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悪の教典
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悪の教典の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全258件 141~160 8/13ページ
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貴志祐介を毛嫌いしていた私ですが久々に彼の作品を読ませてもらいました。 上巻だけ読んでいるといつものエログロミステリーかと思ったのですが、下巻からのぶっ飛び様はあっぱれ!としかいいようがありません。 生意気な高校生が虫けらのように処分されていくのは胸が空く思いです。たまに高校生同志のチンケなドラマが展開されて、もしかしたらクソ餓鬼にハスミンがやられてしまうのではという危惧がありましたが、杞憂でした。ハスミンは見事にゴミどもを処分してくれています。 最後の二人は致し方ないですね、ストーリー上は。 ところで映画も原文に忠実であっぱれ!でした。続けざまに20人程の女子高生を撃ち殺すシーンは秀逸です。 もう少しスプラッター的な要素があった方がより良かったですが。 いずれにしても気分爽快にさせてくれる快作です。是非次作も学校ものでお願いしますね。 | ||||
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内容もよかったですが、電子書籍で読みやすく、とても良かったです! | ||||
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物語のベースはフィクションであるし、また登場人物が多岐に亘ることから、シンプルにスリリングなストーリー展開を楽しめば良いと思う。 メッセージ性など、どうでも良い。本書は、文字ベースの媒体としては、充分に読者を引き込む力がある。 1ページ、1ページ、ページをめくる楽しみを本書は読者に提供してくれる。 主人公が天才的なサイコキラーなのだが、筆者は少しづつ、その異常性を読者に打ち込んでくる。 何故か主人公に心情に乗っかり、ややもすると応援している自分に驚かされたのだが、人によっては正義感だけを持って生きているのではなく 主人公のような一面を持っているのかもしれない。 結末は、私が望んだ終わり方では無かったので少し残念だったが、上下巻を通してシンプルに読み物として楽しめた。 | ||||
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物語のベースはフィクションであるし、また登場人物が多岐に亘ることから、シンプルにスリリングなストーリー展開を楽しめば良いと思う。 メッセージ性など、どうでも良い。本書は、文字ベースの媒体としては、充分に読者を引き込む力がある。 1ページ、1ページ、ページをめくる楽しみを本書は読者に提供してくれる。 主人公が天才的なサイコキラーなのだが、筆者は少しづつ、その異常性を読者に打ち込んでくる。 何故か主人公に心情に乗っかり、ややもすると応援している自分に驚かされたのだが、人によっては正義感だけを持って生きているのではなく 主人公のような一面を持っているのかもしれない。 結末は、私が望んだ終わり方では無かったので少し残念だったが、上下巻を通してシンプルに読み物として楽しめた。 | ||||
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生徒みんなに愛される教師。でも、その姿は完全にロジックに作りこまれた仮の姿だった。 誰しも作りこんだ偽りの姿なんて維持し続けることはできない。トラブルが起きて追い詰められれば、その仮面の下に隠された自分の本性の方で解決をしようとしてしまうものだ。 自分もよく理解しているわけではないが、西洋の世界では神と悪魔の概念がある。 主人公はこの悪魔そのものなんだと思う。 コーマック・マッカーシーの「ノーカントリー」のシュガーとかまさにそう。人を殺したり、悪事を働いたりするのに理由はない。ただしたいからする、それだけ。 どうしても日本人的な考え方では、犯罪を犯すのには理由を求めるとこがある。これはテレビの2時間サスペンスの原作になるようなものにそういったものが多いからかもしれない。 主人公にも、その傾向は最初見え隠れする。本人もそうだったのだろう。自分よりも成績が上の人間や、今の自分の立場を壊す者を排除していく。 これは、日本人的なサスペンスの殺人者の感覚だ。でも、本質は違う。自分の狂気を抑えきれず、この先どうなってしまうかも冷静に考えられなくなり、大量殺人を犯す。 結局、彼は何になりたかったのか?それは最後までわからないままだ | ||||
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Kindle版を購入、Kindle、iPadで寸暇を惜しんで一気読みしました。 上巻の緻密な設定があるため、下巻の大部分が、わずか数時間で起きることでしめられてますが、緊張感とスピード感が失われることなく最後まで突っ走ると言う感じがします。 映画は見てないのですが、DVDの序章を見てたこともあり、登場人物が良い意味でかぶって面白さを倍増させました。 アメリカの学校での銃乱射事件を彷彿させるという方もいるかもしれませんが、私は主人公が生き残るため、緻密な心理的な駆け引きが破綻した結果が、後半の出来事につながっていくように思え、場面がたまたま学校であったというもので、全く似て非なるものと思っています。 終わり方が、続編を期待させる描き方だったこともあり、いつか続編がでるのではないかと期待しています。 | ||||
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映画から先に見て、後半の学校内バトルロワイアルをじっくり楽しみたい目的で購入しました。映画とはストーリーが違うこと、生徒へのプロファイリングが映画よりも適正であること、映画では悲鳴をあげてただただ殺されていくだけだった生徒たちの反撃が多彩で背伸びしない考えた末感のある工夫に満ちたものだったこと、映画での演出の意図をよく理解できること、生存者の数が違うこと(小説のほうが救いのあるエンディングでした)、その他もろもろ120%満足できる内容でした。映画を見た方は、ストーリー知ってるから興味ない、と思わずに読むと面白いと思います。蓮実先生は映画より遥かに下衆でしたが、楽しめました。 ★5でも良かったんですが、4にしたのは、最終章の存在意義がまるで分からなかったせいです。その1つ前はよくわかります。しかし最終章は、第二、第三の蓮実聖司はどこにでもいる犯罪は続く可能性があるという示唆に満ちたものになるはずだったのかもしれませんが、やはりなんだそりゃとしか思いませんでした。映画を見る前に原作を手に取って最終章を読んで、買わずに本棚に戻しましたが、映画を見て原作を最初から読んでもなお、この章がある意味がわかりません。 | ||||
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コマーシャルで映画の一部分を見て、面白そうだなと思い、手に取りました。 ミーハーです。 下巻では、ハスミンの過去、そして進行形、究極の形が語られます。 この作品も、かなりの大掛かりな現在進行形が、実は倒叙形式であることが、 青の炎なんかとの共通点でしょうか。わずかなミスが、というよりハスミンの ほんのわずかな知識の欠如がひっくり返るトリッガーを引きます。 ちょっとやり過ぎっていえば、やり過ぎなんですが、このくらいしないと、 このびっくり玉手箱みたいな現代では、刺激が少ないのかな。 貴志さんの抜群の頭脳をもってして描かれた2SDを超えた世界が、すぐ現実の 世界に現れそうな感じがするのがちょっと怖い。そんな感じです。 貴志さんの作品はいくつか読ませていただいていますが、そのいずれもが マニアック。この作品はその中では、それほど書き込みに凝っていないため、 すらすら読めます。そういう意味ではお勧めです。 しかしながら、評価は80点。ちょっと気持ちが悪くなる人もいるでしょう。 学校の教師の問題っていうのも、やっぱりドロドロしてるんだと思わされる。 その感覚が、実は嫌。本当にこんなことあるのかいって感じ。 下巻の中盤からの加速感が面白かったです。なおかつ、このオチは、貴志さん 独特の締めかたで良好。このくらいやると実はスカッとするってのは変なんで しょうね。一人殺すと殺人で、百万人殺すと英雄で、とはよく言ったものです | ||||
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主人公の、導入部での優秀な教師ぶりから、主人公視点の描写の中で徐々に正体が明らかになっていく過程は非常に面白かった。 | ||||
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貴志さんの本は初めて読みましたが、想像以上に面白いです。次のページを早く開きたいと思うくらい面白い本はなかなか無いので、貴志さんのほかの本も読んでみたいと思いました。 湊かなえさんの告白になんだか似ている気がします。 | ||||
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読後感はそれほど良いものではないと感じる方が多数と思う。 内容が面白かったか?と問われれば「うーん」と悩むような本でもあるようにも思う。 ただ1つこの物語に触れて味わえる強烈な体験がある。 それは ”続きがとにかく読みたい” という衝動を感じながらページをめくること その点において本書は抜きん出てると思う。 | ||||
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『新世界より』が面白かったのでこちらも購入。貴志さんの作品はエロぐろい感じなんですかね、性描写が結構艶かしい。そこに作者独特の残虐性が加わることで、テンポ良く読むことが出来ます。 上巻はまだ殺人が少ないので読めました。読者にしてみれば、ハスミンが残虐なサイコパスだと知っていて、生徒たちはこの後の運命を知らずハスミンを慕い信じきっているのですから、こちらはハラハラしてしまいますね。いつ本性がバレるのかと。 映画をみて、さすがに下巻は読めないなと思いました。グロい描写オッケーな人なら読めると思います。賛否両論ありますが、きっとこういう残虐さ重視の作品も今の時代必要なんじゃないでしょうか。ある意味時代に残る名作だと思います。 | ||||
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主人公の蓮実教諭が、生徒たちから信頼を得たり、退屈させないための技術がいくつか紹介されているが、 それを作者の貴志さんが、執筆で実践しているのかと想像すると、ちょっと笑える。 そのせいかは分からないけど、あっという間に読み終わります。 何より、こういう作品は楽しんだもん勝ちなのでしょう。 | ||||
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万人受けする作品ではないと思いますが、視点を少し変えるだけであれだけのホロコーストすら印象が180度変わり、一気に面白くなります。 舞台となった私立高校はぱらぱらと読んでいたうちからろくでもない学校、という印象を持っていましたが、 上巻を読むと、教頭の侮辱発言にウザすぎる国語教師、何もかもをなめきった生徒…。 わたしなんかはぶち切れてしまい、いいよ、もうやっちゃってよ!わたしが許す!と思ってしまったほど…。 むしろハスミンの感覚のほうがまともなくらい…そのぐらい舞台の高校と2年4組は狂っています。 あと、ハスミンの生育暦、これだけ狂った、ろくでなし人間勢ぞろいっていうのも違う意味で恐ろしいです…。 逆を言えば、そればかりを寄せてしまったハスミンの気質にも問題あり、と言えばあるかもですが、それだけでこうはならないですよ。 今じゃお目にかかれないほど…。 下巻だけ読んでしまうと、あぁ、かわいそうに…なのに、上巻から読むと、あんた達この期に及んでまで覚えがないの!?と、まったく印象が変わります。 上記の通り、主人公も舞台もかなり現実離れしています。なので、現実と架空とがあいまいになっている人がいるようですが、この小説を読むに当たっては危険です。 真に受けて読んでしまうと、気持ち悪いだけなので…。 読み手を選ぶという点では高度な作品です。 | ||||
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感想を書きます。 本作品はサイコ野郎の殺戮に終始します。特に下巻は。 けれどもこの作品からは作者からの熱いメッセージを感じました(勘違いかもしれませんが)。 サイコ野郎はどうすれば止まったのか。 本作では様々なタイプの人間が蓮見と対峙します。 しかし結果として誰も蓮見を止めることができません。 蓮見は殺戮の最中ある見落としによって自己が犯人である重大な証拠を多々残してしまいます。 しかし蓮見が見落としたものは果たしてこれら証拠だったのか。 これさえ見落としていなければサイコ蓮見を止められた、あるいは止まった気がします。 評価は分かれていますが個人的には考えさせられ教えられる作品だと思います。教典だけに | ||||
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エンタメとしては良く出来ているのではないだろうか? 私としては結構なハイペースで読みきってしまった。 ラストのAEDの録音がなければ逮捕できなかった〜という書き方は どうなのだろうか?現実では連続不審死に共通する不審人物が被疑者となり 有力な物証無しに死刑判決をうけたところである。 司法がそうそう被疑者に甘いと思われては困る。 エンタメだから突っ込んだら負け、なのかもしれないが。 | ||||
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これはアリでしょ。後半の凶器をアレにした事で爽快感8割増。とにかくラストは駆け抜ける凶器。 オチがあまり好きではないのでマイナス1。 | ||||
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貴志さんの小説は物語に全く無駄が無いので好きです。著作はほぼ全て読んできました。 本作品は、ある高校の人気教師が実は最悪の殺人鬼だったというお話です。 感想ですが、これは貴志さんの真骨頂とでもいうべき作品に仕上がっています。物語というのはこういうものだなということですね。感じとしては「硝子のハンマー」に似ていると思います。 通常のミステリーは犯人探しなのですが、貴志さんの作品では犯人側の視点で物語が進み、時折犯人を捜す側が登場するというパターンがあり本作品はその典型です。だからこそ単なるスプラッターにならずに、一人の教師の内面を描けてるわけです。 正直、この物語はとても嫌な感じがする人もいると思いますが、これもこの作者らしいのですがところどころでリアル感が全くないところがあり読者をつなぎ止めていると思います。 一つ気になったのは2羽いたカラスのもう1匹のほう、あれをどう解釈していいか分かりません。物語は続くということなのでしょうか・・・。 大変印象に残る作品でした。 | ||||
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晨光学院で生徒の人気を集める英語教師蓮見聖司。 真の姿は自分の妨げになる人物を次々排除していく殺人鬼だった。 幼少の頃の回顧を含めながら、学校での主要人物を排除していく上巻。 共感は全くできないまでも、 ここまで自己中心的に物事を考えられる蓮見の姿や発言は、 読んでいてある意味すがすがしささえ覚える。 物語の展開も早く、蓮見のターゲットも多岐に亘るため、 決して飽きることはなく、ページをめくる手は休まることはない。 何故生徒がターゲットになるのか?結末は?下巻が実に楽しみ。 | ||||
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コマーシャルで映画の一部分を見て、面白そうだなと思い、手に取りました。 ミーハーです。 上巻では、ハスミンこと蓮実先生の先生ぶりから、徐々に明らかになる謎が 絡まり合う、深まっていくところで下巻に続きます。 貴志さんの作品はいくつか読ませていただいていますが、そのいずれもが マニアック。この作品はその中では、それほど書き込みに凝っていないため、 すらすら読めます。 ただ、最近小説よりも奇妙な現実が多くて、この作品も実話かしら?と 思ってしまう。実話であってもおかしくはないなあと思う現実世界が妙に怖く なってしまう。 貴志さんの頭脳をもってして、かなり2SDを超えた世界が描かれている。これ がすでに2SDに見えない自分が変なのかも。 80点。上巻では、可もなく不可もなく。ここからです。 | ||||
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