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サイレント・ゲーム



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サイレント・ゲームの評価: 4.15/5点 レビュー 20件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.15pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全20件 1~20 1/1ページ
No.20:
(4pt)

一級品の法定ドラマ

パタースンの著作の主役は裕福な人が多いような気がする。その点でまずグりシャムなんかとは違う。
そして非常に感情移入がしにくい。本作の主役のトニーも同じである。そういう意味で手に汗握るということがない。内容もトゥローにユーモアという点でも人間ドラマという点でも水をあけられているのではないだろうか。
パタースンの中で個人的に最高作は『罪の段階』、そして『最後の審判』というところだが、本作との共通点は法律家がとても良い仕事をしているところか。
とにかくキレ者が多い。だから法廷シーンはわたしが知る作家の中で一番リアルである。
本作は何気なく読んでしえばざーっと読みきってしまえるものだ。しかし、ティーンエイジャーにとっての栄光、カトリックの教え、黒人問題が根底にあり、考えさせられることも多々ある。
純粋な法廷物としてはピカ一である。しかしどうにも登場人物たちに血が通っていない。
サイレント・ゲームAmazon書評・レビュー:サイレント・ゲームより
4105316044
No.19:
(4pt)

一級品の法定ドラマ

パタースンの著作の主役は裕福な人が多いような気がする。その点でまずグりシャムなんかとは違う。
そして非常に感情移入がしにくい。本作の主役のトニーも同じである。そういう意味で手に汗握るということがない。内容もトゥローにユーモアという点でも人間ドラマという点でも水をあけられているのではないだろうか。
パタースンの中で個人的に最高作は『罪の段階』、そして『最後の審判』というところだが、本作との共通点は法律家がとても良い仕事をしているところか。
とにかくキレ者が多い。だから法廷シーンはわたしが知る作家の中で一番リアルである。
本作は何気なく読んでしえばざーっと読みきってしまえるものだ。しかし、ティーンエイジャーにとっての栄光、カトリックの教え、黒人問題が根底にあり、考えさせられることも多々ある。
純粋な法廷物としてはピカ一である。しかしどうにも登場人物たちに血が通っていない。
サイレント・ゲームAmazon書評・レビュー:サイレント・ゲームより
4105316044
No.18:
(2pt)

Tony Lord 再登場

マスコミから注目を集めた裁判に勝利した日、故郷から電話がかかる。
 女子高生が殺され、彼女の陸上のコーチである親友のSamが疑われているという。
 否応なく故郷に向かったTonyに、28年前の事件の記憶がよみがえる。
 同じように女子高生が殺され、そのときに疑われたのは、
当時彼女とつきあっていたTonyだった…

 Private Screening の Tony Lord  シリーズ第二弾です。
 ストーリー上、前作から10年が経過していますが、主人公は相変わらずブロンドで青い目、
若々しいハンサムフェイスで、オスカー女優の妻とサンフランシスコの豪邸に住み、
もちろん弁護士業では大活躍です。
 しかも高校時代もフットボールのスターで、ハーバード入学を決める秀才です。
 個人的には、もうちょっと屈折してくれた方が親近感を持てるのですが。

 派手な展開の前作と異なり、ぬぐえない疑いの苦しさ、信じることの難しさ、隠し通す真実と嘘…、
じりじりとした人間関係が描かれ、より深みがあるかもしれません。
 ただこの作者を読み慣れると、早くから結末の予測がついてしまうのが、残念。
サイレント・ゲームAmazon書評・レビュー:サイレント・ゲームより
4105316044
No.17:
(2pt)

Tony Lord 再登場

マスコミから注目を集めた裁判に勝利した日、故郷から電話がかかる。
 女子高生が殺され、彼女の陸上のコーチである親友のSamが疑われているという。
 否応なく故郷に向かったTonyに、28年前の事件の記憶がよみがえる。
 同じように女子高生が殺され、そのときに疑われたのは、
当時彼女とつきあっていたTonyだった…

 Private Screening の Tony Lord  シリーズ第二弾です。
 ストーリー上、前作から10年が経過していますが、主人公は相変わらずブロンドで青い目、
若々しいハンサムフェイスで、オスカー女優の妻とサンフランシスコの豪邸に住み、
もちろん弁護士業では大活躍です。
 しかも高校時代もフットボールのスターで、ハーバード入学を決める秀才です。
 個人的には、もうちょっと屈折してくれた方が親近感を持てるのですが。

 派手な展開の前作と異なり、ぬぐえない疑いの苦しさ、信じることの難しさ、隠し通す真実と嘘…、
じりじりとした人間関係が描かれ、より深みがあるかもしれません。
 ただこの作者を読み慣れると、早くから結末の予測がついてしまうのが、残念。
サイレント・ゲームAmazon書評・レビュー:サイレント・ゲームより
4105316044
No.16:
(5pt)

激しい情感と綿密なストーリーの法律スリラー

パターソンの魅力は、法律の豊かな知識に基づいた精密なストーリーと、激しい情感が巧みなバランスで結びついていることである。
有能な弁護士トニーは、親友のサムの弁護のために故郷へ帰る。かつて、サムとトニーは故郷のスポーツヒーローであり、多くの試合で共に戦い、ガールフレンドのスーとアリソンをあわせた4人は、お互いに信頼していた。しかし、スーがレイプされて殺され、トニーはその嫌疑を受け、証拠不十分で釈放され、人々の疑いの目の中を故郷を捨てていた。出世したトニーに比べて、サムは出身高校の教師になり、スーと結婚していたのだが、教え子殺害の嫌疑がかかっていた。
かつての自分のように殺人の嫌疑がかかっている親友を助けるために全力を尽くすトニーの前に、次々に意外な事実が現れ、やがて衝撃のクライマックスを迎える。
過ぎ去った青春はあくまで、情感豊かに描かれ、法廷の戦いは頭脳を駆使した綿密なプロットで、極めて高いレベルのスリラーが出来上がっている。
パターソンの英文は明快であるが、語彙に自信がない人には難しいかもしれない。
サイレント・ゲームAmazon書評・レビュー:サイレント・ゲームより
4105316044
No.15:
(5pt)

激しい情感と綿密なストーリーの法律スリラー

パターソンの魅力は、法律の豊かな知識に基づいた精密なストーリーと、激しい情感が巧みなバランスで結びついていることである。
有能な弁護士トニーは、親友のサムの弁護のために故郷へ帰る。かつて、サムとトニーは故郷のスポーツヒーローであり、多くの試合で共に戦い、ガールフレンドのスーとアリソンをあわせた4人は、お互いに信頼していた。しかし、スーがレイプされて殺され、トニーはその嫌疑を受け、証拠不十分で釈放され、人々の疑いの目の中を故郷を捨てていた。出世したトニーに比べて、サムは出身高校の教師になり、スーと結婚していたのだが、教え子殺害の嫌疑がかかっていた。
かつての自分のように殺人の嫌疑がかかっている親友を助けるために全力を尽くすトニーの前に、次々に意外な事実が現れ、やがて衝撃のクライマックスを迎える。
過ぎ去った青春はあくまで、情感豊かに描かれ、法廷の戦いは頭脳を駆使した綿密なプロットで、極めて高いレベルのスリラーが出来上がっている。
パターソンの英文は明快であるが、語彙に自信がない人には難しいかもしれない。
サイレント・ゲームAmazon書評・レビュー:サイレント・ゲームより
4105316044
No.14:
(5pt)

一気読み(笑

単行本を500円で買いました。

単行本は、1冊にまとまっているので、お得です♪

46才。成功を収め、女優を妻にした辣腕弁護士の過去と現在が入り乱れ、

そんなたいした、ミステリーではないのですが、

ぐいぐいと引っ張り込まれて、一気に、最後まで読まないと気が済みませんでした。

別に感動的でもなく、なのに、いつの間にか本の中の世界に没頭。

うーん。。。不思議な本です。


サイレント・ゲーム〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サイレント・ゲーム〈上〉 (新潮文庫)より
4102160191
No.13:
(5pt)

一気読み(笑

単行本を500円で買いました。

単行本は、1冊にまとまっているので、お得です♪

46才。成功を収め、女優を妻にした辣腕弁護士の過去と現在が入り乱れ、

そんなたいした、ミステリーではないのですが、

ぐいぐいと引っ張り込まれて、一気に、最後まで読まないと気が済みませんでした。

別に感動的でもなく、なのに、いつの間にか本の中の世界に没頭。

うーん。。。不思議な本です。
サイレント・ゲーム〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サイレント・ゲーム〈上〉 (新潮文庫)より
4102160191
No.12:
(5pt)

一気に読めます

アマゾンで単行本を500円で買いました。

単行本は、1冊にまとまっているので、お得です♪

46才。成功を収め、女優を妻にした辣腕弁護士の過去と現在が入り乱れ、

そんなたいした、ミステリーではないのですが、

ぐいぐいと引っ張り込まれて、一気に、最後まで読まないと気が済みませんでした。

別に感動的でもなく、なのに、いつの間にか本の中の世界に没頭。

うーん。。。不思議な本です。
サイレント・ゲームAmazon書評・レビュー:サイレント・ゲームより
4105316044
No.11:
(4pt)

法廷サスペンス、人間ドラマ、青春ストーリーの要素を併せ持つ傑作

本書は、著者が法廷サスペンス三部作に続いて書いた、これまた文庫上・下巻合わせて1000ページになろうかという大部の作品である。
「このミステリーがすごい!」では’03年海外編第4位にランクインしている。

プロローグで紹介される主人公のトニー・ロードは46才。今やサンフランシスコで成功を収めた辣腕弁護士である。

第1部では、彼の17才のハイスクール時代、故郷であるオハイオ州の小さな町での事件が追想される。ガールフレンドのアリスンが殺され、その嫌疑がかけられるのだ。町中から疑惑の目で見られるトニー少年の苦悩が、それだけでひとつの小説が成り立つくらいのボリュームで描かれる。

第2部は、2度と戻るまいと決意したトニーがかつての親友の弁護のために、親友の妻に懇願されて28年ぶりに帰郷し、彼が疑われている女子高生が死んだ事件の検証に費やされる。そこでトニーの脳裡には、少年時代、自分自身にふりかかった事件が嫌でもよみがえるのだった。

第3部は、本書後半の大部分を占める法廷場面である。トニーは絶対不利な裁判を「無罪とはっきり証明できないが、必ずしも有罪とは断定できない」というスタンスで貫き、水際立った弁護で強引に評決不能に持ち込もうとする。ここでのトニーの苦悩は、自分自身が親友の無罪を信じきれないまま、弁護という“仕事”をしなければならないことである。そのためにはかつて親しくしてくれた友人すらも利用し、友情を犠牲にするのである。

第4部に至って、<現在>の事件と<28年前>の事件の驚愕の真相が明らかになり、その悲劇的な結末に、傷ついたトニーは愛する妻と息子の待つサンフランシスコへ帰る。

本書は、さすが円熟期に入ったパタースンの作品らしく、『罪の段階』、『子供の眼』でみせた手に汗握るスリリングな法廷場面と、『最後の審判』でみせた奥深い感動的な人間ドラマ、そして友情・恋愛問題に苦悩する青春ストーリーの要素をも併せ持つ、読み応え満点の傑作である。

サイレント・ゲーム〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サイレント・ゲーム〈上〉 (新潮文庫)より
4102160191
No.10:
(4pt)

法廷サスペンス、人間ドラマ、青春ストーリーの要素を併せ持つ傑作

本書は、著者が法廷サスペンス三部作に続いて書いた、これまた文庫上・下巻合わせて1000ページになろうかという大部の作品である。

「このミステリーがすごい!」では’03年海外編第4位にランクインしている。

プロローグで紹介される主人公のトニー・ロードは46才。今やサンフランシスコで成功を収めた辣腕弁護士である。

第1部では、彼の17才のハイスクール時代、故郷であるオハイオ州の小さな町での事件が追想される。ガールフレンドのアリスンが殺され、その嫌疑がかけられるのだ。町中から疑惑の目で見られるトニー少年の苦悩が、それだけでひとつの小説が成り立つくらいのボリュームで描かれる。

第2部は、2度と戻るまいと決意したトニーがかつての親友の弁護のために、親友の妻に懇願されて28年ぶりに帰郷し、彼が疑われている女子高生が死んだ事件の検証に費やされる。そこでトニーの脳裡には、少年時代、自分自身にふりかかった事件が嫌でもよみがえるのだった。

第3部は、本書後半の大部分を占める法廷場面である。トニーは絶対不利な裁判を「無罪とはっきり証明できないが、必ずしも有罪とは断定できない」というスタンスで貫き、水際立った弁護で強引に評決不能に持ち込もうとする。ここでのトニーの苦悩は、自分自身が親友の無罪を信じきれないまま、弁護という“仕事”をしなければならないことである。そのためにはかつて親しくしてくれた友人すらも利用し、友情を犠牲にするのである。

第4部に至って、<現在>の事件と<28年前>の事件の驚愕の真相が明らかになり、その悲劇的な結末に、傷ついたトニーは愛する妻と息子の待つサンフランシスコへ帰る。

本書は、さすが円熟期に入ったパタースンの作品らしく、『罪の段階』、『子供の眼』でみせた手に汗握るスリリングな法廷場面と、『最後の審判』でみせた奥深い感動的な人間ドラマ、そして友情・恋愛問題に苦悩する青春ストーリーの要素をも併せ持つ、読み応え満点の傑作である。
サイレント・ゲーム〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サイレント・ゲーム〈上〉 (新潮文庫)より
4102160191
No.9:
(4pt)

法廷サスペンス、人間ドラマ、青春ストーリーの要素を併せ持つ傑作

本書は、著者が法廷サスペンス三部作に続いて書いた、これまた大部の作品である。

「このミステリーがすごい!」では’03年海外編第4位にランクインしている。

プロローグで紹介される主人公のトニー・ロードは46才。今やサンフランシスコで成功を収めた辣腕弁護士である。

第1部では、彼の17才のハイスクール時代、故郷であるオハイオ州の小さな町での事件が追想される。ガールフレンドのアリスンが殺され、その嫌疑がかけられるのだ。町中から疑惑の目で見られるトニー少年の苦悩が、それだけでひとつの小説が成り立つくらいのボリュームで描かれる。

第2部は、2度と戻るまいと決意したトニーがかつての親友の弁護のために、親友の妻に懇願されて28年ぶりに帰郷し、彼が疑われている女子高生が死んだ事件の検証に費やされる。そこでトニーの脳裡には、少年時代、自分自身にふりかかった事件が嫌でもよみがえるのだった。

第3部は、本書後半の大部分を占める法廷場面である。トニーは絶対不利な裁判を「無罪とはっきり証明できないが、必ずしも有罪とは断定できない」というスタンスで貫き、水際立った弁護で強引に評決不能に持ち込もうとする。ここでのトニーの苦悩は、自分自身が親友の無罪を信じきれないまま、弁護という“仕事”をしなければならないことである。そのためにはかつて親しくしてくれた友人すらも利用し、友情を犠牲にするのである。

第4部に至って、<現在>の事件と<28年前>の事件の驚愕の真相が明らかになり、その悲劇的な結末に、傷ついたトニーは愛する妻と息子の待つサンフランシスコへ帰る。

本書は、さすが円熟期に入ったパタースンの作品らしく、『罪の段階』、『子供の眼』でみせた手に汗握るスリリングな法廷場面と、『最後の審判』でみせた奥深い感動的な人間ドラマ、そして友情・恋愛問題に苦悩する青春ストーリーの要素をも併せ持つ、読み応え満点の傑作である。
サイレント・ゲームAmazon書評・レビュー:サイレント・ゲームより
4105316044
No.8:
(5pt)

スポーツマン・スポーツウーマンが読むと

特に泣けます。
こういう法廷サスペンスもので泣くとは思いませんでした。
読後は、自分がどうにかなってしまったようで、2日間、他の本にとりかかれませんでした。
 普段あまり自分の性を意識しないのですが、今回ばかりは女だから余計に悲しくて、特に下巻の最後の方は、ページをめくるのが怖いほどでした(スティーブンキングの「骨の袋」の最後の方もそんな感じだったのを思い出しました)。

サイレント・ゲーム〈上〉 (新潮文庫)Amazon書評・レビュー:サイレント・ゲーム〈上〉 (新潮文庫)より
4102160191
No.7:
(3pt)

パタースンにしては平板かな

旧作『サイレント・スクリーン』に、トニーが出ているとは、あとがきで知ったが、R.N.パタースンお得意のスピンオフものであったか(この後、本作での敵役ステラ・マース検事は、「ダークレディー」で主人公となる)。タイトル通りの感想。最後の落ちが、意外でなく(「最後の審判」と同じどんでん返しを予想していたが、逆の意味で予想を裏切られた・・・)、人物描写も、クリス・パジェット物(「罪の段階」「子供の眼」)に比べると類型的で、心にヒリヒリするような感情移入ができない。ということで、著者としては凡作と言わざるを得ないが、それなりには楽しめる(長いけど)。
サイレント・ゲームAmazon書評・レビュー:サイレント・ゲームより
4105316044
No.6:
(3pt)

パタースンにしては平板かな

旧作『サイレント・スクリーン』に、トニーが出ているとは、あとがきで知ったが、R.N.パタースンお得意のスピンオフものであったか(この後、本作での敵役ステラ・マース検事は、「ダークレディー」で主人公となる)。
タイトル通りの感想。最後の落ちが、意外でなく(「最後の審判」と同じどんでん返しを予想していたが、逆の意味で予想を裏切られた・・・)、人物描写も、クリス・パジェット物(「罪の段階」「子供の眼」)に比べると類型的で、心にヒリヒリするような感情移入ができない。
ということで、著者としては凡作と言わざるを得ないが、それなりには楽しめる(長いけど)。
サイレント・ゲームAmazon書評・レビュー:サイレント・ゲームより
4105316044
No.5:
(5pt)

快作

最近読んだペーパーバックの中では、群を抜いて面白くどきどきした本です。Pattersonの最近の作品はまず「はずれ」がないと思いますが、その中でも出色の出来だと言えるでしょう。 ガールフレンドを殺した犯人と疑われた過去をもつエリート弁護士。彼は、女子高生レイプ・殺人疑いをかけられている、高校時代の親友の弁護人になるために、故郷に帰ってきます。ガールフレンドを殺した犯人は誰か?彼が弁護をする親友は殺人犯なのか?結局、裁判には勝つのか?親友の家族の運命は? 最後まで読者を飽きさせずに書き上げるPattersonの筆力は最近磨きがかかっていると感じます。使われている英語もリズムがよく、心地よいものであり、Patterson文体と言えるものも固まってきたようです。Pattersonがこの調子で作品を書き続けることを祈っています。
サイレント・ゲームAmazon書評・レビュー:サイレント・ゲームより
4105316044
No.4:
(5pt)

快作

最近読んだペーパーバックの中では、群を抜いて面白くどきどきした本です。Pattersonの最近の作品はまず「はずれ」がないと思いますが、その中でも出色の出来だと言えるでしょう。
 ガールフレンドを殺した犯人と疑われた過去をもつエリート弁護士。彼は、女子高生レイプ・殺人疑いをかけられている、高校時代の親友の弁護人になるために、故郷に帰ってきます。ガールフレンドを殺した犯人は誰か?彼が弁護をする親友は殺人犯なのか?結局、裁判には勝つのか?親友の家族の運命は?
 最後まで読者を飽きさせずに書き上げるPattersonの筆力は最近磨きがかかっていると感じます。使われている英語もリズムがよく、心地よいものであり、Patterson文体と言えるものも固まってきたようです。Pattersonがこの調子で作品を書き続けることを祈っています。
サイレント・ゲームAmazon書評・レビュー:サイレント・ゲームより
4105316044
No.3:
(3pt)

親友の無罪を確信できない弁護士

ガールフレンドを殺した犯人と疑われた過去をもつエリート弁護士が、女子高生殺しの疑いをかけられている高校時代の親友の弁護人になる話です。このミスで選ばれていたので読みました。人物の心情・日常の細かい出来事などを細かく描写し、徐々に盛り上げていくという手法ですが、私にはややくどかったです。最後の最後に真実が明らかとなりますが、あっけない幕切れです。主人公も悲劇的な過去以外はハーバード卒、女優の奥さんなど恵まれた境遇にあっていまいち感情移入できませんでした。しかし、作者は元弁護士だけあって法廷シーンはリアリティがあります。弁護士がほんのちょっとした質問を積み重ねることによって、有力な証拠を価値のないものにしてしまうやり口を見ると、陪審員制に対する疑惑がわきます。しかも、この小説では弁護士自身も被告の無罪を確信できない…この小説には弁護士の倫理観に対する批判もこめられているように思いました。
サイレント・ゲームAmazon書評・レビュー:サイレント・ゲームより
4105316044
No.2:
(5pt)

美しいリーガル・スリラー

『サイレント・スクリーン』の弁護士アントニー・ロードを主人公とするリーガル・スリラー。殺人の容疑がかかった親友を弁護するために、28年ぶりに故郷の町に帰り、そこで新たなトラブルに巻き込まれるという帰郷もの。『サイレント・スクリーン』のアントニー・ロードは非常に陰気な人物だったが、本作に描かれている彼の少年時代を知れば、あれほど陰気になるのも無理はないと思えてくる。その悲惨な少年時代と、帰郷した彼が新たに直面する危機のおぞましいつながりが徐々に見えてくるにつれ、読者は主人公に心の底から同情したくなるだろう。青春小説と中年小説を組み合わせてリーガル・スリラーという容器に入れた叙情豊かな作品。私は『罪の段階』と並ぶリチャード・ノース・パタースンの最高傑作の1つだと思っている。
サイレント・ゲームAmazon書評・レビュー:サイレント・ゲームより
4105316044
No.1:
(5pt)

美しいリーガル・スリラー

『サイレント・スクリーン』の弁護士アントニー・ロードを主人公とするリーガル・スリラー。殺人の容疑がかかった親友を弁護するために、28年ぶりに故郷の町に帰り、そこで新たなトラブルに巻き込まれるという帰郷もの。
『サイレント・スクリーン』のアントニー・ロードは非常に陰気な人物だったが、本作に描かれている彼の少年時代を知れば、あれほど陰気になるのも無理はないと思えてくる。その悲惨な少年時代と、帰郷した彼が新たに直面する危機のおぞましいつながりが徐々に見えてくるにつれ、読者は主人公に心の底から同情したくなるだろう。
青春小説と中年小説を組み合わせてリーガル・スリラーという容器に入れた叙情豊かな作品。私は『罪の段階』と並ぶリチャード・ノース・パタースンの最高傑作の1つだと思っている。
サイレント・ゲームAmazon書評・レビュー:サイレント・ゲームより
4105316044

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