わたしを離さないで

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

わたしを離さないでの評価:

4.11/5点 レビュー 714件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.11pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,450件 681〜700 35/73ページ
No.770
(3pt)

うーん。という可もなく不可もなく…

ドラマを観てからの購入。
それぞれの感覚かもしれませんが、クローンの日記小説といった感想。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.769
(5pt)

カズオ・イシグロの最高傑作

この方の本は有名どころは全て読みましたが、間違いなくこれが最高傑作です!!
心にいつまでも後遺症が残ります。
この世界観。。。悲しみの中に希望を見出すところ、切なくも目が離せません。
「わたしをはなさないで……」と歌うシーン、秀逸です。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.768
(5pt)

カズオ・イシグロの最高傑作

この方の本は有名どころは全て読みましたが、間違いなくこれが最高傑作です!!
心にいつまでも後遺症が残ります。
この世界観。。。悲しみの中に希望を見出すところ、切なくも目が離せません。
「わたしをはなさないで……」と歌うシーン、秀逸です。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.767
(3pt)

カズオイシグロを初めて読みました。ネタバレビューが多過ぎませんか?

主人公・キャシーの一人称の語りで展開するストーリー。
優秀な「介護人」として話はスタートするが、幼い頃の懐古を中心にストーリーが展開されます。
この一人称で幼い頃を懐古するというところがミソで、自らの拙い認識から、徐々に自身や環境、境遇を認識していく流れの中で、我々読者もストーリーの背景、骨格、作者の訴えを理解していけるという仕立てになっています。
主人公の心情が、周囲との「人間関係」を通じた喜怒哀楽、一喜一憂の中で実に豊かにゆっくりじっくり描かれていて、作者の設えた世界観との対比、ギャップがなんともいえない感覚を与えてくれます。
個人的にはスローテンポな感じがしましたが、それも本作の味なのかと。
カズオイシグロは初めて読みましたが、小説としては初めての感覚です。
他作も読んでみようと思いました。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.766
(3pt)

カズオイシグロを初めて読みました。ネタバレビューが多過ぎませんか?

主人公・キャシーの一人称の語りで展開するストーリー。
優秀な「介護人」として話はスタートするが、幼い頃の懐古を中心にストーリーが展開されます。
この一人称で幼い頃を懐古するというところがミソで、自らの拙い認識から、徐々に自身や環境、境遇を認識していく流れの中で、我々読者もストーリーの背景、骨格、作者の訴えを理解していけるという仕立てになっています。
主人公の心情が、周囲との「人間関係」を通じた喜怒哀楽、一喜一憂の中で実に豊かにゆっくりじっくり描かれていて、作者の設えた世界観との対比、ギャップがなんともいえない感覚を与えてくれます。
個人的にはスローテンポな感じがしましたが、それも本作の味なのかと。
カズオイシグロは初めて読みましたが、小説としては初めての感覚です。
他作も読んでみようと思いました。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.765
(4pt)

読了後に物思いに耽る作品

物語の舞台はへールシャム。臓器提供のために作られた子供たちの学園である。そこには、普通の学校と同じような日常がある。ただ、普通の人のような人生は送れない。
これは、悲劇の物語ではある。ただ、著者の書きぶりはあまり悲痛さを感じさせない、抑制的な書き方をしている。途中、この悲劇から抜け出せるどんでん返しの展開があるのかと期待させられるが、結局運命は変わることはない。クライマックスも特段ないため、読了後に大きな満足感を得るという作品ではない。ただ、それゆえに却って、読み終えた後に、あれはどういう意味なんだろうか?、どういう気持ちで運命を受け入れたのか?、自分だったらどう思うか?などいろいろと考えてしまう。
分かりやすく痛快な小説も良いが、読了後に一人で物思いに耽ってしまうような小説もたまには良いのではないだろうか。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.764
(4pt)

読了後に物思いに耽る作品

物語の舞台はへールシャム。臓器提供のために作られた子供たちの学園である。そこには、普通の学校と同じような日常がある。ただ、普通の人のような人生は送れない。
これは、悲劇の物語ではある。ただ、著者の書きぶりはあまり悲痛さを感じさせない、抑制的な書き方をしている。途中、この悲劇から抜け出せるどんでん返しの展開があるのかと期待させられるが、結局運命は変わることはない。クライマックスも特段ないため、読了後に大きな満足感を得るという作品ではない。ただ、それゆえに却って、読み終えた後に、あれはどういう意味なんだろうか?、どういう気持ちで運命を受け入れたのか?、自分だったらどう思うか?などいろいろと考えてしまう。
分かりやすく痛快な小説も良いが、読了後に一人で物思いに耽ってしまうような小説もたまには良いのではないだろうか。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.763
(1pt)

翻訳で判断できない

翻訳に・・・が多すぎて妙に感傷的でリズムも悪く感じる。原文はもっとドライなのでは。
翻訳者は心がおじさん。若者の物語なのに翻訳から加齢臭なんかするべきではない。
村上氏がノックアウトされたというの楽しみにしていたがこの翻訳ではこの物語を正当に評価できないのではないか。
あとがきに自分の翻訳方は将棋の棋士に例えるとかなんちゃらとか書いているが的外れもいいところだ。誰もそんなもの望んじゃいない。
やはり村上氏の愛のある翻訳を普段読んでいるとレベルの差を感じてしまう。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.762
(1pt)

翻訳で判断できない

翻訳に・・・が多すぎて妙に感傷的でリズムも悪く感じる。原文はもっとドライなのでは。
翻訳者は心がおじさん。若者の物語なのに翻訳から加齢臭なんかするべきではない。
村上氏がノックアウトされたというの楽しみにしていたがこの翻訳ではこの物語を正当に評価できないのではないか。
あとがきに自分の翻訳方は将棋の棋士に例えるとかなんちゃらとか書いているが的外れもいいところだ。誰もそんなもの望んじゃいない。
やはり村上氏の愛のある翻訳を普段読んでいるとレベルの差を感じてしまう。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.761
(4pt)

カズオ・イシグロと言う人

カズオ・イシグロの作品を読んだのは本作が初めてです。
この作品についてですが、まず、このような臓器牧場を許容する外部社会についての説明がほとんどないこと。
次に提供者達が苦悩を持ちながらも抵抗せず反乱もおこさず従容として臓器摘出を受け死んでゆくこと。このふたつが納得できない。作者の言うように「静かにおのれの運命受け入れることの尊厳」は描写されているけれど、(描写力は素晴らしい)それならばなおさら、説得力を持たせるための設定が必要と思われます。「静かにおのれの運命受け入れる」態度は、本来西洋的美徳ではないでしょう。この作品が欧米で受け入れられたのは「クローン」や「臓器牧場」というガジェットを東洋哲学的に処理した新しさでしょうか。例えば「禅」にしても、きちんと理解してなくても西洋思想と異なると言うだけで礼賛する層がありますからね。
ところで、この作品自体は自分にとってそれほどインパクトは無かったのですが、作者のカズオ・イシグロ自体には俄然興味がわいてきました。この作品はやはり彼の生い立ち無くしては生まれなかったでしょう。日本をルーツに持ち、完全なイギリス的教養と文学スタイルを持ち、そして日本や東洋に憧憬を持つカズオ・イシグロ。2017年現在、ハンチントンが予言したように世界は文明の(価値観や宗教感の)衝突の様相を見せています。彼はこの世界に何を提示することができるのか。独自の世界を拓く救世主(?W)足りうるのか。それともただのめそめそしたインチキリベラル野郎なのか。とりあえず他の作品を読み、また今後も注視していきたいと思います。

再読しました。星1つ増やして4にします。再読でネタバレしてるのにより沁みた。多分この小説の舞台はイギリスそっくりの地名や人名が出て来るけど地球じゃなくてカズオ・イシグロワールドなんだろう。そこではこんなストーリーもなんか納得してしまう。
読後感が少しゴールズワージーの林檎の樹に似ていると感じた。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.760
(4pt)

カズオ・イシグロと言う人

カズオ・イシグロの作品を読んだのは本作が初めてです。
この作品についてですが、まず、このような臓器牧場を許容する外部社会についての説明がほとんどないこと。
次に提供者達が苦悩を持ちながらも抵抗せず反乱もおこさず従容として臓器摘出を受け死んでゆくこと。このふたつが納得できない。作者の言うように「静かにおのれの運命受け入れることの尊厳」は描写されているけれど、(描写力は素晴らしい)それならばなおさら、説得力を持たせるための設定が必要と思われます。「静かにおのれの運命受け入れる」態度は、本来西洋的美徳ではないでしょう。この作品が欧米で受け入れられたのは「クローン」や「臓器牧場」というガジェットを東洋哲学的に処理した新しさでしょうか。例えば「禅」にしても、きちんと理解してなくても西洋思想と異なると言うだけで礼賛する層がありますからね。
ところで、この作品自体は自分にとってそれほどインパクトは無かったのですが、作者のカズオ・イシグロ自体には俄然興味がわいてきました。この作品はやはり彼の生い立ち無くしては生まれなかったでしょう。日本をルーツに持ち、完全なイギリス的教養と文学スタイルを持ち、そして日本や東洋に憧憬を持つカズオ・イシグロ。2017年現在、ハンチントンが予言したように世界は文明の(価値観や宗教感の)衝突の様相を見せています。彼はこの世界に何を提示することができるのか。独自の世界を拓く救世主(?W)足りうるのか。それともただのめそめそしたインチキリベラル野郎なのか。とりあえず他の作品を読み、また今後も注視していきたいと思います。

再読しました。星1つ増やして4にします。再読でネタバレしてるのにより沁みた。多分この小説の舞台はイギリスそっくりの地名や人名が出て来るけど地球じゃなくてカズオ・イシグロワールドなんだろう。そこではこんなストーリーもなんか納得してしまう。
読後感が少しゴールズワージーの林檎の樹に似ていると感じた。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.759
(5pt)

心理描写の妙

カズオ・イシグロは初めて読んだのですが、男性の著者になぜこんなにも少女の心の動きがこうも手に取るようにまざまざと分かるのか、そしてそれをなぜこんなにも上手く読者に伝えられるのか、そのことにただただ驚愕しました。
話の内容としてはほとんど予測が出来るような展開の連続で、最後までどんでん返しが来るか来るかと待ち受けていたにもかかわらず、ついにそれは来ませんでした。この物語はそういったドラマ的なカタルシスとは無縁だと思います。彼らの運命は、序盤からある程度提示されています。
それなのにページを繰る手が止まらず、続きが気になって一気に読み進めてしまうのは、最初に触れた著者の異常なまでの心理描写の上手さにあるような気がします。もう、「あ~、分かる分かる」のオンパレード。嫉妬やちょっとした嘘、優しさ、卑怯さ、連帯感、心配、優越感、意地悪などなど、登場人物(主にキャシー)の心情がありありと伝わり、そのゆえに、薄々先の見える悲劇的展開において、すっかり親和感を抱かされてしまった彼らが何を感じる事になるのか、目が離せません。
もしかしたら、だからこそ逆に筋の読めるストーリー展開にしているのかもしれません。シンプルで変えることのできない運命にあって、人は何を思い、何を願うのか。それこそが著者の描き出したかった事なのではないかと、読み終えた本の奥にヘールシャムを感じながら、思いました。

※ネタバレ注意※
読後に、タイトル『わたしを離さないで』は、わたし(提供者)を親であるポシブルから(複製化するために細胞を切り)離さないで…という意味にも取れるように感じ、提供者たちの声にならない囁きのようでぞっとしました。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.758
(5pt)

心理描写の妙

カズオ・イシグロは初めて読んだのですが、男性の著者になぜこんなにも少女の心の動きがこうも手に取るようにまざまざと分かるのか、そしてそれをなぜこんなにも上手く読者に伝えられるのか、そのことにただただ驚愕しました。
話の内容としてはほとんど予測が出来るような展開の連続で、最後までどんでん返しが来るか来るかと待ち受けていたにもかかわらず、ついにそれは来ませんでした。この物語はそういったドラマ的なカタルシスとは無縁だと思います。彼らの運命は、序盤からある程度提示されています。
それなのにページを繰る手が止まらず、続きが気になって一気に読み進めてしまうのは、最初に触れた著者の異常なまでの心理描写の上手さにあるような気がします。もう、「あ~、分かる分かる」のオンパレード。嫉妬やちょっとした嘘、優しさ、卑怯さ、連帯感、心配、優越感、意地悪などなど、登場人物(主にキャシー)の心情がありありと伝わり、そのゆえに、薄々先の見える悲劇的展開において、すっかり親和感を抱かされてしまった彼らが何を感じる事になるのか、目が離せません。
もしかしたら、だからこそ逆に筋の読めるストーリー展開にしているのかもしれません。シンプルで変えることのできない運命にあって、人は何を思い、何を願うのか。それこそが著者の描き出したかった事なのではないかと、読み終えた本の奥にヘールシャムを感じながら、思いました。

※ネタバレ注意※
読後に、タイトル『わたしを離さないで』は、わたし(提供者)を親であるポシブルから(複製化するために細胞を切り)離さないで…という意味にも取れるように感じ、提供者たちの声にならない囁きのようでぞっとしました。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.757
(5pt)

大きなテーマと背景にした卑近的な日常の風景

介護人の主人公が,自らの生い立ちを振り返りながら,提供者の過酷な運命を明かしていく.
彼女と,恋人に救いはあるのか?

あまりはっきりと明示されないが,臓器提供のクローンたちが
特殊な環境で養育され,互いに介護し,いずれ臓器を提供して死んでいくという
社会システムが構築されていることが断片的にわかる.

通常はこのようなストーリーでは,先の決められた生命を持つ者の苦悩であったり,
あるいはシステムに抵抗する姿が描かれるものだと思うが,
そういいった場面は少なく(主人公以外の言動としては描かれているが),
細かい日常の描写や,仕事や性の悩みといった卑近的な独白に終始している印象がある.

主人公の生い立ちや教育環境から,社会全体を十分に理解できていない様子は十分に伝わり,
このようなシステムに疑問を持ったり,運命に思い悩んだりしない人間形成の成果としての表現だとすれば,
なかなかに高度に計算された作品と言える.

倫理観や死生観といった大きなテーマを含んだ設定でありながら,
そこにはあえて直接触れることはしないあたりが,SFというよりは文学的な味合いが強い.
そのあたりを明確に示したドラマ版も面白かったが,
この原作の表現の仕方もうならせるものがある.
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.756
(5pt)

大きなテーマと背景にした卑近的な日常の風景

介護人の主人公が,自らの生い立ちを振り返りながら,提供者の過酷な運命を明かしていく.
彼女と,恋人に救いはあるのか?

あまりはっきりと明示されないが,臓器提供のクローンたちが
特殊な環境で養育され,互いに介護し,いずれ臓器を提供して死んでいくという
社会システムが構築されていることが断片的にわかる.

通常はこのようなストーリーでは,先の決められた生命を持つ者の苦悩であったり,
あるいはシステムに抵抗する姿が描かれるものだと思うが,
そういいった場面は少なく(主人公以外の言動としては描かれているが),
細かい日常の描写や,仕事や性の悩みといった卑近的な独白に終始している印象がある.

主人公の生い立ちや教育環境から,社会全体を十分に理解できていない様子は十分に伝わり,
このようなシステムに疑問を持ったり,運命に思い悩んだりしない人間形成の成果としての表現だとすれば,
なかなかに高度に計算された作品と言える.

倫理観や死生観といった大きなテーマを含んだ設定でありながら,
そこにはあえて直接触れることはしないあたりが,SFというよりは文学的な味合いが強い.
そのあたりを明確に示したドラマ版も面白かったが,
この原作の表現の仕方もうならせるものがある.
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.755
(5pt)

人生は短いなぁ

誰しも自分が生まれた環境に不満を持ち生きている。
それを理解し、生きる辛さ。
この物語は今の私たちにも相通ずるものがあるとおもう。
その中でも確かな幸せを持ち生きる喜びをみつけようと思った。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.754
(5pt)

人生は短いなぁ

誰しも自分が生まれた環境に不満を持ち生きている。
それを理解し、生きる辛さ。
この物語は今の私たちにも相通ずるものがあるとおもう。
その中でも確かな幸せを持ち生きる喜びをみつけようと思った。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.753
(5pt)

解説者の方もおっしゃってますが、予備知識なしで読んでいただきたいいい作品。

私は事前にレビューなど読まず、タイトルに惹かれたとか、好きな作家さんだからという感じで読むタイプなので、予備知識なく読めて良かったです。
なので、これから書くレビューは、なるべく言葉を選びはしますが、未読の方は読まないほうがいいかもしれません。

もう、なにもかもが謎のまま終わります。
ある程度のことは作中の人物のセリフなどで「ちらり」と明かされます。でも、元々どうしてこうなったという「なぜ?」はわかりません。
なぜこの制度?は存続しているのか、それだけは少しだけ明かされます。

この話の核は、やはりそんな謎よりも、結局、私たちだって同じようなものだろう。。。ということです。
どんな人生だって、やがて終わりがくるのなら、記憶は必要なものだろうか。
作中人物が「子供のころの思い出があることに感謝しなさい」みたいなセリフを言うのですが、こんな運命に、それは必要か?残酷ではと思い、回りまわって、いつか別れが来るのなら、甘い記憶も苦い記憶も必要なのだろうか?と。

昔、「ブレードランナー」って映画を見て、子ども心に、あのラストのセリフに、「!!そうか、同じじゃないか、いったいなにが人間と違うってことになるのか。。。」と思ったのですが、その時のことを思い出しました。

ひとつだけ、設定についてちょっと明かします。クローンとか、そういった技術の進歩は、私的に人類の進化のために発展していくのだと思っていましたが、作中人物によってそこは否定されます。そしてこの制度だけは存続されていると。
ここは、あまりにもエゴイスティックで、個人的になにか覆され、打ちのめされた感もあります。

かつて味わったことのない、なんともいえない感情に出会いたい方にはおススメしますが、スカッとしたいという方には当然ながらおススメしません、笑。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196
No.752
(3pt)

問い

この小説は記憶をレコードしたようなものだ。
一人の人間が何をどう見ているかを記録している。まさにそのような感じだ。
そして時間の流れが濃厚で、思わずキャシーと一緒に歳をとり、キャシーと一緒に新たな衝撃を受けているかのようだ。
この本の究極の問いは何か。私は人間の尊厳とは何か、価値とは何か、だと思う
芸術やセックス、記憶、子供の頃の思い出、そして旅…。
どうしようもない現実に救いを求める気持ち。
何かに価値を見出そうとする人の動き。
臓器提供自体をやめさせることしかホントの尊厳維持にはならないとおもうが
「何かの目的や使命がある人間」の存在が果たして本当に美しいのか。
私たちの人生は何に費やされてきたのか。
人間の無意味さの上に、芸術は永遠の価値であるのか。
わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫) Amazon書評・レビュー: わたしを離さないで (ハヤカワepi文庫)より
4151200517
No.751
(3pt)

問い

この小説は記憶をレコードしたようなものだ。
一人の人間が何をどう見ているかを記録している。まさにそのような感じだ。
そして時間の流れが濃厚で、思わずキャシーと一緒に歳をとり、キャシーと一緒に新たな衝撃を受けているかのようだ。
この本の究極の問いは何か。私は人間の尊厳とは何か、価値とは何か、だと思う
芸術やセックス、記憶、子供の頃の思い出、そして旅…。
どうしようもない現実に救いを求める気持ち。
何かに価値を見出そうとする人の動き。
臓器提供自体をやめさせることしかホントの尊厳維持にはならないとおもうが
「何かの目的や使命がある人間」の存在が果たして本当に美しいのか。
私たちの人生は何に費やされてきたのか。
人間の無意味さの上に、芸術は永遠の価値であるのか。
わたしを離さないで Amazon書評・レビュー: わたしを離さないでより
4152087196