
童謡「シャボン玉」にも似た物哀しさが終始漂う作品で、本当の意味での“傑作”だと思う
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.405
(5pt)

“生”を理解することなく命は尽きるのだ

20代半ばにして救うためだけにこの世に受けた“生”が見知らぬ誰かに“提供”される
“私たちと私たちが救った人々に違いが?”
最後の最後で儚く潰えてしまった、見えかけたささやかなキャシーとトミーほんの少し先の未来
“それがわかっていれば、2人の手を離さずに潮の流れに逆らったのに”
「物の憐れ」
こんなにせつなく苦しくて、胸が痛くて堪らなかった小説は思い出しても、今までない
童謡「シャボン玉」にも似た物哀しさが終始漂う作品で、本当の意味での“傑作”だと思う
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.404
(4pt)

残酷ということ

世界観が明かされないまま淡々と描かれる子供たちの人間関係に、実は退屈しながら読みました。けれど第三部で世界の真実を知った途端、退屈だったはずの前半がとてもかけがえのないものに変わります。読了後すぐに最初から読み返し作品世界の深さに驚愕しました。

藤子・F・不二雄のSF短編に「ミノタウロスの皿」という名作があります。やはりこちらもある目的に使用されるために生まれた人間を描いたもので、初めて読んだ時には強烈な残酷さが印象に残りました。けれど本書を読んだ今では「ミノタウロスの皿」は非常に幸福な物語だったのだな、と思えます。

数年置いて再び読み返したい作品です。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.403
(4pt)

残酷ということ

世界観が明かされないまま淡々と描かれる子供たちの人間関係に、実は退屈しながら読みました。けれど第三部で世界の真実を知った途端、退屈だったはずの前半がとてもかけがえのないものに変わります。読了後すぐに最初から読み返し作品世界の深さに驚愕しました。

藤子・F・不二雄のSF短編に「ミノタウロスの皿」という名作があります。やはりこちらもある目的に使用されるために生まれた人間を描いたもので、初めて読んだ時には強烈な残酷さが印象に残りました。けれど本書を読んだ今では「ミノタウロスの皿」は非常に幸福な物語だったのだな、と思えます。

数年置いて再び読み返したい作品です。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.402
(5pt)

“生”を理解することなく命は尽きるのだ

20代半ばにして救うためだけにこの世に受けた“生”が見知らぬ誰かに“提供”される
“私たちと私たちが救った人々に違いが?”
最後の最後で儚く潰えてしまった、見えかけたキャシーとトミーほんの少し先の未来
“それがわかっていれば、2人の手を離さずに潮の流れに逆らったのに”
「物の憐れ」
こんなにせつなく苦しくて、胸が痛くて堪らなかったのは、久しくなかった
童謡「シャボン玉」にも似た物哀しさが終始漂う作品で、本当の意味での“傑作”だと思う
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.401
(5pt)

“生”を理解することなく命は尽きるのだ

20代半ばにして救うためだけにこの世に受けた“生”が見知らぬ誰かに“提供”される
“私たちと私たちが救った人々に違いが?”
最後の最後で儚く潰えてしまった、見えかけたキャシーとトミーほんの少し先の未来
“それがわかっていれば、2人の手を離さずに潮の流れに逆らったのに”
「物の憐れ」
こんなにせつなく苦しくて、胸が痛くて堪らなかったのは、久しくなかった
童謡「シャボン玉」にも似た物哀しさが終始漂う作品で、本当の意味での“傑作”だと思う
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.400
(3pt)

人間はこれほど簡単に自我を捨てるか?

重要な問題提起を含んだ小説ではあるが、臓器提供を目的につくられた人間がここまで自由に行動しながら、最終的には例外なく運命を受け入れるという設定には大いに疑問が残る。
 友人や恋人との間に起こるさまざまな感情の行き違いから、自暴自棄になることはある。「死にたい」と思う人もいる。しかし、そういう感情から臓器提供まで決意する設定には飛躍があり、どうも感情移入ができない。
 感情の行き違いは時とともに風化するが、臓器提供の恐怖は時とともに増す。一度は決意しても、募る恐怖感から逃げようとするのが普通の人間ではないだろうか。しかも、厳重な監視体制はない。
 また、完全に拒絶反応が起きない臓器提供を望むのは、普通は大金持ちではないだろうか。誰に臓器を提供するかは、この小説ではまったく分からないが、現実的には最も重要な問題だろう。
 登場人物たちが美術の授業に励む理由がクライマックスで種明かしされるが、あまり意外性はない。ラストはなかなか感動的だが、「自己の分身」をめぐる考察が浅いという印象は最後まで拭えなかった。

わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.399
(3pt)

人間はこれほど簡単に自我を捨てるか?

重要な問題提起を含んだ小説ではあるが、臓器提供を目的につくられた人間がここまで自由に行動しながら、最終的には例外なく運命を受け入れるという設定には大いに疑問が残る。
 友人や恋人との間に起こるさまざまな感情の行き違いから、自暴自棄になることはある。「死にたい」と思う人もいる。しかし、そういう感情から臓器提供まで決意する設定には飛躍があり、どうも感情移入ができない。
 感情の行き違いは時とともに風化するが、臓器提供の恐怖は時とともに増す。一度は決意しても、募る恐怖感から逃げようとするのが普通の人間ではないだろうか。しかも、厳重な監視体制はない。
 また、完全に拒絶反応が起きない臓器提供を望むのは、普通は大金持ちではないだろうか。誰に臓器を提供するかは、この小説ではまったく分からないが、現実的には最も重要な問題だろう。
 登場人物たちが美術の授業に励む理由がクライマックスで種明かしされるが、あまり意外性はない。ラストはなかなか感動的だが、「自己の分身」をめぐる考察が浅いという印象は最後まで拭えなかった。

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.398
(2pt)

反則

文学チックな美しい表現でSFって反則なんじゃないですか。
クローンを題材とするならそれらしくディティールも緻密に描く
べきじゃないでしょうか。社会背景も何の説明も無く最後の最後で
いきなり全てを暴露されてもこっちは困るんですけど・・・・。

わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.397
(2pt)

反則

文学チックな美しい表現でSFって反則なんじゃないですか。
クローンを題材とするならそれらしくディティールも緻密に描く
べきじゃないでしょうか。社会背景も何の説明も無く最後の最後で
いきなり全てを暴露されてもこっちは困るんですけど・・・・。

わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.396
(5pt)

満足です

コンディションは自己評価以上によく、非常に満足しました。取引もスムーズでした。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.395
(5pt)

満足です

コンディションは自己評価以上によく、非常に満足しました。取引もスムーズでした。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.394
(5pt)

お薦めとは言えないが

裏のあらすじを見ると「?」という感じ。
読み終わればあながち間違いでもないというか、こう書かざるを得ない話なのですが。

登場人物の感情、人間関係はよく描かれていて、そこは勿論良かったのですが、私としては話の先(全貌と言えないまでも“全貌の輪郭”が)が見えてしまうことが残念でした。

テーマ的には少し前に流行ったものですが、読むとちょっと虚しい気持ちになる、こういうのは良いですね。
キャシーの感情は語り手であるためか淡々としているので、感情移入・同情するのは難しいかも?どんなファンタジーだろうとSFだろうと、登場人物にまるっきり親近感が持てない、もしかしたらそれは作者の意図したところかもしれませんが、このせいで感情を揺り動かされるほどの衝撃はないと思いました。

私の印象としては静かで虚しい小説・・・です。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.393
(5pt)

お薦めとは言えないが

裏のあらすじを見ると「?」という感じ。
読み終わればあながち間違いでもないというか、こう書かざるを得ない話なのですが。

登場人物の感情、人間関係はよく描かれていて、そこは勿論良かったのですが、私としては話の先(全貌と言えないまでも“全貌の輪郭”が)が見えてしまうことが残念でした。

テーマ的には少し前に流行ったものですが、読むとちょっと虚しい気持ちになる、こういうのは良いですね。
キャシーの感情は語り手であるためか淡々としているので、感情移入・同情するのは難しいかも?どんなファンタジーだろうとSFだろうと、登場人物にまるっきり親近感が持てない、もしかしたらそれは作者の意図したところかもしれませんが、このせいで感情を揺り動かされるほどの衝撃はないと思いました。

私の印象としては静かで虚しい小説・・・です。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.392
(3pt)

スルメのように味が増すかも?

通勤の行き帰りに読み耽りました。

正直、何ともそこまでの傑作かは私にはピンと来ませんでしたが、

通勤途中に全てを読み終えて、

帰りの電車を待ちながら、時間を持て余したので、

再び最初から読み返してみると、

1回目の読み初めには頭の中で整理できなかった人物像や様々な景色が広がるような

この小説の冒頭の書き出しに感動してます。

物語の最後が物語りの最初へ繋がっていて、

2度目を読み終えた時に、また冒頭へ戻って読み始めたら?

毎回違う感慨を読者に起こしてくれそうな物語です。

この小説は読み返すほどに、味わい深き1冊かもしれません。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.391
(3pt)

スルメのように味が増すかも?

通勤の行き帰りに読み耽りました。

正直、何ともそこまでの傑作かは私にはピンと来ませんでしたが、

通勤途中に全てを読み終えて、

帰りの電車を待ちながら、時間を持て余したので、

再び最初から読み返してみると、

1回目の読み初めには頭の中で整理できなかった人物像や様々な景色が広がるような

この小説の冒頭の書き出しに感動してます。

物語の最後が物語りの最初へ繋がっていて、

2度目を読み終えた時に、また冒頭へ戻って読み始めたら?

毎回違う感慨を読者に起こしてくれそうな物語です。

この小説は読み返すほどに、味わい深き1冊かもしれません。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517