隻眼の少女

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評判

隻眼の少女の評価:

2.96/5点 レビュー 166件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点2.96pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全288件 121〜140 7/15ページ
No.168
(2pt)

荒唐無稽な物語

本格ミステリだと信じて期待して読んだのでいけなかったのだとは思いますが、日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞とのW受賞作品だと聞いたら仕方が無いと思います。期待するなっていうほうが無理です。
まあ最後まではとりあえず読み通せたしそれなりに楽しんだ・・・楽しくは無かったです。
本格ミステリ風ドタバタ殺人劇というのが自分が読み終えて抱いた印象で、本格ミステリって書いた方も意図していたとは思えないような内容です。
それならそれで登場人物とかもう少し魅力的なら楽しめるだろうけれどヤラレル方もヤル方もなんとも印象の薄い魅力の乏しい方々でなんだか盛り上がりに欠けます。せめて少女探偵のみかげちゃんでももう少しキュートならこれはこういう作品なのだと割り切れて自分には不向きだったと諦めもつくのでしょうが。
こういう世界観を楽しめる人が読めば楽しいかもしれませんが本格ミステリを求める人にはとてもお勧めできません。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416329600X
No.167
(1pt)

うーん、なんとも言えない読後感

因習の残る村の閉鎖的な旧家で起こる連続殺人
確かに犬神家っぽいけど
身の回りの人を混乱に導く遺言を残す犬神佐平翁みたいな人がいるでなし
伝承とかをさほど生かしてない感じです
なんだかうーんと唸りたくなる事柄が多い印象
そんなに盛り込まない方がすっきりして読みやすいと思いますが
ただ作者独特の味付けを気に入れば楽しいのかなぁ
私には微妙でした
ヒロインにあんまり魅力感じなかったのもあるし
犯人の動機もへっ?という感じでした
他に「化石・・」も読みましたが小生意気な風変りな美少女
が好きなのかなぁ
リアルにいたら困りそうな女の子なんだよねぇ
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416783846X
No.166
(1pt)

うーん、なんとも言えない読後感

因習の残る村の閉鎖的な旧家で起こる連続殺人
確かに犬神家っぽいけど
身の回りの人を混乱に導く遺言を残す犬神佐平翁みたいな人がいるでなし
伝承とかをさほど生かしてない感じです
なんだかうーんと唸りたくなる事柄が多い印象
そんなに盛り込まない方がすっきりして読みやすいと思いますが
ただ作者独特の味付けを気に入れば楽しいのかなぁ
私には微妙でした
ヒロインにあんまり魅力感じなかったのもあるし
犯人の動機もへっ?という感じでした
他に「化石・・」も読みましたが小生意気な風変りな美少女
が好きなのかなぁ
リアルにいたら困りそうな女の子なんだよねぇ
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416329600X
No.165
(3pt)

反則技を楽しめる方向け

本作は二部構成になっています。
一部で一度事件が解決するわけですが、嘘だ…この作者がこんなにストレートに事件を解決させて終わりなわけがない…と思った私の判断は正しかった。
読了後、相変わらずものすごいミステリーを書く方だなと改めて感動しました。面白いです。面白いけど、本格ミステリーを求め、且つこの作者の作品が初見だという方はきっと怒るだろうなと思います。
この作者はミステリー小説をよく読む方の大半が「それは反則だろ!」と思うようなことを平気で書いてしまう、いわゆる癖のある作家というやつで、それは本作でも健在だからです。
どこがどう反則なのかはネタバレなので書けませんが、作者の本をよく読む私自身、本作を読み終わったあとは「これタブーなんじゃ…」と呆然としてしまいました。
正直反則すぎて作中で真犯人が明かされる前に真犯人及びトリックがわかった読者はゼロなのではないかと思います。トリックが巧妙だとかそういう問題ではなく、それくらい酷い反則技を使ってくるのです。
この作者の作品を初めて読んだ時はこんなのアリかと目を疑ったものですが、読んでいるうちに次はどんな反則技を使ってくるのかと楽しみになってくるのだから不思議です。つまり一癖ある作者だと覚悟した上で読むとなかなか面白いのです。
物語の大部分を使用して丁寧に丁寧に積み重ねたものを最後の最後でぶち壊すのはこの作者のお家芸みたいなものですが、今回はいつも以上にぶち壊して…というより土台から叩き崩してて驚きました。
序盤のラブコメのような展開にほんわかしたり中盤の切ない展開にしんみりしたりしていた私が馬鹿みたいではないですか。最高です。これだから麻耶雄嵩はやめられません。
本作の文章自体は翼ある闇などに比べるとかなり読みやすいです。特に二部に入ってからは物語がさらに複雑怪奇な形を成すこともあり、ノンストップで読めてしまいました。
作品自体は非常に楽しめたのですが、肝心要のトリックはやや強引め、そしてミステリー小説としてはまあやっぱり反則技だよねということで間を取って☆3です。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416783846X
No.164
(3pt)

反則技を楽しめる方向け

本作は二部構成になっています。
一部で一度事件が解決するわけですが、嘘だ…この作者がこんなにストレートに事件を解決させて終わりなわけがない…と思った私の判断は正しかった。
読了後、相変わらずものすごいミステリーを書く方だなと改めて感動しました。面白いです。面白いけど、本格ミステリーを求め、且つこの作者の作品が初見だという方はきっと怒るだろうなと思います。
この作者はミステリー小説をよく読む方の大半が「それは反則だろ!」と思うようなことを平気で書いてしまう、いわゆる癖のある作家というやつで、それは本作でも健在だからです。
どこがどう反則なのかはネタバレなので書けませんが、作者の本をよく読む私自身、本作を読み終わったあとは「これタブーなんじゃ…」と呆然としてしまいました。
正直反則すぎて作中で真犯人が明かされる前に真犯人及びトリックがわかった読者はゼロなのではないかと思います。トリックが巧妙だとかそういう問題ではなく、それくらい酷い反則技を使ってくるのです。
この作者の作品を初めて読んだ時はこんなのアリかと目を疑ったものですが、読んでいるうちに次はどんな反則技を使ってくるのかと楽しみになってくるのだから不思議です。つまり一癖ある作者だと覚悟した上で読むとなかなか面白いのです。
物語の大部分を使用して丁寧に丁寧に積み重ねたものを最後の最後でぶち壊すのはこの作者のお家芸みたいなものですが、今回はいつも以上にぶち壊して…というより土台から叩き崩してて驚きました。
序盤のラブコメのような展開にほんわかしたり中盤の切ない展開にしんみりしたりしていた私が馬鹿みたいではないですか。最高です。これだから麻耶雄嵩はやめられません。
本作の文章自体は翼ある闇などに比べるとかなり読みやすいです。特に二部に入ってからは物語がさらに複雑怪奇な形を成すこともあり、ノンストップで読めてしまいました。
作品自体は非常に楽しめたのですが、肝心要のトリックはやや強引め、そしてミステリー小説としてはまあやっぱり反則技だよねということで間を取って☆3です。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416329600X
No.163
(3pt)

お膳立てされすぎのどんでん返し

2世代にわたって寒村で起きた連続殺人事件.
隻眼の美少女探偵が親子2代でこの事件の解決に乗り出すが・・・.

第一部を読むと,トリックも謎解きも古臭いキャラ萌え小説のように感じる.
今どきライターを持っているから喫煙者で,右手に持っていたから右利きだ,
などという謎解きはあまりにも時代遅れな印象を受けるが,
第二で明かされる真実は確かに意外性のあるどんでん返しではある.

ただ,この意外性を成立させるために無理のある設定が多すぎる.
マンガ的なフィクションとして許容して受け入れていた設定が
ミステリーの仕掛けの一部だとわかるとビックリするより呆れてしまう.
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416783846X
No.162
(3pt)

お膳立てされすぎのどんでん返し

2世代にわたって寒村で起きた連続殺人事件.
隻眼の美少女探偵が親子2代でこの事件の解決に乗り出すが・・・.

第一部を読むと,トリックも謎解きも古臭いキャラ萌え小説のように感じる.
今どきライターを持っているから喫煙者で,右手に持っていたから右利きだ,
などという謎解きはあまりにも時代遅れな印象を受けるが,
第二で明かされる真実は確かに意外性のあるどんでん返しではある.

ただ,この意外性を成立させるために無理のある設定が多すぎる.
マンガ的なフィクションとして許容して受け入れていた設定が
ミステリーの仕掛けの一部だとわかるとビックリするより呆れてしまう.
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416329600X
No.161
(4pt)

続編熱望

短編集で、あえて静馬は出さず、20世紀末の事件と21世紀の事件をどれがどれと明記せずに混在させた「御陵みかげの冒険」ってのはどーですか麻耶さん。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416783846X
No.160
(4pt)

続編熱望

短編集で、あえて静馬は出さず、20世紀末の事件と21世紀の事件をどれがどれと明記せずに混在させた「御陵みかげの冒険」ってのはどーですか麻耶さん。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416329600X
No.159
(3pt)

トリックありきで描かれたミステリーという感は否めず

まるで横溝正史のミステリー小説のような設定と不思議な少女探偵という組合せに期待を胸に読み始めた。もちろん、日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞のダブル受賞作ということもあったが…

第一部であっさりと事件が解決し、18年後を描いた第二部は一体どのような展開があるのかとさらに期待が膨らんだ。一種の掟破りなのだが、二部構成にした作家の意図は汲み取れる。

しかし、どうにもトリックありきで描かれたミステリーという感は否めず、ストーリー展開にもう少し面白さがあれば良かったと思う。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416783846X
No.158
(3pt)

トリックありきで描かれたミステリーという感は否めず

まるで横溝正史のミステリー小説のような設定と不思議な少女探偵という組合せに期待を胸に読み始めた。もちろん、日本推理作家協会賞と本格ミステリ大賞のダブル受賞作ということもあったが…

第一部であっさりと事件が解決し、18年後を描いた第二部は一体どのような展開があるのかとさらに期待が膨らんだ。一種の掟破りなのだが、二部構成にした作家の意図は汲み取れる。

しかし、どうにもトリックありきで描かれたミステリーという感は否めず、ストーリー展開にもう少し面白さがあれば良かったと思う。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416329600X
No.157
(2pt)

ツンデレ探偵は嘘

私の推理は間違っていました→実はこうでした→やっぱり間違えでした、の繰り返しで、嫌になってきた所で斜め上をいく真犯人に消化不良で非常にもやもやしました。
私はミステリーで自分が推理することはあまりなく、探偵や刑事が語る推理や華麗な語り口を読むのが好きなのですが、この本は全く違いました。
最初から最後まで犯人が都合の良いことだけしか伝えてこない本だと結末を読んで思いました。

それでも犯人の動機や手口が、納得できれば帯や宣伝と違っても面白いと感じたでしょうが、犯人に同情できるような心理描写も少ない気がしますし、犯行手口も動機の割に残酷すぎです。

ただの猟奇殺人者としか思えませんでした。
それなのに、周りの人物はサラッと流している感じで気味が悪かったです。

誰も予期できない結末!ではあるのでしょうが、それに面白さを感じたかといえば私はノーでした。
印象に残る作品といえば、間違いないです。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416783846X
No.156
(2pt)
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ツンデレ探偵は嘘

私の推理は間違っていました→実はこうでした→やっぱり間違えでした、の繰り返しで、嫌になってきた所で斜め上をいく真犯人に消化不良で非常にもやもやしました。
私はミステリーで自分が推理することはあまりなく、探偵や刑事が語る推理や華麗な語り口を読むのが好きなのですが、この本は全く違いました。
最初から最後まで犯人が都合の良いことだけしか伝えてこない本だと結末を読んで思いました。

それでも犯人の動機や手口が、納得できれば帯や宣伝と違っても面白いと感じたでしょうが、犯人に同情できるような心理描写も少ない気がしますし、犯行手口も動機の割に残酷すぎです。

ただの猟奇殺人者としか思えませんでした。
それなのに、周りの人物はサラッと流している感じで気味が悪かったです。

誰も予期できない結末!ではあるのでしょうが、それに面白さを感じたかといえば私はノーでした。
印象に残る作品といえば、間違いないです。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416329600X
No.155
(3pt)

僕は途中で犯人に気づきました。

そう書いてる人が少ないので「アレ?」と思いましたが。
まぁ、気づいたのは作中でその人物も十分犯人となりうる「動機」があるのに一切触れられなかったこと、「二部構成」といったメタ的に考えた故で、そこまで理詰めで推理した訳ではありませんが。
ただ、僕がこの小説に魅力を感じないのは、基本的に「誰でも犯行可能」だから。

実際、作中で探偵役が色々な推理を披露しますが、どれも決定打に欠け、
尚且つどの事件においても登場人物ほとんどにアリバイが無いという超展開。
証拠という証拠も決定的なものはなく、探偵の推理も二転三転します。
まぁ、ここまで「冤罪」連発の名探偵も珍しい。

ちなみに僕は序盤に犯人役に目星を付け、作者もその可能性を途中で一切提示しなかったため、探偵の推理は全て読者の目くらましだろうなとぼんやり見てました。
だから正攻法の推理小説好きからするとこの小説はナンセンスでしょう。
探偵の推理が悉く外れてるわけですから、「ヒントが提示されてない!」と怒るのも無理はありません。
でも注意深く見ると推理に穴が一杯あるのはわかります。

まぁ、非常にチャレンジングで、意欲的な作品だとは思いました。
レビューを見て、やはりこの小説は「まとも」に読むと犯人がわからないんだと気づかされました。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416783846X
No.154
(3pt)

僕は途中で犯人に気づきました。

そう書いてる人が少ないので「アレ?」と思いましたが。
まぁ、気づいたのは作中でその人物も十分犯人となりうる「動機」があるのに一切触れられなかったこと、「二部構成」といったメタ的に考えた故で、そこまで理詰めで推理した訳ではありませんが。
ただ、僕がこの小説に魅力を感じないのは、基本的に「誰でも犯行可能」だから。

実際、作中で探偵役が色々な推理を披露しますが、どれも決定打に欠け、
尚且つどの事件においても登場人物ほとんどにアリバイが無いという超展開。
証拠という証拠も決定的なものはなく、探偵の推理も二転三転します。
まぁ、ここまで「冤罪」連発の名探偵も珍しい。

ちなみに僕は序盤に犯人役に目星を付け、作者もその可能性を途中で一切提示しなかったため、探偵の推理は全て読者の目くらましだろうなとぼんやり見てました。
だから正攻法の推理小説好きからするとこの小説はナンセンスでしょう。
探偵の推理が悉く外れてるわけですから、「ヒントが提示されてない!」と怒るのも無理はありません。
でも注意深く見ると推理に穴が一杯あるのはわかります。

まぁ、非常にチャレンジングで、意欲的な作品だとは思いました。
レビューを見て、やはりこの小説は「まとも」に読むと犯人がわからないんだと気づかされました。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416329600X
No.153
(1pt)

お勧めしない

2部構成となっている本書だが、そこまで話を持たせられるほどの魅力はない。
魅力ない、やたらとヒロインぶるキャラクター(ラストのためであろうと、魅力はない)
出てくる人物にも面白みがなく、作者は自分に酔う性格か。

映画の予告で面白そうに思ったが、とんだ駄作だ。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416783846X
No.152
(1pt)

お勧めしない

2部構成となっている本書だが、そこまで話を持たせられるほどの魅力はない。
魅力ない、やたらとヒロインぶるキャラクター(ラストのためであろうと、魅力はない)
出てくる人物にも面白みがなく、作者は自分に酔う性格か。

映画の予告で面白そうに思ったが、とんだ駄作だ。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416329600X
No.151
(1pt)

犬神家?

土地の名士が住む館での殺人という状況設定やキャラクターの名前の付け方、あの人物が二人だった、などの要素から、
金田一シリーズの「犬神家の一族」を踏襲した作品だという印象です。

↓話の核心について触れるんで注意!

前半のヒロインが実は生きていた!というトリックですが、
犬神家の一族でも同じトリックが使われてます。
よって、私はトリックが意外というよりも、「これ犬神家じゃないの?」という疑念を感じました。
ただし、犬神家では状況証拠から、読者たちが件の人物が生存していることを推理できるように構成されてますが、
隻眼の少女の場合は、ヒロインが生存しているということの推察は不可能です。
警察が調べて死亡と断定してますし、実は生存しているというヒントが一切ないのですから。
「推理小説として読まなければ」という意見もありますが、「それなら推理小説として出すな」と言いたいです。

もう一つ、賛否両論の犯人の動機ですが、私は納得がいかない派です。
犯人の動機というものは、トリックの暴露と同じくらい大切な要素だと思います。
その大切な要素が、適当というか、心理描写が無理矢理なため、読み終わった後に残念な気分になりました。
動機については犬神家を基にせず、作者が完全オリジナルで考えてますが、
作者のオリジナルな部分だけが稚拙で、他に比べて浮いてしまっています。

日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞ダブル受賞とのことですが、
審査員はもっと他の推理小説を読んで勉強するべきです。
少なくとも、超有名な「犬神家の一族」の二次作品であることくらいは気付くべきでしょうに。
良い要素は犬神家からのオマージュ、悪い要素は作者のオリジナルということに気付いていたのなら、
賞を与えることはしなかったはずです。
最近の審査員の質の低下も浮き彫りになる作品です。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416783846X
No.150
(1pt)

犬神家?

土地の名士が住む館での殺人という状況設定やキャラクターの名前の付け方、あの人物が二人だった、などの要素から、
金田一シリーズの「犬神家の一族」を踏襲した作品だという印象です。

↓話の核心について触れるんで注意!

前半のヒロインが実は生きていた!というトリックですが、
犬神家の一族でも同じトリックが使われてます。
よって、私はトリックが意外というよりも、「これ犬神家じゃないの?」という疑念を感じました。
ただし、犬神家では状況証拠から、読者たちが件の人物が生存していることを推理できるように構成されてますが、
隻眼の少女の場合は、ヒロインが生存しているということの推察は不可能です。
警察が調べて死亡と断定してますし、実は生存しているというヒントが一切ないのですから。
「推理小説として読まなければ」という意見もありますが、「それなら推理小説として出すな」と言いたいです。

もう一つ、賛否両論の犯人の動機ですが、私は納得がいかない派です。
犯人の動機というものは、トリックの暴露と同じくらい大切な要素だと思います。
その大切な要素が、適当というか、心理描写が無理矢理なため、読み終わった後に残念な気分になりました。
動機については犬神家を基にせず、作者が完全オリジナルで考えてますが、
作者のオリジナルな部分だけが稚拙で、他に比べて浮いてしまっています。

日本推理作家協会賞、本格ミステリ大賞ダブル受賞とのことですが、
審査員はもっと他の推理小説を読んで勉強するべきです。
少なくとも、超有名な「犬神家の一族」の二次作品であることくらいは気付くべきでしょうに。
良い要素は犬神家からのオマージュ、悪い要素は作者のオリジナルということに気付いていたのなら、
賞を与えることはしなかったはずです。
最近の審査員の質の低下も浮き彫りになる作品です。
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
416329600X
No.149
(4pt)

これは推理小説好きの人が許せないのは分かる

私は割と好き
これは推理小説であるかのような形はしてるけれど、本質的にはサイコホラーなんだろうなと思う

それに構図として、普通の推理小説ではお約束の「伝承と見立て」「動機とアリバイ」が全て
アレな事になっているので、読者的にはまともに推理をすればするほど逆手に取られて馬鹿
にされた感も漂う

実のところ私は推理小説は好きではなくて、佇まいからして多分これはまともな推理小説
じゃないんじゃないかなと思ったので読んでみた口なので、終盤まではむしろアレレ?
普通だなと拍子抜けする思いでした。

最後はまあ反則だとは思うけれども、自分の期待的にはこれくらいやってくれる事
を期待して読み始めたので、むしろ期待通り

でも推理小説を期待して読む人に取っては、寿司だと思って口に入れたら、飴細工の
フェイク寿司だったと言う位のなんだこりゃ感はあるかも知れませんね。

最初から何か変なものを期待する人になら、ある意味期待に応えてくれる異常な作品
ではあります
隻眼の少女 Amazon書評・レビュー: 隻眼の少女より
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