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夜の終焉
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夜の終焉の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全17件 1~17 1/1ページ
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身近で起きた交通事故で意識不明になった若い娘の正体を確認するために動き始めた男だが、記憶の奥底に閉じ込めた故郷に戻り何度も挫折する。人とのかかわり合いを避けてきたが、その意思とは関係なく他人が関わってくることに煩わしさを感じながらも捜し続ける男はようやくたどり着く。一方、もう一人の男も昔の事件の当事者の子供という立場から逃げることなく人生を歩んできたつもりでいたが、被害者の子と加害者の子がであった時、心の変化が起きた。最後はなんとなくほのぼのとした気持ちになった。 | ||||
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喫茶店のマスターと弁護士という立場の違う人間がそれぞれの理由で同じ故郷に行く事になる。二人の過去には親に関わる記憶から消してしまいたいほどの出来事があったことがわかる。まだ今のところ故郷では遭遇していないが、下巻ではどう物語が展開するするのかドキドキさせられる。 | ||||
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前編だけですから、、後編を読み終えたら、感想を申しましょう。ただ少し暗い感じがして、疲れるかなって思いますけれど、 | ||||
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下巻のコメントをご参考に!上巻よりも下巻の方が作者らしさを感じました。 | ||||
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冒頭(上巻)より何かを仄めかしつつ巻末で予定通り(?)の〆! 実はその先まで読んで見たいと感じました。 | ||||
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コンディションは表示どおりのきれいな本でした。良かったです。 | ||||
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コンディションは表示どおりのきれいな本でした。良かったです。 | ||||
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堂場氏の作品は初めて読ませていただきました 私好みの作風で上下巻と一気に読ませていただきました ただ、父と娘がどうなるのか最後がぼやけて不明なのと 人名がやたらと必要以上に多すぎるきらいがあり もう少しサラッとしている方が読みよいと思います 但しこれは記憶力に乏しい私の言い分です。 | ||||
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主人公のメンタリティの設定がいささか不自然なこと、また警察に代わって自分が動く不自然さがあるため、読み続ける意欲が少し落ち着かない。また上下2冊になっているが、冗長、あるいは必要のない描写が散見され流れを重くしている。堂場ファンとして残念だ。 | ||||
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あと残り100ページを切るのに、ラストが出てこない・・・・・。どうなるのだ!これで終わってしまうのか?とあせっていると、あっけなく謎が解ける。 悪くはないが、今まで膨らんだバブルは必要だったのだろうか?と考える。しかし、これがこの方のパターンです。 けれどやめられずに読んでいます。次回作に期待します。 | ||||
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あと残り100ページを切るのに、ラストが出てこない・・・・・。どうなるのだ!これで終わってしまうのか?とあせっていると、あっけなく謎が解ける。 悪くはないが、今まで膨らんだバブルは必要だったのだろうか?と考える。しかし、これがこの方のパターンです。 けれどやめられずに読んでいます。次回作に期待します。 | ||||
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どんなに、先を知りたくとも、急ぎたくとも、落ち着いてじっくり、しっかり読んで!味わいながら読んだら、後に残るのは何とも言えない清々しさ。もし、読まれるのなら『断絶』、『警視庁失踪課』を先に読まれるとさらに美味しいかも… | ||||
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どんなに、先を知りたくとも、急ぎたくとも、落ち着いてじっくり、しっかり読んで!味わいながら読んだら、後に残るのは何とも言えない清々しさ。 もし、読まれるのなら 『断絶』、『警視庁失踪課』を先に読まれるとさらに美味しいかも… | ||||
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『きちんと生きてますか』『毎日100%と生きてきましたか?』(下巻186P)東京から車で2時間、県庁所在地だが、都会の発展からは取り残されて街は寂れ、閉塞感が漂う架空の街「汐灘(しおなだ)」を舞台に犯罪被害者と加害者双方の家族の2人の男の鬱屈した感情がよく書かれている。「街そのものが主人公」という著者だが昏睡状態の少女の身元捜しというミステリーの展開の中に心の闇からの開放と夜明けを向かえる人間ドラマがしっかり描かれていて、途中少女の身元の想像がついてしまったが最後まで面白く読めた。 | ||||
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『きちんと生きてますか』『毎日100%と生きてきましたか?』(下巻186P) 東京から車で2時間、県庁所在地だが、都会の発展からは取り残されて街は寂れ、閉塞感が漂う架空の街「汐灘(しおなだ)」を舞台に 犯罪被害者と加害者双方の家族の2人の男の鬱屈した感情がよく書かれている。 「街そのものが主人公」という著者だが昏睡状態の少女の身元捜しというミステリーの展開の中に心の闇からの開放と夜明けを向かえる 人間ドラマがしっかり描かれていて、途中少女の身元の想像がついてしまったが最後まで面白く読めた。 | ||||
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大作である。上下巻合わせて686ページという物理的な規模だけでなく、物語としての読み応え、そしてその深みという意味で、これまでの堂場瞬一作品をはるかに越える、大きな作品だ。『長き雨の烙印』『断絶』に続く<汐灘サーガ>の第三弾である本作は、実際長い小説ではあるが、冗長さはない。作家が納得のゆく完成度を目指した結果の、必然性があっての長さであることは、この物語を堪能した読者なら理解できる。ちなみに、先の2作品を読んでいなくても、本作を充分楽しむことができる。分類としてはミステリーに括られるのだろう。でも、主だった二人の登場人物の心理描写、そしてこの物語で提示されている倫理の問題を含めて捉えると、純文学の領域にもオーバーラップしている作品だといえる。そして優れた純文学作品同様、面白さという点でもこの小説はもちろん必要条件を満たしている。かつては、多くのことを「〜である。だから〜」と疑問を抱かずに断定できたが、特に今世紀に入ってからは「〜である。しかし〜」という具合に、留保付きで慎重に物事を捉えるメンタリティーを持ち合わせることが、倫理的に必要になってしまった。この作品は、ミステリー小説であると同時に、そうした問題を、加害者と被害者、そして双方の家族を通して問いかけている。とはいえ、簡単に答えを見出せる問題ではないし、個々人によっても答えが異なるだけに、作者も安易な結論を出していない。それによって、読み手に考える余白が生まれ、それも小説としての魅力となっている。(これに加えて、堂場作品を読み続けてきたファンにとっては、嬉しい仕掛けが用意されている。)さらに、最後のページを読み終えて『夜の終焉』という題名の意味が分かった瞬間は、読書体験として特筆に値する。堂場瞬一作品のファンにとって、2009年は重要な一年として記憶されるだろう。<警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ>が始まり、立て続けに3作品が発表された年であり、さらに<真崎薫シリーズ>の『灰の旋律』、さらに野球小説の傑作『ラストダンス』が刊行された年である。そして何よりも、2000年にデビューしたこの人気作家による、これまでのどの作品をも凌駕し、この作家が新たな次元に到達したことを示す本作が刊行された年としても。 | ||||
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大作である。 上下巻合わせて686ページという物理的な規模だけでなく、物語としての 読み応え、そしてその深みという意味で、これまでの堂場瞬一作品をはる かに越える、大きな作品だ。 『長き雨の烙印』『断絶』に続く<汐灘サーガ>の第三弾である本作は、 実際長い小説ではあるが、冗長さはない。作家が納得のゆく完成度を目指 した結果の、必然性があっての長さであることは、この物語を堪能した読 者なら理解できる。ちなみに、先の2作品を読んでいなくても、本作を充 分楽しむことができる。 分類としてはミステリーに括られるのだろう。でも、主だった二人の登場 人物の心理描写、そしてこの物語で提示されている倫理の問題を含めて捉 えると、純文学の領域にもオーバーラップしている作品だといえる。そし て優れた純文学作品同様、面白さという点でもこの小説はもちろん必要条 件を満たしている。 かつては、多くのことを「〜である。だから〜」と疑問を抱かずに断定で きたが、特に今世紀に入ってからは「〜である。しかし〜」という具合に、 留保付きで慎重に物事を捉えるメンタリティーを持ち合わせることが、倫 理的に必要になってしまった。 この作品は、ミステリー小説であると同時に、そうした問題を、加害者と 被害者、そして双方の家族を通して問いかけている。とはいえ、簡単に答 えを見出せる問題ではないし、個々人によっても答えが異なるだけに、作 者も安易な結論を出していない。それによって、読み手に考える余白が生 まれ、それも小説としての魅力となっている。(これに加えて、堂場作品 を読み続けてきたファンにとっては、嬉しい仕掛けが用意されている。) さらに、最後のページを読み終えて『夜の終焉』という題名の意味が分か った瞬間は、読書体験として特筆に値する。 堂場瞬一作品のファンにとって、2009年は重要な一年として記憶されるだ ろう。<警視庁失踪課・高城賢吾シリーズ>が始まり、立て続けに3作品 が発表された年であり、さらに<真崎薫シリーズ>の『灰の旋律』、さら に野球小説の傑作『ラストダンス』が刊行された年である。そして何より も、2000年にデビューしたこの人気作家による、これまでのどの作品をも 凌駕し、この作家が新たな次元に到達したことを示す本作が刊行された年 としても。 | ||||
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