犬は勘定に入れません

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

犬は勘定に入れませんの評価:

4.28/5点 レビュー 53件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.28pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全56件 21〜40 2/3ページ
No.36
(2pt)

分かりづらい

ただでさえ面倒くさいタイムパラドックスものに、
タイムラグにかかった主人公の視点で語られるとよくわからない。
主教の鳥株がなんなのかよくわからないことが気になる。
イギリスの風習とか過去の文学作品の引用とかもわからん。
もっとシンプルにならなかったものか。
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎より
4152085533
No.35
(5pt)

エスプリとウィット、やわなハートがはじける。

外国の人のジョークに対する意気込みはすごいですね。主人公なんか、2セリフにひとつはなにか洒落た言い回しをする。それが本当に気が利いていて面白いです。洋画などを観て、「外国の人ってマジでこんな洒落た会話するのかな?」と思っていましたが、この本を読むと本当にしそうだ、とおののきました。ずいぶんたくさんの本を読んできましたが、日本の作品でこのノリの本は一冊もないです。真似できない…。代わりに、日本ならではのユーモアも好きです。どっちが優れているとかではなく。

宇宙を救うために奔走する主人公とヒロイン。脇を固めるイカす仲間達。タイムトラベルを繰り返し、過去を修正するため必死に動き回り、そして見つけた真実…。ミステリは大好きですが、SFは4冊くらいしか読んだことがなかったので、やはり知らないだけで、とんでもなく面白い本はいっぱいあるんだ、と嬉しくなりました。この作品のミステリ談義も味がありました。そうそう、昔の海外ミステリってそうだよな-、と頷くのも幸せです。「アクロイド殺し」のネタバレしないで、と怒る婦人がいて、ホントそうだよ、と頷くのも幸せです。

ロマンス要素も満載で、ヴィクトリア朝の時代の人々はこんなに高らかに愛を語っていたのか…と涙。性情報に厳しく、猫の妊娠すらも話題にできない、という箇所も涙。
ベインのセリフが一番好きです。なんかもう感動しました。

ただ、解説で、ラストのラストの一番いいところをネタばらししていて憤りました。だから私は5年くらい前からミステリの解説は絶対本編を読み終わってから読むようにしているのです。ネタバレ風潮をどうにかしてください。

最高の読書体験でした。面白かった!
犬は勘定に入れません 下―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-7) Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません 下―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-7)より
415011708X
No.34
(5pt)

「灰色の脳細胞」を使いましょう

10年ぐらい前にハード・カバーを読んだ記憶がありますが、文庫版で再読して再び引き込まれてしまいました。SFなんて bug eye monster が登場するスペース・オペラだと軽蔑している人たちにぜひ読んでもらいたいですね。時間旅行テーマですが、本質はラブ・ストーリーでもある推理小説で、アガサ・クリスティ(ネタバレ=執事に気をつけろ!)も引用されています。イギリス文学やビクトリア朝についての知識があると大変に楽しめます。そのあたりもすっかり自家薬籠中のものにした訳者もすばらしいですね。
犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6) Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6)より
4150117071
No.33
(5pt)

「灰色の脳細胞」を使いましょう

10年ぐらい前にハード・カバーを読んだ記憶がありますが、文庫版で再読して再び引き込まれてしまいました。 SFなんて bug eye monster が登場するスペース・オペラだと軽蔑している人たちにぜひ読んでもらいたいですね。 時間旅行テーマですが、本質はラブ・ストーリーでもある推理小説で、アガサ・クリスティ(ネタバレ=執事に気をつけろ!)も引用されています。 イギリス文学やビクトリア朝についての知識があると大変に楽しめます。 そのあたりもすっかり自家薬籠中のものにした訳者もすばらしいですね。
犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6) Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6)より
4150117071
No.32
(5pt)

すごい、の一言に尽きます

2回目だったからなのか、さらに面白さが増していました。
あっちへ行ったり、こっちに来たり。あれがああなって、これがこうなって。それに歴史が重なります。
書いているときによく混乱しないものだと感心しました。
後半は続きが読みたくてうずうずします。

ビクトリア朝のことを理解し、ワーテルローの戦いも熟知し、シェークスピアまで読めばさらに面白くなるんではないでしょうか。

犬も猫も勘定にいれましょう。重要な登場キャラクターです。
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎より
4152085533
No.31
(3pt)

本好きで西洋文化好きな方向け

この本は、多読で、西洋史に興味のある方なら、超ツボのはず。

とにかく冗長で、
「川に落ちた」
という状況の説明に、延々五ページほどが費やされています。

それから、西洋史がこってり盛りだくさん。
これがたとえば、本能寺の戦いや桜田門外の変や、関ヶ原の合戦や明治維新について盛りだくさんの時間SFで、
「坂本龍馬を助けてしまったら?」とか「大老が逃げ延びていたら?」という歴史談義だったら
ものすごく楽しめたでしょう。
けれど、出てくるのは「ワーテルローの戦い」や、対ドイツ戦なので、
あの時ナポレオンが一晩待っていたら、とか「エニグマが」などという話が延々続いても、
ぴんと来ませんでした。

さらには、西欧では常識となっている「三人のボート男」という本を知っていることが前提となっていて、
随所に出てきて、タイトルもおそらくは、その本になぞらえたものになっているようです(たぶん表紙も)。
ボートの三人男 (中公文庫)

ユーモアたっぷりの描写が多くて、楽しいお話ですが、
予備知識がないと感情がついていけない部分がある(タイトルのおもしろさもわからない)、
という点で、星3つの評価とさせていただきました。

SFとしては、時間旅行の理論は出てこなくて、すでにある技術となっており、
「過去に影響を与えたらどうなるのか?」が主題です。
特にハードSF的理論が出てくるわけではないです。
なので、SFが苦手な人でも、西洋文化に理解があれば、楽しめるはず。

犬君や猫さんの描写は、とても素敵で、彼らに愛情を注ぐ登場人物たちにも、好感が持てました。
「あいつは肺が弱いんだ……」と、愛犬の健康を気にするテレンス君が幸せになって、なりよりです。
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎より
4152085533
No.30
(5pt)

著者の力量に脱帽する、エンターテインメントSFの傑作!

タイムトラベルで過去の壺を探しにいった主人公が様々な危難に巻き込まれ・・・というお話。
上記の主筋にラブロマンス、ミステリ、冒険小説、ユーモア小説の要素を絡ませてお見事としか言いようのない唯一無二のSFに仕上げた著者の力量に脱帽してしまう小説。これだけ贅沢で密度の濃い小説でありながらあまり複雑にならず読みやすく、かと言ってあまり通俗に流れないという筆力にも感服してしまいます。
タイムトラベルもそれを体験すると時差ボケが発生したり、過去の既成事実との整合性が問題になったりと、ホーキング博士によるとタイムトラベルはあり得ないそうですが、実際に出来たらこういう風になるであろうというリアリティがあって面白かったです。本書を読んで面白かった人は元ネタだというジェロームの「ボートの三人男」もお勧め。今読んでも面白いユーモア小説です。
あと、蛇足ですが、コリンズの「月長石」のネタを思いっきり割っているので、まだ読んでないのでムカつきました。他社の本だからといって、全く配慮しない訳者や編集者の見識や人格を疑います。
と、多少問題もありますが、総じて面白いSF歴史小説でした。是非ご一読を。
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎より
4152085533
No.29
(3pt)

長い!こんなに長編にする必要があるのか?

とにかく長い。いろいろなディテイルが後でキーになってくるのだろうなと想像はつくのですが、途中でダレまくりです。やっと読み終えた立場で言わせていただければ、そんなに皆がいうほど面白くはありません。ギャグも散りばめられていますが、だから何なのって感じです。
SFとしての環境設定はなかなかのものですが、ふーんって感じです。
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎より
4152085533
No.28
(5pt)

SFラブコメディ

自分の中ではコニーウィリスの著書の中では1番好きな本ですね。
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎より
4152085533
No.27
(2pt)

ハードSFというよりはユーモア小説

オックスフォード大学は第二次大戦中に消失したコヴェントリー大聖堂の復元計画に携わっていた。過去への時間旅行技術を使って20世紀にさかのぼり、“主教の鳥株”を探しにいった大学院生ネッド。しかし、それは大戦中の大聖堂には見つからない。時間旅行に疲労困憊したネッドは19世紀ヴィクトリア朝に赴くが、予期していたようには事が進まず…。

 ヒューゴー賞、ローカス賞受賞の時間旅行SF。上下合わせて1000頁近い大作です。
 物語がどこへ向かっていくのかがしかとは見えないまま、ネッドのヴィクトリア朝の“清楚な”イギリス旅行に延々と付き合うことになります。当時の上流階級の人々が様々な文学作品から言葉を山のように引用し続け、それを翻訳者の大森望氏が精緻に引用元を割注で振って行くのです。これは親切といえば親切、その一方で物語が大量の訳注によってその進行を阻まれるのもまた否めません。
 訳者あとがきには「やたらと割注が多くなってしまい、うるさいと思った人には申し訳ない。八割方は翻訳者の自己満足なので、適当に飛ばして読んでください」とありますが、そう言われたところで、なかなか“適当に飛ばして読”むというわけにはいきませんでした。

 いずれにしろSFとはいえ、どちらかというとユーモア小説のジャンルに分類分けされるもので、ハードSFを望む読者には少々肩透かしをくらわされたような気がします。
 同じ作者の『ドゥームズデイ・ブック』は、タイム・トラベル物とはいえ、ハードSFのようなので、機会があればそれと読み比べてみたいものです。
犬は勘定に入れません 下―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-7) Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません 下―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-7)より
415011708X
No.26
(5pt)

綺麗な本で嬉しい

中古品初めて購入。上下違うお店で注文しましたが、どちらも綺麗でお店の誠意が感じられました。また中古品
注文しようとおもいます。
犬は勘定に入れません 下―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-7) Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません 下―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-7)より
415011708X
No.25
(5pt)

愉快爽快

この作品はSFミステリであり、ドタバタのラブコメであり、イギリスの古典娯楽小説がもりだくさんであり、さらに犬&猫好きにはよだれが出そうな小説である。
誰も死なないのでその点は安心して愉快な登場人物たちに突っ込もう。
オポッサムは乗合馬車にのせてもらえない…どういうことだよ!
本当に爽やかで微笑ましい小説です。 ちょっとでも表紙に惹かれた人は購入確定。
犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6) Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6)より
4150117071
No.24
(5pt)

タイムトラベル小説が好きな人へ

タイムトラベルものの最高傑作です。
 タイムトラベルが確立している未来の話ですが、「物を持ち帰ることができない」という前提で話が展開します。
 歴史の齟齬(そご)を修復するために奮闘する主人公。話は裏目裏目と流れます。
 ブルドッグが話の節々に出てくるのですが、とても良く書けていて、笑えます。
 話そのものはストレートですが、文体が独特なので、なれるのに時間がかかるかもしれません。
 タイムトラベル小説が好きな人は、必ず読んでほしい一冊です。
犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6) Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6)より
4150117071
No.23
(5pt)

セイヤーズ好きは必読!

ウィリスの作品は、ずっと以前に「我が愛しき娘たちよ」を読んだことがあるので、ストーリーテリングの力があることは知っていましたが、これほどとは!
普段SFを読み慣れない方には、冒頭のタイムトラベルの仕組みの部分が取っつきにくいかもしれませんが、そこをクリアできれば舞台はヴィクトリア朝。セイヤーズのウィムジー卿の世界です。
解説文にあるように、ミステリあり、タイムパラドックスあり、冒険に恋にユーモアありの歴史SF。
更に「ボートの三人男」やセイヤーズ作品全般のオマージュでもあり…これだけ盛りだくさんな内容を無理なく纏めあげる筆力に感嘆しました。
訳者の方もテンポのいい訳文で、この作品に対する思い入れをかんじますね。電車の中で本を読んでいて、吹き出したのは久しぶりです。

登場人物のキャラクター設定もバラエティーに富んでいますが、特にジーブスになぞらえるほどの執事の奮闘ぶりは特に楽しめます。物語のキィとなる猫のプリンセス・アージェマンドの愛らしさ。この刊の表紙になっているブルドッグのシリルのひょうきんさ。猫好きも犬好きも楽しめると思います。(金魚好きの方にも?)

猫とタイムトラベルと言えばハインラインの「夏への扉」を思い出します。内容は全く違いますが、最終章の大団円と読み終えたときの、じんわり暖かい気分は同じ。

かなり本を読みますが、お気に入りの本ベスト3に楽々入りました。もっとたくさんの方に読んで欲しくて、普段は書かないレビューまで書いてしまいました。力一杯おすすめです。

犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6) Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません 上―あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 (1) (ハヤカワ文庫 SF ウ 12-6)より
4150117071
No.22
(4pt)

これは翻訳で読んだほうが・・・

原著で読みましたが、正直、厄介でした。
話自体は面白いです。読み出したらとまらない感じです。

タイムスリップが可能になった近未来、第二次大戦中のロンドンはコヴェントリー大寺院から失われた花瓶を探して過去と現在を行き来し、タイムスリップのしすぎでふらふら(タイムラグ)になった研究員ネッド。
ヴィクトリア朝時代へ派遣され、溺れた猫を助けたことで歴史を変えてしまったヴェリティ。
この二人が歴史の歯車を元に戻すめにヴィクトリア朝時代に戻り、件の猫がきっかけで知り合った一組の上流階級カップルの恋路を邪魔する話が中心です。
したがって、SF作品なのに主に描かれるのはオースチンの「高慢と偏見」に描かれたような世界です。

「歴史は互いに干渉しあう」というテーゼに従い、作中いたるところに仕掛けがあって、それが複雑に絡み合い、意外なオチがいくつもあります。
しかしこの物語を十分に楽しむには、自分には作中で使われた数々のネタに関する知識が不十分だと痛感することしきりです。

ジェローム・K・ジェローム「ボートの三人の男」。ロンドン大空襲。ワーテルロー・・・といったあたりは何となくフォローできましたが、実際はいったいいくつの仕掛けを取りこぼしたことやら・・。
ヨーロッパ史に明るい方でなければ、この本を十分楽しむには、注釈のついた翻訳のほうがよいと思います。
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎より
4152085533
No.21
(5pt)

知的刺激の嵐

この本の全てをしゃぶりつくすにはどれだけの教養が必要なのでしょうか。

ストーリーの面白さは他の方々のご指摘通りで言うまでもありませんが、ありとあらゆる所に散りばめられた文学、歴史の知識のボリュームに圧倒されました。テニスンとかワーテルローの戦いとか、シェークスピアとかロンドン大空襲とか、ヘロドトスとかラテン語とか…もっと知っていたらもっともっと楽しめるはず。読みながらニンマリできる部分を一ヶ所でも増やしたい!つい、そんな気分にさせられました。

知的刺激で興奮したい時にぜひお薦めです。SFファン、ミステリーファンのみならず、英文学や歴史に詳しい方にもそれぞれの楽しみ方ができる内容の厚い作品だと思います。
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎より
4152085533
No.20
(4pt)

タイムトラベラー、ネッド・ヘンリーの時空を超えた大奮闘

’04年、「週刊文春ミステリーベスト10」海外部門第4位、「このミステリーがすごい!」海外編第9位。
また、ヒューゴー賞、ローカス賞をはじめ、各国のSF賞に輝いた、SFと本格ミステリーを融合させたタイムトラベル・ユーモア大作である。

2057年、オックスフォード大学の史学部大学院生の‘僕’ことネッドはコヴェントリー大聖堂再建計画のため、「主教の鳥株」という花瓶探しのため、20世紀と21世紀を行ったり来たりさせられていた。ついに過労で倒れた‘僕’は、休養という名目で1988年のヴィクトリア朝へと派遣される。しかし、‘僕’は、本人も知らぬ間に、時空連続体の存亡に関わる使命を負っていたのだった。
そこでのエキセントリックな登場人物たちや、犬、猫を含めたドタバタ喜劇的な行動が歴史に齟齬を起こしかねない状況にまで発展してゆき、何とか阻止しようと‘僕’の奮闘が始まる・・・。

本書の魅力は、恋あり、冒険あり、笑いあり、不可能状況あり、タイムパラドックスありのコメディと、コニー・ウィルスが紡ぎだす絶妙なストーリーテリングによって導かれる、SF的・ミステリー的な“辻褄合わせ”だと思う。

本書はSF仕立てでありながら、冒険小説でもあり、恋愛小説でもあり、歴史小説でもあり、また、じつによくできた本格ミステリーを彷彿とさせ、読者は知らず知らずのうちに‘僕’に感情移入して、思わず時を忘れて読みふけってしまう、抱腹絶倒のタイムトラベル・コメディである。

犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎より
4152085533
No.19
(5pt)

翻訳本のほうがお薦め

皆さんがすでに書いているように、とにかく面白い。『ドゥームズデイ・ブック』のファンなら絶対に気に入ると思います。
 洋書と翻訳の両方を読んだのですが、これは翻訳のほうが断然いいです。面白さが2倍に感じられる。
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎より
4152085533
No.18
(4pt)

なかなか面白い。

タイトルもさることながら、タイムトラベラーものが沢山書かれる中、独特な世界を見事に描ききっている。
主人公のネッドの頭の中の状態を読者も体験しながら
また癖のある登場人物たちがレイディ・シュラプネルのわがままに振り回され
ドタバタと動き回り、読者も一緒になってドタバタしながら読み進め、
最終的にはうまくまとまる感じがなんとも愉快です。
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎より
4152085533
No.17
(4pt)

大森望訳

ユーモアミステリSFみたいな感じか。たしかに読んでいて面白いし、話の構成もしっかりしている。
 だが、ただでさえ長い翻訳物の上に、五百ページを越える。正直長すぎると思った。
犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎 Amazon書評・レビュー: 犬は勘定に入れません…あるいは、消えたヴィクトリア朝花瓶の謎より
4152085533