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影武者徳川家康
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【この小説が収録されている参考書籍】
影武者徳川家康の評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.48pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全129件 101~120 6/7ページ
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| 面白い。これまで『吉原御免状』のシリーズ、『一夢庵風流記』、『捨て童子松平忠輝』など読んできたが、間違いなくこれが作者の最高傑作だろうと思う。 作者は時代小説のかつての大御所の一人。時代小説といえば、どちらかというとニヒルなハードボイルドが主流かという気もするが(最近はまた違う感じだが)、この作家には一種大らかなロマン主義があって、読者によってはそれが魅力だろう。ここでも、他の作品に共通して登場する「道々の者」と呼ばれる自由人たちや、その自由な独立国のモチーフなどにそうした面は現われていて、作者の嗜好がよくわかる。個人的にはハードボイルド趣味なのか、これまでは、それなりに楽しみながらも、やや物足りなくもあった。が、この作品ではそうした好みの問題以上に、プロットのスケールの大きさと厳しさとが際立っていて、それが読ませる。 そのプロットとはいうまでもなく家康が途中から影武者だったという着想である。題からしてすぐわかるわけだが、どういうわけか、この点にはあまり興味を覚えてこなかった。奇想天外すぎて面白さの質まで思いが至らなかったせいか。だが影武者が入れ替わるとすると、そこには困難の大きさと、それを乗り越えていくことのとんでもない冒険性がある。それはたとえばル・カレなどの上質のスパイ小説にも似ているように思うが、国の命運を左右するスケールと、政治的駆け引き、陰謀策謀渦巻く知的なバトル、そして直接の暴力的なアクション、秘密に絡む複雑な人間感情と心理、などが複雑に錯綜してくるわけで、これが面白くないはずはない。 多少歴史解説めいた中盤がやや刺激を欠くものの、特に最初のほうは面白い。人物の言動とその描写からにじみ出る人間自体をこれほど楽しめる小説を読むのは久しぶりだ。いわば人物の一挙手一投足が、人間というもののの様々な味わいを描き出すためにある感じ。 なお、家康を影武者とするのは、作者の単なるアイデア上の離れ業ではなく、どうやら史実に照らして本気で信じているらしいのもわかった。この種の歴史秘話としては、宮本武蔵複数説や、チンギスハン=義経説が有名だが、ここではそうした仮説自体が、謎解きや材料としてよりも、そのまま小説の核として具現しているのがすばらしいと思う。 | ||||
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| 以前映画で、関河原の戦の最中、家康の首が切られて飛ぶシーンを観ました。題名を忘れてしまったので、本で読みたくなりました。これは素晴らしい力作です。なるほどと思います。上中下と長いですがおすすめです。 | ||||
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| (上巻)の前半から完全なるフィクションが展開される。だが史実と整合性が取れている場面があるから、あり得るかもしれないと何度も思わせるほど説得力ある。 | ||||
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| 家族中から薦められて、昨日から読み始めてますがおもしろすぎます!今まで読んだ歴史小説のどれよりもお気に入り!!まず、着眼点がすごい!しかもものすごく説得力あります!登場人物も個性的で魅力的ですし、生き生きしてます。あたし的には忍びの六郎が1番好きです。強くてかっこいいんですが、かなり天然ボケなところがツボにハマった。忍びなのに喜怒哀楽がはっきりしてて、びっくりしやすいところがカワイイです!漫画版とか出てるらしいですが不要じゃないかな。 | ||||
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| 小説はもちろんうそっぱちだ。だけど、こんな嘘をついてほしい。こういう胸がわくわくする嘘を。この先の展開が非常に楽しみである。この人の小説って、本当に面白い。まさに作家っていう感じがする。急逝が惜しまれる。 | ||||
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| 同名の週刊少年ジャンプ掲載の漫画から、この作品にたどり着きました。しかし、原作のほうがはるかに奥深く、もっと大勢の人に読まれるべき存在だと思います。人間の持つ知恵の凄みというものが実感できる作品です。数奇な運命というものが、人をいかに成長させ変化させていくのか。もっといえば、立場という物が人に与える影響の大きさを知ることが出来ました。漫画の方は、「花の慶次」にくらべて、今ひとつの感がありましたが、原作はこちらのほうが重厚です。痛快さよりも、したたかさ、しぶとさがメインになっているところが、なかなか味わい深いです。ただ、男が男に惚れてしまうような良い男ぶりや、敵役の女々しいまでの卑劣さ、そして女たちの妖艶さは健在です。人間を描く天才、隆慶一郎氏の世界を堪能してみて下さい。 | ||||
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| 題材といいキャラの立ち方といい話の引っ張り方といい、文句なしに面白いのですが、惜しいところもありました。男性キャラはみんなイキイキしているのですが、せっかく家康の側妾をどうだまくらかすのかといった見所なのに、女性たちが何も抵抗なく二郎三郎を受け入れてしまうところとか、気が強いと何度も書かれているお梶の方の気の強さが逸話として書かれていないので薄っぺらな感じがしました。女性作家の方がその辺は得意そうですね。一向一揆について小説にしては詳しくて、私には面白かったです。小説なのに作者の意気込みが強すぎて話が脱線していくというのは、ヴィクトル・ユーゴーの『レ・ミゼラブル』にも顕著です。偽家康を亡き者にしようとする秀忠・宗矩ペアの飽くなき挑戦と、二郎三郎・風魔衆側との攻防は面白くて途中でやめられません。 | ||||
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| 故・隆慶一郎の代表作。エンターテイメントとしての完成度を歴史書の衣裳で包んだかのような仕上がり。読み終えたときの、熱く静かな充実感は、傑作ならでは生まれ得ぬものでしょう。一つ一つの言葉の選び方・遣い方、特に台詞は秀逸。ラストのお梶と二郎三郎の台詞は、脚本家・池田一朗の面目躍如といったところです。 | ||||
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| 時代小説なんてほとんど読まない私でも、怒涛のごとく読み切ってしまいました。上・中・下巻の大作ながら、そのボリュームがまったく気になりませんでした。実はこれが影の史実なのでは?、と思い込んでしまうほどの描写。主人公・二郎三郎と、それを取り巻く数々の魅力的な脇役たち。特に二郎三郎は影武者ながら、自分を含む“道々の輩”のためのユートピアを作り上げることに心血を注ぎ、今時の施政者ではまずありえないよなぁ、と思わず考えてしまいます。作者が、すでに鬼籍に入ってしまったのが悔やまれます。 | ||||
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| これこそ歴史の真実では、と思えるくらい、すばらしいストーリー展開。キャラクターも秀逸で、私の中の秀忠像と三成像が変わってしまいました。群馬県の太田市には、東照宮のあるところに世良田、徳川という地名があります。興味のある方、行ってみては? | ||||
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| 関ケ原の合戦以降の徳川家康は影武者で,二代将軍秀忠との間で凄まじい暗闘が展開されていた,という大胆で壮大な構想に基づき,影武者家康の死までを描いた,衝撃的な大作.『徳川実紀』などいくつもの史料に照らされながらの内容は史実と思えるほどで,本当に影武者だったのではないか,と疑ってしまう.通説と異なる秀忠像,柳生像をはじめ,著者独特の漂白の民に対する考察なども新鮮で歯切れ良く,すばらしい作品だと思う.読み終わると,影武者家康がある種のユートピアを作ろうとした街,駿府に行ってみたくなる.ただ一箇所,上巻で描かれる影武者の若き日,一向一揆での活躍のくだりはやや冗長かも.でも,それを補って大いに余りあるお勧めの作品. | ||||
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| 本作品は著者の出世作である。長編の本作品は家康があっけなく暗殺されるあたりから始まるところに驚かされる。そのための苦肉の策として影武者世良田二郎三郎が家康の身代わりになった。というより本当に家康に成り代わった。影武者家康自身も完全にその気になって采配をふるっているが、秀忠はその事を知っていながら事実を言い出せないもどかしさが面白い。その上、ようやく秀忠の時代が来ると思ったら、今度は影武者家康の大御所政治で秀忠を翻弄する。このあたりは少し笑ってしまった。著者は家康影武者説の証拠をいくつも挙げていて、なかなかリアルな印象だ。ただ、本作品は地方新聞の連載小説として掲載されたためか、作品全体の構成が少し緩慢になっている感を受ける。しかしこの卓越した着想が、その程度の事は凌駕してしまう。本作品は歴史小説界の金字塔だ。 | ||||
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| 堂々の全3巻、傑作。満天の星が飛ぶ。小説を読むことがカイカンだとストレートに教えてくれる。独善的なブックレポーターの出番なし。あとは、新作が読めないことを嘆くだけ。隆慶一郎がいなくなり、今は、時代小説の棚を素通りする。かといって、コミックスコーナーへ急ぐのもどうかと思うけど。 | ||||
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| 「劇画も面白いが、原作はもっと面白い!」とひとこと言えば終わりなのだが、いちおう理由を列挙してみた。・以前からある「関ヶ原以降の徳川家康は影武者だ」というアイディアの具現化が見事・隆作品の骨子である「権力に抗して闘う自由人(道々の者)」が主人公のみならず、風魔や吉原者も含めて浮き彫りにされている・丹念に史実を追い、「影武者」観点からの説明を試みている・アクションの描写の細部にも血が通っている・登場する女性も生き生きと描かれているなどなど。 二番目の点については、「天皇を中心とする第二の権力ではないか」とか、最後の点についてはフェミニストからの批判もあると思うが、あまり細部に目くじら立てないでおこう。 わたくし自身は「死ぬことと見つけたり」や「花と火の帝」あるいは「吉原御免状」のような未完の作品群のほうを評価しているのだけれども、この作品が隆氏の代表作であることは論を俟たない。時代小説の中では、何といっても痛快さという点では氏にかなう作家はいないし、その痛快さが単に面白いというだけに終わらないことがやはり凄いのである。 | ||||
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| 隆慶一郎と言えばこの作品。「徳川家康は関ケ原の戦いで死んでいた。苦肉の策として、急遽、影武者であった世良田二郎三郎が、本物として生かされることとなる…」生涯を自由の徒として生きてきた男が、抗し続けてきた封建領主のトップにならざるをえなくなるという矛盾。孝行息子の皮を被った冷血な秀忠との暗闘。『吉原御免状』などの他の隆慶一郎作品とも呼応するテーマで、とにかく歴史を読み解く楽しさにあふれている。 | ||||
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| 素晴らしく楽しい物語。もう何度も読み返している。大胆にも徳川家康が関ヶ原で殺されたところからはじまる。主人公、家康の影武者である世良田 二郎三郎は、【海道一の弓取り】として生きなければいけないはめになる……なんとも聞いただけで先が気になるではないか。他の隆ワールドとも話が繋がり、非常に楽しい世界に読者を誘ってくれる。 この作品を読み気に入ったのであれば、『吉原御免状』、『花と火の帝』、『かくれさと苦界行』もあわせて読んで欲しい。 | ||||
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| 後半の舞台が地元なので、今はもうない駿府城の雄姿を想像しながら読みました。家康の影武者が家康本人を騙って、秀忠や淀君と戦い、側近と徐々に信頼関係を築いていく課程を思わず応援し、勝ち戦には爽快感をおぼえます。史実と巧妙な嘘とが自然に混ざり合い、勉強してから読まないと騙されるかも(笑)とはいえ、その嘘(というか作者の設定)が、そんなことあるわけないだろ、という反感には不思議と繋がりません。それよりも綿密な設定に騙される楽しさがあります。別作品に登場する人物もちょこちょこと顔を出すので、作品ごとの性格付けの違いを比べるのも楽しいかも。 | ||||
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| 友人勧められて読んだのですが、本当に面白かったです!戦いのシーンは目に浮かんでくるようで背筋が粟立ちました。本当に寝る間も惜しんでも読みたいくらい素晴らしい本です☆個人的には、六郎と風魔一族がかっこよかったです!! | ||||
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| 家康のクライマックスである関ヶ原から始まる物語。家康の突然の死去により「家康になった影武者」二郎三郎次男の苦悩、次男秀忠との確執をすばらしい描写で書いた傑作。作者が資料や文献をもとに、以前影武者説のある家康について解答を出した本書はページ数を感じさせずに最後まで一気に読ませる。隆慶一郎の代表作のひとつである本書は一生ものの書籍である事間違い無し!! | ||||
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| 隆慶一郎氏の作品の中でも、一夢庵風流記と同様、最高傑作の一つだと確信します。すでに私の中では徳川家康は1600年、関ヶ原にて死んでいます。隆氏の作品にてすばらしいところは、資料による裏付けがきちんとされており、普通ならば荒唐無稽なフィクションと感じられる設定も納得させられます。秀忠との攻防、本当の漢同士の熱い友情。特にエピローグは涙なしに見れません。隆氏が原作である北斗の拳(集英社)が好きな人ははまること間違いなしです。私は全ての作品を読みました。余りの短い創作期間を非常に残念に思います。 | ||||
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