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悪の教典
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悪の教典の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.40pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全258件 101~120 6/13ページ
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かなりエキセントリックな内容ではあるが、文章が上手い のかスラスラと読め、暇な時に何度も再読している。 主人公の行動は決して完全犯罪では無く、警察がキチンと 捜査すれば看破されそうな気がするのはご愛嬌。 続編は難しいと思われるが、都立**高校で発生した事件 をエピソード0として作品化して欲しい。 | ||||
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いちおうネタバレです。 読後に読んでいただけたら、というレビューです。 全部読んでから後味の悪さといいますか、これは主人公に関わることだけかと思っていたのですが、 小説の世界観の中では、衝撃的なニュースは海外でも報道されたことかと。。。 危険種を放流したあの企業のあの人は、 ニュースを見てどんな気持ちだったのだろうか? ということを想像してしまいました。 後悔することはあるんだろうか、 なつかしくも新鮮な驚きぐらいにしか思わないのだろうか。 刑事は電話について悔やんでいました。あの企業の人やいかに。 盤上の駒だった教え子や先生達と、彼ら(彼女ら)を駒とした打ち手の頭上。 嵐の前の静けさを破って、轟音が駆けていきます。 | ||||
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映画を見てから読むよりも映画を見る前に読んだ方がおすすめです。 映画では若干内容がカットされていたり、違う感じになっています。 | ||||
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映画を見てから読むよりも映画を見る前に読んだ方がおすすめです。 映画では若干内容がカットされていたり、違う感じになっています。 | ||||
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この本を買いました。 映画では「続く」になっていたので、とても気になり この本を手にしました。 わたしも続編が見てみたい、読んでみたいです。 ぜひぜひ。 | ||||
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映画をみて腑に落ちない部分がありましたが小説を読み、すべてのピースが一つになった様に感じました | ||||
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ずっと読みたくて、ついに買ってしまいました。 いやはや、徹夜本とはこの本のことです。 怒涛の展開に目が離せなかった。 私が読んだ本の中でも五指に入る夢中ぶりでした。 ホラーもので言えばバトル・ロワイアルに近いかも。 展開が展開だけにね。 でも、実は大量殺戮シーンはそこまで面白いというわけではなかったです。 これは他の方も言ってる通りだと思います。 この作品のすごいところは主人公はサイコパスであってサイコではないという所です。 殺人はあくまでも選択肢の一つ。 平和的解決法と殺人が並列にあるのがハスミンの怖さを如実に語ってるのです。 その狙いは当たっていて、最初は本当にいい先生として有能さ、立ち回りの旨さがこれでもかと書かれています。 金八みたいなストーリー展開にしようと思えば熱血もので一本かけたでしょう。 それを大量殺戮にするとは。 「素晴らしい」と書いてイカレテいるとしか言いようがないです。 ストーリー展開だけじゃなくて、読みやすさ、描写のうまさもこれでもかと感じました。 主人公の過去が幾度と無く出てきますが、昔の殺しのことばかりなのに 他にはまだないのかと期待してしまってる自分がいました。 それだけ引き寄せられるんですよね。 ギャグを否定されてる人もいましたが、僕は大好きです。 東大?ソーリー、ユー・ゴーイング・トゥー・ダイ は思わずオー・マイ・ゴッドと嘆いてしまいました。 とにかく惹きつけられるのは間違いありません。 Amazonだとハッピーエンドや泣けるいい話は良い評価が出やすいけど クレイジーな作品はそれだけで低評価になりがちです。 この本も本としての面白さは突き抜けています。 所々こうして欲しいという願望はありますが、それはハマってる証拠。 皆、なんだかんだで大好きなのです。 夏の明け方、じんわりと汗をかいて読み終えました。 ぜひ一読してみてください。 | ||||
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貴志祐介の主要作品は読んできたが、処女作「黒い家」を超える作品にはまだ出会えてなかった。本書は2010年の「このミステリーがすごい!」と「週刊文春ベストミステリー」でW1位になった作品なので期待した。 高校を舞台にしており、人気の高い教師が、実はとんでもない殺人鬼だというシチュエーション。その本性を少なからぬ教師と生徒が察知し、虚虚実実の攻防戦が見所になっている。慥に面白く、結構な長編だが、知らず知らずに読み進めて行ける。ただ中盤あたりから、癖のある先生や、魅力のある生徒が簡単に殺されるので、ゲーム感覚になって行くのが惜しい。 クラスの生徒の大半を殺していくストーリーより、少ない殺人の中で、蓮実を追っていた刑事や教師、そして不信感を持っていた生徒たちを絡ませ、追い込んで行けば、リアル感があって良かったのにと思う。 ラストの解決も駆け引きの中での成果ではなく、偶然に負うところが大なので思ったほどのカタルシスはない。 ただ、リアル感を重視すれば、普通の推理小説になり、玄人筋には受けても、貴志祐介としてはそれ以上にインパクトのあるものを書きたかったのだろう。結果的に映画化もされ、ふだん推理小説を読まない世代にも歓心を得られ、満足だろう。 しかし、「黒い家」を超える作品にはなっていない。 | ||||
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作家に詳しい方からは酷評が出ているようですが、 あまり詳しくない自分にとってはとても面白く夢中で読めました。 狡猾に信頼をえて人間関係を構築していく...こういう人居るよな〜という感じでした。 教師や生徒も敢えて個性を強く出して書いてある感じがします。 (登場人物が多いので、伏線がありすぎると混乱すると思います) 下巻への不吉なバトンタッチが恐ろしい。 最初から猟奇的殺人をしよう、と考えていたわけでなく、すべてが「偶然」「仕方なく」進んでいくのが クールで怖いところ。 「問題解決策の中から殺人がはずれていないだけ」というスタンスには戦慄です。 夢中すぎて2巻を4日くらいで読み終えました、すっきりしたー!! | ||||
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話題のタイトルでしたが読んだことが無かったので一気に上下巻とも読みました。 下巻は読み進めるのにちょっと勇気がいるほどの急展開でしたが、 上巻同様楽しめました。 個人の描写が少ないというレビューもあったのですが、 それは蓮見先生がマークしているかどうかの視点で描かれているからなのかなと思いました。 「問題解決の方法選択の幅が人よりも広いだけ」という蓮見先生の言葉にはぞくっとしますね。 | ||||
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貴志先生の作品を楽しませてもらって、まだ三作だけですが、少々感想な どをぬかしたいと思います。 「黒い家」「十三番目のペルソナISOLA」と比べると、過去の作品から 十年も空いていますし、学校が舞台ということもあって、熟語や専門用語が 少なく、辞書やワード検索するなどして調べる必要が減少し、非常に読み易 かったです。 おそらくは、昨今の読者層を研究して書き上げられたのではないでしょう か。所々、ちらりズム的に見せるギャグ要素・近代流行用語などはその取材 成果でしょう。それが読者の心を掴んだのだと思います。 でなければ映像化まで持ち上がらなかったと思います。 この作品に至っては三者三様の感想がネットで飛び交っていますが、私は どうやら、試験的作品に思えて仕方が無いです。 ここから先の作品こそが、貴志先生の最高傑作が生まれるのではないでしょうか。 | ||||
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難しいことは考えなくて良いと思います。ただただ楽しい作品。面白い以外の何の要素もないと思います。特定の誰かに感情移入することもないので、どれだけ人が死んでも心揺さぶられることがまずない。誰の敵でも味方でもない、完全なる距離感、観客の目線で蓮実の殺戮劇を見させられているような。 終わり方もにやにやしました。蓮実が主人公を降りた。彼の思考回路から追い出され、改めて見えてくるサイコパスの全体像。 学校という狭く無秩序な世界に、疑問を感じるタイプだった人には結構爽快な物語なんじゃないですかね。例えば中学を無邪気に楽しめたタイプの人が読んでも大した実りはないでしょう。 切ないといえば青の炎、恐ろしいといえば黒い家、面白いといえば悪の教典。私はこの作品が一番お気に入りです。 | ||||
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バトルロワイアルとアメリカンサイコをライトにまとめた印象。 生徒を皆殺しにする、作者の仕事量には脱帽です。 | ||||
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生徒に非常に人気のある英語教師蓮見聖司。Nativeな英語力、行動力、信頼感すべてで生徒たちを魅了してしまっている。だが、彼の過去と彼の異常なまでのサイコキラー としての内的人格を知る者はいない。しかし、彼は現在の学校に来る前にも他の学校で連続殺人を犯し、昔は中学生時代に両親まで殺しているのだ。やがて、彼は現在の高校でも本性をじわじわと表してくる。邪魔になる同僚教師を何人も殺し、自分のファンである女子生徒を手なずけ、そして運命の大量殺人の日がやってくる。はたしてここまでの殺人が可能なのかと思わせる、situationの連続ではあるが、すべてdetailsがきちっと描かれていることで説得力がある。この怪物もちょっとしたミスで最後は完全犯罪を達成出来ず逮捕されるが、精神稿弱を理由に裁判を争うというところで物語は終わる。彼がやがて無罪となって社会に出てくるのを示唆するような終わり方だ。徹底したサイコホラーだが、物語も面白く読者を飽きささない。さすが貴志の作品は筆力があるだけに、おどろおどろらしさも少なく、その意味で面白いエンターテインメントである。 | ||||
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上巻はやたら蓮見が策略凝らしてましたけど もう蓮見が殺人鬼と化して人を殺して行く こっちの方がなぜかリアルで読み応えありました。 生き残りをかけたサバイバル・デスゲーム。 という感じで、スピードよく読めて行きます。 上がいまいちだったので それに比べてどんどん読める、という意味で 普通の★3にプラス1。 生き残りをかけた主人公たちと追いつめる蓮見の 緊張感がなかなかよかったです。 ただ、蓮見が殺しをためらうかのようなシーン もっと、なぜためらうのか?あの感情は、なんだったのか? という心理描写をつっこんで表現できていたら、 断然、物語に深みが出たんじゃないかなと思いました。 soo coolな殺し屋、というキャラなのでしょうが あんな殺人鬼、普通はいません。 そのように至る何かを読者に想像させることができていれば もっとよかったなー。と。 | ||||
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映画化されたので興味を持ちました。ストーリー展開といい、人物設定といい、実際にはあり得ない話です。マンガみたいな展開と言ったらファンの方に怒られるでしょうか。でも、さすが貴志祐介!最後まで一気に読ませてくれます。主人公は教師で、舞台は学校、数多くの登場人物全部は覚えきれなくても、それぞれの最期のシーンは印象的です。映画は観ていませんが、あんまり観たくない。映像化していない小説だからこそ、おもしろいんじゃないかなぁ? …映画も、そのうち、観ます…。 | ||||
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久々に読破しました。先へ先へと読み急ぐ気持ちを抑えるのに大変でした | ||||
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上とは比べ物にならないくらい人を殺しまくりますその残忍さは上の殺人がかわいく見えてくるほどです 「黒い家」「クリムゾンの迷宮」以来の緊張感でした。小説を読んでいてまるでホラー映画を見ているような心情になりました しかし悪い事をすれば必ず日の下にさらされるものですね 緊張→解決→安心と気持ちが変化する物語です | ||||
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同じ異常殺人者が登場する「黒い家」は保険会社職員と客という立場からでしたが、今回の作品はいわゆる殺人者側から見たものになっています この作品に出てくる主人公は常に自らの利益・不利益で考え、不利益ならばすぐに殺してしまうという本当にこんな人いるのか? っていう現実にいたら大変な人物 星の数は下巻に期待をこめて評価しました | ||||
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読み返して、フィリップKディックの「アンドロイドは電気羊の夢を見るか」を思いだしました。アンドロイドと人間を見分ける検査が登場するのですが、主人公・蓮実はアンドロイドと判定されるのだろうと…。現実社会においてサイコパスは確かに存在します。生まれつき欠落している人間です。学校という閉鎖的空間で、サイコパスが普通を装い生きるのは並大抵の努力ではないし、愉しげに見えて蓮実のストレスは貯まっていたのかも。ドロップアウトした蓮実の方が生き生きしてる印象でした。 ただ貴志先生のホラーが読みたい方にはお薦めできません。バイオレンスアクションですから。久しく貴志先生のホラーを読んでいないので次回作は本格的ホラーを期待します。 | ||||
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