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川の深さは



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【この小説が収録されている参考書籍】
川の深さは
川の深さは (講談社文庫)

川の深さはの評価: 4.00/5点 レビュー 89件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全89件 1~20 1/5ページ
No.89:
(5pt)

今読んでも

これを大薮さんが絶賛した理由はわかる。
もう最初に書かれて四半世紀がたっているが、
情報のやや古さとそれはないというモノの混ざり合いすら
読み物としての1冊での締まりを感じさせる。
おそらく、福井さんはもう小説書きには戻ってこないのは
自分には深すぎるはずだったアニメ界の川の深さに
浸かってしまったからなのだろうが、それも仕方の無いことかもしれない。残念ではあるが。
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4062102846
No.88:
(5pt)

ありがとうございました。

最近どうも活字離れが進み、まだ読めていません。購入しただけになっているのが現状の中、ありがとうございました。
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No.87:
(5pt)

Very nice

Very nice
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No.86:
(3pt)

ありがちな展開、ありがちな登場人物なれど

警察をドロップアウトし警備員となった男。気まぐれに若い男女を助けたことから、国家的な陰謀に巻き込まれていくという謀略小説だ。

自暴自棄ともいうべきやさぐれた元刑事が、出会って間もない二人のために、命を張り、再生していくというありがちな展開ではある。

オウム事件を下敷きにして、スケールのでかい話に仕立て上げる力技は、デビュー作とは思えない。

現実感の乏しいのはジェットコースター的盛り上がりで相殺するとして、登場人物たちがステレオタイプなのは残念だ。特に、精密機械のような助けられた青年は、アニメ作品のよう。

ラストは、ちょっとしたサプライズが待っている。
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No.85:
(1pt)

ガンダムWのパクリ

1995年放送のガンダムWの主人公、ヒイロ・ユイのセリフ、キャラクターをそのままパクった作品。この「川の深さは」は1997年発売。大手出版社は何も知らなかったのでしょうか?
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No.84:
(5pt)

スピードは命!

とても面白かった。これからも色々なものを紹介して下さい。宜しく!
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No.83:
(3pt)

『亡国のイージス』からすれば、見劣りしてしまう……

マル暴の刑事を辞め、やる気のない警備員となった主人公を狂言廻しにしたスパイもので、本書の後に発表された大作かつ名作『亡国のイージス』(以下、イージス)へと緩やかにつながっている。ただ、『イージス』という弟があまりに優れているせいで、兄である本書が見劣りしてしまう。

『イージス』に比べれば、分量がおそらく半分にも満たないからか、全体に説明くさくなってしまい、情景描写は不十分で、人物もあまり深めきれないまま終わっている。登場人物は、「あれ? これって名前や役職こそ違うけれど、イージスに出てくるアノ人とアノ人だよね」というくらいステレオタイプ。本書を下敷きにして、より完成度の高い『イージス』を創り上げた、といったところか。

『イージス』レベルのものを期待して読むとガッカリするだろう。
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No.82:
(4pt)

強靭な身体と邪魔者は排除するという信念

警察をやめて、グータラ警備員をしている桃山の警備しているビルに、二人の若い侵入者がいた。
若い男は、傷をおっていた。桃山は、治療してやり、回復するまで、かくまった。
そのことで、新たな気力が満ちてくるのだった。
二人は、葵と保といった。保は、特殊な訓練を受け、葵を守ることを使命としていた。
桃山は、大人として、子供を守るのは当然だと思った。
そこに、昔知り合いで、因縁のあるヤクザの金谷が、探りにきた。
神泉教団が、地下鉄爆破事件を起こし、多数の死傷者がでた。
とんでもない教組と若者の集団が、馬鹿げた事件を起こしたが、その裏で、操っているのは、誰なのだろうか。
在日CIA、北朝鮮、自衛隊内の特殊任務部隊、警察、公安が、入り乱れての、事件が巻き起こる。
その中で、完全と立ち向かう 保。それをサポートする桃山。その前に、さっそうと現れる涼子。
保の強靭な身体と邪魔者は排除するという信念が炸裂。
フロッピーにApocyphaという機密が、ファイルされていた。
それは、アトポーシスという名に変わるものだった。市ヶ谷では、それを入手することで。
とにかく、保が、スーパーマンだ。
説明の部分で、物語を紡いで行く。そのリズムが、いいのだ。
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No.81:
(5pt)

最後は哀しみと温かさが残った

日本のTV新聞映画、そして小説などでは恒例であるが、メディアに登場するコンピューター関連に対する理解不足からくる表現の歪みを、専門職である自分が感じるのは何度目だろうか。
そこは早送りのように読み進んだが、それでもこの作品は自分の好みにぴったりだった。
ネタにされている要素に気付き、読み始めた当初は安易にさえ思えたが、読み進めるうちに見事な組み立てを目にし、無理のあるコンピューター絡みを通過して、好みのエンディングで救われました。
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No.80:
(5pt)

全作品の根源

福井作品の全ての根本が凝縮されている良作。これがお気に召さなければ、新しい作品はちと難しいかも。これが気に入ればこの後の作品はすべて価値ある作品として楽しめるとおもいます。私は初版を紙の本で読んで、また時間をこえて今回電子書籍で読みましたが、初読の時の興奮は研ぎ澄まされ、熱い中身だけは、相変わらずで楽しめました。新刊が出ると無条件に手に取れる、自分の想像力に見合った好きな作家に出会えると一生物ですね。
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No.79:
(5pt)

この作品から読めて良かった。

これから福井作品を手に取る、という方がもしいるのであれば、是非この作品から読んで欲しいですね。

私の場合は知人から「これ面白いから」と、本作品を手渡されました。
読後の私の反応が、知人の期待していたものだったから、さぁ大変。
更に「Twelve Y.O.」を渡され、その内容や発刊の経緯を知って、この著者の作品へ今更ながらにハマッてしまい。
「亡国のイージス」は自分で買い、読み始めて慌てて「6ステイン」と「Op.ローズダスト」を購入。
この順番で読まねばならない、という事もないのでしょうが、少なくても「川の深さは」、「Twelve Y.O.」、「亡国のイージス」という順に読めた事で、思わずニヤリとしてしまった素晴らしいオマケが付いてきたのも確か。

「終戦のローレライ」と「人類資金」も読むつもりですし、完結してから大人買いしようと目論んでいたアニメ「ガンダムUC」を、よもや小説でセット買いする事になろうとは……「アニメ観てから読め」のアドバイスに従って、OVA購入も早めます。

という訳で、「市ヶ谷」にまつわる世界観だけ浸るにせよ、「ガンダム世代の作家」としてまで追うにせよ、この作品が第一歩として相応しいでしょう。

今更この著者を知ったから、この様な幸運に巡り合えたのだと。

個人的には思う次第であります。
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No.78:
(2pt)

これはラノベ

キャラクター設定やら台詞の言い回しにガンダムシリーズからのオマージュ…というかパクりがそこかしこに使われている。
まあ、作者本人もかなりのガンヲタらしいが。
なんか素人の二次創作SSみたいで、読んでいて気持ちが悪かった。
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No.77:
(2pt)

最初の作品には作者のすべてが詰まっている。

最初の作品には作者のすべてが詰まっている。と昔、誰かの本で読んだ気がしますが、
この本はまさにそうだと思います。
亡国のイージスから先に読んだので、それがよく分かりました。
ただ、この本の好き嫌いは大きく分かれるかとも思います。
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No.76:
(5pt)

情熱&希望

数年前に読んで以来、キンドルとして刊行されていたので改めて再読させて頂きました。

個人的には「亡国のイージス」や「Op.ローズダスト」のような大作より、日常に寄り添った「6ステイン」や本作の方が
身の丈感があって(とは言えそれなりに非日常ですが)感情移入しやすく思います。

以前007シリーズの作者「イアン・フレミング」が自身の小説で心掛けている事に、読者に対し常にページをめくらせる
「何か」を与えるべき、そしてそれは「ありえない事」と思わせてはいけない。ような事を書いていましたが、正にこの
作者はそのことに当てはまる「知識」「構成」を持って応えているように思います。
そして、登場人物の心の動きを持って誰もが経験している(経験するであろう)事を通して思わず自身に当てはめざるを
得ない状況を作ってくれます。物語が進むにしたがいそれは「移入」というパイプによって「情熱」が注入されてしまい
ます。派手な状況が続きハリウッド映画を見ているようでもありますが、それだけにエピローグが際立ち「希望」が生ま
れます。

学生から中年サラリーマンまで、幅広い層まで、「福井ワールド」お薦めします。
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No.75:
(3pt)

やや設定に難あり

基本的には国際アクション小説として楽しめる
ただサブ主人公ともいえる少年があまりにもオマージュ的なキャラすぎて、
そのキャラの元ネタを知ってるとどうにもギャグ小説にしか思えなくなってしまうのがやや難点
実質的な処女作だけに、その辺のバランスは分からなかったのかもしれない
それと国際物にしては、主人公の設定が元警官だけでは弱い
実際に作中であまり活躍していないし、もう少し強力な設定と活躍があってもよかった
あとヤクザや仁義といったギミックもどうにもスパイ物との柔和がちぐはぐ
謎組織的な設定の方が良かった
その辺以外はアクション物として楽しめる
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No.74:
(3pt)

これは漫画なの?

福井晴敏の隠された処女作。

元警官の桃山はしがない警備員として毎日無為な日々を送っていた。そんなある日、追っ手から逃れていると思わしき少年と少女が桃山の前に現れる。その姿に打たれるものを感じた桃山は、自らの中にも熱いものを蘇らせ、二人を匿おうとするのだが……。

ものすごく社会的かつ軍事的で大きな事件を扱いつつ、一方で人間同士の絆を描く、という福井晴敏得意の展開はここでも健在。(と言うか、初めからそういう書き方をしていたってことですが)
その点では、ストーリーの運び方は十分魅力的だと思います。

ただ、いかんせん、説明が多い。
主人公がぐだぐだと自論を考えたり、どうでもいい説明が人称を無視して入ってきたり、説明口調の長い文章が続いたり、読んでいてとても鼻につきます。途中、何度止めようと思ったことか。

そしてその「とてもわかりづらい」状況と説明がある一方で、異様なまでにキャラ化されて「わかりやすい」登場人物たちが出てくるのが、もう気持ち悪い。
ものすごい台詞と書き込みの多い漫画を読んでいるようで、正直、ちょっと苦手だなぁと思いました。

あと、デビュー後に、昔の作品を引っ張り出してくるというのはどうなんでしょう。なんかなぁっていう気がしないでもないんですが。
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No.73:
(5pt)

自己の再生と共に再会を信じあう絆

反抗的で、冷静な頭脳と鍛えぬかれた精神力を持ち合わせた少年。だが、彼は心が優しく致命的に純粋だった。
その感情が国家の命令遂行中に働いてしまい、彼の人生が大きく変わっていく…。

無鉄砲に思える行動もその頭脳から生み出す緻密な計算でカバーし、任務遂行のための強い意志により躊躇なく破局的場面に挑んでいく保。
それに共鳴するように、生きることへの情熱を取り戻していく桃山。
そういった彼らの生き様を通して訴えかける、作者の問題提起。

この作品の最後にある解説でも指摘されていますが、個々の登場人物達は現実社会におけるリアルな人物像とは多少かけ離れているかもしれませんが、それぞれが抱える悩みや不安、そういった人の「影」の部分はとても共感できるもので、それらと向き合い生きていく姿はとても感動的で魅力的でした。

様々な問題提起もとても勉強になりました。
福井作品をこれから集めて読んでいこうと思います。
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No.72:
(5pt)

最も好きな作品

書かれた順序でいえば、福井晴敏の処女作と言っていい作品。ただ、世評の高い『亡国のイージス』を書き上げた後に刊行されており、かなり改稿されているのではないかと思う。 ストーリーはある謀略を軸として進行し、ミステリーの要素がたっぷりある。ハイテクを駆使した戦闘場面も、読みごたえ充分である。 だがこの作品の魅力はそれだけではない。 少女を守る任務を自らに課した、翳のある若者。大義を頑なに信じる、冷酷非情なスパイ組織のボス。組織に属しながら、若者を気遣う美女。事件に巻き込まれたことで、おりたはずの人生を再び歩み始める中年男。任務、使命、尊厳等の硬い言葉が、この作品の中では自然に感じられてしまうから不思議である。孤独を背負った人々の思いが交錯する。それぞれのぎこちない交わりが、頑なに閉じこもってしまった心の境界を、お互いに、徐々に開いていく。 ほとんど青春小説の世界である。我に返れば気恥ずかしいくらいであるが、それほどに没入させるほどの力が、この作品にはある。個人的には、福井晴敏の作品の中で最も好きなものである。一読を勧める。
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No.71:
(4pt)

「終戦のローレライ」の作家はデビュー作も最高

「終戦のローレライ」の作家であるから、是非読まなければ、と思いこの本を開きました。乱歩賞の最終選考まで残って、惜しいところで落ちてしまったのですが、なかなかの出来具合です。確かに、デビュー作らしく、空回りな表現や、表現が難しすぎて何を伝えたいのかわからなくなく箇所があります。小説としての評価、としたら「まだまだかな…?」というところでした。しかし、すごく引き込まれる。福井作品の魅力の一つ、戦闘シーンがかなり引き立っているし、もちろん、感動もできます。 落ちこぼれていた男が、国の暗部と戦うことで、勇ましくなっていく。その姿に、心を打たれてしまいました。主人公だけではなく、周囲の登場人物たちにも共感できる。一人ひとりが、人生について問いかけてきます。不況や雇用情勢の悪化など、問題だらけの今日ですが、私自身、人生を考えるきっかけになりました。 小説としての技術が欠けていて、それでも心を揺さぶってくる。ここで技術がついたら、とたんに日本エンターテインメント随一の作品を、この作家は書けるのではないでしょうか。現に「終戦のローレライ」、未読ですが「亡国のイージス」が傑作という言葉ではもの足りないほど傑作で、賞をばんばん受けてますし…。解説のとおり、すでにこれらの作品の種は、この「川の深さは」でまかれていたのだと、つくづく思います。
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4062102846
No.70:
(5pt)

後の作品の要素が全てあり

福井晴敏のフアンで、ほとんど全てを読んできたと思う。で、福井晴敏にとって処女作品である本作を読んで、まさに感激。まさに後の全ての作品に通じるものが、ここに凝縮されているような感じがある。その意味では、この作品を最初に読んで、福井本に入るのがいいのかどうか。実際処女作とはいえ、その完成度はピカイチだと思う。アクション、謎解き、陰謀、そして何より人の情け。可憐な少女と、けなげな若者。残り火を消してない失意の大人。登場人物のヒトとしての魅力もここにあり。まさに福井フアン必読の書であることは間違いない。
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4062102846

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