犬は勘定に入れません

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犬は勘定に入れませんの評価:

4.28/5点 レビュー 53件。 D ランク

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平均点4.28pt

Amazonレビュー一覧

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未読の方はご注意ください

全49件 1〜20 1/3ページ
No.49
(5pt)

美品でありました(物品としての本の評価)

このような商品購入で「評価」とは何を評価すればいいのか良く分からないのですが、本は大変美しく良い物でした。ありがとうございました。ゆっくり読んでいこうと思います。
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎より
4152085533
No.48
(4pt)

タイムトラベラー、ネッド・ヘンリーの時空を超えた大奮闘

’04年、「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門第4位、「このミステリーがすごい!」海外編第9位。
また、ヒューゴー賞、ローカス賞をはじめ、各国のSF賞に輝いた、SFと本格ミステリーを融合させたタイムトラベル・ユーモア大作である。

2057年、オックスフォード大学の史学部大学院生の‘僕’ことネッドはコヴェントリー大聖堂再建計画のため、「主教の鳥株」という花瓶探しのため、20世紀と21世紀を行ったり来たりさせられていた。ついに過労で倒れた‘僕’は、休養という名目で1988年のヴィクトリア朝へと派遣される。しかし、‘僕’は、本人も知らぬ間に、時空連続体の存亡に関わる使命を負っていたのだった。
そこでのエキセントリックな登場人物たちや、犬、猫を含めたドタバタ喜劇的な行動が歴史に齟齬を起こしかねない状況にまで発展してゆき、何とか阻止しようと‘僕’の奮闘が始まる・・・。

本書の魅力は、恋あり、冒険あり、笑いあり、不可能状況あり、タイムパラドックスありのコメディと、コニー・ウィルスが紡ぎだす絶妙なストーリーテリングによって導かれる、SF的・ミステリー的な“辻褄合わせ”だと思う。

本書はSF仕立てでありながら、冒険小説でもあり、恋愛小説でもあり、歴史小説でもあり、また、じつによくできた本格ミステリーを彷彿とさせ、読者は知らず知らずのうちに‘僕’に感情移入して、思わず時を忘れて読みふけってしまう、抱腹絶倒のタイムトラベル・コメディである。
犬は勘定に入れません 下―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-7) Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません 下―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-7)より
415011708X
No.47
(4pt)

タイムトラベラー、ネッド・ヘンリーの時空を超えた大奮闘

’04年、「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門第4位、「このミステリーがすごい!」海外編第9位。
また、ヒューゴー賞、ローカス賞をはじめ、各国のSF賞に輝いた、SFと本格ミステリーを融合させたタイムトラベル・ユーモア大作である。

2057年、オックスフォード大学の史学部大学院生の‘僕’ことネッドはコヴェントリー大聖堂再建計画のため、「主教の鳥株」という花瓶探しのため、20世紀と21世紀を行ったり来たりさせられていた。ついに過労で倒れた‘僕’は、休養という名目で1988年のヴィクトリア朝へと派遣される。しかし、‘僕’は、本人も知らぬ間に、時空連続体の存亡に関わる使命を負っていたのだった。
そこでのエキセントリックな登場人物たちや、犬、猫を含めたドタバタ喜劇的な行動が歴史に齟齬を起こしかねない状況にまで発展してゆき、何とか阻止しようと‘僕’の奮闘が始まる・・・。

本書の魅力は、恋あり、冒険あり、笑いあり、不可能状況あり、タイムパラドックスありのコメディと、コニー・ウィルスが紡ぎだす絶妙なストーリーテリングによって導かれる、SF的・ミステリー的な“辻褄合わせ”だと思う。

本書はSF仕立てでありながら、冒険小説でもあり、恋愛小説でもあり、歴史小説でもあり、また、じつによくできた本格ミステリーを彷彿とさせ、読者は知らず知らずのうちに‘僕’に感情移入して、思わず時を忘れて読みふけってしまう、抱腹絶倒のタイムトラベル・コメディである。
犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6) Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6)より
4150117071
No.46
(5pt)

猫好きの方にもお勧めの一品

予備知識も何もなく読んだこの分厚い本を、まさか半日で読みきるとは思わなかったです。
 タイムトラベルなミステリーの冒険物。小難しそうに感じるでしょうが、これが以外や以外、面白いのです、文字通りに。思わず声を出して笑ったところが3ヶ所、ニヤついたところは数知れず。知的な刺激を絶えず脳に送り込んでるにも係わらず、楽しさ満載なのです。
 
 1940年、空襲の跡で「鳥株」を探している主人公、彼は実は2057年から送り込まれている。タイムトラベルは初めてじゃない。ここ最近は規定を大幅に超えた回数で過去に送り込まれている。すべては「鳥株」とよばれるヴィクトリア朝花瓶を探し出すため。
 だったはずなのに、ひょんなことからその時代より遥か昔のヴィクトリア朝に行って、歴史の流れを元にもとに戻すために四苦八苦する羽目に。消えた花瓶を見つけることはできるのか、手遅れにならないよう歴史のずれを直すことができるのか。
 タイムラグではっきりしない頭・疲れきった体の主人公が、訳のわからないまま事件の渦中に巻き込まれていく姿を笑いながら読んでるうちに、話にはまりきってしまい読むのをやめられなくなります。
 最初とっつきにくいと思うかもしれませんが、第1章さえ乗り切れば大丈夫。2章の終わり頃には「やばっ、続き気になりすぎかも、はまるかも」との予感を覚え、4・5章でその予感が的中したことに気づくことと思われます。ご注意ください。
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎より
4152085533
No.45
(5pt)

ほんわかと突っ走る

タイムトラベルのしすぎで、アタマもカラダもフッラフラ。それでも任務は果たさなきゃ!好きなあの娘も助けなきゃ!

大好きなSFのひとつである『テクニカラー・タイムマシン』からも感じられるような、ある意味での「疾走感」というか「アタフタ感」があふれてます。

とにかく、登場人物が誰一人死なないことに感動しました(これも『テクニカラー・タイムマシン』と似てます)。ブルドッグのシリルの愛らしさにもココロときめきます。
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎より
4152085533
No.44
(5pt)

レイディ・シュラプネルは何者?!

主人公の大学生・ネッドが最初、タイムトラベルのやり過ぎでタイムラグにかかっている場面からはじまるので、最初迷宮に迷ったように話がつかめませんが、ネットの頭のなかが正常に戻ってくると同時に、だんだんと彼の状況とストーリーが掴めてきます。
 問題が蜘蛛の巣状にひろがっていき、どうやっても収拾がつかないどろうとしか思えないのに、それがひとつの物語に収まっていくさまには感動しました。読み終わったあと、作者でもないのに妙な達成感がありました。
 
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎より
4152085533
No.43
(5pt)

「えーと、ボクは何しにビクトリア時代へ来たんだっけ?」から話が見えてくる愉快な後編。

タイム・パラドックスが生じるのを防ぐために、
プリンセス・アージュマンドを探して届けるのがボクの任務、のハズ。たぶん。
ところがどういうわけか、ふたりを遠ざけようと思えば思うほど、
タイタニック号と氷山みたいに
お調子者のテレンスと脳みそお花畑のトシーは近づいてしまい、
ボクは真珠湾のオパナ基地のレーダー技師みたいに
二人が距離を縮めてゆくのを放置することにした。
ヴェリティみたいなカワイイ生きものも登場して、
いったいお話はどこに着地するんだろう。
ナポレオンが痔を患ってさえいなければ、
今頃ボクらはコヴェントリーの庭先でフレンチクルーラーを頬張っていたかもしれないし、
セント・トゥールーズさんとペディック教授の姪が出会わないと、
テムズ河辺で日光浴しながらザワークラウトを頬張る羽目になる。

1980年代のダグラス・クープランドぽいポップで軽妙な語り口が楽しい。
それでいて古今東西の歴史から文学娯楽作品からまで、
古代ギリシャやハンニバルの遠征、ナポレオン、真珠湾、シェイクスピア、トラファルガー、
ベルリン大空襲、コナン・ドイル、ルイス・キャロル、トールキン、テニスン、ギボン、エニグマ暗号機。
引用や言及がどっさりあって、読者の文系的知識に挑戦状を突きつけてくるようなんだけど、
どれひとつ知らなくったってどうということはないだろう。
犬は勘定に入れません 下―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-7) Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません 下―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-7)より
415011708X
No.42
(5pt)

前作とは正反対の雰囲気をもつ痛快な続編。雰囲気が違うのは、行った先の時代が違うからだ。

続編であるにもかかわらず、前作とは正反対の雰囲気の作品。
前作『ドゥームズデイ・ブック』は陰鬱で暗い作品だった。
小さな閉鎖的な集落の閉鎖的な家からほとんど出ることもないまま
延々悩まされ、何一つわからないままただただ苦しみ続ける。
それは14世紀が舞台だからだ。当時の世界がそうだった。

対してこの『犬は』は、徹頭徹尾、お気楽な作品だ。
前半は陽気なずっこけ道中みたいな感じのロードムービーのように
話は進む。
謎はあると言えばあるのだが、それは主人公が人の話をよく聞いておらず、
テキトーだからだ。
相棒もちゃらんぽらん。
読者は、一体全体何が謎なのかもわからないまま愉快な珍道中。な前半。
犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6) Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6)より
4150117071
No.41
(5pt)

犬は可愛い

タイムトラベルもの。発生した矛盾をどう解決するのか?自律的なのか他律的なのか?軽妙な文章はとてもよいですね。
犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6) Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6)より
4150117071
No.40
(4pt)

序盤は若干わけわかんないとこもあるが、ふたを開けてみれば起承転結、構成が王道

ド嬢で紹介されていたので。
オマージュ元らしい?ボートの三人男は未読。
ド嬢で神林さんが言っていたように最初はとっつきが悪いが、
わかんない箇所はわかんないなりに軽く流しつつ読むと、
結構最後まで読めました。
主人公の目的解決を妨げるギャグチックに描かれるトラブルにつぐトラブル、
元ネタがわかると楽しんだろうな的歴史雑学にからんだブラックジョーク、
最終的に各登場人物のカップリングをうまく落とし込める作者の技術力、
最後にちょっとしたどんでん返しと、
苦労が報われたっぽい主人公がらみのヒロインとの関係性。

小説書きたいって方には、特に、個人的にはいい意味での教科書的側面でいえば、
自分がこないだ読んだエミリさんの小さな包丁よりこっちがよりこなれてるかも。
(なんでエミリをひきあいに出すかというと、エミリの作者さんが小説の書き方ハウツー本をだしていて、
最近自分がそれを読んだからです)

ただ本書、結構長いんで、一気に読むと疲れるんで、少しずつ読むといいかも。
こちらで、新品定価高っ!と思ったんですが、中古だとそうでもなさそうな値段ですし、
視力が良い方は文庫版もでてるっぽいので、選択肢も多少あるかと。

王道SF冒険ものとか好きな方はもちろん、ブラックジョークが(やりすぎない範囲で、一定以上の品性もありますし)好きな方にもおすすめ。
おっさんの自分でも結構楽しめました。
ド嬢のおかげ、でしょうか。
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎より
4152085533
No.39
(4pt)

くだらな面白ちと上品SF、ラストの真相純愛系

無駄なまでに長いですが、それに見合うだけの潤沢なパロや比喩はあります。
ただ、私が日本人のせいか、
海外の様々な有名歴史イベントを、せっかく(多分)当意即妙な比喩で引用、かつそれを作中の現状に照らし合わせて皮肉ってくださっても、
すみません、タイタニック号の事件以外ほぼほぼわかりません(「日本と絡まないのは!」)。
ただ、作者が凄く歴史に詳しく、それをブラックジョークに絡める事に長けてるのはわかりました。
作者は世界歴史に対等に、皮肉屋ですね。

へへっ。

リア充くさい男女(この表現が気にくわんなら女男でも可)カップルが何組かできやがりますのが鼻につきますが、
まあ笑いというオブラアトに包みつつなんで、
ギリ許容。
SFドタバタラブコメ喜劇として、ガチ系の力作では。
間違っても必要以上に高尚な物語でもなんでもなく、本質的にはいい意味で超ベッタベタ(真相は、伏線の親切さと、ある種の力技とベタさで、知性論理と王道エンタメを両立系でいい感じ。ある女性キャラの嫉妬描写が、個人的には超フェアなヒントで好印象。ありゃ露骨なまでに怪しかったわ)、
なSFなんで、
実は万人にお勧めかもです。
あ、真相に絡んだ純情哀愁パートは、誠実系。
ここぞの部分は、ちゃんと基本の深みがあります。
一応補足。

余談ですが、SF小説として有名な、あの
「夏への扉」は正直、自分は内容浅いと感じたんですが、(猫の描写は別)
これはいい意味で王道を感じました。

(※ド嬢コミックスきっかけに読みました)
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎より
4152085533
No.38
(4pt)

スットコドッコイなSF

こんなにスットコドッコイなSFは見たことありません。
ええ、時を移動するのでまかり間違いなくSF作品です。
しっかりとね。

でも主人公がまあまあスットコドッコイすぎます。
周りの面々もね。
ある種の事象が起こしてしまった
時のゆがみに再三翻弄されるのです。

そして近づけたか、と思ったら
全然違うところからアプローチしていた!!
という何とも泣けない展開になっていたりと
ちょっとかわいそうな感じとなっています。

面白いけれども、
読者は置いて行かれがちかも…
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎より
4152085533
No.37
(5pt)

この作品は喜劇調、でもしっかりとウィリスの作品

「ドゥームズデイ・ブック」とはうって変わって、人も動物も誰も死にません。とてもユーモラスで、犬と猫がとてもいい味を出していますし、ハッピーエンドです。この本から入ってもいいですが、やはり他の方のレビューにもあるとおり、「ドゥームズデイ・ブック」を読んでから読んだほうが楽しめます。そして、これを読んだら、次作の「ブラックアウト」と「オールクリア」に。SFだけど歴史小説。よく調べたなと感心させられます。
犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6) Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6)より
4150117071
No.36
(5pt)

主人公の行動は何だったのかと、時間に翻弄されるSFでありミステリでありユーモア小説でもある作品。

ついに主教の鳥株が見つかる。トシーと結婚する予定と記されているミスターCの正体も明かされる。下巻はミステリ仕立てで、読者を意外な結末に導いてくれる。タイムトラベルしながら時間連続体の齟齬をなくすために奔走するネッドとヴェリティ。彼と彼女の行動を応援しながら読みつつ、なんか梯子を外されたかのような展開に頭が混乱した。再読すればさらに本作品を楽しめるかもしれない。

さて、本作品のジャンルはSFなのだろうけど、ミステリ作品としても楽しく読める。ユーモア小説の一面もある。航時部シリーズとしては異色の作品であるが、このようなものも面白い。作者の筆力に脱帽する。
犬は勘定に入れません 下―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-7) Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません 下―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-7)より
415011708X
No.35
(4pt)

「ボートの三人男」を読んでから本作品を読むこと。そうしないと楽しめない。

航時部シリーズ。過去にタイムトラベルして歴史上の出来事を調査などしている。今回はコベントリー大聖堂の主教の鳥株を探すというミッション。今回は(少なくとも上巻では)何かパニックになるのではなく、ビクトリア朝のイギリスに降下して、テムズ川を下って歴史の齟齬をなくすミッションだ。その他光景が、ジェローム・K・ジェロームの著作「ボートの三人男 犬は勘定に入れません」につながる。本書を読むのなら、こちらを先に読んだ方がより楽しめる。クスクス笑いながら読めるだろう。なお、航時部シリーズは浮き足だった感じで物語が進行するのが多い。ただし、本作も基本的にはそうなのだが、「ボートの三人男」のようにゆったりとした感じもある。そこが異色かな。
犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6) Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6)より
4150117071
No.34
(5pt)

ドゥームズデイを先に読むべし

数年ぶりに読み返しました。実はウィリスはこれが初めてだったのですが、初回は設定がよく掴めずあまり印象が良くなかった。
しかしその後、ドゥームズデイ・ブックを読んで泣き、オール・クリアを読んで号泣し、改めてもう一度読んでみるとスルスル頭に入ってくる。こんな魅力的な小説だったっけ?と心底驚きました。
できるならばドゥームズデイは先に読んでおいた方がいい。航時法の仕組みがよくわかった上で読むと設定が掴みやすいです。
犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6) Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6)より
4150117071
No.33
(5pt)

タイムトラベル

主人公の学生が19世紀のイギリスにタイムトラベルする話。19世紀の人々がとても生き生きと描かれている。ストーリーもミステリーから恋愛とあって長いがさくさく読める。タイトルからして動物は犬だけが出てくるものかと思ったら猫も出てきて、重要な役割を果たす事になる。ナポレオンの話などもあるので世界史を知っているとさらに面白く読めるかもしれない。
犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6) Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6)より
4150117071
No.32
(5pt)

エスプリとウィット、やわなハートがはじける。

外国の人のジョークに対する意気込みはすごいですね。主人公なんか、2セリフにひとつはなにか洒落た言い回しをする。それが本当に気が利いていて面白いです。洋画などを観て、「外国の人ってマジでこんな洒落た会話するのかな?」と思っていましたが、この本を読むと本当にしそうだ、とおののきました。ずいぶんたくさんの本を読んできましたが、日本の作品でこのノリの本は一冊もないです。真似できない…。代わりに、日本ならではのユーモアも好きです。どっちが優れているとかではなく。

宇宙を救うために奔走する主人公とヒロイン。脇を固めるイカす仲間達。タイムトラベルを繰り返し、過去を修正するため必死に動き回り、そして見つけた真実…。ミステリは大好きですが、SFは4冊くらいしか読んだことがなかったので、やはり知らないだけで、とんでもなく面白い本はいっぱいあるんだ、と嬉しくなりました。この作品のミステリ談義も味がありました。そうそう、昔の海外ミステリってそうだよな-、と頷くのも幸せです。「アクロイド殺し」のネタバレしないで、と怒る婦人がいて、ホントそうだよ、と頷くのも幸せです。

ロマンス要素も満載で、ヴィクトリア朝の時代の人々はこんなに高らかに愛を語っていたのか…と涙。性情報に厳しく、猫の妊娠すらも話題にできない、という箇所も涙。
ベインのセリフが一番好きです。なんかもう感動しました。

ただ、解説で、ラストのラストの一番いいところをネタばらししていて憤りました。だから私は5年くらい前からミステリの解説は絶対本編を読み終わってから読むようにしているのです。ネタバレ風潮をどうにかしてください。

最高の読書体験でした。面白かった!
犬は勘定に入れません 下―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-7) Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません 下―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-7)より
415011708X
No.31
(5pt)

「灰色の脳細胞」を使いましょう

10年ぐらい前にハード・カバーを読んだ記憶がありますが、文庫版で再読して再び引き込まれてしまいました。SFなんて bug eye monster が登場するスペース・オペラだと軽蔑している人たちにぜひ読んでもらいたいですね。時間旅行テーマですが、本質はラブ・ストーリーでもある推理小説で、アガサ・クリスティ(ネタバレ=執事に気をつけろ!)も引用されています。イギリス文学やビクトリア朝についての知識があると大変に楽しめます。そのあたりもすっかり自家薬籠中のものにした訳者もすばらしいですね。
犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6) Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6)より
4150117071
No.30
(5pt)

「灰色の脳細胞」を使いましょう

10年ぐらい前にハード・カバーを読んだ記憶がありますが、文庫版で再読して再び引き込まれてしまいました。 SFなんて bug eye monster が登場するスペース・オペラだと軽蔑している人たちにぜひ読んでもらいたいですね。 時間旅行テーマですが、本質はラブ・ストーリーでもある推理小説で、アガサ・クリスティ(ネタバレ=執事に気をつけろ!)も引用されています。 イギリス文学やビクトリア朝についての知識があると大変に楽しめます。 そのあたりもすっかり自家薬籠中のものにした訳者もすばらしいですね。
犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6) Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6)より
4150117071