■スポンサードリンク


ALONE TOGETHER



新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!
【この小説が収録されている参考書籍】
ALONE TOGETHER
ALONE TOGETHER (双葉文庫)

ALONE TOGETHERの評価: 3.54/5点 レビュー 41件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.54pt


■スポンサードリンク


Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全23件 1~20 1/2ページ
12>>
No.23:
(4pt)

読者の価値観によって無限の感想を持ち得る面白さ

ある人にとってはセンセーショナルな話、ある人にとっては何て酷い展開なんだという話、ある人にとっては『まぁ、あるよね』という話。
色んな人をその人が培った価値観から解放しちゃうのが主人公のスキルになっていますが、意外と主人公側のような人間も多く存在していると思います。社会性協調性を持つが故にイチイチ主人公みたいにお節介をしないだけです。
十代の頃これを読みましたがとても面白かったです。主人公側の感情としてですが。教授も喚き散らすガキも、そっちの方がマジョリティでしょう。マイノリティだからと格好付けている訳では無いんです。
色々な価値観が有る。見たものが世界の全てだと思うな。そんな捻くれて育ってしまった側の人間は、主人公側の感情に触れながら楽しめる良書だと思います。
十何年経っても面白みのある本だなと思っています。
ALONE TOGETHERAmazon書評・レビュー:ALONE TOGETHERより
4575234028
No.22:
(4pt)

ほんわかなようで論理的、それでいてあっさり

ほんわかなようで論理的、それでいてあっさりとした小説でした。
もひとつ言うと冷めている。
奥底にある人の心は、本当のところは隠したい、認めたくない、良く見せたい 色んな思惑があり複雑化する。
人はそうした悩みの存在なのかも知れないですね。
本心の自分とそれを隠そうとする自分と、人は二面性を持って生きるものなのでしょうか。
ALONE TOGETHERAmazon書評・レビュー:ALONE TOGETHERより
4575234028
No.21:
(4pt)

混ざり合った物語が、一気に解決に向かう

「FINE DAYS」にとてもよく似ている。

穏やかな人間模様に、香り付けにファンタジーを一滴だけ足したような雰囲気。
そして、二つの物語が混ざり合う。
混ざり合った物語が、一気に解決に向かう。
感情が一気に吐き出される。いいね、気分が軽くなる。

たまには、こういうのをぼんやり読むのもいいな。
ALONE TOGETHERAmazon書評・レビュー:ALONE TOGETHERより
4575234028
No.20:
(5pt)

言霊の力

意に反する答えを作者は鮮やかな論法で暴いていくのが衝撃的でした。 これだけ、明晰な思考が出来る作家も少ないのではないのでしょうか。 絡まった思考を丁寧に解きほぐすような文章は読んでいて爽快。 まさに言葉の芸術品だ。
ALONE TOGETHERAmazon書評・レビュー:ALONE TOGETHERより
4575234028
No.19:
(4pt)

二つの波長が共鳴するとき

単純に相手の心を読む、というのではなく、波長を合わせて喋らずにはいられなくする、という設定が面白かった。著者の文章力には、テンポがよくスーッと描写が頭に入ってきて一気に読ませる力があった。ストーリーの筋に関しては、サクラにまつわるストーリー、主人公が抱える過去の闇というところは素直に腹に落ちたが、主人公に影のようにつきまとう男、後半の住職絡みのエピソードはすっきりこなかった。この部分が余計か、もしくは説明不足な気がする。この形でなくても別の形で表現できたかも。主人公の持つ、相手が本心を喋らずにはいられなくする能力とは恐ろしい。胸の中の自分自身に沈めている気持ちを言葉にさせられたら、今のまま生きていくことができなくなるような気がする。
ALONE TOGETHERAmazon書評・レビュー:ALONE TOGETHERより
4575234028
No.18:
(4pt)

リアルな描写

特殊な能力を持った柳瀬が主人公ですが、難解ではありません。 色々な家族の形、中高生、中年が抱える問題の本質を実にリアルに描写しています。 世の中には、何でも「読めて」しまう人がいます。そして、冷徹に本質を指摘してしまいます。 仕事であれば、それを基に解決策を見出せます。 但し、人間が抱える問題の場合、それが必ずしも解決に結び付く訳ではありません。反って反発を招くこともあります。 この作品を読んでいて感じたのは、ヒョットして著者自身が何でも「読めて」しまう人で、それが原因で様々な葛藤があったのではないか...。 それほど、読者にリアルな印象を与えます。 いずれにしても、切れ味の鋭い冷徹な描写が印象的な作品です。 他の作品も読んでみたくなりました。
ALONE TOGETHERAmazon書評・レビュー:ALONE TOGETHERより
4575234028
No.17:
(4pt)

まぁ巧いですよ

読み終わった後に、何故か苦しくなった。うまく言うことは出来ないので、読んでみて欲しい。色々、考えさせられる面がある作品です。しかし個人的にはMISSINGの方が良いな、と。でもこの作品には長編の良さがにじみ出ていますよ。
ALONE TOGETHERAmazon書評・レビュー:ALONE TOGETHERより
4575234028
No.16:
(5pt)

僕たちは一人だけど、きっと繋がっていける。

怖いくらい純粋な本。 人と人との微妙な関係を鋭利な刃物で切り取ったように見せてくれる作者。 いつもながら感服です。 人と関係を結ぶことは難しい。 でも寄り添うことはできる。 そんなことを教えられた本でした。
ALONE TOGETHERAmazon書評・レビュー:ALONE TOGETHERより
4575234028
No.15:
(4pt)

きれいごとで終わらない描写

『MOMENT』はちょっとありがちかなと思ったのですが、この本は設定も描写も楽しめました。冒頭の教授から奇妙な依頼を受ける場面からもうすでにストーリーにひき込まれ、さらりと読んでしまいました。主人公には不可思議な能力があり、家族に関して暗い過去がある。そしてなんとも微妙な関係の女性がいる。そんな主人公を中心に様々な家族が描かれていきます。私はミステリー小説という感じは受けませんでしたが、安っぽいラブストーリーや感動の家族小説ではなく、主人公の特殊能力という設定のほかはリアルで納得のできる作品です。決してきれいごとだけではない登場人物のセリフとストーリー展開が私は気に入りました。
ALONE TOGETHERAmazon書評・レビュー:ALONE TOGETHERより
4575234028
No.14:
(4pt)

面白いが

それでも、やっぱりMISSINGのような短編のほうがひかると思う。 これは、理解できない子供たちと、大人との対向をファンタジックに書いた作品だと思う。やりたいことはわかるが、うーん、短編希望。
ALONE TOGETHERAmazon書評・レビュー:ALONE TOGETHERより
4575234028
No.13:
(4pt)

瑞々しい感性

「MISSINNG」を読んだときにはあまり感じなかったが、作者の瑞々しい感性が、この作品には感じられた。一つ一つていねいに選ばれた言葉たち。その言葉たちが集まって、この作品全体をやわらかく包んでいる。他人の心の波長と共鳴することができるという、特殊能力を持った主人公柳瀬。果たしてその能力は救いになるのか?人は心の奥に隠しておいた、誰にも知られたくない本音を暴かれたとき、いったいどうなってしまうのか?心の本質に迫る、面白い作品だった。
ALONE TOGETHERAmazon書評・レビュー:ALONE TOGETHERより
4575234028
No.12:
(5pt)

朝日が見える本

呪いと祈りをテーマにしているけど,決しておぞましい話しではなく,特殊な能力を使う主人公とその彼女,同じような能力を持つ14才の少女を巡るいくつかの事件,出来事を,真実追究とともに,さわやかな恋愛小説のようなほのぼのとした感じの作品に仕上げている。不思議な能力があってもなくても恋が生まれ育っていく作品として読んだ。こんな題材なのに読み終えた後に切なさと希望を残していける作品である。
ALONE TOGETHERAmazon書評・レビュー:ALONE TOGETHERより
4575234028
No.11:
(4pt)

文章がみずみずしい

不思議な能力を持つ、”僕”の周りで起きる出来事を綴った話。”呪い”の謎を知るためだけに入学した医学部。医学に幻滅した日々。彼女との関係の変化。十四歳の少女との出会い。その過程で、僕も成長していく。こんな生活に憧れながらも、実行に移せないのが現状かも。
ALONE TOGETHERAmazon書評・レビュー:ALONE TOGETHERより
4575234028
No.10:
(4pt)

孤独に中で人は生まれ死んでいくもの・・・

人と変わった能力を持つ孤独な主人公が悪と戦う、というのは往年のSF小説のパターンだが、この小説の主人公は人の意識の中に入って深層心理のふたを開けてしまう、という能力の持ち主である。その能力を使うまいと意識するが故に、人との間に距離ができてしまう主人公には友人はいない。彼はその能力を使うことにより、人を救うどころか絶望へと追いやってしまうのである。人は自分の心の奥底にある見たくもない事を見ない事で平穏に生きていられるのかもしれない。そして人間誰でもひとりで生きているという事をしるのはあまりにも哀しい。面白いテーマの小説である。
ALONE TOGETHERAmazon書評・レビュー:ALONE TOGETHERより
4575234028
No.9:
(4pt)

面白い

無気力で透明な存在という印象の主人公が常識に捕らわれない観点から繰り広げる人間に対する鋭い観察はこの作者特有のものですね。シュールなジョークが暗くなりがちなストーリーに色を添えています。オートロックの自動ドアとの格闘等よく思いつくものだと感心しつつ、思わず笑ってしまいます。他人の波長と自分の波長を合わせるという発想がまず面白いし他人を呪うことしかできないと謎のフリーライターに言われた主人公がその呪いに対応する術をやっと見つけだすことができた。いろいろ考えさせてくれたけど、やっぱり最後は救いがあってよかったなと思います。
ALONE TOGETHERAmazon書評・レビュー:ALONE TOGETHERより
4575234028
No.8:
(4pt)

読後感は意外と爽快

最初は平凡に始まったし、そんなにのめり込む気配はなかったのだが、中盤から面白くなり、結局一日で読み干した。 柳瀬は不登校や問題のあった生徒を集めた学校のアルバイト教師。以前医大にいた頃の教授が、患者を殺してしまったと告げる。そして、何故かその娘の「サクラ」の力になるように、とだけ告げた。それから出没し始めた自称フリーライター。そして教授は捕まってしまう。 どんよりとした雰囲気しかなかった前半。個性豊かな登場人物、「ミカ」が引っ張っていく後半。後半でミカが盛り返してくれなかったら良作にはならない。最後、結局柳瀬との関係が終わってしまったのが勿体ない気もするが、そこは巻き返してきている。しかし中途半端な気は隠せないが。 登場人物は誰もが暗い過去を抱えている。サクラも当然母親を殺されたのだから、その一人である。父からも見放されてしまったサクラ。ミカというのも過去に補導歴が2回あるのだが、面倒見がよく、憎めないキャラである。サクラに対しても、柳瀬よりはおそらく心配していただろう。結局はサクラの母親殺しがミステリーとなっているのだが、読後感はなかなか爽快であった。ラストは協会から心地よい賛美歌が聞こえてきそうな雰囲気。 エピローグで事後処理も行っているが、謎な人物はまだいる。しかし、謎は謎のままのほうがいいのだろうか、と思うと納得してしまう。まあ、作者の勝利かな、と。
ALONE TOGETHERAmazon書評・レビュー:ALONE TOGETHERより
4575234028
No.7:
(5pt)

泣けます・・・。

泣けます・・・。この本を読んだ後かならず泣きます。かって損はないでしょう。
ALONE TOGETHERAmazon書評・レビュー:ALONE TOGETHERより
4575234028
No.6:
(5pt)

後をひく作品です。

読めば読むほど深い作品でした。愛とは幻想でしかないのか、人間は自己中心的にしか生きられないものなのか、考えさせられました。他の作品もぜひ、読んでみたいです。
ALONE TOGETHERAmazon書評・レビュー:ALONE TOGETHERより
4575234028
No.5:
(5pt)

後をひく作品です。

読めば読むほど深い作品でした。愛とは幻想でしかないのか、人間は自己中心的にしか生きられないものなのか、考えさせられました。他の作品もぜひ、読んでみたいです。
ALONE TOGETHER (双葉文庫)Amazon書評・レビュー:ALONE TOGETHER (双葉文庫)より
4575508446
No.4:
(4pt)

霞の中に包まれている様な・・

「なんだろう?」この小説を読み終わって思った感想はまずこの一言だった。最初から最後までとらえどころがない。一人一人の設定がすごく曖昧でぼやけている。しかし、この不思議な感覚が決して悪くない。なぜか惹きつけられている自分がいる。心穏やかな人に似合う小説だと思います。
ALONE TOGETHERAmazon書評・レビュー:ALONE TOGETHERより
4575234028

スポンサードリンク

  



12>>
新規レビューを書く⇒みなさんの感想をお待ちしております!!