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中原の虹
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【この小説が収録されている参考書籍】
中原の虹の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全107件 61~80 4/6ページ
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蒼穹の昴とともに浅田先生の最高傑作のひとつだと思います。 彼の感動的な文章力と、その時代背景の魅力に圧倒されました。 | ||||
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初めて中古本をネットで購入したので不安だったのですが、 とてもよい状態のものだったので驚きました。 また利用させていただきます。 | ||||
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「蒼穹の昴」の続編です。 今度も登場人物のキャラが明確に描かれていて、読みやすい。動きがあって面白い。 「蒼穹の昴」では大きな役割を占めていた西大后がフェイドアウトして、現実味が増すかと思ったら、やはりお伽話しっぽいところがあります。 最大の理由は、中心人物である張作霖の魅力がわかりにくいこと。 他の登場人物が活きいきしているのに、張作霖はあまり人間っぽくありません。 著者が張作霖をヒーローにしようとして、都合の悪いところはとことん省略していることも、無理があると思います。 特に張作霖がロシア、そして次に日本のスパイ活動をしていたことが完全に省略され(まあ、仕方がなかったのでしょうが)、日本の軍人である吉永が彼を尊敬するに至る背景などがこじつけっぽいのです。 ただ、おとぎ話っぽいところが浅田作品の魅力なので、これを欠点とは言えないでしょう。 実在しない人物も数多く書かれており、それが面白さを倍増しているので、歴史を描いたものとは思わず、あくまでフィクションとして読めば、とことん楽しめると思います。 張作霖以外の男性は比較的よく描かれています。特に袁世凱と、その盟友の徐世昌の関係は「確かにこういう人間関係、あるよね」と納得しながら読みました。袁世凱は俗物かもしれませんが、もっとも人間臭く、リアリティがありました。 おおむね男性は張作霖を除いてリアルで、現代の日本にもいるかもという感じではあるのですが、女性の描き方が???という感じは否めません。 出てくる女性がほとんど例外なく自己犠牲的なのですが(西大后も含め)、元来女というのは男より精神面ではたくましいものですし、特に戦乱のさ中であればその強さが倍増します。 また女にも男と同じく俗物がおり、俗物であっても魅力的な女性も多く存在します。 肉体的にだけでなく、精神的にも男を必要とする女を外見や振る舞いを少し変えるだけで複数登場させているため、女性の魅力という意味では前作に続いて平板な感じがします。 作者が男らしい男性であることの、限界とも言えましょうか・・・ | ||||
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4部作の3作品目ですが、嵌っています。しっかり商品管理ができています。 | ||||
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学校で習う歴史は、大体わかっているつもりだったが、ストーリー展開が思わぬ方向に行ってしまい・・・。純粋にヒーローものとして楽しんだ方がよいと思います。 | ||||
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第四巻に来て、蒼穹の昴ばりの涙腺を刺激するストーリー展開となりました。歴史物でありながら歴史書では出てこない人物を主人公にして、有名な歴史上の人物を脇役にしてしまうという手法には恐れ入りました。 | ||||
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蒼穹の昴の続編です。西太后、春児(チュンル)、ミセス・チャン、梁文秀などにまた会えるかと思うとワクワクしました。 | ||||
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「珍妃の井戸」を間に挟んで、「蒼穹の昴」の続編。 「蒼穹の昴」を越える、わたし的には更なるナンバーワン、、、 馬賊の頭、張作霖が夢にまで出てくる、、、 天地をひっくり返すような交響楽の調べに酔いしれて、、、 全四巻を読み終えるのが、いかにも惜しい、、、 | ||||
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蒼穹の昴の中に北京語は世界で一番美しい言葉という一節がありました(もう一度読み直そうと思って あれから何年....) 浅田さんの作品はとてもバラエティに富んでいてどれも楽しみにしています ロマンチストだし.. この中原の虹も 浅田さんの次がなくて取り合えず一巻を買ったはいいけど 最初??どういう話なのかわからず入っていけず積読でした けれども蒼穹の昴の続編と聞き チャンヅオリン ツオンランパ ワンソイイエ チュンレイ などの名前も美しく耳に(目か?)残り出したらもう止まらない 面白い〜〜〜!! 春児の兄さんが春雷でとかいいです どきどき ワクワクしますもん!! (途中 珍妃の井戸挟みました ちんぴ って読むのと チェンフェイって響くのとこれまた違いますよ)いまとうとう4巻目の中ほどです 読み終わるのが 寂しい お勧めです もの凄い(強いメッセージ性もある)作品だと思います タイトルのあの言葉 上に立つものはよーく噛み締めて欲しい!! | ||||
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夢中で読んだ、蒼穹の昴の続編。気付けば一日中この小説を読んでしまっていた。この三連休は中原の虹で終わりそうです。 | ||||
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「蒼穹の昴」の続編です。 第1巻は張作霖を中心に物語が進行していきます。 日本軍に爆殺されたことぐらいしか印象にありませんが、 本作では若き張作霖が馬賊の長として政府に堂々と対峙する 姿が魅力的に描かれています。また、それを取り巻く馬賊たち もそれぞれの人間模様があり、そのうちのひとりは前作の主人公 ともいえる春児の兄。このあとの展開が楽しみです。 主要な人物のことごとくにあの太白白が将来を予言するのは 若干鼻白むところですが、清朝末期という混沌とした時代の 熱気をそのまま表現していて、前作同様、一気に読めてしまいます。 登場人物はかなりダブりますので、「蒼穹の昴」を読んでないと ツマラナイと思います。できれば2作品通読を。 | ||||
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蒼穹の昴の本当の意味での続編. (珍妃の井戸はあくまで外伝的な気がする.) 春児,梁文秀,李玲玲などのその後が描かれている. それだけでも十分に読むに値する本なのだが,春児の兄雷哥や張作霖を主軸にかたられる内容も十二分に面白い. 熱さや勢いだけでなく,締めるところは締めるという著者の卓越した小説技術がいかんなく発揮されている. 物語を読めば読むほど止まらなくなる. そういう作品だ. ただ一点気になったのが,物語はこれで終わりなのかということ. 壮大な中国大河はまだすべて書き終えていまい. 続編を期待したい. | ||||
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他の人の評価か低いようで少し心配でしたが、一大絵巻物を読み終えたような素晴らしい内容でした。 ラストに少し欲求不満のある人もいるようですが、それは歴史がすでに結果を出してしまっているので、終わり方とすればベストでしょう。様々な人の視点からストーリーが次から次へと展開がされます。蒼穹の昴よりもこの作品の方が私は面白かったです。 | ||||
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今の中国を知る上でも面白い内容です。登場人物の名前と、時代の前後に振り回される感がありますが、密度の高い興味深い内容です。飽きさせてくれません。全4巻あっという間です。 | ||||
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第2部が人を食ったような内容だったので、半ば期待せずに読み始めましたが、なかなか読み応えのある作品でした。 西太后の残忍で非情な印象は彼女自身の意志で中国のために作り出したものという解釈には妙に説得力がありました。また、したたか者と思っていた張作霖も格好よく、袁世凱すら俗物ながら国のことを考えて行動していたとしていますが、ストーリーとして矛盾するところがありません。それでいてその後を知っている人間には悲しい結末でした。微妙にいいところで結末としていました。 最初から登場人物が多く出てきて、それぞれが状況に応じて複数の名前を持つため、やや混乱しましたので、張作霖の子分の名前を列記しておきます。第1巻を読み終える頃には、その使い分けにも慣れてきますが。 総攬把 張作霖 白虎張 雨亭 二当家 張景恵 好大人 豆腐屋 三当家 張作相 白猫 四当家 湯玉麟 麒麟哥 五当家 李春雷 雷哥 秀芳 馬占山 秀哥 呉鉄仙 鉄哥 | ||||
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「蒼穹の昴」と「珍妃の井戸」を面白く読んだあと、勿論「中原の虹」にもとりかかりました。が、最初は名前の中国読みと字名と漢字の3種類の読み方で混乱してしまい、又、時代も飛ぶので、途中で挫折しました。テレビで「蒼穹の昴」を見たあと、もう一度挑戦してみましたら、今度は何故か、すいすいと頭に入って来て、大変面白く一気に読んでしまいました。今、「マンチュリアン リポート」を読んでいます。これも、一気に読んでいます。何だか中国の歴史にのめり込みそうです。 | ||||
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いい意味で。中原の虹からは、油と埃の匂いがむんむんに漂って来ます。蒼穹の昴と同じ時代の、同じ系統、文体の作品であるのに漂う匂いが全く違う。そこに浅田次郎という作家の非凡さがある。登場人物達は、我々の価値観で見ると残忍ですね。「え、そんなことで?」という理由で無実の民を皆殺しにするくだりに仰天しました。しかし彼らには、彼らの道理、正義がある。それらを守るためには殺戮もいとわない反面、義理堅く情深い一面もある。生き生きとした異国の任侠劇に引き込まれました。蒼穹の昴と同じく、細部まで描き込まれた精密な描写と生々しい人間像。それらが醸しあい、「匂い」たつ時代小説となさしめているのでしょう。時代物や歴史が苦手な人に合うかは分かりませんが、自分は風俗描写をじっくりと読み込み、更にはネットで実物を調べて楽しみました。ただ、個人的に、例の予言婆様の存在に違和感が・・・(笑自らの意思でもがいて人生を切り拓くキャラクターばかりなのに、彼らに、星周りとか運命という伝奇的なシロモノがそぐわない気がしています。あと、毎度毎度、ながながと予言ポエムを聞かされるのが^^;苦手デス神話や西洋FTも同様ですが、話をぶったぎってポエムが出てくると醒めてしまうのです。ここはまあ、個人的な嗜好につき蛇足の感想ということで。 | ||||
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鉄道員以前にこうした中国歴史小説を執筆していたのとを知り驚いた。ギャグ系やぽっぽやっぽいものしか読んでいなかったので、硬派の歴史ものに感じるところ大でした。 | ||||
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蒼穹の昴、珍妃の井戸と、このシリーズにはまって中原の虹もまだ途中ですが楽しく読ませて頂いてます。内容も深く、蒼穹の昴と同様にぐいぐいと引き込まれていきます。登場人物の誰ひとりをとってもその魅力を強く感じます。ただ蒼穹の昴はなんとか食らいついていきましたが、さすがに登場人物を把握するのがそろそろ困難になってきました(笑)難解な漢字とモンゴル特有の名前がどうにも記憶に残らないので☆4つと致しました。 | ||||
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「蒼穹の昴」「珍妃の井戸」・・・そして「蒼穹の昴」(テレビ化・・・ちょっと全員、善人すぎるな〜と思いましたが)続いて「中原の虹」!その文庫版! よっ!待ってました!(なんちゃって!) 前出二つの作品は単行本で購入いたしましたが、「中原の虹」だけは文庫化を待っていました。 だって・・・単行本を持つ手が重いし・・・お財布は比例して軽くなるんだもん(苦笑) 「中原の虹」では李春児(り・ちゅんる)の兄・李春雷(り・ちゅんれい)を中心にストーリーが進むようですね。(1)(2)と二冊文庫本を購入しましたが、私はこの二巻からあえて先に読んでいます。 やはり、ヒロイン?(と呼ぶのをお許しください)西太后に魅了されます。 浅田次郎氏の西太后は美しく優しい。 フィクションであろうがなかろうが、読んでいて、心が和みます。 4億の民を統率し、支配しなければならなかった過酷な運命の女性・西太后。 確かに諸説とおり、厳しく残酷な一面もあったでしょうが、それ以上にこの女性の孤独を感じます。 ゆえに、浅田氏描かれる西太后に、一女性として、共感できます。 特に自ら幽閉した養子の光緒帝との母子の情断ち難く、春児の計らいで、テレグラムで対話するシーンにはほろっときます。 そして西太后の最期のこの言葉。 「私はこの国の民を愛した。その民のひとりのおまえを、心から愛した。それでいいでしょう?」 「それでよかったのよ、それしかなかったのよ」・・・と、彼女に語りたくなります。 李春雷の活躍もさながら、日本に春児の妹・玲玲(りんりん)と亡命した梁文秀(日本名・柳川文秀)とおりん(=玲玲の日本名)の間に生まれた子・清一(中国名は梁清一=「りゃん・ちんいー」でしょうか?)の行く末も気になります。 また、テレビ化されたドラマではほとんど端役扱いだった、ミセス・チャンの愛人で新聞記者のトーマス・バートン(大好きです!)と岡圭之助のその後も楽しみです。そして「蒼穹の昴」「珍妃の井戸」「中原の虹」。ずっと読み進めていく中で、難しい中国語や満洲語に浅田氏がカナをつけてくださるのが、中国語学習者の私には、とても励みになっています☆秋の夜長。テレビの美しい映像と共に、ゆっくり、じっくり楽しませて頂きます。 | ||||
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