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曇りなき正義



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【この小説が収録されている参考書籍】
曇りなき正義 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

曇りなき正義の評価: 4.00/5点 レビュー 1件。 -ランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.00pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1件 1~1 1/1ページ
No.1:
(4pt)

音楽好きにはたまらない作家

ペレケーノスはいい。今まで、邦訳が出ている作品は全て読んできたが、失望させられた事は一度もない。最初期のヴァクスに匹敵するパワーのある作家だと思う。本作は黒人探偵を主人公にした、新シリーズの第一作。アメリカの一部には、ギリシャ系移民のペレケーノスが、黒人探偵を主人公に据えたことに不満を覚えた人もいたようだが、日本人の僕が読む限りでは、全く違和感がない。ストーリーには細かく触れないが、この作家の持ち味は、ストーリーよりもむしろ、登場人物の描写にある。その辺は読んでいただくしかないが、とにかくこちらが感情移入せざるを得ないくらい、よく描けている。その要素の一つが、それぞれの登場人物が聴いている音楽。この作品でもカサンドラ・ウィルソンや2PACなどが、さりげなく使われている。その音楽をイメージできる人には、登場人物の性格が鮮やかに伝わるわけだ。エルロイ、ヴァクス、クラムリーあたりが好きな人は、是非一読する事をお薦めする。
曇りなき正義 (ハヤカワ・ミステリ文庫)Amazon書評・レビュー:曇りなき正義 (ハヤカワ・ミステリ文庫)より
4151706577

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