屍鬼

評判

屍鬼の評価:

4.00/5点 レビュー 245件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全192件 161〜180 9/10ページ
No.32
(4pt)

初小野不由美

初めて小野不由美氏の小説がこれでした。それから十二国記、悪霊シリーズと読んでいきました。小野不由美さんのホラーは好きです。これは悪霊シリーズにも言えることなんですが、目に見えないのに文章でじわじわと怖さが伝わっていきます。この上巻は屍鬼の序章です。下巻からはすごい展開になっていきますが、この巻ではまだ謎は分からなくてただ異様に人が死んでいくだけです。そしてなぜかよく人が死ぬ。そして、死んだはずの人が現れる。あまりの登場人物の多さに誰が誰だかわからなくなっていきましたが、謎を早く解明したくて下巻が読みたくなります。
屍鬼〈上〉 Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈上〉より
4103970022
No.31
(5pt)

作者はすごい!

本当におもしろかったです。心から。上下巻に分かれていますが、上巻は(あれだけの厚さをもっても)序章にすぎません。本番はこの下巻から!上巻の途中まで、タイトルの「屍鬼」というのが何を指すのかわからず、それゆえに怖かったです。伝染病なのか、タタリなのか、化け物なのか。実体があるのか、ないのか。「よくわからない」というところが恐怖を煽ります。「屍鬼」の正体が明らかになった下巻では上巻とは違い、様々なことを考えさせられます。善悪の区別とは何なのか?人間側から見る善悪と、屍鬼側から見る善悪、そして第三者として神が存在するなら、何故屍鬼という生き物が存在するのか。「生きる」という根本的なことはどういうことなのか。この「屍鬼」という物語はただのホラーやミ!ステリーものとは違い、色々な意味で深い話です。人間一人一人、屍鬼一人一人の想いや生き方も鮮明に描かれ、切なくてやりきれない場面もいくつもあります。「外場」という小さな村が舞台の話ですが、物語自体は壮大な話だと思います。長いのが難と言えば難で、とっつきにくいのですが、逆にだからこその良さがあります。ぜひ一度読んでみてください。後悔はしないはずです。この話を読んで、改めて小野不由美氏のすごさを思いました。
屍鬼〈下〉 Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈下〉より
4103970030
No.30
(5pt)

いい話。

確かに、物語が動きだすまでが長いと思います。場面が変わる度に「この人誰だっけ?」と、前に戻ることも少なくありませんでした。でも、その部分を読んだからこそ、最後に感動できるのだと思います。村の人、一人一人をあれだけ細かく書くから、その人が感じている恐さや悲しさがストレートに伝わってきたのでは。私の場合は、恐さより悲しい感動の方が勝っていました。絶対読んだ方がいいと思います。
屍鬼〈下〉 Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈下〉より
4103970030
No.29
(5pt)

悲しい死鬼

一冊目、小野作品としてよく見られる傾向で、淡々と沢山の登場人物、村の状態が書かれている。この一冊を過ぎると一気に読まざるを得なくなる。外場村と呼ばれる、閉鎖的な村で起こる悲劇、山奥の集落で三人の老人が異常な死を遂げる。唯の病気なのか・・。村唯一の医師尾崎や、寺の僧侶であり作家の室井が、謎に迫る、深夜、それは動き出し、朝に死人がでる。村は死によって包囲され、謎が解けると同時に、村人たちの辛い決断、別れ、崩壊が一気に押し寄せる。読み始めたら、まず目が離せない。読み終えても、しばらくは、その世界から、抜け出す事は困難であろう。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.28
(5pt)

人間解説本

人間は強さと弱さを持ちその中から自己を構築していく。自己の強弱で人生のスタイル&方向性が決まる。それがこの物語を読んで僕が思った事です。物語の登場人物たちは恐ろしいほどにリアルで、村で続く死から、隠された自己が露になってくる。それがとても面白かった。特に医者の敏夫。正義と信じるものへと進む道を明確に表し進んでいく、、たとえ途中で間違った事に気付いても。自己が露になりどんどん強くなっていく敏夫には興奮した。逆に静信は自分の信じるものが何なのか解らず考えて自己を見失って崩壊していき、まるで僕の弱さを著者に指摘されているようで胸が苦しかった。物語はとてつもなくおもしろかった。だが僕にとって一番おもしろかったのは物語うんぬんよりも人間描写の性格さだ。著者は一体どんな人間なんだろう?彼女の心の中を覗いてみたい。とても恐いけど。
屍鬼〈5〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈5〉 (新潮文庫)より
4101240272
No.27
(5pt)

果たして、恐ろしいのは「どちら側」なのか。

「村は死によって包囲されている…」この象徴的な文で始まる通り、ひとつの死をきっかけに、閉鎖的で小さな村にじわじわと死が蔓延し始めます。死の理由がわかるにつれて「え?こういう話の展開?」と個人的には思ったり、また圧倒的なボリューム、登場人物の多さや場面の切り替わりの早さなどにも初めは戸惑いまが、読み進めるうちに緻密で魅力的な世界観、文章力にぐいぐい引き込まれました。 登場人物の一人が書いている小説と対比されながらの展開も見事です。ホラーというカテゴリになるようですが、その枠だけには収まらない、深く考えさせられる、そして哀しい話です。傑作。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.26
(5pt)

あっという間に読めますよ!

ぶらっと立ち寄った本屋で裏表紙のレビューを見て、素直に「おもしろそう!」っと思い1巻から5巻までまとめて5冊購入しました。でも、そのあと5冊読んでいるうちに飽きないか心配になりました。しかも1冊ずつそれぞれ厚みもありましたし。でも実際読み始めるとどんどんページが進み、5冊一気に読み終わりました。登場人物も多く、また5冊ともなると無駄な描写が多いと思われる方もいらっしゃると思いますが、わたしにとってはたいへん楽しめる作品でした!
屍鬼〈1〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.25
(5pt)

静かにして確実なる恐怖

非現実的な恐怖というものに、どれだけ感情移入できるだろうか。これまでたくさんの『ホラー』を標榜する作品があったが、どれもそれはあくまで『物語』の世界だった。しかしこの『屍鬼』は感情移入を止められない。…なぜか。それはそこにある世界が今そこにある風景であり、そこにいる人物がとなりにいる『彼ら』だからだ。非常に当たり前で現実的過ぎる世界に極端なほど非現実的な一つの事実を放り込んだだけでここまで恐ろしいとは。…しかしこの作品のすごい所は、その恐怖を感じさせないほどに面白い、という所だ。ストーリーテリングの技術と文章力がないとここまで読ませるモノは作れないだろう。2巻の途中まではかなり忍耐が必要だが、あとは一気に読ませてしまう。そして読後に!感じる静かな恐怖…。これをフィクションだと割り切ってしまってはいけない。…それがどんなに非現実的でも目の前にある現実だからだ。
屍鬼〈上〉 Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈上〉より
4103970022
No.24
(4pt)

長々と書かせていただきました

前々から気になっていたタイトルだったのだけど、ハードカバー版の辞書みたいなぶ厚さにどうにも腰が引けてしまって、そのまま忘れようとしていた私に、頃合を見計らったかのように友人から文庫版の一巻を薦められた。ページをめくればたちまち、精密な描写によって丹念に作り上げられた世界へと感情が移入してしまう、そういう悪魔的な魅力をこの作品は最初から最後まで放ち続けているように、私には思える。しかし、それにしても恐怖に辿り着くまでの道程が長い。この人ほど奥行きのある世界を、また、文字によって組まれた人間とは思えないほど生々しい人物を描ける作家さんは数少ないだろうし、実際その神経質なまでに塗りこめらた描写といったら素晴らしいものがあるが、いやいやこれは長すぎるのではないだろうか?途中、くどさを感じて読み詰まったことも幾度かあった。他の人はどうだか知らないが、私は短気な性分なので、三巻から四巻の前半にかけて、少々だれてしまいました。大そうな発言はできませんが、簡潔にして立体感のある物語を書く人もいますし…。とはいっても、これがこの人の良いところだとも思うんですが。しかしながら、読者と物語を追う主人公の二人は、個人的にすごく好きな組み合わせだった。極端な例えですが、もしも人間を二種類に別けるとしたら、きっとこの二人のタイプに隔てられるんじゃないかしら、と思います。ちなみに自分は、絶対的に、くたびれても頑なに自分を信じて行動しつづける(そしてやり遂げた後に残った虚無に唖然とする)敏夫タイプだと思います。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.23
(5pt)

第三部一章〜七章

(屍鬼〈2〉のレビューの続き)
合理的に見えた敏夫の、連続する病死の原因に対して立てた仮説は突拍子のないものだった。敏夫はその仮説の正否を確かめるため、静信とともに行動を起こす。同じ疑いを持ち、同じ行動をとった者が他にもいたが、原因がわかったところで対抗手段は見当たらない。その間にも死者は増え続ける。次は、いったい誰が病に倒れるのであろうか?
(屍鬼〈4〉のレビューに続く)
屍鬼〈3〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈3〉 (新潮文庫)より
4101240256
No.22
(5pt)

第四部一章〜九章及び終章

(屍鬼〈4〉のレビューの続き)ついに村人たちも立ち上がり、屍鬼と戦い始める。勝利を収めるのはどちらか? そして外場村はどうなってしまうのか?一巻から五巻を通して言えることは、ストーリー展開がおもしろいのはもちろんだが、屍鬼や外場村が実在しているのではないかと思ってしまうほど、描写力が優れていると言うことである。また、私自身は無神論者であるのだが、静信の到達した宗教観が、宗教と言うものの本質を見事に突いていて、印象に残った作品でもある。
屍鬼〈5〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈5〉 (新潮文庫)より
4101240272
No.21
(5pt)

第二部一章〜十章

(屍鬼〈1〉のレビューの続き)外場村では病死者の数が増え、多くの人が疫病でないかとの疑念を抱き始める。しかし、病状や検査結果から、それらしい証拠は何も見つからない。静信と敏夫は密かに病気の原因を探り始める。病死者は死の直前に退職するケースが多く、また、村から転居する者も増え続ける。このことと、この病気に何らかの因果関係はあるのだろうか?(屍鬼〈3〉のレビューに続く)
屍鬼〈2〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈2〉 (新潮文庫)より
4101240248
No.20
(5pt)

序章及び第一部一章〜九章

舞台は人口千三百あまりの三方を尾根に囲まれた外場村。いまだに古い因習も残るが、都会から移り住んだ人もいて、近くには国道や高速自動車道も通っている。この村に住む僧侶の室井静信と、医師の尾崎敏夫を軸にストーリーが展開する。序章に書かれている11月に発生した外場村方面の山火事から遡ること約4ヶ月、7月の外場村内の様子から第一部が始まる。この村で、いったい何が起こったのだろうか?(屍鬼〈2〉のレビューに続く)
屍鬼〈1〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.19
(5pt)

第三部八章〜十九章

(屍鬼〈3〉のレビューの続き)屍鬼はついに正体を現したが、静信は悩むだけで何もしない。敏夫は何とかしようとするが、一人途方に暮れるばかりである。また、多くの村人も何かおかしいと感じながら、現実から目を背けてしまう。外場村は死によって包囲されつつあるのだが、その危機を救う者は現れないのだろうか?(屍鬼〈5〉のレビューに続く)
屍鬼〈4〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈4〉 (新潮文庫)より
4101240264
No.18
(5pt)

怖い!

この5巻はわずか数時間で読んでしまいました。とにかく目が離せないのです。最初に言いますがかなりスプラッタです。血が苦手な方は気分を害されるかも。小野さんの表現力はやはりさすがです!それだけに怖い!!私が住んでいるところとこの作品の舞台と重なって、夜外出するのが妙に怖くなってしまいました。怖いもの見たさで一度読んでみてはいかがでしょうか??
屍鬼〈5〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈5〉 (新潮文庫)より
4101240272
No.17
(5pt)

じっとり汗ばむ面白さ

「起きあがり」という日本版ゾンビーの伝説が伝わる村。いにしえの風習を今も守る地縁濃いその村に、風変わりな家を建ててよそ者が引っ越してくる。それも真夜中に、ひっそりと。そして、次々と人が死にはじめる・・・。もう、真綿で首を絞められるように、じわじわと怖いです。一気に5巻、読み始めたら止まらない状態。冬なのにじっとり汗ばむような気がするほどの、緊張感。とにかく面白い!村の人々が、老人から少女までみごとに描かれ、それが「村」という運命共同体の中で起こる異常な事態を浮き彫りにしていく・・・その筆力は圧倒的です。そして主人公がこの作品の中で書く小説が「神に見捨てられた存在」について語るという構成。見事です。小野不由美さん、凄すぎ。小野不由美を未体験の方も、ゴーストハントや十二国記から入った小野ファンの方も、きっと「小説」の醍醐味が味わえるでしょう。超おすすめです。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.16
(5pt)

恐怖が根ざしているのは

恐ろしいもの・理解できないものに恐怖を感じてしり込みするのは、人間、誰だって同じだ。でも、その恐怖感が限界を超えた先には、正視できないほどの惨劇が待ちかまえている。例えば中世の魔女狩りなどがそうだ。この物語の何が怖いって、減りつづける住人でも、墓場から蘇ってくる存在でもない。学校行ったり、会社行ったり、ふだん笑って当たり前に生活している、自分たち人間がじつは一番怖いんじゃないかと思わせられる最終巻。
屍鬼〈5〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈5〉 (新潮文庫)より
4101240272
No.15
(5pt)

手に汗握るホラー小説

友達に勧められて読み出した本です。あまりに長いので、僕に読み切ることが出来るだろうかと少し心配でした。初めはなんて事ない一つの村の日常・・・・・しかし、その一つの村が崩壊するまでの様子をリアルに描ききる小野不由美さんの凄さ。まるで、小説の中の光景が目の前にスクリーンとして現れるような細かい描写。ぜひ、もう一度読み返したい作品です。
屍鬼〈1〉 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈1〉 (新潮文庫)より
410124023X
No.14
(5pt)

分かたれた道

圧巻の作品です。まずこの作品を書いた、作者に賛辞を贈ります。長い序章の後の結末が哀しくもあり、虚しくもある。人というのはなんて悲しい生き物なのであろうということが伝わってきます。屍鬼と人間との壮絶な戦いの末の顛末はあまりにも悲壮なものでした。親友同士の選び取る道が、それぞれの思いで分かたれる。しこりのように胸につかえるなんともいえない物でした。
屍鬼〈下〉 Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈下〉より
4103970030
No.13
(4pt)

ひたひたと・・・

お話の展開がとてもスローです。上巻の半分以上がまだ序章といった感じですので、頑張ってたどり着かないと確かに「なにこれ!!説明文長すぎ」と途中で放棄したくなるのもわかります。でもその後のご褒美が大きいです。まさに背中が粟立ちましたよ・・・。静に忍び寄る恐怖が待っています。そして長い序章も報われることでしょう。と、ここまでは上巻を読破した感想です。下巻が楽しみです。京極夏彦さんやキングが好きな方もお勧めです。
屍鬼〈上〉 Amazon書評・レビュー: 屍鬼〈上〉より
4103970022