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川の深さは
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川の深さはの評価:
| 書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.00pt | ||||||||
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全67件 41~60 3/4ページ
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| 「亡国のイージス」から始まり、本作、「TwelVe YO」と読み進むうちに、この「川の深さは」という作品こそが、福井氏の作品の源であり、他の大作に比して一見地味そうに見えるかもしれないのですが、その分を補って余りある「人間」の姿が深く書き込まれていると感じることができました。福井氏の本質は、どんなに背景や設定が巨大になったとしても、この処女作に込められた「人を信じる思い」と「希望を持ち続ける事の大切さ」が全ての基本になっているんだと思います。小粒な作品と思われるかもしれませんが、是非、等身大に感じられる主人公達に出会ってみてください。きっと、「任務完了」という言葉に涙が流れるはずです。 | ||||
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| 「亡国のイージス」から始まり、本作、「TwelVe YO」と読み進むうちに、この「川の深さは」という作品こそが、福井氏の作品の源であり、他の大作に比して一見地味そうに見えるかもしれないのですが、その分を補って余りある「人間」の姿が深く書き込まれていると感じることができました。福井氏の本質は、どんなに背景や設定が巨大になったとしても、この処女作に込められた「人を信じる思い」と「希望を持ち続ける事の大切さ」が全ての基本になっているんだと思います。小粒な作品と思われるかもしれませんが、是非、等身大に感じられる主人公達に出会ってみてください。きっと、「任務完了」という言葉に涙が流れるはずです。 | ||||
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| 主人公は警官くずれの警備員。その警備員が二人の男女に出会うところから物語が始まる。不器用な二人の男と気丈な中に弱さを秘めた二人の女たちが日本を揺るがすような陰謀に立ち向かっていく。単純明快なストーリーだが、自衛隊の組織の暗部や日本の安全保障の問題などによって彩られ、重厚な物語となっている。 現在の日本の社会状況に対する筆者の問題意識が随所に織り込まれている点も本書の特徴。こういったところに対する好き嫌いはあろうが、冒険小説としては非常に傑出した作品だと思う。 | ||||
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| 『壮大な愛の物語』。読後最初の感想はコレでした。いささか陳腐にさえ聞こえてしまうかもしれないけれど、私にはそう思えました。愛情というものを知らなかった少年が、一人の少女と出会い、初めて人間としての『任務』を心に刻む。そうして独り走り出した少年に、偶然出会った男が感化され、死んだ様に生きていた男はやがて自分を取り戻していく…。途方もないほど大きな組織に戦いを挑んだ彼らの、根底にあったものは『愛』ではないかと。主要人物のすべてが、それぞれに愛情を抱えて必死に生きているその姿に、心が締め付けられました。何よりも大切な人間をその心に刻んだ時、人はどうするのか。決して臆病になるのではなくて、臆病さや怖さを越えていける勇気を彼らに教えてもらいました。「川の深さは」──この言葉を思う時、今でも胸が熱くなります。女性でも充分に楽しめる作品。一読あれ。 | ||||
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| 政治的謀略や国際的陰謀を背景にしている分、読み始めた時はとっつきにくい印象があった。しかし、物語の本質が相容れるはずのない人間同士の絆の深まりといった部分にあると分かったときから、一気に没頭することが出来た。特に、中盤以降の物事の背景が明らかになる箇所及び後半の心が通じ合っていく過程、策略が実行に移される時、などは刹那的だが重厚な感動を呼び起させてくれる。「地下鉄テロうんぬん」といったこの本のキャッチコピーは物語の本質を捉えていない。人間ドラマとして読むべき。まさに、名作。 | ||||
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| 本作は福井氏の処女作であるが新人でここまで書ける作家は滅多に出てこないでしょう。大沢在昌が絶賛したのもうなずける。福井作品に出てくる登場人物の行動を見ていると自分の生き方が問われているような気になる。「命を賭けて守るべき何かがあるか?」「自分で道を切り開いていく覚悟はあるか?」という事が突きつけれれ、読後は背筋に一本芯が通ったような気になる。少年時代に梶原一騎の劇画を読んだ後の感覚に似ている。心が熱くなる。何度でも読み返したくなる一冊だ。 | ||||
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| 本当にこの人の描く話は面白い!そして登場人物がとことん格好いい。愛する少女をひたむきに守る少年。その姿に感化され、熱い思いを取り戻した中年の男。この二人が中心に描かれているのだが、その他の登場人物もなんとまあ魅力的なことか!最後は涙をだらだら垂らしながら読んでいた。亡国のイージスや、終戦のローレライに比べると、多少荒削りな感じがしないでもないが、この作品も本当に面白い。「最近、熱くなってないなあ。」って人は是非! | ||||
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| 無気力にいきる元警察官・桃山が、保と葵と出会い、情熱を取り戻す。多少、デフォルメされ過ぎているきらいはあるが、桃山、保、葵、金谷、涼子・・・といった登場人物は非常に魅力的だし、緊迫した場面の中にもちょっとした遊び心のある描写が効果的に挿入されており、サクサクと読める辺りも好印象。ただ、国防であるとかのテーマはともかくとしても、何でもない警備員だった国の一大事へと巻きこまれる展開が多少跳び過ぎているような・・・。乱歩賞の枚数制限などもあるのだろうが、もう少し、その辺りにページを割いて欲しかった。終盤、武器やらコンピュータやらの説明が長々と続いてしまう部分があっただけに・・・。 | ||||
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| 『亡国のイージス』に感動し福井ファンになったので読んでみました。やはり本作でも主人公は、かっちょいいおっさんと、孤独で実は純粋な少年。この組み合わせは作者のお気に入りなのでしょうか。「亡国の~」ほどのリアリティや緊迫感はないですが、テンポよく進んでいく分かりやすいストーリー展開や迫力のアクション、ほどよい長さで、純粋にハリウッド的娯楽作品として楽しめました。まるで「007シリーズ」のようなアクション映画を見ているようです。比較すると本作はちょっとチープな感じもしますが、「亡国の~」に繋がる表現や思想は本作でも多数出てきますので、読み比べてみるのも面白いかもしれません。福井さんのファンなら原点を知る意味で読んでみて損はないと思います。 | ||||
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| タイトルの通り、著者の代表作「Twelve Y.O.」より面白く感じました。何よりも主人公が身近というか、生活感がほどよく感じられる人物。しかし、彼を巻き込む事件が壮大というか恐ろしいというか。。。著者の訴えかける、我が国の危機管理能力の脆弱さには恐怖さえ覚えます。小説が扱うテーマは違えど、真保裕一氏の著書がお好きな方にもお奨めです。彼の作品は次作につながる部分があるのが特徴ですが、今作もさりげな~く? | ||||
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| 主人公の中年男桃山の男らしさに感動。 無気力な日常生活から抜け出して行く男の行動力に再度敬服。 | ||||
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| この作品の中で何度か出てくる「またな」の言葉。それは男が少年と少女に投げたものだったり、敵か味方かも分からない美女に向けた言葉だったり様々である。けれど。私の心に残ったのは、少年が男を脱出させた直後に言った「またな」なのである。二度と果たされない約束に、涙が止まらなくなってしまった。 | ||||
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| 某宗教団体のテロ事件をモチーフに、その裏で暗躍する行政、警察権力の腐敗をえぐり出し、一度は権力に放り出された男が、一組のカップルとの出会いを通じて自分を取り戻してゆく再生の物語です。デジャブの感が拭えない予定調和的な展開にちょっと辟易しそうになりながらも、登場人物の高潔さ、情熱的感情に共感してしまう、人物設定、ストーリー構成はナカナカ。ノンフィクションをモチーフにフィクションを書く作家として井上尚登(「TRY」「CHE」)がおりますが、情報量、思考回路の明晰さでは本作の福井氏が数段上。が、専門性が高すぎてド素人読者にはチトきつい頁も。それでも、一読の価値は十分にあります。 | ||||
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| 「命をかけて守るべき人が君にはいるだろうか」←こんなこと書かれていたら思わず手に取ってしまいますよね。亡国のイージスほどの感動はなかったけれど、それなりに楽しめました。 | ||||
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| この本に出会ってよかったと思う。最初は表紙そのものにひかれ手に取りました。そんな軽い気持ちだったけど、読み始めたら止まらない!!次の日のことも考えず明け方まで読み続けてしまいました。。登場人物達の不器用だけど信念を持った生き方に惹かれて、私には少し難しい言葉が多かったけれどこんなに泣けた本は久しぶりに読みました。この本以来福井さんの本にはまっています。 | ||||
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| 福井晴敏さんの本に出てくる主人公達は、いつも私をつかんで離さない、味があります。「川の深さは」の主人公達も同じく、強くてまっすぐで、なんて不器用な人たちなのって思うけど、だからこそ応援したくなるんだと思います。 読み終わったあと、会う人にごとに、「川の深さはどれくらい?」って質問せづにはいられませんでした。 | ||||
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| 福井氏の本は初めて読んだが面白かった。軍事とか国防とか国の自立とか、そういう難しいことも織り込んであるが、自分は桃山と保の男同士の関係が静かに熱くて好きだ。無気力に生きていくこともできるが、何かを成し遂げる為に懸命に頑張って生きる。やっぱりこの方がいいんだろうな、と感じさせられた一冊でした。 | ||||
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| いつもながら静かに始まり、丁寧に読んでいくと中盤の手前で全貌が見えてくる、後は一気に最後までという実に起伏にとんだエンターティメント。特にこの小説では横浜での桃山と涼子のシーンが実に効果的で、こういう場面をさりげなく入れられる作者の力量には敬服せざるをえない。「亡国のイージス」もそうだが、最後の数ページはとてもこれだけの話のラストとは思えない穏やかさがあり、私は大好きである。本を読むことの楽しさを福井晴敏氏の小説は提供してもらえる。 | ||||
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| 「亡国のイージス」「終戦のローレライ」を書いた福井晴敏さんの今まで出版されることのなかった処女作です。福井さんは以後の作品の中で「国のあり方」と「個人のあり方」との関係を深く描いている方ですが、この「川の深さは」にはその源流とも言うべきものが描かれています。他の作品が圧倒的なだけに少し見劣りする面もありますが(処女作ですし・・)、福井ワールドに他の作品ではまった方はぜひ読んでおきたいところ。十分面白いです。 | ||||
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