はだかの太陽

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評判

はだかの太陽の評価:

4.53/5点 レビュー 40件。 B ランク

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平均点4.53pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全46件 41〜46 3/3ページ
No.6
(5pt)

人に会わない(会えない。)星の殺人。

SFの設定としちゃ最高のランクじゃない? 個々人が完全に隔離されて暮らす星での殺人……ほとんど全員対人恐怖症でっす(笑)、さすがに伴侶とは会うんですがその伴侶が唯一の被疑者、殺害現場にいたという極めつけ。だがしかし彼女にその記憶はなくて、凶器は一切そこに存在しなかった。なんでか引っ張り出された地球人刑事ベイリ、「鋼鉄都市」での活躍を見込まれたってことなんですが。殺人なんて起こる民族じゃないから外からスペシャリスト、て気持ちはわからんではない(そこはかとない誤解を感じるが。)。
 パートナーとして与えられたのがR(ロボット)・ダニール、前作と比べ若干成長してますなぁ。とことことふたりして星を駆けずり回って、とりあえずはその星の雰囲気、空気のようなものを掴もうと苦心し始めたところに起こる──彼らと映像通信をしていた相手の、毒殺。この遠隔殺人のカラクリは比較的簡単にわかるのですが(さすが刑事。)、ところがその意味するところはわからない。
 ベイリはその星で、閉じこもったドームで人とばかり暮らす地球人も、人と離れてロボットに傅かれて暮らすその星の人間も、多分どちらも不自然だと思ったのでしょう。活発な被疑者の(苦笑)女性に連れ出されて、彼は空を見上げてしまい、とある物を目にします。端的にいえばこの本のタイトル。
 この事件の解決をも引換えにして、彼は地球人の移民を唱えるリーダーとなっていきます。
はだかの太陽 (1984年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: はだかの太陽 (1984年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J75KYK
No.5
(5pt)

人に会わない(会えない。)星の殺人。

 SFの設定としちゃ最高のランクじゃない? 個々人が完全に隔離されて暮らす星での殺人……ほとんど全員対人恐怖症でっす(笑)、さすがに伴侶とは会うんですがその伴侶が唯一の被疑者、殺害現場にいたという極めつけ。だがしかし彼女にその記憶はなくて、凶器は一切そこに存在しなかった。なんでか引っ張り出された地球人刑事ベイリ、「鋼鉄都市」での活躍を見込まれたってことなんですが。殺人なんて起こる民族じゃないから外からスペシャリスト、て気持ちはわからんではない(そこはかとない誤解を感じるが。)。 パートナーとして与えられたのがR(ロボット)・ダニール、前作と比べ若干成長してますなぁ。とことことふたりして星を駆けずり回って、とりあえずはその星の雰囲気、空気のようなものを掴もうと苦心し始めたところに起こる──彼らと映像通信をしていた相手の、毒殺。この遠隔殺人のカラクリは比較的簡単にわかるのですが(さすが刑事。)、ところがその意味するところはわからない。 ベイリはその星で、閉じこもったドームで人とばかり暮らす地球人も、人と離れてロボットに傅かれて暮らすその星の人間も、多分どちらも不自然だと思ったのでしょう。活発な被疑者の(苦笑)女性に連れ出されて、彼は空を見上げてしまい、とある物を目にします。端的にいえばこの本のタイトル。 この事件の解決をも引換えにして、彼は地球人の移民を唱えるリーダーとなっていきます。
はだかの太陽 (ハヤカワ文庫 SF 558) Amazon書評・レビュー: はだかの太陽 (ハヤカワ文庫 SF 558)より
4150105588
No.4
(5pt)

名コンビの復活!

前作『鋼鉄都市』で活躍したベイリ(地球人)とダニール(ロボット)のコンビが、ここにきて復活します。この名コンビ、今度はニューヨーク・シティを飛び出し、惑星ソラリアに向かいます。
実は宇宙国家ソラリアでは人間一人あたりのロボット所有台数が一万台と、ものすごく多いのです。毎日おびただしロボットにかしづかれるソラリア人は、お互いの三次元映像をリアルタイムに眺めあうだけで人と交流し、滅多なことでは会ったりしないのです。むしろ直接会うことは忌避される世界なのです。
ところが、この世界でひとりのソラリア人が殺害されたというのです。会わなければ凶行にはおよべないはず、しかし会うことがありえない世界――これはそんな特殊な密室殺人をあつかったミステリでもあるのですね!!
もちろんSFならではの仕掛けもあります。ロボット工学三原則により、ロボットは人間に直接危害を加えることができないので、犯人が遠隔地からロボットに殺害を命じることはできません。また殺害現場にいた唯一の目撃者はロボットで、殺人を目撃したことで陽電子頭脳が損傷し、まともな証言もできないという具合です。
もちろんこの作品のおもしろさは謎解きだけではありません。捜査にあたるうち、ベイリは実に微妙な問題に出くわすのです。
宇宙人によってギャラクシーから閉め出された地球人は、鋼鉄の洞穴の中でひしめき合って暮らし、本当の空を見上げることなんて考えもおよばないのです。でもベイリはソラリアでついに見上げてしまうのでした。人類を外へ誘い出そうと宇宙に高くかかげられたはだかの太陽を。
はだかの太陽 (1984年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: はだかの太陽 (1984年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J75KYK
No.3
(5pt)

名コンビの復活!

前作『鋼鉄都市』で活躍したベイリ(地球人)とダニール(ロボット)のコンビが、ここにきて復活します。この名コンビ、今度はニューヨーク・シティを飛び出し、惑星ソラリアに向かいます。実は宇宙国家ソラリアでは人間一人あたりのロボット所有台数が一万台と、ものすごく多いのです。毎日おびただしロボットにかしづかれるソラリア人は、お互いの三次元映像をリアルタイムに眺めあうだけで人と交流し、滅多なことでは会ったりしないのです。むしろ直接会うことは忌避される世界なのです。ところが、この世界でひとりのソラリア人が殺害されたというのです。会わなければ凶行にはおよべないはず、しかし会うことがありえない世界――これはそんな特殊な密室殺人をあつかったミステリでもあるのですね!!もちろんSFならではの仕掛けもあります。ロボット工学三原則により、ロボットは人間に直接危害を加えることができないので、犯人が遠隔地からロボットに殺害を命じることはできません。また殺害現場にいた唯一の目撃者はロボットで、殺人を目撃したことで陽電子頭脳が損傷し、まともな証言もできないという具合です。もちろんこの作品のおもしろさは謎解きだけではありません。捜査にあたるうち、ベイリは実に微妙な問題に出くわすのです。宇宙人によってギャラクシーから閉め出された地球人は、鋼鉄の洞穴の中でひしめき合って暮らし、本当の空を見上げることなんて考えもおよばないのです。でもベイリはソラリアでついに見上げてしまうのでした。人類を外へ誘い出そうと宇宙に高くかかげられたはだかの太陽を。
はだかの太陽 (ハヤカワ文庫 SF 558) Amazon書評・レビュー: はだかの太陽 (ハヤカワ文庫 SF 558)より
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No.2
(4pt)

『鋼鉄都市』と並ぶSF推理小説の古典

イギリスSF界の大御所ブライアン・オールディスがかつて「1オンスの脂肪もないSFミステリ」と評した本書は『鋼鉄都市』の続編にあたる。前作に続いて地球人のイライジャ・ベイリと、ロボットのダニール・オリヴォーの刑事コンビが登場し、ロボットに日常生活の大半を依存し、人口が極端に抑制されている惑星ソラリアで起きた、「ロボットを利用しない限り実行は不可能だが、『ロボット工学の三原則』によって、そのロボットには人を殺すことができない」という殺人事件の謎を解く。
 地球とはまったく異なる社会体制や文化様式の観察とロボットの行動原理についての考察から主人公が展開する推理のプロセスはそれなりによく考えられているが、逆に、物語の前提となる、このソラリア社会の特異性と「ロボット工学の三原則」の実用性に説得力を見出せないと、それによって立つ主人公ベイリーの推理を含めたすべてが空疎な絵空事にしか感じられないだろう。とはいえ、SFと推理小説を融合させようとする初期の試みとしては高く評価したい。
 なお、あなたがアシモフ・ファン、推理小説ファンなら、原書 Naked Sun の目次だけでも覗いてみることをおすすめしたい。この翻訳書の目次から受け取れるものとは違った印象を持たれるはずだ。
はだかの太陽 (1984年) (ハヤカワ文庫―SF) Amazon書評・レビュー: はだかの太陽 (1984年) (ハヤカワ文庫―SF)より
B000J75KYK
No.1
(4pt)

『鋼鉄都市』と並ぶSF推理小説の古典

 イギリスSF界の大御所ブライアン・オールディスがかつて「1オンスの脂肪もないSFミステリ」と評した本書は『鋼鉄都市』の続編にあたる。前作に続いて地球人のイライジャ・ベイリと、ロボットのダニール・オリヴォーの刑事コンビが登場し、ロボットに日常生活の大半を依存し、人口が極端に抑制されている惑星ソラリアで起きた、「ロボットを利用しない限り実行は不可能だが、『ロボット工学の三原則』によって、そのロボットには人を殺すことができない」という殺人事件の謎を解く。  地球とはまったく異なる社会体制や文化様式の観察とロボットの行動原理についての考察から主人公が展開する推理のプロセスはそれなりによく考えられているが、逆に、物語の前提となる、このソラリア社会の特異性と「ロボット工学の三原則」の実用性に説得力を見出せないと、それによって立つ主人公ベイリーの推理を含めたすべてが空疎な絵空事にしか感じられないだろう。とはいえ、SFと推理小説を融合させようとする初期の試みとしては高く評価したい。  なお、あなたがアシモフ・ファン、推理小説ファンなら、原書 Naked Sun の目次だけでも覗いてみることをおすすめしたい。この翻訳書の目次から受け取れるものとは違った印象を持たれるはずだ。
はだかの太陽 (ハヤカワ文庫 SF 558) Amazon書評・レビュー: はだかの太陽 (ハヤカワ文庫 SF 558)より
4150105588