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中原の虹
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【この小説が収録されている参考書籍】
中原の虹の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.35pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全107件 21~40 2/6ページ
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産業革命、文明の進歩を人殺しの兵器の進歩と捉え、進歩に非ず退行と断じ否定し、断固と拒否した西太后。 中華思想を作者なりに新解釈?を加えて西太后を描いた力量には三拝九叩頭しつつも、美化し過ぎの感も一寸するけど、其は其れで、此の作品の面白さを一ミリも損なわせるものでは無いと云うのが読んだ直後の偽り無き感想。天晴れ‼️ | ||||
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此の作品を読むのは二度目、前はいつ頃だったか忘れてしまった。漠然と「蒼天の昴」より面白いと思った事だけは憶えている。張作霖、歴史の教科書で名前しか知らなかったけど・・・。兎に角物語に集中したい。 | ||||
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中古としては、きれいで、問題なし | ||||
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80過ぎの母のリクエストで購入しました 活字ホリックな母には大好評でした 私は読めません | ||||
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浅田次郎は、「蒼穹の昴」で直木賞受賞を目指していたところ、審査員の一部による反対のため機会を逸することになる。氏はその後「ぽっぽや」で受賞となるが、力作「蒼穹の昴」への思いをたどる本書は愛読者にはたまらない一冊なのではないだろうか。保存状態もよく、とても良い買い物だと思います。 | ||||
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中原の覇王の徽・龍玉を手にした馬賊張作霖は東三省の大頭目にのし上がる。狂気を装う幽閉中の光緒帝は列強の侵略を防ぐため袁世凱の裏切りを許し後事を託す。宮廷ドラマは一転して荒々しい展開に。 | ||||
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西太后は溺愛する光緒帝を清の滅びの淵から救うため自らの手で弑し、身代わりに未だ人格定まらぬ3歳の溥儀を指名。著者が描く西太后の この“残酷さ”は、歴史を優に凌駕する。龍玉は張学良の手中に。 | ||||
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第3巻冒頭、著者は清国建国時の帝権の移譲に強い疑念を呈する。その力と陰謀の交錯は、いま間近に迫った清国崩壊を暗示する。宣統帝退位を受けて袁世凱は革命派から権力を奪い臨時大総統の地位に。 | ||||
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民国大総統位を巡り孫文・宋教仁・袁世凱が熾烈な三つ巴の駆け引きを演じる中、著者は袁世凱の評価を“回天のヒーロー”へと一転、西太后の相似形として描く。趙爾巽、王永江ら脇役の描写も面白い | ||||
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言わずもがなな、傑作。 | ||||
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新たなるヒーローが張作霖! | ||||
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泣く子も黙る馬賊張作霖が主人公の物語。ストーリーが面白い。ついつい長読みしてしまう。面白い理由はもう一つ。歴史上の人物の言動が史実に基づいているのかどうかは不明だが、清朝末期の時代の流れが手に取る様に分かること。人物は、張作霖・李春雷・リンリン・西太后・光緒帝・袁世凱・徐世昌などなどで、蒼穹の昴と部分的につながっている。この本を読んで私があらためて驚いたのは、皇帝でもない皇太后が光緒帝を十年間も幽閉するなど、想像の範囲を超える権力を持っていたとだ。他の国では有り得ないと思う。 | ||||
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中国近代ものは変化に富んでいて面白い。ご存知の通り、蒼穹の昴の続編で張作霖を主人公にした小説。この時代は西太后から光緒帝、孫文、袁世凱、張作霖、溥儀、孫文と続いて、小説でなくとも非常に興味が湧く。小説であるが故、内容すべてが事実かどうかは別として、上述の人物が年号を覚えなくても同じ時代を生きたことがよく分かるし忘れない。個人的意見だが、それにしても日本とはスケールが違いすぎると思う。星を4とした理由は、蒼穹の昴のように登場人物のメモを付けて欲しかったこと。 | ||||
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栞ひもがあると良かった。 | ||||
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〇4巻まとめてコメントする。娯楽的な歴史冒険小説。主役は西太后と張作霖。浅田が前提としている事実はこうだ(真実かどうかはわからない)。第一に、西太后は稀代の悪女ではなく、高い志をもった政治化であった。行政実務と政治に力をふるって力を失った(皇帝となった夫、息子が無能)清王朝の命脈を50年永らえさせた。第二に、四億の中国の民を列強の支配から守るため、自身が悪役に徹することにより国内勢力による革命の対象となり、結果的に中国人による統治を継続させようとした。 〇これに対して、張作霖は稀代の英雄として描かれる。自身の野望や野心はなく、貧しさに苦しむ四億の人々を救うために、あえて本拠地の満州から中原に進出しようとした。 〇実際の西太后と張作霖がこのような人物であったかどうかはわからない(確実に、全然違っているのではないかと思う。そうでなけれは面白すぎる)。そうは思いながらも、これまでほとんど興味がなかった清王朝について、少なくともその末期は面白そうだと考え始めている。歴史小説の面白さであり危うさである。 | ||||
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西太后・孫文の見方については一石を投じている。人や事件についての史実と歴史的意味とは別物として読むべきだろう。そのうえで読むならば、筆力ある作家のさすがの作品である。時代の空気や人の思いについては生き生きと描かれており、面白く一気に読める。 | ||||
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大いなる目的、大義の前には常識はなく、自分の考えと行動が必要だと気づかされます。また、自分の風評を気にするものは小者であることがよくわかります。 | ||||
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男の優しさに 自分も頑張ろうと思える ストレスは溜めてはいけないな 続きを読まずにはいられない | ||||
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蒼穹の昴は、貧乏人が成り上がっていく話だが 中原の虹は、貧乏人が貧乏人のまま立場が変わっていく話 私としては「張作霖」の描き方のみでもこの中原の虹のほうが数段面白かったです。 ただ、ここまで広げた風呂敷を一体どのように仕上げるのか・・・ そのことが読者のくせに心配になっていたが あっさりとした終わらせ方にもかかわらずあらゆる面を押さえた綺麗な終わり方。 是非ともこの続編を・・・と期待してしまうのは私だけではなかろう。 我が勲は民の平安 という言葉は覚えましたね。 非常に面白いのは、女真族の王たちの当て字の中で「ル」と発音するものに爾という字を当て その満州東北を平らげ更に新しい国を作ろうとしたのが石原莞爾。 もちろんただの漢字の偶然なのだが、この中国近代史のあれこれは本当に面白い。 なんとなく学校で習っただけの名前が、感情を持って動き出す。 凄い力量だと思いますね。 | ||||
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あれほどまでに魅力的だった張作霖のキャラクターが3巻に入ると一気にトーンダウンする。 独特の馬賊の習慣を背景にした生き様を語る場面が少なくなったからなのか、妙に漫画的な大立ち回りのみが描写が目立つようになってしまった。 とはいえ、 死の迎えがきた百戦錬磨の竜騎馬に 「かわいそうに かわいそうに」 と涙を流すシーンには号泣させられた・・・本当にいい場面でした。 清の建国時の流れと、張作霖率いる馬賊の流れ 東北にとどまるか、長城を超えて中原の覇者となるか が重なっていく。 廃王が紫禁城のそばで暗躍する部分も描かれており、いまだ大きく風呂敷は広げられたまま。 これがあと一巻でどのような回収を見せるのか。 楽しみです。 4/30 | ||||
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