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幼虫旅館
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幼虫旅館の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.12pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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登場人物の性格設定が浅く誰にも感情移入できない。軽率で優柔不断な男と性格もガラも悪い友人を中心に話が進み、同行している前者の妻と生後6か月の子供は危機的状況の中で何故か寝てばかりいる。(そんなわけないだろ!) とってつけたようなオチで、謎解きの爽快感もない。発話者不明のセリフ複数あり。 | ||||
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タイトルに惹かれて購入。 前作と主人公が同じということを購入後知り前作を購入し読み終えてからこの作品を読みました。 前作でも感じたのだがいかんせん主人公に全く魅力が無く、しかも主人公の奥さんもありえないくらい嫌味な人物で最初の章の2人の会話を読むのがかなりつらかった。 なんでこんな人達を主要人物にしているのか理解できない。 ストーリーはなかなか面白いだけにホントに残念。 | ||||
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ホラーとしてもミステリとしても どっちつかずの中途半端な作品。 謎解きの部分もひど過ぎる。 設定はこれ以上ないほど「面白そう」なのだが 内容がこれでは。 この作品に関してはホラーに徹した方が 良かったかも知れませんね。 | ||||
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メフィスト賞作家の赤星氏の3作目。今回も昆虫がモチーフとなっており、前作の「赤い蟷螂」の主要登場人物が続投するので前作を読んでから本書を読んだ方がより深く世界観を堪能できるでしょう。 この作者の特徴である、前半のゾクゾクする恐怖感を持ったホラーテイストの展開がラストで論理的に本格ミステリーものとして帰着する展開が本作でもしっかり継承されており、ホラー好きにもミステリー好きにも納得できる世界観を持った作品と言える。 今回は地震で外部と連絡が途絶えて孤立無援となった山奥の旅館というクローズドサークルでの過去の陰惨な殺人事件に端を発する出来事が主人公達に降りかかる。この旅館の立地と雰囲気が独特で読めば即その不気味な雰囲気に引き込まれてしまうだろう。 まだ著作が3作しかない赤星氏だが、非常に独特の世界観を持っており、今後の活躍が楽しみな作家です。 | ||||
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友人にすすめらて気になって買ったのですが小説が苦手な私でもすらすらと読めました!!ドキドキハラハラ続きが気になって気になって一気に読んでしまうくらい面白かったです!!話が常に展開されててだるさがないのが良いです!文章の言葉が気に入らないと書き込んでる方がいますけど、ーーっつうの!!って言葉を使うキャラクターが一人出てくる位で逆にその様な言葉を使うキャラクターであるのだからそれでいいと思いました。 | ||||
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題材やネタに引かれる自分としてはストライクと思い手に取りました。が,読み始めると文章,とくに会話の酷さにがっかりです。今風の軽い言い方をそのまま文字にして連発し(○○だっつーの,とか),作品としての品格を疑います。ほかのレビューで指摘されていたように最近の風潮ですが,「軽妙」と「軽薄」を完全にはき違えている若手作家が多すぎるでしょう(いま流行の東○篤○もしかり。すぐには無理かもしれませんが,キャラの会話だけでも楽しめるような逢坂剛や船戸与一といった,練達の作家を読んで会話の技術を勉強してほしいと思います。くれぐれも軽薄な「言文一致」はやめてください。それから版元さん,担当の編集者にももっと勉強させてくださいね。このままだと読者の日本語レベルもどんどん下がっていきますよ。 | ||||
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もともとクローズドサークルものが好きで、 裏表紙のストーリー解説を読んで面白そうと感じて衝動買いしました。 会社の上司に半ば強要されて、 奥さんと幼い子供とで、旧友の待つ秘湯に行くことになった主人公。 行ったはいいものの、大地震が起こり、唯一の交通手段だった吊橋が落ち、 秘湯は陸の孤島に。 そんな状態で、様々な事件が起こる。 大雑把に説明するとこんなストーリーなのですが、 ただのミステリーではなく、 「これは実際に起きたあの事件だな」と思わせるようなディティールの話を織り交ぜていたり。 聴くと気がおかしくなってしまうという、都市伝説化した「自殺テープ」の存在、 「幼虫様」といわれる土着信仰的なテイストを加えていたりと、 【ミステリー】+【ホラー】+【民俗学】がいい具合にミックスされていて、 最後まで飽きずに読むことが出来た。 | ||||
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メフィスト賞受賞作家による三作目。 自殺テープ。そういった類のものは得てして「真相は謎に包まれたまま」と、読者の想像力に任せがち(悪く言えば丸投げ)であることが多い。 私のようなホラー好き(ゲテモノ好き)としては淋しい思いをすることが常々であるが、本作が他ホラー作品と一線を画する点はそこにある。 テープ内容の描写はまさに圧巻。そこに出し惜しみは一切なく、怖いもの見たさ的欲求を十二分に満たしてくれる。 また、実際にあった凄惨な殺人事件を連想させる内容も含まれている。 「事実は小説より奇なり」と俗に言われはするが、本作に登場する事件は実に生々しく、「事実」に勝るとも劣らない。 犯人の異常な執着心、妙に発達した知性、そのネーミングに至るまでリアルが感じられるのだ。 読後に残る後味の悪さはそういうところから来ているのかもしれない。 著者プロフィールに記されている「ミステリー×ホラーの新旗手」の看板に偽りはない。良い意味での怪作である。 この作品に興味を持った方には他作品、特に『虫とりのうた』もお薦めしたい。すべてはそこにつながっている。 | ||||
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