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座席急行「津軽」殺人事件
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座席急行「津軽」殺人事件の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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1986年7月に刊行された西村京太郎氏の111冊目の作です。私のレビュー・タイトルに登場するのはいつも十津川警部ばかりですので、今回は初めて亀井刑事(カメさん)の名を前面に押し出してみました。まあ絶好の気分転換にもなりますしこういう風なのも偶にはいいでしょう。 別名「出稼ぎ列車」と呼ばれる急行「津軽」が上野に着いた時に列車内で男の絞殺死体が発見されるが、その後に男は身に着けていた所持品の持ち主ではなく身元不明の別人である事が判明するのだった。 本書は細かい部分は不明ながらも大筋では非常に疑わしい容疑者の男が一人いてそれは最後まで変わりませんので、ミステリー的な面白さについてはやや薄味でしたね。でも「出稼ぎ労働者」の勤勉さ真面目さやその妻たちの覚悟と社会の落後者である「ホームレス達」の実態という社会性のある話が読めたのがよかったですね。そして何時になく犯人に対して強い憤りを感じて冷静ではいられない東北出身の亀井刑事(カメさん)は事件関係者のプロレスラーから暴行を受けて身体を傷つけられながらも決して怯まず後には引かないど根性を見せて素晴らしく大活躍でしたね。まあ本書では緻密な推理は追い求めずに、行方不明の「出稼ぎ労働者」の男二人の安否と筋金入りの悪党である真犯人を追い詰めるサスペンスに焦点を絞って楽しむのが良いでしょうね。最後に15頁の記述から本事件が起きたのが昭和60年(1985年)である事がわかり、64頁に書かれた「四十五歳の亀井」「四十歳の十津川」という記述から亀井刑事は1940年生まれの今年78歳で十津川警部は1945年生まれで今年73歳という事実が導き出されましたね。 | ||||
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通称、出稼ぎ列車。農閑期に出稼ぎに上京 してくる農家の男たちで車内がひしめく。 その列車のなかでの殺人事件に警部と亀さんが挑む 一応、事件もので最後までよめるが、社会派として テーマが強くでている作品。 犯人はほとんど限定されていて、サスペンスとしては やや弱い感じが。 | ||||
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北の物語はどうして物悲しいのだろう。 出稼ぎに来る東北の人達が、 浮浪者になるきっかけや、 さまざまな事件に巻き込まれて行く有様を描いている。 東北ものなのだから、もう少し亀井刑事に活躍してもらいたかったかも。 | ||||
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